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インターンシップ、開始!
今日は月曜日、今日からインターン生が来てくれました。
もちろん、採用直結型のインターンシップではありません。そういうのは好きではありません。

数年前から慶應義塾大学の授業「社会との対話」に協力しています。この授業の中で、商学部の2年生が毎年2週間だけですが、2人ずつインターンシップに来てくれます。今年も意欲のある2人が今日から出社してくれました。

初日の午前中で1時間だけ私がお話をする時間があります。毎年微妙に話が違うのですが、今年はインターン期間中に個人的に期待することとして2つ話しました。

①.学校モードと社会モードの違いを身体で味わうこと
②.みんな、一体全体なんで働いているのかを感じとること

とっても曖昧で情緒的な期待です。でも、大学2年生の夏にこれが味わえると、とってもいいと思うのです。学校モードと社会モードというのは、最近の私の流行りで、先週、明治学院大学のキャリアゼミでお話をする際に思いついた整理です。これについては、いずれここでも整理して書こうかと思います。

これだけではとても持ち時間の1時間は費やせませんから、そのあとは経験学習の話をずっとしました。この2週間、目いっぱい経験学習のサイクルをへとへとになるくらいまわして欲しいですから。

今週、来週に当社に来客される方、ひょっとすると商談にインターン生が同席するかもしれません。
私のスケジュールを見せて、興味があり、相手が許すのであれば、どんどん同席・同行はさせようと思います。ただ、担当してもらう業務はそれによって減らすことはありません。ですから、当然、残業しなければ終わらないというようなことも起こるかもしれません。そういったことまで自分で考えて自分の時間をマネジメントするのは、明らかに社会モードの世界です。

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※写真は去年の最終報告会の時のものです。
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【2013/08/19 23:25】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
主体性と多様性 ~大学生研究フォーラム2013
東京大学・京都大学・電通育英会共催の大学生研究フォーラム2013「学生のうちに経験させたいことー大学生の今、変わる企業」の続きを書いてみます。昨日は、安西祐一郎先生のグローバル化についての話を書き残すだけで終わってしまいました。

そんなグローバル化した日本で、昨日のキーワードは結果的に「主体性」と「多様性」でした。

安西先生のいう主体性は「自分の目標を自分で見いだし、実践す力」であり、独りよがりとか独善的とはまったく異なることだとの但し書きを加えられていました。そのように誤解されるケースがこれまであったということでしょうか。
また、東京大学の吉見先生は、主体性の定義として、「ビジョン」と「こだわり」であり、「ビジョン」とは将来に対する見通しであり、「こだわり」とは執念であるとされていました。気合いの入った定義だと思います。

安西先生からのお話しにあったのですが「自分の目標をもっている人の心は、その目標が達成されやすいようにはたらく」という心の動きがあるそうです。これは経験的にも確かに何となく納得するところがあります。では、目標を持てない人がどう目標を持てようになるのか、その目標は主体的につくられたものではなく、押し付けられた目標でも機能するのか、このあたりが難しく感じられます。

主体性をはぐくむ学習方法は果たしてあるのか、これが大きなテーマです。安西先生の整理は「チームワーク」と「答えがない学習」です。

ここでいう「チームワーク」とは、単なるグループ学習とは異なります。知っている仲間同士で、先生から与えられた課題に取り組み、先生が既に知っている答えを目指すといったタイプの学習では、主体性は芽生えないわけです。ある種、居心地の悪い多様性に溢れる仲間同士で、答えのない問題にチャレンジする必要があるわけです。

たぶん、今のキャンパスにおける大きな問題の1つは多様性でしょう。諸外国に比較して留学生比率が低く、多様性の幅が狭いというデータも提供されていましたが、それはそうだと思います。ただ、それよりも日常的な大きな問題は、いろいろな学生などと話していると、大学生活というのは多様性を極端に回避しても生きていける世界だということが何よりも気になります。要は心を閉ざして仲のいい仲間だけでまったり愉しく生きることが許容されているわけです。留学生がいくら増えてもここが変わらないと何も変わりません。いうまでもなく、社会に出るとこうはいかないのですから。

結果的に今回のテーマとなった「主体性」と「多様性」は並列して提示されたものではなく、主体性をよりはぐくみやすい環境が「多様性の海」だということでしょう。これは企業においても同じでしょう。新卒一括採用はこの文脈ではネガティブです。また、営業という多様性に直面せざるを得ない仕事を経験させるというのは、筋が通っていることだといえるのかもしれません。

