報告:経営学習研究所ギャラリーMALL「行為の動機を行為する:ダンス・パフォーマンスを通してモチベーションを考える」
本日、経営学習研究所ギャラリーMALL「行為の動機を行為する:ダンス・パフォーマンスを通してモチベーションを考える」が開催されました。MALLには各理事が主催するラボ企画、ギャラリーMALL・シアターMALLという全体企画がありますか、今回は残念ながら欠席の中原理事を除く全理事が参加して来場者をお迎えしました。

ダンス・パフォーマンスというテーマですから、のっけから普段とは違う雰囲気で始まります。会場は、株式会社内田洋行東京ユビキタス協創広場CANVAS。1階で受付を終えると来場者は3階にまず案内され、そこで着替えをしてから、地下の会場に進みます。今回のゲストはコンドルズの近藤良平さん。「てっぱんダンス」や「サラリーマンNEO」でお名前をご存じの方も多いかと思います。そうしてもうお1人のゲストは横浜国立大学の有元先生。本日の進行役&企画者の岡部先生とともに、この3名にて近い将来に書籍の出版も予定されています。

タイトルはダンス・パフォーマンスですが、参加者の大半がダンス未経験、実際には身体を動かす様々なワークの連続でした。でも、結構、汗だくで身体にもきます。リフレクション時間のビールの美味しかったこと。ワークの1つひとつは説明できませんが、多くのワークはペアでやるのですが、自然と全員が1つのことに取り組んでいきます。途中でどんどんペアを変えたり、2人組が4人組になったり、会場全体がいつか1つの生物のように動きます。最後に素晴らしいリフレクション・ムービーを皆で見ましたが、ほんとうに1つの生き物のような動きが続きますし、とてもよい笑顔が並んでいます。

今回のタイトルにある「行為の動機を行為する」ということを少し考えてみましょう。ここでの「行為の動機」はいったい何でしょうか。難しいことを抜きにすると「楽しい」というのがまずは間違いなくあります。今回はゲストとテーマを理解して有料で集った人ばかりですから、サンプルとしては非常に偏りがあります。ペアで行う多くのワークは相手への信頼が必要ですし、場自体が与えてくれる安心感も必要です。

今回の場に参加した人は、組織を背負っているわけでも、切実な成果目標をもっている存在でもありません。もともとフラットな関係性のが成立している場であり、何かを学びたい、愉しみたいという思いの強い個人の集まりでもあります。でも、それにしても、あの言葉を介さない素直な盛り上がりは素敵なことだと思います。

「動機を行為する」というのは、よくよく読むと不思議な日本語かもしれません。でも、今日の2時間、私たちは自然と「行為の動機を行為した」のかもしれません。ただ、行為をするときに常に動機を意識している人は実は多くはないはずです。逆に行為をすることによって動機が誘発されるということもありそうです。「行為の動機を行為する」という言葉を考えると、なんか逆にモチベーションばかりに注視することの不自然さを感じるとこもあります。

最後には近藤良平さん指導付という贅沢な「てっぱんダンス」を経て2時間のパフォーマンスは終わります。そして語りの時間。ビールとピタパンを手に自然に会場のあちらこちらで地べたの上に輪ができます。このタイミングで椅子とテーブルを出すかと事務局で思案していたのですが、何もしなくて正解でした。小学校の遠足で高尾山に登って山頂について三々五々輪になってお弁当をひらいて話し始めるときみたいな感じです。今回はいつものMALLに比べて、企業ビジネスパーソンの比率が低く、メンバーの多様性も高く、いろいろと面白く感じることも多くありました。

「ダンス・パフォーマンスを通してモチベーションを考える」というサブタイトル。楽しいとモチベーションがあがるという単純な結論だけではさすがに情けいないので、もう少し考えてみましょう。1人ではなかった点もポイントです。皆とつながっている感というのを常に感じました。また、たぶんチャレンジしても裏切られないだろうという感覚もありました。次に何をやるのかなというワクワク感もありました。1つひとつのワークがとてもこれは自分ができそうにないという感覚を得なかったことも大きいと思います。頭を使う前に身体を使うので、あれこれ考えることがないのも大きいでしょう。やっぱり頭がいろいろなことを複雑にしているところはあります。

