今日はキャリアデザイン学会の 常務理事会・委員長合同会議。
私は研究会企画委員ですが、今回は大会研究発表審査のため参加させていただきました。たくさんの研究発表申請がある中で、学会大会にふさわしいものを選択します。昨年も出席させていただきましたが、なかなか普段の会社の会議とは少し違って面白いものがあります。最後にはきちんとコンセンサスがとれて決まるのがなかなかです。 今年度の大会は、第10回大会になります。2013年10月26日(土)・27日(日)の2日間に渡って武蔵野大学有明キャンパスにて開催されます。昨年の仙台開催と違い都内の開催ですので、ご都合の付く方、是非ご参加ください。インターネットから申し込み受付中です。 大会に先立って、私がちょっと絡ませていただいた研究会が2つありますので、ついでに改めて告知を。 ************************************************************** 第50回研究会 『私たち女子中高生、キャリアを懸命にデザインしています!!』 2013年7月6日(土)14:30~16:30 法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階会議室A デザイニング・キャリアには断絶はない。キャリア教育にも断絶はないはずである。しかし、現実には、小学校と中学校の接続、中学校と高等学校の接続、高等学校と大学等上級学校との接続、大学と企業との接続という視点から見ると、必ずしも連続性が保たれているわけではない。隣接した校種間でさえもそうであるならば、中高生と企業との間には、深い溝があるかもしれない。そのギャップが接続を困難にし、連携を阻害しているかもしれない。何よりも相互理解の入り口にすら立っていないかもしれない。中学生から企業人へ、高校生から企業人へ、企業人から高校生へ、企業人から中学生へ、言いたいこと、知りたいこと、理解できないことなどを忌憚なくぶつけて、接続への第一歩を踏み出すためのスタートラインを描くことを目指す。 14:30~ 紹介 「中村中学校・高等学校の『キャリアデザイン授業』」 中村中学校・高等学校 副校長 永井 哲明 14:50~ パネルディスカッション 中村中学校 (3年生)栗原 里奈/林 蓮 中村高等学校 (2年生)明 小雪/山田 都子 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ 大瀧 美和 ニフティ株式会社 栗原 智子 16:20~ 挨拶 日本キャリアデザイン学会常務理事・研究会企画委員長 平林 正樹 <コーディネーター> フェリカネットワークス株式会社 四方 昌利 (研究会企画委員) 中村中学校・高等学校 副校長 永井 哲明(研究会企画委員) お申し込みはキャリアデザイン学会のサイトから。 ************************************************************** 第52回研究会 障害者のキャリアデザインを考える②『発達障害者のキャリアについて考える』 2013年8月31日(土)14:00~16:00 法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー25階セミナー室 発達障害、ADHD、アスペルガー症候群などという言葉が、いつの間にか当たり前のようにテレビや雑誌で取り扱われるようになりましたが、発達障害に関する正確な理解が広く行きわたっているとはいえません。しかし、民間企業の障害者法定雇用率が1.8%から2.0%に引き上げられた中で、発達障害の雇用に積極的に取り組む企業も増えてきました。潜在的に100人に1人はいるといわれる発達障害者のキャリア支援・雇用は、大学・企業双方にとって、これからはますます大きな課題になってくることは間違いありません。 発達障害と正面から向き合い、その就労支援に取り組んでいる株式会社Kaien(http://www.kaien-lab.com/)の鈴木代表を招き、まずは何よりも発達障害についての正確な理解を得たいと思います。その上で、大学生のキャリア支援の現場での実情、発達障害者を積極的に活用しようとしている企業の現場での奮闘についてのレポートを直接聞き、発達障害についての理解を深めるとともに、そのキャリア支援のあり方を皆で考える場にしたいと思います。 講師① 株式会社Kaien 代表取締役 鈴木慶太 1977年12月生まれ。東京大学経済学部卒業後、NHKアナウンサーとして報道・制作を担当。2007年からKellogg (ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院)留学。経営学修士。渡米中、長男の診断を機に発達障害の能力を活かしたビジネスモデルを研究。帰国後2009年9月にKaienを 創業。自閉症(アスペルガー症候群など知的遅れのない自閉症スペクトラム)の強みを活かし、PC関連業務やIT・ソフトウェアの仕事に就く事を応援している。 講師② 和光大学現代人間学部教授 坂爪洋美(学会員) 発達障害者に対する大学のキャリア支援の現場から。 講師③ 株式会社サザビーリーグ 人事統括室 部長 木津幸三 発達障害者を積極的に雇用・活用している企業の現場から。 お申し込みはキャリアデザイン学会のサイトから。 ************************************************************** 7月の会は登壇者の人選で協力させていただきました。社内の研修があるのでギリギリの到着になりそうですが、私も参加の予定です。8月の会は私が企画担当です。まずは素晴らしい登壇者を集めましたので、全体をどう創るかですね。いずれも、リンクをはった協会のホームページより参加申し込みをお願いします。非学会員でも3000円の参加料でどなたでも参加できます。学会員は無料です。 また、非学会員の方は、この機会に入会をいただければ今回の参加分から無料になります。10月の大会も学会員価格で参加できますので、年会費は1万円になりますが、上手く使えばとてもお得です。入会には学会員の推薦が必要ですので、ご相談ください。 ![]() スポンサーサイト
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GCDFの更新が無事にできて、キャリアカウンセリング協会から資格証が送付されてきました。今回で3回目の更新ですので、資格取得して9年になるということですね。受講開始したのが2003年、資格取得が2004年だったでしょうか。資格番号は416番ですが、今は何番になるのでしょうか。
キャリアカウンセラーの資格はそれ以前からずっと気になってました。10年前に私の背中を押してくれた人は2人います。お1人は取引先のある派遣会社のマネージャー。どちらかというとキャリアカウンセラーとは結びつかないタイプの方だったのですが、その方が始動して間もないGCDFのホルダーになったと商談の合間に聞きました。もう1人は当時のメンバーで、社会人大学院を終えた直後にも関わらず、次はGCDFだと次々とハードな学びを求めるのです。思ってるだけじゃだめだな、と改めて決意したわけです。タイミング的にもう1つ背中を押したのは、教育訓練給付金の規模が縮小されるという話。そんなことが相まって、GCDFホルダーになることができたわけです。 すべてのGCDFホルダーが同じように語っていますが、クラスメンバーに恵まれ、とてもよい学びの時間を過ごしました。週に3日のパターンもある過密カリキュラムのコースに申し込みましたが、本当に愉しくも厳しくもありました。初回のテストは実技が不合格、何とか2回目で合格したのが、2004年の1月だったと思います。 継続学習時間を稼ぐためということもありますが、当初は結構、同じグループでの勉強会を企画しました。また、協会主催の継続学習企画にも参加しました。一時期は頼まれて、受付をやったりもしました。