終了後に大学の方から素朴な問をいただきました。どこの企業も採用に際して多様な人材を採用したいといっているが、その場合の多様とはどういうことで、どこまでの幅を指しているのかがちっともわからない、という問です。大学の方ですから、新卒採用を指しての話です。私の感覚からいえば、企業が新卒一括採用で意識的に多様な人材を採用するというのは非常に難しいものがあります。さらにはその後の新入社員研修は同質性を強める方向に作用します。採用担当者がいっている多様な人材というのは、単にいろいろなキャラクターくらいのレベルであり、居心地の悪い隣人までを含まないで使用している企業の方が大半ではないかと思います。そもそも、1つの人格である1人の担当者が手掛ける新卒一括採用の中で真の多様性を実現させるのは、よほどデジタルな基準を何か設けなければ極めて困難なように感じますので、今のたぶんに感覚的な要素に満ちている(そこに合理性があるのですが)新卒採用のやり方では難しいでしょう。本当に多様性を求めるのであれば、ある比率を経験者採用するのが何よりも手っ取り早いでしょう。

MOOC(Massive Open Online Course)にも話は及びました。MOOCにより、学びたい人は誰でもいつでもどこでも自分のペースで学ぶことが実現できます。学びたい人は誰でも学びの内容を共有し議論することが実現できます。学びたい人は誰でも学習環境を組み合わせて多角的な環境で学ぶことが実現できます。知識を広めたい人は誰でも広める手立てを持つことができるようになります。

でもここでいう「誰でも」は本当に「誰でも」ではありません。真に学びたいと思っている人であれば「誰でも」ということです。つまり学びに対して「主体性」を持っているということがすべての前提になります。

これまで、学ぶには環境と費用が必要でした。ですから、先進国に住む人が圧倒的に有利であり、富裕層が圧倒的に有利だったわけです。しかし、本当に世界のどこでも同じ機会で学ぶことができようになると、学びに対する「主体性」がそれまでの環境や裕福さにとってかわります。これは革命的な話です。

学びに対する主体性の原動力は何でしょうか。安西先生が提示されていたなるほどというケースがあります。途上国の若者のうちある層はもの凄く主体的な学びをどん欲にしている、それは学ぶことによって今の状況から抜け出し自分の人生を幸せにしたいという思いが強くあるからだというような話でした。一昔前であれば、ボクシングで世界を目指すことにより実現させようとしたことが、学ぶことで世界を目指すことによって実験できる可能性が出てきているわけです。本当に革命的な話です。

これと同様な動機は、豊かな国という立場に慣れてしまった日本では難しいでしょう。ただ、健全なる危機感はきちんと持つ必要があります。健全なる危機感は主体性の原動力になり得ます。この危機感の程度には難しいところがあり、強すぎる危機感を与えとチャレンジする気持ちが萎えます。幸いなことに、今であればまだ健全なる危機感などといった甘い表現で勝負できるはずです。

中原先生がときどき使われるフレーズですが、自主的にやれといわれてやったことは本当に自主的な行動なのかという問があります。主体性にもこのパラドクスがあります。ただ、自転車に乗れるようになる練習と一緒で、最初は後ろを支えられていたものが、いずれ自分だけで走らせることができるといったような支援の仕方があるように思います。主体性の自転車トレーニングです。何事もイメージできないものは、とっつけないものですから。

大学生は面接用・エントリーシート用のエピソードを揃えることに腐心して大学生活を送らざるを得ない状況になってしまっています。その意味では、二昔前の大学生に比較すると極めて多彩な経験をしています。ただ、多くの場合、経験をすことが自己目的化して、経験学習のサイクルがまわせていません。経験学習のサイクルを回すことによって、多彩な経験は多様な経験に変化するのではないでしょうか。大学生にお話をする機会のたびに経験学習サイクルの話をほぼ必ずするのですが、たいてい半数以上の大学生に刺さります。より理解しやすい伝え方というのを毎回毎回考えています。

大学生は企業で働くということに相当な恐怖心を感じています。半沢直樹の世界なんかを垣間見るとさらに怖くなるかもしれません。私たちのもう1つの使命は「働くっていろいろあるけど、いやいろいろあるからなかなかいいもんなんだよ。じゃなきゃ何十年も毎日、出社はできないよ」ということを何よりも真面目に伝えることかと思っています。恐怖心に覆われると主体性は育ちにくいように感じます。