この場が成立したのは、もちろんプロフェッショナルとしての近藤良平さんのファシリテーションの力によるところも大です。場を率いながらも、時に一歩引いて場を観察し、場に合わせた流れをつくる力というのは大切です。
よくよく考えると、これは職場という「場」でマネージャーが日々やっていることと非常に近いものがあります。中学生や大学生に対するワークの難しさを近藤良平さんはユーモアも交えつつ指摘されていました。これに対して、私たちが日々取り組んでいる「職場」という組織はどうでしょうか。中学生や大学生に比べると、組織目標があり、1つのことに向かっているわけですから、ある種の一体感はベースにあっていいはずです。でも、今回の「場」のような一体感とはおのずと違います。ても、マネージャーは場をきちんと観察し、場の状況によって様々な判断をし続けているものです。

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東京ユビキタス協創広場CANVASの地下1階で素敵なドアストッパーをみつけました。内田洋行さんの製品ではないそうですが、リアルにドアを支えているように見えて素敵てすよね。「場」はその瞬間だけで終わりがちです。「楽しかったね」「ためになったね」「面白かった」「勉強になった」、でも1週間後には素敵な思いでとして昇華してしまいます。この目一杯力を込めながらも、何となくちょっとユーモラスなドアストッパーの姿をイメージして、今日の「場」のドアが閉ざされて思い出の1ページに終わることなく、明日から何か少し変わるかもね、に繋がるようにしたいなあと思います。

など長々とと書き連ねましたが、今日は単純に近藤良平さんのワークに参加できたこと、そして皆で「てっぱんダンス」を踊れたこと(しかも近藤良平さんの指導付で!!)が何よりもの喜びでした。それも、主催者側としてです。また、にっぽんお好み焼き協会の佐竹会長にも来場いただき、たまたまですが私が理事をさせていただいている組織の2つがクロスしたことは、何よりもの喜びです。こんなに自分が愉しめたワークは、久しぶりかもしれません。ご来場いただいた皆様、お手伝いをいただいた皆様、岡部先生をはじめとしたMALLスタッフの皆様、ありがとうございました。

※8月11日追加:公開用リフレクションムービーができました!

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【2013/07/28 20:15】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
社会人基礎力に不足するもの
ここのブログでも何度も取り上げましたが、もとも経済産業省が提唱した「社会人基礎力」は、投入した多大な予算の効果もあり、それなりに定着したように感じられます。特に大学のキャリアセンターの方は、これに言及するケースがかなり多くなったように感じられます。

「社会人基礎力」は、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの領域にわたる合計12の力から成り立っています。

《前に踏み出す力》⇒アクション
①.主体性…物事に進んで取り組む力
②.働きかけ力…他人に働きかけ巻き込む力
③.実行力…目的を設定し確実に行動する力

《考え抜く力》⇒シンキング
④.課題発見力…現状を分析し目的や課題を明らかにする力
⑤.計画力…課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
⑥.創造力…新しい価値を生み出す力

《チームで働く力》⇒チームワーク
⑦.発信力…自分の意見をわかりやすく伝える力
⑧.傾聴力…相手の意見を丁寧に聴く力
⑨.柔軟性…意見の違いや立場の違いを理解する力
⑩.情報把握力…自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
⑪.規律性…社会のルールや人との約束を守る力
⑫.ストレスコントロール力…ストレスの発生源に対応する力

花田光世先生が著書『「働く居場所」の作り方』の中で、この社会人基礎力をチクリと刺しています。その論点はシンプルかつ明確で、マインド要素が抜け落ちているというのです。

マインド的要素とは、①働くことを重要ととらえ、懸命に働こうとする力、②社会の中での責任と自覚を、積極性を持って果たしていくこと、であると同書の中で先生はいっていますが、花田先生がライフワーク的に主張される「人間力」に結びつく概念です。