ここ数年、クラスの継続学習を主催することができないでいます。常連ゲスト参加者も増えていたので、ちょっと申し訳ない気分です。先日のMALL企画に、当時のゲスト参加者がお2人来てくださいました。特にお1人は会場提供までしてくださった方。たぶん、またやらなきゃねという神のお告げかと思いますので、涼しくなるまでに何とかしたいと思います。 ありがたいことに、ある時期から協会のテスト・クライアントをやらせていただけるようになりました。このおかげで出会った皆さんも多くいましたし、協会の皆様とも直接の知り合いになりました。また、その後にはクラスにお邪魔するクライアント役を担当させていただくようになりました。特にクラスクライアント役は、自分自身ももの凄く勉強になります。 ヘルピング・アドバンス・コースを受講したもの、もうずいぶんと昔になります。橋本先生完全監修の4日間、濃厚な時間でした。わずか4日間だけしか時間をともにしなかった仲間ですが、その後も定期的に会が続いています。どなたも魅力的な方でした。ヘルピングという言葉はもう使われていないんですね。古いホルダーの郷愁です。 そして、2010年には協会が初めて立ち上げたスーパーバイザー養成講座を受講しました。第1期生になれるというのが何よりの魅力でした。転職してしばらくがたち、人事の業務にはどっぷりと漬かっていた時期です。対面カウンセリングの機会があまりなく、もともとけして得てではなかったカウンセリング自体を進化させなきゃという思いと、メンバーが対面で相談してきたものに対して上司としてどう対峙するかにもっと軸をつくりたかったという思いもありました。期間中、週末の大半がつぶれるカリキュラムでしたが、橋本先生と内田先生が担任されるという贅沢な中で、深い学びをすることができました。橋本先生がいつまで現役で担当いただけるのかはわかりませんが、是非、橋本先生がやられているうちに、橋本先生が直接担当される講座を受講すべきです。これだけは間違いありません。 4枚目の資格証をみて、ちょっと昔のことを思い出してみました。こうやって思い出してみると、あの頃の自分は偉かったなぁと思う瞬間がいくつかあります。過去の自分に負けることを年をとることだというのだとしたら、少しやばいかもしれません。今日からまたまき直しです。 キャリアカウンセリングに興味のある方、何といってもGCDFはお薦めです。いつでもご相談ください。 ![]() スーパーバイザー養成講座が当時は神保町で開催されていたので、終了後の定番は「三幸苑」で餃子。ということで、GCDFというとどうしてもこの写真になってしまいます。橋本先生も毎回のように来てくださいました。けして質問には答えずに…。 |
昨日は来年4月入社予定の内定者を集めた会を催しました。
一同に会するのは初めての機会、最後は近隣で懇親会を実施します。最初は少しすましていたのが時間が進むにつれて担当者の企画も効果を発揮し、皆、素でいい雰囲気になります。なかなか素敵なメンバーを採用できたなぁと喜ばしい瞬間です。 最後の締めを人事企画のリーダーにお願いしたのですが、なかなかうまい話をしました。だいたい要約すると次のような言葉です。 「皆さん、とっても素が出ていい雰囲気です。 できれば、面接のときにこういう皆さんに会いたかったなと思います。」 半分、冗談めかしての発言ではあるのですが、面接という採用手法の難しさを改めて思い起こさせる言葉です。採用プロセスにおいて、面接はずっと最っとも本流のポジションを占めています。しかし、面接の限界を指摘する担当者も多くいます。そして、より良い面接のために日本中の担当者が苦労をし、工夫を日夜こらしています。しかし、その反面、自らをトレーニングすることなく感覚と雰囲気で面接をやっている面接官も日本中に何万人もいるのも事実です。 そんな中で、面接にはもう見切りをつけて、いかに面接をせずに選考をするかに知恵を絞る会社も出ています。 先日の経営学習研究所のイベント「普段とは少し違った視点で就職活動を一緒に考えてみませんか」で6名の登壇者のトリをつとめてくれた佐谷さん。彼女の振り返りブログには、会場でお話をした社会人からの言葉として、次のようなフレーズがありました。 「こんな風に自分で悩み考えている学生はとても素敵。 でもこういう学生を企業はいっぱい落としてしまっているのだろう。」 ![]() |
本書の著者である溝上憲文さんは尊敬する労務ジャーナリストです。溝上さんのお名前をご存知ない方も、人事のキャリアが長ければきっと溝上さんの文章は何度も読んでいるはずです。いつも、現場の声を丹念に拾い、それを巧みに構成して誌面をお作りになっています。
溝上さんは私をはじめて立石に呑みに連れて行ってくださった方でもあります。初めて溝上さんにお会いしたのは、立石の「宇ち多”」の前でした。それ以来、時折ご一緒させていただいたり、取材をしていただいたりしています。溝上さん得意の覆面座談会的企画にも誰とはわからないようなかたちで潜りこませていただいたりもしています。 そんな溝上さんとしては珍しいと思うますが、今回、新書本を書かれました。タイトルは「非情の常時リストラ」。結構、エゲツないタイトルです。経営危機に陥ったときのリストラではなく、今や、成果主義の旗の下、ある年齢になればリストラの危機は常時私たちの近くにあるということなのですが、実は本書を読んでみると、激しいタイトルや強めの章見出しとはちょっと違って、日本の戦後の人事労務の歴史を自然に学ぶことができる本なのです。このあたりは溝上さんの真骨頂だといえます。 『第1章 「常時リストラ」時代に突入』では、追い出し部屋の話なんかが描かれているのですが、けして扇情的なトーンではなく、きちんと背景を説明しながら筆を進められています。 『第2章 学歴はどこまで有効か』では、ここ10数年の新卒採用の歴史と流れの概要を平易に把握することができます。最近人事の担当になった人には是非、人事労務の歴史を学んで欲しいといつも思うのですが、新卒採用の現代史(?)を学ぶにはちょうどよい内容かもしれません。 『第3章 富裕社員と貧困社員』というのも凄いタイトルですが、ここでは平易に賃金制度の本質が語られています。また、賃金制度と分けては議論できない、資格制度・評価制度にも言及されています。 『第4章 選別される社員』では、配置の問題が扱われています。異動、役職任免、組織といった分野です。さらには、次世代リーダーの育成にまで筆は進みます。 最後の『第5章 解雇規制緩和への流れ』は、安部内閣が一瞬だけ本気で着手するかにみえた解雇に関する規制緩和を取り扱います。この章の最後は「会社員になる意味」という単元で終わっています。そこには次のようなフレーズが並んでいます。 「選別主義が逆説的に、会社人として生きる働き方から日本人を解き放ち、多くの人たちを1人の個として自由に生きる働き方に変えていくのではないか」 「会社が何かを与えてくれる時代は終焉を迎えている。自分の人生を切り開くのは会社でもなければ経営者でもない。何かを実現したい、何かになりたいと思う自分しかいない。その覚悟を持つことがいま最も求められているのだ」 仮説・検証というプロセスにとらわれることなく、取材に基づく現場の情報を積み上げて、ある面では情緒的な色合いも添えて筆を走らせることができるのが、ジャーナリストの特権ではないでしょうか。。そんなジャーナリストの視点から、溝上さんには是非、日本の人事労務現代史を編纂していただけないかと思います。それは新しいタイプの新任人事労務担当者のテキストにきっとなるはずです。本書にしても、実は編集の視点を大きく変えるだけで、まさにそのままそんなテキストになりえるのではないかと思える内容です。 あとがきにこんなフレーズがあります。 「本書は私にとってこの20年間に取材してきた事実を集大成したようなものである。」 読み終えてみてまさにそう感じるとともに、まだまだですともあえていいたいと思います。是非、違うテイストの真正面からの集大成をいつかお待ちしています。次回、呑んだらそう絡もうと思います。