「②社会の中での責任と自覚を、積極性を持って果たしていくこと」というのは「社会性」という言葉で要約されるかもしれませんが、これに類似する言葉として「規律性」が社会人基礎力にはあります。「規律とは与えられたルールを守るという受け身的なものであり、その背景にある考え方や理念の重要性を理解し、その展開に対して積極的にコミットするという発想は乏しいのではないでしょうか。」(P93)と花田先生は整理されていますが、そう、そういう差なのです。

「社会人基礎力」は確かに良く整理されているのですが、その目指すものは「組織の中で上手に立ち回ることのできる人材」、であり「目的合理的な人材」であるといわれると、なるほどそうかもなと改めて感じるところがあります。逆にいえば、そこどまりで作られているからこそ、今の大学におけるキャリア教育の中で使いやすいのかもしれません。

「目的合理的」な人ばかりを集めてチームを作り闘うことがパワーになった時代は過ぎ去りました。そもそもすでに目的は与えられるものではなくなりました。「目的の背景にある考え方・理念を理解し、それに向かって主体的に行動できる人材が重要」となっているのが今です。いってみれば求められるのは「価値合理的」な行動ができる人でしょう。

「社会人基礎力」は採用にも比較的使いやすい概念だといえます。これに対して、マインド的な要素は難物です。極端にいえば、一緒に働いてみないことには把握することが困難かもしれせん。

今日は花田先生の近著『「働く居場所」の作り方』の93ページわずか1ページから影響を受けて書いています。わずか1ページです。じっくとり読めば読むほど実に濃厚な本ですので、未読の方にはお薦めします。

本を書くことを極端に嫌っておられた花田先生。本というのは常に変わりゆく自分の考えの一瞬を残してしまう存在だというのが、その考えの基本にあられました。そんな花田先生がさらにもう一冊、今週には「新ヒューマンキャピタル経営~エグゼクティブCHOと人財開発の最前線」なる新著が出されます。このお気持ちの変化について、私たちは1つのメッセージとして受け止め、「キャリア」なるものに対する認識と思いをもう一度考える時期なのかと思っています。

「働く居場所」の作り方‐あなたのキャリア相談室「働く居場所」の作り方‐あなたのキャリア相談室
(2013/06/26)
花田 光世

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【2013/07/21 19:48】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
選挙には行こうよ!
僕の住む選挙区は、だいぶ前に新聞で読んだら今回の0増5減の衆議院選挙新区割になると、日本で一番一票の重さが軽い選挙区になるらしいです。

国政選挙であるにもかかわらず、区が2つの小選挙区に分割され、都議会選挙よりも小さな選挙区で衆議院議員を決めるということ自体が矛盾のような気もする我が区ですが、でもこの日本一票が軽くなる選挙区割、ある意味では自業自得のところもあります。記憶が確かではありませんが、何回か前の衆議院選挙では、確か我が選挙区は、投票率全国最低という汚名を記録していたような気がします。

どうせお前らろくに投票しないんだから、お前らの選挙区は一票の重さなんか軽くていいもんね、というのはある意味、理にかなっています。前回の投票率に合わせて区割を毎回決めるなんてのがいいかもしれませんね。もっと分かりやすくするとすれば、有権者数ではなく、直近の国政選挙の投票者数で、区割りを決めるといいんじゃないでしょうか。投票すれば投票するほど、一票の重さがあがるという仕組みにすれば、投票に対する明確なインセンティブにもなるといえます。

ちょっと前に中原先生がFBでリンクされていた記事がありました。「若者世代の投票率が1%下がると、若者は1人当たり年間13万5000円損しているとの試算(東北大調査)」という記事です。

1967年からの衆・参両選挙の年齢別投票率と国の予算の統計の関係を分析した結果、若年世代(20歳から49歳まで)の投票率が低下するに従って、国債発行額が増加し、社会保障支出も若年世代よりも高齢世代(50歳以上)に多く配分されていたことが分かったといいます。

ここからがさらに面白いのですが、選挙を棄権することにより、若年世代の投票率が1%低下すれば、若年世代1人当たり年間およそ13万5000円分の損失が発生している結果が出ているとのことです。その内訳としては、国債の新規発行が7万5300円増え、「高齢世代1人あたりの年金などの高齢者向け給付」が「若年世代1人あたりの児童手当などとの家族給付の額」に対して5万9800円増えているといいます。

少なくとも、国債の新規発行増、高齢者向け給付の保護というのは、日本がここ数十年行ってきた「判断」であることは間違いありません。そして、その判断を主体的に司るのが立法府だとすると、あながちこの分析は数字の遊びでもありません。

とにかく選挙には行きましょう! 
行かないでぶちぶち言っててもしょうがないですから。

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【2013/07/20 22:02】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
イクメンターが語る会
私の仕事上の友人に「イクメンター」を名乗るナイスガイがいます。
彼が「イクメンター」として、初めてのセミナーを開催します。本当に彼の「イクメン」の実践には頭が下がります。そんな彼が自らの経験と実践から、素敵な時間を提供してくれるとこと思います。是非、イクメン、ワークライフバランス、育児、未来の働き方、ポンジュース

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フローズンポンジュースを飲みながら「ワークライフバランスと新しい仕事の仕方」についてイクメンターが語る会

日時 :2013年8月1日(木)19:00-20:00(受付開始18:45)
場 所:渋谷区文化総合センター 大和田 2階
     渋谷駅南口・セルリアンタワー裏手(渋谷駅から徒歩8分)
料 金:無料!
講 師:宮本 和明(イクメンター)
対象者:仕事と育児の両立に直接的に関わる方(産休/育休中の方、育メン)
    仕事と育児の両立に間接的に関わる方(企業の経営者、人事総務部門の方)
    その他未来の働き方に興味のある方

愛媛県出身、IT企業の経営者兼「イクメンター」が、ワークライフバランスを切り口に、新しい働き方について語ります。様々な場面で議論百出のワークライフバランス。このワークライフバランスに対して、実は7つの対立する立場があり、それぞれ悩みを抱えています。この7つの立場の対立構造を紹介し、それぞれの悩みを列挙するとともに、それらに対してどう折り合いをつけていくかの考察とアイデアそしてテクノロジーについて紹介します。

なお、当日は実家の愛媛から取り寄せたポンジュースを★絶妙な具合に★凍らせた、「フローズン・ポンジュース」をご用意しております。

■アジェンダ

・自己紹介(イクメンターを名乗り始めた理由)
・ワークライフバランスをめぐる7つの立場と、それぞれが何を考えているか
・対立構造を解決するために
・新しい仕事の仕方と、必要なノウハウ&テクノロジー
・20年後の新卒は何を考えているだろうか?

■参加申込み

参加申込み専用フォームから申込みください。

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このセミナー、宮本さんの完全手作りです。会場の予約から始まり、すべて自らが行なっています。素敵な思いを当日は聞けることと思います。

宮本さんがどんな方か知らないとちょっと申し込めないよねぇという方は、宮本さんのブログ「きりんは立ったまま寝る」をご覧ください。当日は、今のところ私もはせ参じる予定です。何せ初めてというのが好きでもありますし。

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【2013/07/08 22:51】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
私は不安を感じないことが一番怖いと思う ~キャリアデザイン学会研究会より
昨日はキャリアデザイン学会の第50回研究会『私たち女子中高生、キャリアを懸命にデザインしています!!』に参加してきました。

女子高校生2名、女子中学生2名、企業で働く女性2名の6名によるパネルトークです。どうしても私たちがキャリアを語る場合は、対象は大学生どまりのケースが多いかと思います。今回のように、高校生・中学生と社会人が一緒にキャリアデザインを語る機会は非常に新鮮でした。

登壇した高校生・中学生は、東京都江東区にある中村高等学校・中学校からそれぞれ2人ずつです。同校は1学年124名の小規模の中高一貫校です。専任教員1人あたりの生徒数は14名と、世の中水準の半分程度、2002年度から中学1年から6年間キャリアデザイン授業を採り入れ、30歳の自分を考えます。どんな職業につきたいのか、どんな資格を取りたいのかといった方向に安易に陥らずに、どんなことに興味関心があるのか、それにどう携わりたいのかを考え、生き抜いていくために必要なコンピテンシーである総合的な変化対応能力の土台を6年間で身につけることを目指しています。そのためにも、1人ひとりが自主自立型学習者になることを求めます。自ら考え、学び続けることが生き抜くことだという思想なのだと思えますが、この方針には実に共感できます。