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6月22日(土)に株式会社内田洋行様の素晴らしいスペース「東京ユビキタス協創広場CANVAS」の地下1階フロアをお借りして、一般社団法人経営学習研究所sMALLラボの企画「普段とは少し違った視点で就職活動を一緒に考えてみませんか」を開催しました。今日はその振り返りをきちんとやります。長文になります。
2時間半という時間で登壇者6名という贅沢な布陣の構成でした。私が企画をすると往々にしてこうなります。ただし、会場でのダイアローグに時間をとりたいため、お1人あたり10分か15分でのショートプレゼントいう無理なお願いをいたしました。 最初に理事からご挨拶と経営学習研究所の説明があります。ありそうでなかったペアにお願いしました。岡部理事と板谷理事です。 ![]() こんな素敵な会場で進みます。 ![]() 冒頭に僭越ながら、2つ、当日の思いを会場の皆さんにお伝えしました。私のパワポシートから引用します。 *********************************** どうも就職活動についての論議は、「ひとごと」になりやすい傾向があるように思います。 就職活動の長期化批判、就職活動の早期化批判、学生の大手志向批判、親の過剰な関与批判、企業の横並び思想批判、大学の授業内容批判、対大学のキャリア教育批判……とにかく「批判」ばかりが不思議なほど渦巻いているのがこの世界です。 自らは傷つかず汗もかかない立場から、批判を繰り広げているだけでは、何かを変えてやろうという「うねり」はけして生まれません。 また、「時期論」だけで何かが解決すると勘違いしている傍観者も多数います。 でも、すでに局所的な「うねり」はさまざまなところから出てきています。今日はいくつかの「うねり」を皆で共有しながら、「自分ごと」としてこの問題をとらえ、自分は自分のフィールドで明日から何ができるのか、に思いをめぐらせる時間にできればと思います。 *********************************** ここのところ就職活動の解禁時期論があれこれと取りざたされ、とてもやるせない思いをしました。時期を変えることで何かが解決すると思っている人がいるという事実に実にさびしい思いをしたわけです。もちろん、時期には意味がないとはいいません。ただ、そんな簡単なことではないのです。就職活動はたぶんにマスコミがおかしくしているところがあります。とにかく現場の学生、教授の皆様、キャリアセンターの方、採用担当者の話を幅広くきちんときいて欲しいものです。また、それら就職活動に関与するいろいろな人たちが一緒に何かを考える場があって欲しい、それがこの日でした。 こんな中で、ここ数年、いろいろな取り組みをする人が出てきています。採用活動だって横並びの馬鹿らしさから離脱して、いろいろと工夫を凝らす企業も増えました。少しずつ何かが変わりそうな雰囲気が出てきています。そんな「うねり」がいつか大きなものになり、改革の閾値を超える日がもう遠くはない、そんな感じを得ています。そんな思いでこの日にはいくつかの「うねり」をリアルに参加者にお伝えしたいというのが企画内容の軸になっています。世界を変えようとか、日本を変えようとか大上段に振りかざす必要は何もありません。自分のできるところから少しずつ変える、そんなことを多くの人がやれば、きっと変革の閾値を超え、コップの水が溢れ出す日がくる、そんな風に思っています。そして、参加者の中にも「うねり」を起こそうとしている方が確実にいらっしゃいました。 そして、私の冒頭の2つ目のパワポです。 *********************************** もう1つ、就職活動についての論議では、どうしても自分たちの時代をベースに語ってしまう傾向が強くあります。 私は50歳になりましたが、私たちの頃と今の就職活動ではまったく様相は異なっています。今の40歳でも、今の30歳でもそうです。厳密にいえば、1年1年、その姿は変化しています。ですから、今の時代を理解せずに、自分たちの時代をベースにしてこの問題を語ることにはあまり意味がありません。 今日は最初に文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の平野さんから、今の就職活動を概観していただきます。共通の認識をもった上での、意味のある議論が必要です。 *********************************** これは、とても大事なことだと思っています。でも、どんなに意識しても、私たちには自分の経験というバイアスがかかるのです。 ということでトップバッターをお願いしたのは、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の平野恵子さん。新卒採用における私の大切なブレーンとなってもいただける方です。平野さんのプレゼンでは「就職活動の共通認識を持つための10のキーワード」という整理をいただきました。10のキーワードとは以下の10個です。 *********************************** 社会へ窓口、大学と大学生の二極化、キャリア教育・、インターンシップ、アクティブラーニング、即戦力採用、盛る学生(プロセスより結果を重視)、大手企業志向、ターゲット大学&リクルーター、採用活動のルール、即戦力の誤解、盛る学生(プロセスより結果を重視)、大手企業人気、ターゲット大学&リクルーター、3月-8月ルール *********************************** これだけの内容を15分で語れといわれた平野さんは大変だったと思います。でも、直前に何かカットするものがあればいってくださいといわれたのですが、1つとしてカットできるものはありませんでした。それは、すべてのキーワードが独立して存在しているのではなく、複雑に絡み合い相関しあって存在しているからです。ここに就職活動問題の難しさがまたあるわけです。 ![]() 全体の共通認識あわせをしたところで、次に大学における「うねり」を2つ紹介します。 まず、最初は成城大学の勝又あずさ先生が取り組んでいる「汽水域」の紹介。汽水域とは淡水と海水が入り混じるところで、多様な生物がそこではぐくまれています。川を流れて大海原に出る直前の学生たちが、社会という大海で日夜活動をしている社会人と会う場をこの「汽水域」というメタファであらわしたセンスは秀逸ですね。内容は以前にこのブログに書いていますので、ご確認ください。 勝又先生から送られてきたパワポはなんと100枚。誰しもが伝えたいことがたくさんあるのです。素晴らしいですよね。もちろん、これがさすがに10分で終わるわけがありません。 ![]() 次の登場は法政大学の長岡先生です。この日は和装でパソコンの設定などをしていただいている姿がとてもお茶目でした。俺は絶対に時間を守ると豪語されたとおり、しっかりと10分の時間内でお話をいただくことができました。テーマは「カフェゼミ」。毎月1回、通常のゼミを大学を離れて近くのカフェで開催されています。しかも、参加者自由。他大学生や企業人が普通に参加しているわけです。残念ながら私は一度も参加できていないのですが、当日の参加者の中にもカフェゼミ経験者の姿もありました。 *********************************** 授業,時間割,教員/学生,そして,教室といった大学教育を構成する様々な網目から,学習という活動を一時的・部分的に解き放ちフラットでダイナミックな関係性の中から生まれる新たな可能性を探索する実験の場 *********************************** ![]() 長岡先生の説明シートの冒頭にはこうあります。誰かが用意したカリキュラムを一生懸命にがんばってこなす学生ではなく、AかBかと問われたらCだと応えるような人を生みたい……、大学の表層的なキャリア教育とは対照的な世界観を強烈に打ち出しています。