冒頭に上記のような中村のキャリアデザイン教育の考え方を学会研究会企画委員でもある永井副校長が語られます。続いて、同じく学会研究会企画委員の四方さんの進行により、6名のパネルトークに移ります。中学生⇒高校生⇒社会人の順で、まずは自己紹介です。

この自己紹介が全体の素晴らしい流れを決定付けます。最初の中学生がしっかりと時間をとって自らのこと、今日への期待、社会人に聞いてみたいことを語ります。これが中学生⇒高校生と4名続きます。社会人としては、実に聴きごたえのある自己紹介です。

続いて、社会人の2人からの自己紹介があります。今回はパネルに出る社会人を紹介してほしいと依頼され、私の知っている方(人事の集まり「ごじかん会」のメンバー)をお2人推薦しました。お2人ともに、キャリアの分野でバリバリ活躍している人ではありません。でも、この場にきっとフィットするだろうなぁという方です。

お2人の自己紹介は、自分の生まれから始まり、両親の仕事のこと、家族のこと、高校時代に何を考えて大学を選んだのか、大学時代は何を考えていたのか、社会に入ってからの失敗談、思ったこととぜんぜん違う仕事をやっていたという話、でもそんな中で自分らしく一生懸命にやってきたこと、などをとてもリアルにかつ自然体にお話になります。何度もお会いしているお2人ですが、パーソナルな話を聞くのは初めてで、ちょっと感動してしまいました。

高校生・中学生にとってもっとも身近な社会人は、まさに親です。ですから、自分の親はどんな仕事をしていて、それを自分はどう見ていたという話から入るのは、高校生・中学生をぐっと惹きつけます。何か凄いことをやって自らのキャリアデザインを実現させました、なんて話の何倍も気持ちに沁みます。素敵なお2人に登壇していただくことができて本当に良かったと改めて思った瞬間です。

学生から社会人への問には以下のようなものがありました。

  「女性は不利ですか」

  「専業主婦についてどう思いますか」

  「会社に入りるために求められるものって何ですか」

  「企業のニーズの変化に自分は適応できるのか心配です」

  「こ自身は今、キャリアデザインをしていますか」

逆に企業人側からは、例えばこんな質問がありました。

  「めざすキャリアの実現のために、何か行動をしていますか」

  「サラリーマンにどんなイメージを持っていますか」

1つひとつで1日分のブログが書けるほどの内容のあるやりとりがありました。この中のいつくかは、いずれここでも書きたいと思います。

最後の方で会場からも質問が飛びます。

「素晴らしいキャリアデザイン教育を受けているなと実感しましたが、でもキャリアデザイン教育が逆に皆さんの不安をあおってしまっているようなところはないのでしょうか」。

いい質問です。この質問に4名の高校生・中学生が答えます。用意してきちことをきちんと語るのであれば、しっかりとした優秀な生徒だなぁで終わるのですが、その場で出た質問にきちんと真正面から4名とも答えているのには、少々驚きでした。この問にきちんと自分の言葉で語れる大学生、若手社会人はどのくらいいるでしょうか。

最初の高校生の答えには、少し震える感じすらしました。口語体で意訳して書きます。

「私は逆に不安を感じないことが一番怖いです。何も知らず何も考えずに、不安を感じないで何となく大学に行き、何となく企業に入り、何となく60歳を過ぎてしまうという方が自分としては怖いです。きっと、乗り越えなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことがたくさんこれからあると思います。そんな不安がたくさんあります。でも、最初にいったとおり、不安を感じないでいることが一番怖いことだと思います」。

帰り道で、登壇者らと少し喉をうるおしながら、「不安を感じないことが一番怖い」という言葉を反芻していました。いずれにしても、当日会場にいた社会人は皆、彼女らから、やる気と元気をもらったことは間違いありません。

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【2013/07/07 09:21】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
行為の動機を行為する:ダンス・パフォーマンスを通してモチベーションを考える ~MALL企画
経営学習研究所の次の企画がリリースされています。