カフェゼミの詳細は長岡研究室のWEBサイトからみられます。 採用活動をやっていてさびしく感じるのは、今の採用活動ではなかなか学生の普通の姿をみることが難しいことです。一部の学生は面接とはハイライトを競う場だと勘違いしています。3年間の大学生活のうち、わずかに4日間だけ過ごした海外ボランティアの話を聞いても、その学生が普段何に対して何を感じ誰と交流しどんなインプットとアウトプットをしているのか何があると嬉しいのか嫌なことは何なのか時間を忘れて没頭できることは何なのか……(あえて句点を入れませんでした)、何もみえません。 就職活動はハイライトの競い合いではけしてないはずです。普通の大学生活をきちんと送っていて、そのことをしっかとり伝えることができれば、いいはずです。 「日常の大学生活そのものが本質的には就職活動につながるということ」 これが私の思いです。そんな方向の取り組みをされる大学の先生が着実に増えてきているのは物凄く力強さを感じます。 さて、ここで最初のダイアローグの時間です。MALLの企画ですから、当然呑み放題です。今回のフードは、バラエティあふれるパン、そして三幸製菓様からご提供いただいた米華の数々。私もずいぶんと呑みました。前半戦はやや硬さがみられ、真面目にノートをとる姿が目立った参加者の皆様も、アルコールと語りが入ることにより、雰囲気があったまります。今回のフードの提供は、MALLの岡部理事と松浦広報担当に完全におんぶにだっこでしたが、素晴らしい段取りをしていただけました。 テーマがテーマですから、当日の運営スタッフは学生にお願いすることにしました。各登壇者に推薦していただき4名の大学生が集まり、大活躍をしてくれました。今回は珍しく指定席の仕組みをとりました。それも事前に席を決めずに、受付で属性(大学生、大学関係者、企業関係者、採用ベンダーその他、の4つ)をうかがって、同じグループに様々な属性の方が混じるように受付担当が座席を即興で割り振ります。結構難易度の高い受付を板谷理事の仕切りのもので学生スタッフの皆さんが見事にこなしてくれました。参加者の皆様からみていかがでしたでしょうか。 メンバーは開始2時間前に集まり、まずは椅子を並べて会場作りから始めました。同じグループに同じ色の椅子が入らないようにしようなどと細かい心配りもしてくれていました。参加申し込みの際に参加者の皆様が書いてくれた一言メッセージは、全員分を印刷して壁にカラフルに張り出します。パンの搬入、飲料の搬入・冷蔵庫への保管、フードのディスプレイ、領収証への法人印捺印、パソコンの接続テスト、受付の設置など、直前にやるべきことは意外と多いです。即席チームの4名、本当にがんばってくれました。いいチームと仕事ができたのをとても嬉しく思います。 こちらは直前の最終ミーティングの光景です。 ![]() さて、話が横にそれましたが、最初のダイアローグが終わると、次は社会人の取り組み例を2つ紹介しました。 最初は「大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会」というありえない長さの名前を持つNPOを立ち上げて活躍されている辻太一朗さんです。辻さんの活動については、何度かこのブログにも書いているので、あまり詳しくは書きませんが、企業が大学の成績を採用の参考にしないことにより、学生は学業には力をいれず、単位取得が楽な授業に走り、教育は研究に注力するために学生を魅了しない授業を漫然と送り出す。結果、学生は授業には目をくれずに、就職活動でアピールするために課外活動に精を出し……といった負のスパイラルを指摘します。 次の登場はCDC(キャリアディベロップコミュニティ)の山田学さんです。CDCは普通の企業人が集まって、もう10年ものあいだ大学生のキャリア研究、キャリア支援などに取り組むチームです。代表も規則もない中で、活動だけが綿々と続いています。丁寧な研究の結果、経験学習モデルを回すことの大切さにたどりついています。それに気づかせ、その手伝いを少しすることが社会人の自分たちにできないだろうかとの思いのもとに、大学生との接点を持ち続けている素敵なチームです。 そして、最後の登壇者は逆側の立場代表です。 就職活動を終えた社会人1年目の佐谷圭さん。大学2年の夏休みに私は初めて彼女に会いました。私は大学時代にいくつかのサークルに顔を出していましたが、その中のひとつが広告研究会。しかし、卒業からしばらくたったところでいつの間にか活動が途絶えていました。それを最近になって復活させて活動をしている人たちがいるという話をゼミの後輩から聞き、一緒に呑もうという話になったのがきっかけです。広告代理店の社員の方お2人にも同席していただきました。その時の印象としては、ちゃらっと就職活動をして大手から早々に内定をとりそうな学生かな……、でした。 でも、彼女は夏を過ぎても内定が取れないままに過ごします。自分らしい姿をみせられない面接に何度も悔しい思いをしたことと思います。それが9月にたまたま「本当にやってみたいことは何だろう?」「それを仕事にしている人に会ってみたい」という思いの延長で国立市のまちづくりワークショップに参加し、そこで studio-L パートナーとして働いている人が講師にいて、声をかけたところ立川市のプロジェクトを見学する機会を得て、新卒学生としては初めてstudio-Lへの参画が決定します。4年生の12月のことです。講師に声をかける背中を押してくれた人も実はいたそうです。彼女が引用していたブランドハプンスタンスセオリー、そのものの就職活動のエンディングです。 話の合間に長岡先生が素敵な介入をしてくださります。studio-Lが何だかを理解しないと、この話の素敵さが半分も伝わらないので、studio-Lについて山崎亮さんについてのコメントをくださりました。まさに彼女が求めていた世界としては、最高の鍛錬の場に今、いるわけです。 就職活動を終えてみて気がついたこととして下記のようなことを語ってくれました。 *********************************** ・はじめから“就活”を上手くいっていないシステムとして見ていた ・自分が感じていることを言葉に落とし込めていなかった ・自分らしく話せる場面を作れなかった ・自分の「軸」が見えた ・面接官の質問の意図がわかった ・仕事と私事の境がない ・人や土地の魅力を引き出す ・新しい社会をつくっていける ・身に付けたいスキルが学べる 発想力、デザイン、話す、聴く *********************************** そして今日問いかけてみたいことの最後に語ったくれた言葉がこれです。 *********************************** 「終わってみないと気付けないことに、どうやって早い段階で気づくか」 *********************************** さっそく翌日、佐谷さんのブログで自らが振り返っています。 さて、全員のショートプレゼンが終わったところで、あまりに素敵な参加者が多数いるため、参加者から5名の方に超ミニミニプレゼンをいただきました。時間はわずかに1分。皆さん、見事に1分でいい話をしていただけます…。本当に感謝です。 そして最後のダイアローグ。これは越境あり、引き抜きありのルールです。あの人と語りたいというのであれば、その人のところにいったり、連れてきたりがありなわけです。登壇者も、理事も加わり、学生スタッフにも話の輪に入っていただきました。時間になったため、一応ラップアップと〆はしましたが、会場を提供していただいた内田洋行様のご好意により、終了後30分以上ものあいだ、呑み喰いをしながらの歓談は続きました。 私が整理したつたないラップアップシートには次のようなことを書きました。 *********************************** ○10個のキーワード、1つも削除できなかった。 ○「終わってみないと気付けないことに、どうやって早い段階で気づくか」 ○日本を良くしたいと思いながら、自社の採用、育成の業務で何ができるのか。 ○面接を5時間やった人。 ○本業以外で自分がやることは…… *********************************** この日のイベントが何を残せたのかはわかりません。 ただ、別にこのイベントの貢献ではありませんが、何年後には何かがきっと変わっているはずです。たぶん。そのためにも、まずは自分のまわりでできることからやる、ことが本当に大切だと思います。そして、それは取るに足らないような小さなことでもいいのです。 最後にまたリアルタイムパブリッシングによる「経営学習新聞」を参加者の皆様にお持ち帰りいただきました。今回が第3号です。ほんとに凄いです。ここに座って、2人は新聞を作ってたんですねぇ。 ![]() できあがりはこんな感じです。6名の登壇者のその日の登壇の姿がもう印刷されています。第1号、第2号のバックナンバーも配布していました。 ![]() 今回は学生の参加はかなり少なかったのですが、その中の1人が研究室のWEBサイトで振り返りをしてくれました。それぞれに少しだけでも何かが残れば、主催者冥利につきるというものです。やってて私もとても愉しかったです。株主総会の翌日ということもあり、かなり疲れましたが。 これからもMALLはいろいろな取り組みをしていきます。おたのしみに。 |
先月、メンバーが1人、田舎で別の仕事をやるといって退職しました。まあ、このくらいは減員でなんとかやろう、少数が精鋭を創るんだよね、と涼しい顔してやってましたが、今月の1日にどうしても補充が必要な社内ポジションに人事のNo2を出すことになってしまい、今のところその補充もままならずという状態です。もともと社員13人でやっていた人事ですから、11人になるのはちょっときついですね。
でも、こういうときこそ「ネットワーク型人事部」の本領発揮です。 私の持論ですが、「ネットワーク型人事部」というのは、人事はコアメンバーはごく少数で、あとは外部とのネットワークでまわすという単純な思想です。以前は3000人の会社なら人事部員は3人いればできるななどといってましたっけ。 「ネットワーク型人事部」には3つのネットワークがあります。 まず1つ目のネットワークは、誰でも考える外部リソースの活用です。 これにも2つあります。1つは王道でいわゆるアウトソーシングなどですね。人的・能力的・専門的に不足するリソースを外部に求めて安定的かつ低コストかつ高品質な業務運用を志す方法です。また、既存の社員のリソースを置き替える施策です。この際には、アウトソーサーとして単なる委託者ではなく、いかにパートナーシップを相手と強固に結べるかが大切です。そのためには、顧客である私たちも委託者の力になる必要があります。 アウトソーシングのような固定的なものでなくても、困った時にちょっと手伝ってもらえるという存在も大切です。もちろん派遣スタッフを依頼するという普通の方法もありますが、社外にパートタイムで仕事を受けてくれる仲間を確保しておくことも大切です。モロボシダンが何かの事情でウルトラセブンに変身できないときに使うあの「カプセル怪獣」のように一時的に持ちこたえてくれる仲間がいるとありがたいです。ミクラスとウィンダムでしたっけ。 2番目のネットワークは外部のディスカッション・パートナーを得ることです。 人数が少なくなると、どうしても新たな発想が出にくくなります。グループダイナミックスも働きにくくなります。そんなとき、何か考えごとがあった場合などに、一緒に話し合ってくれる社外の専門家やベンダーを各分野に持つことは大切です。すぐに受注に結び付くとは思わなくても、メール1本、電話1本で快くディスカッションの時間を適用してくださる社外ブレーンの存在は本当にありがたいです。でもこれもギブ&テイク。自分も何か少しでもいいから、相手に貢献をしようという意識がなければだめです。業者を集めて知恵を出させる的な安易な発想は商売として最低です。 そして3つ目は、社外のHR関係者。 何かあったときにすぐに聞ける外部ネットワーク、社外ブレーンですね。またHR以外でも主要分野で聴きやすい人がいると楽です。HRの世界は実業界とアカデミアの距離が近いので、大学の先生もちょっとした相談にものっていただけます。 ちょっと話がずれますが、いつでも気軽に聴ける人間関係をつくるコツが1つあります。それは、一時的に集中的に会うことです。濃厚な時間を少しでもつくることです。そうすると面白いもので、1年ぶりに連絡をとりあっても、すぐに戻ることができるものです。ちょろちょろ異業種交流会などにでかけているだけではなかなかそういう関係がつくれません。 ネットワークを支える基本原理は、何といってもGIVE&TAKEです。一方的な愛という思想はここにはありません。 GIVE&TAKEでは、GIVEが必ずTAKEよりも先なのが大切です。これが逆になっては続きません。たまに自分は何もGIVEすることなんかできないんです、という人がいます。そんな人にお薦めの一番簡単なGIVEは、吞み会の幹事をやることです。幹事が苦手という人は、ぐるなびが提供する「スーパーらくらく幹事さん」をご利用ください。求める条件を入れるだけで、条件にあったお店からオファーがくる仕組みです。なるべく具体的に細かく条件を入れるのが上手に使いこなすコツです。 ![]() |
もうだいぶ以前の話になりますが、精神科医の野口先生と弁護士の山中先生が共同主宰するメンタルコンシェルジェの定例勉強会に、東京大学の玄田先生が登壇されました。たまたま弊社の会議室を提供させていただいた関係上、終了後の呑み会まで含めて当社の担当が仕込みをして、ものすごく久しぶりに玄田先生と呑むこともできました。玄田先生が経営アカデミーの担当をされていた頃からですので、10年以上ぶりになるでしょう。相変わらずの調子で、とても頼もしく思いました。いい意味で、時間の経過を感じさせられることなく、楽しめました。ただ、個人的には当日は体調があまり芳しくなく、あまり呑めなかったのですが…。
で、お話の中から1つ。 JAXA(宇宙航空研究開発機構)で宇宙飛行士を選ぶ際に、面接における重要な質問にこんなのがあるという話です。もちろん、本当か本当でないかはわからないのですが。それが、こんな質問です。 「あなたは次の2人の生き方のうち、どちらの生き方にあこがれますか。どちらの生き方をしたいと思いますか。1つは桃太郎的な生き方です。そして、もう1つは浦島太郎的な生き方です」。 おそらく日本国民であれば、この人物2人を知らない人はいないかと思います。私は泳げないので、浦島太郎的生き方はとてもできないなと思うのですが、そういう観点ではもちろんありません。 桃太郎はある意味では、一般的なリーダーの条件を持ち合わせてる人だといえます。また、キャリアビジョンが明確です。きび団子を準備してモチベーションに訴求して戦略的に仲間を集めます。ある意味、キャリアビジョンが明確な人だともいえそうです。 それに対して、浦島太郎は、結構、行き当たりばったりです。好奇心もあり、いい人なんでしょうが、開けるなといわれた玉手箱を開けてしまうような人です。 それ以外にもいろいろな考えるポイントがありますね、この問。キャリア観的に面白い対比です。 さて、あなたは桃太郎的な生き方と浦島太郎的なのどちらを好みますか。そして、JAXAが宇宙空間に送り出すのにより適切だと考えるのは、どちらの生き方を好む人でしょうか。 ![]() |
人事業務の中でも給与業務は少し特殊だといえます。採用や育成といった外向きの業務の互換性が薄いと考えられがちであったり、単なるルーティンだとみなされたり、そんな傾向があります。しかし、給与業務というのは、人事の業務の中で一番の最前線業務なのです。毎月必ずすべての社員にアクセスする業務は他にはなかなかないでしょう。ですから、最前線業務てある給与業務の評判は、人事全体の評判に大きく影響を与えます。