今回はラボ企画ではなく、全体企画のギャラリー・モール。岡部理事がご担当され、コンドルズの近藤良平さんをお招きして「行為の動機を行為する:ダンス・パフォーマンスを通してモチベーションを考える」という、タイトルを聞いただけでワクワクを押さえ切れない企画です。

近藤良平さんといえば、サラリーマンNEOのサラリーマン体操でのお姿を思い出しますが、同じNHKで放映されていた朝の連ドラ「てっぱん」のてっぱんダンスも提供されています。最終回で出演者の皆様も踊っていたあの姿が忘れられません。ということで、たまたま開催日の翌日に「にっぽんお好み焼き協会」の理事会があり上京される予定のため、協会長の佐竹さんにもご参加いただくことになっています。

お申し込み希望の方は、MALLサイトまで。

詳細の案内を以下に引用いたします。

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ギャラリーMALL「行為の動機を行為する:ダンス・パフォーマンスを通してモチベーションを考える」

皆さま、いかがお過ごしでしょうか、経営学習研究所の岡部です。
今日は、イベントのご案内があります。
来る7月28日(日)、経営学習研究所企画のギャラリーMALLイベントを開催させていただくことになりました。

今回のイベントは、

【行為の動機を行為する:ダンス・パフォーマンスを通してモチベーションを考える】です。

ワークショップなどに参加している時、ついつい頭で考えてしまって、経験に意味付けてしまうことはないでしょうか?
会社や学校で「この活動には何の意味があるのですか?」と聞く/聞かれることはないでしょうか?
こんな時の私たちは、「経験には意味がある」というアタマ(前提)になってしまっていませんか?

この「とらわれ」自体を、疑ってみませんか?
私たちにとって「経験に意味付けること」、「経験について考えること」は意外に簡単で、むしろ、経験の価値を信じて「考えないこと」の方が難しくなってきているとも言えます。

このたびご登壇いただくのは、
NHK「サラリーマンNEO」内「テレビサラリーマン体操」や同、朝の連続テレビ小説「てっぱん」オープニングダンスを手掛け、今秋、スポーツ祭東京2013の式典演技総演出を担当する舞踊家の

【近藤良平(こんどうりょうへい)さん】

学習心理学がご専門で、「デザインド・リアリティ:半径300㍍の文化心理学」の著者である、横浜国立大学教育人間科学部の

【有元典文(ありもとのりふみ)さん】

です。

今回のギャラリーMALLでは、舞踏家の近藤良平さんのファシリテーションのもと、「考えない」で、即興的にからだを動かす実験的なワークショップを行います。経験を頭で考えるのではなく、身体の経験そのものを行為してみませんか。

このワークショップの「お土産」は頭での理解ではなく、行為の経験そのものです。

お二人のこのワークショップでの企みは、参加者が行為の動機を実際に経験する事です。頭で考えるだけなら誰でもできます。誰もが意欲や動機、プランを持つ事があるでしょう。ただし、そこまでは頭の中での話しです。

頭の中で考えることと、実際にパフォーム(行為)することの間には、0と1位の無限の距離があります。
「小説を書こう!」「ゲームを作ろう!」「歌を歌おう!」と夢想したり動機を持つことは誰でもできますが、実際に作品をつくり抜いたりパフォームすることは、それとは全く別のこと。

行為というのは頭の中に収まった思いとは異なり、対象や、他者や、社会や、現実に、自分の身体ごと向かう事です。それは物理的な作用と、その社会的な反作用です。そのことで空気や、モノや、相手の身体や、そして心が具体的に動き、影響されることです。

つまり世界との交流です。

ついつい「考えて」立ちすくむのではなく、行為の動機に身を任せ、世界に働きかけ、世界を受け止めることの意味と価値を、近藤さんのガイドによってみなさんと一緒に体験したいと思います。

ふるってご参加ください。身体ごと世界と交流しましょう。

■ゲスト:
・近藤良平氏(コンドルズ)(舞踊家、振付家・コンドルズ主宰・横浜国立大学教育人間科学部非常勤講師)
 コンドルズHP http://www.condors.jp/
・有元典文(横浜国立大学)(教育心理学)