では、給与業務の信頼性の源とは何でしょう。これは2つに集約されると思います。まずは「正確性」。「間違えない!!」ということです。こちらはどちらかというと衛生要因的に働きます。もう1つは「ホスピタリティ」。「助かった!!」という奴です。こちらは動機付け要因でしょうか。 さて、ここで問題です。 ①.給与業務は高い専門性が必要な仕事でしょうか。それとも、まったくそんなことはない仕事でしょうか。 ②.給与業務は大切な仕事なんでしょうか。それと、取るに足らない下流工程の仕事なんでしょうか。 結構、難しい問だと思います。社会保険や税務といった給与の周辺分野は広く、幅広い知識が求めらます。一長一短にはこれは得られません。えてして給与担当者にベテランといっていい担当期間の長い人が多いのも、そんなことが理由にあるはずです。でも、おそらく役割評価をすると役割としては高くはなりません。それはプラスの価値をなかなかそこに見出せないからです。難しくて大変だけど、評価されにくい。しんどい仕事ですね。給与明細というのはすぺての人事施策のアウトプットです。その意味では給与業務は大変に大切な仕事なのですが、制度企画担当者からみると下流業務とみなされがちです。では、制度企画担当者のどれだけの人が1人で1カ月の給与をまわせるだけの知識と能力を持っているかというと、これは結構いないでしょう。ちょっと複雑な二重構造がここにはあるのです。 私のいる会社では、給与業務をアウトソーシングに出しました。アウトソース先は「PAYROLL」社です。 自分としてはこれは合理的な「解」だ思っています。 給与業務の信頼性の源を2つあげました。この2つは適切なアウトソーサーであれば、社内でやっているのに負けない結果を担保することが可能です。逆にいえば、ここが担保できないようであれば、アウトソーシングは間違った判断です。アウトソースを考えるのであれば、自社のこれを担保できると判断できるアウトソーサーを探す必要があります。当社にとっては、それが「PAYROLL」社でした。 やはり給与は専門性が高い仕事です。単に専門性というよりもある種の熟練度が求められます。ここで、この熟練度と専門性を社内で確保する必要があるかどうかという次の問が生まれます。熟練度と専門性が企業の差別化と競争力の源泉になるのであれば、これは外に出してはいけません。しかし、比較的普遍性のある専門性がベースとなる給与業務は、その専門性と熟練度を外に求めることが十分にできます。逆にその方が給与業務は安定するともいえます。ベテラン社員がブラックボックスの中で給与業務を回している状況こそ、実に危険な状況なのだといえます。大切な仕事で安定性が求められるから、逆に外に出すのです。 私のいる会社では、給与業務は外に出しましたが、人事情報システムはそのまま「COMPANY」を活用しています。「COMPANY」+「PAYROLL」という組み合わせです。給与アウトソーサーも人事マスタを整備していますが、まだまだ専門システムには及びません。従業員1000名でそれなりの人事管理をしたいのであれば、「COMPANY」や「ROSIC」を人事情報システムとして活用し、給与はアウトソーシングというのが、現段階では最適の業務設計だと思っています。ただ、「COMPANY」の場合は、フルERPの思想が強いので微妙なところがありますが。 人事情報システムは、ホスト時代からERPパッケージの時代に完全に移管して10年以上が経ちました。次は、戦略的人事システム+給与アウトソーシングの時代がくるのではないでしょうか。多くの日本の伝統的大手企業でも給与をアウトソーシングすることを検討し始めています。グループ内のシェアードサービスではなく、グループ外の専門会社にです。給与アウトソーシング後の人事情報システムに求められることは、単なるデータの箱ではなく、経営に資する情報を適切に簡単にわかりやすく提示できることや、タレントマネジメントを実現できること、各種シミュレーションができること、などなど企業によってニーズは異なってきますが、これからいずれ最大公約数が見えてくるでしょう。 給与をアウトソーシングするからには、社内工数は最小限にとどめたいところです。ですから、人事情報システム側にも給与アウトソーサー側にも、平易なインターフェイスの提供が求められます。しかし、給与アウトソーシングをしたから、100%丸投げかというとけしてそうではありません。アウトソーシングの場合、必ず社内とアウトソーサーとの間のインターフェイス役が必要です。ここが上手に機能すると、アウトソーシングを徹底活用することができます。既存のシェアードサービスセンターの役割も実務をこなすことではなく、グループ各社の業務とアウトソーサーのインターフェイス役を担うことに変わってくるはずです。 この意見にご興味のある方、是非、ディスカッションしましょう。 ![]() |
またまた1つリリースをさせてください。日本キャリアデザイン学会では、企画委員が自ら研究会を企画できるのですが、私も企画委員として今年も1つやることにしました。
テーマは私にとってはちょっとチャレンジングなのですが、『発達障害者のキャリアについて考える』。仕事でも大変にお世話になっている株式会社Kaienの代表取締役である鈴木慶太さんの取り組みを少しでも多くの皆さんに紹介したいという思いが根底にあり、発達障害の方を見事に戦力化されているササビーリーグのオフィスに鈴木社長と一緒にお邪魔した瞬間に、この企画をやりたいと強く思いました。 適切な支援は、正確な情報と知識がベースにないと絶対にできません。発達障害は近年急に言葉としてはメジャーになってきましたし、情報流通量も増え、何となく知っているという人は増えました。しかし、「何となく知っている」という状況ほど危険なことはありません。鈴木社長の説明はとても明快で理解しやすいです。是非、正しい理解を得るとともに、既に真剣な取り組みを始めている大学・企業側の話も聴き、私たちとして何ができるのかを皆で考える場にしたいと思います。 学会員は参加費無料です。非学会員も参加費用3000円をお支払いいただけれぱ参加できます。申込は、キャリアデザイン学会のサイトからになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以下、サイトにアップした内容をそのまま引用します。 ********************************************************* 第52回 研究会 日 時 2013年8月31日(土) 14:00~16:00 テーマ 『発達障害者のキャリアについて考える』 講 師 株式会社Kaien 代表取締役 鈴木慶太 http://www.kaien-lab.com/company/message/ 1977年12月生まれ。東京大学経済学部卒業後、NHKアナウンサーとして報道・制作を担当。2007年からKellogg (ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院)留学。経営学修士。渡米中、長男の診断を機に発達障害の能力を活かしたビジネスモデルを研究。帰国後2009年9月にKaienを 創業。自閉症(アスペルガー症候群など知的遅れのない自閉症スペクトラム)の強みを活かし、PC関連業務やIT・ソフトウェアの仕事に就く事を応援している。 和光大学現代人間学部教授 坂爪洋美(学会員) 発達障害者に対する大学のキャリア支援の現場から。 株式会社サザビーリーグ 人事統括室 部長 木津幸三 発達障害者を積極的に雇用・活用している企業の現場から。 趣 旨 発達障害、ADHD、アスペルガー症候群などという言葉が、いつの間にか当たり前のようにテレビや雑誌で取り扱われるようになりましたが、発達障害に関する正確な理解が広く行きわたっているとはいえません。しかし、民間企業の障害者法定雇用率が1.8%から2.0%に引き上げられた中で、発達障害の雇用に積極的に取り組む企業も増えてきました。潜在的に100人に1人はいるといわれる発達障害者のキャリア支援・雇用は、大学・企業双方にとって、これからはますます大きな課題になってくることは間違いありません。 発達障害と正面から向き合い、その就労支援に取り組んでいる株式会社Kaien(http://www.kaien-lab.com/)の鈴木代表を招き、まずは何よりも発達障害についての正確な理解を得たいと思います。その上で、大学生のキャリア支援の現場での実情、発達障害者を積極的に活用しようとしている企業の現場での奮闘についてのレポートを直接聞き、発達障害についての理解を深めるとともに、そのキャリア支援のあり方を皆で考える場にしたいと思います。 参加費 会員/無料、一般/3,000円(事前申込み制) 定 員 先着40名 会 場 法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー25階セミナー室 ![]() |