■主催
一般社団法人経営学習研究所
http://mallweb.jp/

■共催
北樹出版株式会社

■協力
内田洋行教育総合研究所

■日時
2013年7月28日(日)12時から15時まで。
開場は11時30分を予定しています。

■会場
株式会社内田洋行 東京ユビキタス協創広場CANVAS地下1階 
http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas.html
JR・東京メトロ八丁堀駅または東京メトロ茅場町駅下車 徒歩5分
※近隣に内田洋行様の別ビルもありますのでお間違いのないようにお願いいたします。

■参加費・定員
お一人様、5000円を申し受けます。
※学生の方は、学生価格2500円でご参加頂けます。当日に学生証をお持ちください。
定員50名
当日はソフトドリンク等の飲料と軽食、お菓子をご用意いたします。

■内容(予定)
11:30 開場(ドリンクや軽食、お菓子をつまんで下さい)
12:00 近藤さんご紹介、近藤さんのファシリテーションのもと、参加者全員で身体を動かします。
12:45 休憩と歓談
13:05 近藤さんのファシリテーションのもと、参加者全員で再度踊ります。
13:50 休憩と歓談
14:10 ラップアップ:ダンス・パフォーマンスを通した「考えないことによる学習」と「行為のモチベーション」について
15:00 閉会

■ 準備等
1.当日はジャージや運動靴などの動きやすい服装でお越し下さい。
 (ラジオ体操が行える程度の服装が好ましいです。)
2. 当日は、更衣室を設けますので、会場にて着替えて頂くことが可能です。
3.貴重品の管理は各自お願い致します。
4.施設内にシャワールームなどはありませんので、各自タオル・制汗剤などご準備をお願いします。
5.運動を行うことによる保険等は各自で加入下さい。
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■参加条件

申し込みいただいた方には、下記の条件についてご承諾いただいているとみなさせて
いただきます。

1. 本ワークショップの様子は、予告・許諾なく、写真・ビデオ撮影・ストリーミン
グ配信する可能性があります。写真・動画は、経営学習研究所、ないしは、経営学習
研究所の企画担当理事が関与するWebサイト等の広報手段、講演資料、書籍等に許諾
なく用いられる場合があります。マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供
することがあります。参加に際しては、上記をご了承いただける方に限ります。

2. 欠席の際には、お手数でもその旨、 info [あっとまーく]mallweb.jp(松浦)  まで必ず
ご連絡をお願いします。

3.人数多数の場合は、抽選とさせていただきます。7月13日(土)までにお申し込みください。7月15日(月)には抽選結果を送信させていただきますので、あしからずご了承下さい。

4. 本イベントの内容は、一部、『デザインド・リアリティ』増補版に収録されることを予定しております。ご了承下さい。
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【2013/07/06 22:29】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
採用はマーケティング、採用は愛
7月1日です。新卒採用の担当者が体調不良でお休みしました。

先週に内定者を集める行事を行ない、2014年度新卒採用もちょうど一息ついたときです。新卒採用は期間業務、ある意味ではプロジェクト業務です。プロジェクトの最盛期は不思議なことに風邪もひかなかったりしますが、終わった瞬間にばたっと倒れるというのは、結構ある話です。気が緩んでいると叱咤するのではなく、よく頑張ったとついいいたくなります。

私も新卒採用の実担当をはるか昔に3年間つとめました。うち、2年は採用が終わった瞬間に寝込んだ記憶があります。ピーク期間中は2カ月くらいほんとに休みなしで通します。休んでいる時間があったら、1人でも多くの学生に会いたいとまじでいってました。よく昼休みに床で寝てました。

当時の新卒採用のスローガンは2つ。
  1.採用はマーケティングだ
  2.採用は愛だ
営業から移ってきたばかりの私は、採用業務をみてまずは自分の経験を活かすためにも、マーケティングの目線で採用を再構築しようと意気込んでいました。でも、1つひとつの行動・判断の根っこに「愛」が必ずないとだめだということも、本能的に感じていたのかと思います。

新卒採用ってほんとに良い仕事です。
担当している皆さん、幸せですよ。

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【2013/07/01 23:01】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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