とっても気軽に引き受けましたが、結構、重たげな会です。「大学生研究フォーラム2013」という奴に夏休みに登壇します。去年までは京都でやっていた奴ですよね。毎年、行きたいなぁと思ってました。
内容はこんな感じです。 ***************************************** 大学生研究フォーラム2013「学生のうちに経験させたいこと―大学生の今、変わる企業」 総合司会:松下佳代(京都大学高等教育研究開発推進センター教授) 9:30 開場 10:00~ イントロダクション: 中原淳(東京大学 大学総合教育研究センター) 10:30~11:30 基調講演「教育が日本をひらくグローバル世紀への提言」 安西祐一郎(独立行政法人 日本学術振興会 理事長) 11:45~:Learningful Lunch・主催者挨拶 吉見俊哉(東京大学 副学長/大学総合教育研究センター長) 大塚雄作(京都大学 高等教育研究開発推進センター長)公益財団法人 電通育英会 理事長 13:00~14:15 Learningful Talk(1)「大学・大学生の今を知る」 「大学生の学び、キャリア」溝上慎一(京都大学 高等教育研究開発推進センター) 「大学生のインターンシップ、企業」佐藤博樹(東京大学大学院 情報学環) 「大学生の留学」松尾泰樹(文部科学省 高等教育局 学生・留学生課長) 【司会】中原淳(東京大学 大学総合教育研究センター) 14:15~15:30 Learningful Talk(2)「企業経営のフロンティアを知る」 「変わる採用」田中潤(株式会社ぐるなび 人事部門長兼総務部門長) 「変わる働き方・人材活用」奈良崎修二(日産自動車株式会社 人事本部 副本部長) 【司会】中原淳(東京大学 大学総合教育研究センター) 15:50~16:30 ダイアローグ・セッション 16:30~16:40 小括 中原淳(東京大学 大学総合教育研究センター) 16:40~17:30 総括パネルディスカッション 「学生のうちに経験させたいこと」 吉見俊哉(東京大学 副学長/大学総合教育研究センター長) 平田純一(立命館アジア太平洋大学 副学長) 笹倉和幸(早稲田大学大学院 政治経済学術院/学生部長) 【司会】 大塚雄作(京都大学 高等教育研究開発推進センター長) 17:30~17:45 閉会 溝上慎一(京都大学 高等教育研究開発推進センター) ***************************************** 人ごと的にいってしまいますが、かなり面白そうです。申し込みは先着順だそうですので、ホームページの申し込みホームからお早めにどうぞ。日時は、2013年8月17日(土)10:00~17:45(昼食付)です。ありゃりゃもろにお盆休みですね。会場は、東京大学本郷キャンパス・伊藤謝恩ホール。参加料は無料です。電通育英会設立50周年事業とのこと。 実は今年、採用について役割をいただくことが続いており、個人的には勝手に2013上期採用3部作といっています。 最初は日本の人事部主催のHRカンファレンスで、「人材採用のパラダイムシフト~これからの新卒採用を考える~」というパネルのモデレーターをやらせていただきました。この準備のために、魅力的な採用活動をされている5社の方に直接詳しく話を伺う機会もいただけました。 2番目は6月22日に予定している経営学習研究所sMALLラボ企画「普段とは少し違った視点で就職活動を一緒に考えてみませんか」です。こちらは主催者側ですので、コーティネーターというかファシリテーターというか、そんな感じで関与します。 そして、3番目のこれは自分で語らなければなりません。果たして、どんなお話になりますことか。 ![]() |
私はかねてから大学生のキャリア支援については興味を持ち、いろいろと活動を続けていますが、大学生よりも若い中学生・高校生となると、なんかとても難しいものを感じてしまいます。そんな難しい中学生・高校生のキャリアデザインについて、真正面から取り組むイベントがありますので、ご紹介させてください。
中村中学校・高等学校 副校長であられる永井先生が、キャリアデザイン学会で取り組む意欲的な研究会です。 タイトルは、『私たち女子中高生、キャリアを懸命にデザインしています!!』。ほんと、真正面ですね。 パネラーとして中学3年生が2人、高校2年生が2人登壇し、企業側のパネラーの方とパネルディスカッションを行います。 永井先生が学会ホームページに書かれた趣旨にはこうあります。 ********************************************* デザイニング・キャリアには断絶はない。キャリア教育にも断絶はないはずである。しかし、現実には、小学校と中学校の接続、中学校と高等学校の接続、高等学校と大学等上級学校との接続、大学と企業との接続という視点から見ると、必ずしも連続性が保たれているわけではない。隣接した校種間でさえもそうであるならば、中高生と企業との間には、深い溝があるかもしれない。そのギャップが接続を困難にし、連携を阻害しているかもしれない。何よりも相互理解の入り口にすら立っていないかもしれない。中学生から企業人へ、高校生から企業人へ、企業人から高校生へ、企業人から中学生へ、言いたいこと、知りたいこと、理解できないことなどを忌憚なくぶつけて、接続への第一歩を踏み出すためのスタートラインを描くことを目指す。 ********************************************* そう、つなぎのキャリアは大きなテーマです。 今回の企業側のパネラー、お2人とも「ごじかん会」のメンバーです。「ごじかん会」とは、人事採用担当者の親睦チームで、定期的に少し学びの要素を入れた吞み会を開催している会です。現在の登録者はホームページで確認しましたが、104名。何かメーリングリストに御悩みごとを投げると力強いアドバイスや情報提供が帰ってくる頼りになる仲間でもあります。 前回の「ごじかん会」にて、お席が近かったお2人にパネラーのお声掛けをしたところ、快くチャレンジのお答えをいただきました。こういう乗りで新しいことに取り組める人って素敵です。当日が愉しみです。 開催日は、2013年7月6日(土)14:30~16:30。場所は、法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階会議室Aです。学会員は無料ですが、非学会員は3000円の参加費を頂戴します。今年の大会は、都内の武蔵野大学ですので、これを機会に学会に入会されるなんてのもどうでしょうか。推薦人が2人必要となりますが、ご相談承ります。 詳細の情報とお申し込みは、キャリアデザイン学会のホームページの案内からどうぞ。 ![]() |
経営学習研究所sMALLラボ 「普段とは少し違った視点で就職活動を一緒に考えてみませんか」(6/22)の応募締め切りが近付いてまいりました。あと若干ですが、定員まで余裕があります。この週末までにお申し込みいただいた方は全員抽選当選とさせていただいた上で、会場が比較的ゆとりがありますので当初の定員をやや超えても募集を続けたいと思います。
本日、外はさわやかな天気のようですが、痛風の痛みでまったく動けないこともあり、お申し込みをいただいた方からの一言メッセージを1つひとつ拝見いたしました。こんなにボリウム感たっぷりのメッセージをいただくワークショップはなかなかありません。参加される皆様のこの問題に感じている思いのようなことが改めて伝わってきます。そして、早くお一人おひとりにお会いしたいという思いも強くなりました。皆様からのメッセージは、すべて会場に掲示したいと思っています。 本企画について初めて読む方がいるといけないので、あらためて本企画を立案した思いのようなものを案内文から引用してみます。 ********************************************** 就職活動についての論議では、どうも地に足のつかない議論がまだまだ横行しているよう感じませんか。マスコミの論調などをみていると、「解禁時期論」でこの問題がきれいに解決するような幻想すら抱かされます。しかし、現場にいる人々は絶対にそんなことはないことを肌で理解しています。 また、「ひとごと」であるかのごとく、批判をくりかえす論調も気になります。 就職活動の長期化批判、就職活動の早期化批判、学生の大手志向批判、親の過剰な関与批判、企業の横並び思想批判、大学の授業内容批判、大学のキャリア教育批判……とにかく「批判」ばかりが不思議なほどに渦巻いています。 企業も大学も、長いものに巻かれろ、横並びが安心とばかりに、旧態依然な手法が継続されているのも気になります。就職ベンダーと呼ばれる人々に踊らされている担当者も少なくないでしょうし、新卒採用にきちんとコミットしていない経営陣もみられます。 しかし、この問題に真剣に対峙する人もたくさん出てきています。新卒就職活動問題というのは、それだけにスポットを当てるべきものではなく、働き方や学び方の問題を一緒にきちんと考えなければならないものだと思いますが、そういったアプローチからもいろいろな動きが出ています。局所的な「うねり」はさまざまなところで生まれています。 今回のsMALLラボでは、そんな「うねり」のいくつかを皆で共有しながら、「自分ごと」としてこの問題をとらえ、自分のフィールドで明日から自分は何ができるのか、に思いをめぐらせる時間を創ります。 ********************************************** 今回は魅力的な6名の皆さんのショートプレゼンをフックにして皆さんで語りを拡げて行きたいと思っています。概要をごくごく簡単にご紹介します。 1.共通認識の醸成 :平野恵子さん(文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所・研究員) 一番最初に平野さんに共通認識の醸成についてお願いしました。就職活動についての論議では、どうしても「自分たちの時代」をベースに語ってしまう傾向が強くあります。私は50歳になりましたが、私たちの頃と今の就職活動ではまったく様相は異なっています。今の40歳でも、今の30歳でもそうです。厳密にいえば、1年1年、その姿は変化しています。ですから、今の時代を理解せずに、自分たちの時代をベースにしてこの問題を語ることにはあまり意味がありません。共通の認識をもった上での、意味のある議論が必要です。 2.事例提供①「汽水域」 :勝又あずささん(成城大学特任准教授) 「汽水域」とは、海水と淡水が入り混じり、豊かな生命体が生息する特別な場所。大海原で活躍する社会人と、川を下ってきて海に出る直前の学生が出会う場をデザインする…。 素敵なメタファーです。私も「汽水域」のイベントに参加させていただきましたが、学生の皆さんが等身大で企画されていたのが印象的です。別に特別な何かがなくても、いろんなことが誰にでもできるのです。そして、社会人は実はそこに存在しているだけで、ちょっぴりは役に立てるのです。 3.事例提供②「カフェゼミ」 :長岡 健さん(法政大学教授(経営学習研究所理事) カフェとは既存のコードが存在しない自由な場所。通常のゼミをカフェというオープンな場に移し、そこには自由に社会人も集う…。何とも魅力的な取り組みではないでしょうか。先日の「酒場学習論」の席では、長岡先生、6月22日はかなり暴れて(?)いただけそうなご発言をさせていましたので、それもまた愉しみです。 4.事例提供③「DSS」 :辻太一郎さん(NPO法人大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会(DSS)代表) 今の日本では、学生・企業・大学教授のそれぞれの想いが、つながっていない。そこには大きな「ねじれ」がある。今より成長したいと願う学生・企業・大学の関係者、かかわる人たちすべての想いが成果に結びつき、報われる世の中ができれば、日本全体を元気にできるはずだ…。 私はこんな辻さんの思いに胸を打たれた1人です。就職活動という場をもとに学生・企業・大学教授が繰り広げる負のスパイラルを断ち切り、反転させることはきっとできるはずです。 5.事例提供④「CDC」 :山田 学さん(日本能率協会マネジメントセンター) 若手社員や採用面接で出会う学生の優劣の差、入社後の成長のスピードの差、というものは何に起因するものなのか。それは「学生時代の過ごし方」の中にはないか。これを整理することができれば、大学生・大学・企業に対して、有益となる提言が可能になるのではないか…。普通の社会人たちが普通に疑問に思ったことを探求することにより、何か世の中で投げかけることができる、そんなことを多忙な中で実践しているチームです。メンバーは変幻自在、入れ替わり立ち替わり、必要なときにキーパーソンが現れます。同じ思いを持つ人と連帯して何かをやる、またそんな姿を見せられることは素敵なことです。 6.事例提供⑤「私の就職活動」 :佐谷 圭さん(studio-L) この手の企画では、本当の当事者である学生が起き去られることがあります。学生ではありませんが、社会人1年生にも登壇いただきます。つながりの大切さに気付き始めた人々が、新たな結び付きによって、自分たちの課題を自分たちで解決していく、そんな触媒としてのコミュニケーション・デザインを実践する山崎亮氏率いるstudio-Lに4月から参画し、伊賀上野で社会人生活を開始している佐谷さん。自らの就職活動と、今自分どうしてここにいるのかなどを語っていただきます。 ********************************************** 本日現在の参加者リストを拝見しますと、企業で採用担当をしている人、採用担当ではないが企業人、大学の先生、大学のキャリアセンターの方、大学生、採用ベンダーや教育ベンダーに在籍する人、ほんとうに様々です。なかには、この人にもショートプレゼンして欲しいなという人も何にもおられます。大変に贅沢なことです。 ご興味のある方は、経営学習研究所(MALL)サイトからお申し込みください。 ■日時 2013年6月22日(土)16時から18時30分まで(終了時刻は前後します)会場は15時30分を予定しています。詳細はお申し込みいただいた方にあらためてご連絡いたします。 ■会場 株式会社内田洋行 東京ユビキタス協創広場CANVAS地下1階 JR・東京メトロ八丁堀駅または東京メトロ茅場町駅下車 徒歩5分 ■参加費・定員 お一人様、3000円を申し受けます。 当日はビール等の飲料と軽食をご用意いたします。気楽な雰囲気で飲み食いをしながらの進行を予定しています。 それでは、早く痛風の発作を抑えつけて、皆様とお会いできますのを愉しみにしています。 ところで前回のイベント「酒場学習論」でも発刊した「経営学習新聞」。今回のワークショップ実施中にも、取材・執筆・構成・印刷をして、最後のラップアップ時には参加者の皆様のお手元にお届けする予定です。とても私にはできませんが、凄い人達がいるものです。あわせてお愉しみに。 ![]() |
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