非常に混迷した整理になりましたが、きりがないのでこんなところでやめておきます。
いずれにしても、多くの方と素晴らしい場を共有できたことに感謝いたします。素敵な夏の1日でした。

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【2013/08/18 18:39】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
まずグローバル化とは何なのか ~大学生研究フォーラム2013
東京大学・京都大学・電通育英会共催の大学生研究フォーラム2013「学生のうちに経験させたいことー大学生の今、変わる企業」に参加してきました。これまでは毎年、夏に京都で開催されており、行きたいなぁと思いつつも行けずにおりました。今年は東京開催、しかも登壇のご依頼もいただき、朝から最後までフル参加することができました。最近、なかなかこの手の会に参加者としてゆっくり行けることが少なかったのですが、やはり大きな学びがあります。不精してないで、行かないといけません。

コンテンツてんこ盛りの企画なのですが、基調講演をいただいた安西祐一郎先生のお話しのエッセンスを残しておきたいと思います。講演のテーマは「教育が日本をひらく~グローバル時代への提言」です。非常に毅然としており、かつ真摯な講演でした。

冒頭に写真の図が提示されます(ピントがぼけてます、すみません)。グローバル化というのは、伝統というX軸と、近代化というY軸の2次元世界に、3次元を構成する新たな軸なのだと考えるとよいという話です。もともと1次元の伝統軸しかなかった日本は、近代化というY軸を得て2次元の世界に入ります。そして、今まさに新たなグロール化というZ軸を得て3次元の世界に突入したというわけです。ですから、グローバル化はけして伝統とのトレードオフなどではなく、伝統が失われたわけではないのです。2次元から3次元へというグローバル化の変化の中で、自分自身が今、どこにプロットされ、どこに向かいたいのかを明確にすことは大切なことです。

また、グローバル化というのは、ある意味ではムラ社会が街に拡大するのに似ているとの指摘もありました。知っている人ばかりで構成されていたムラ社会から、知らない人が隣にいのが当たり前の「街」への移行は、考え方のバックグラウンドが異なる、というかそもそもわからない人が隣にいる社会に移るということです。これは確かにムラ社会に慣れ切った身としては、「uncomfotable」な世界です。でも、ムラよりも街の方がはるかに可能性に満ちています。はるかにチャレンジの対象が増えます。どちらの側面をみつめるのか、この感覚がグローバル化の本質なのかと思います。

グローバル化というものは、その矢面に直面している一部の人達だけのテーマではありません。すでに日本中津々浦々どこにいてもその影響は及びます。そして、安西先生の言葉を借りれば「グローバル化には光も陰もあるが、それは不可避のものであり、不可避なものである限りは、それに対処する準備を次の世代にさせることは大人の役割」なのだということになります。

では、大人の役割として、私たちは何をすべきなのか、そして何ができるのか、そんなことを考えた1日でした。続きは、明日に。

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【2013/08/17 23:57】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
少しでいい話をするには、話す人自身が愉しむ必要があるんだなぁ
自動車免許の更新に先日行ってきました。20年前と比較して、もの凄く進化したのが、この自動車免許の更新だと思うのですが、極めてスムースに短時間で更新が終わります。皆さん、すっごくホスピタリティに溢れているという感じではまったくないのですが、それぞれの持ち場でいい仕事してますし、案内掲示板なんかもそれなりに適切です。

で、私は「一般講習」対象なので、1時間の講習を受けました。前回は「失効」、前々回は「免停」でしたので、久々に一般人です(ただ、失効の時も講習は一般だったような曖昧な記憶があります)。

実はこの講習、前回も前前回も、実に面白く受講をすることができました。完全に講師のキャラクターによるところが大きいように感じますが、お定まりのビデオさえも面白く感じられました。それに対して、先日のは、まあ、びっくり。これだけ人に聴かせる気のないしゃべり方ができる講師って何なんだろうという感じでした。もちろん、我々はここで1時間我慢しないと免許の更新ができないから、多少のいねむりはしつつもちゃんと聴きます。

前回と前々回のあの面白く話を聴けた講師達と、今日のこの講師の違いは何なんだろう…と考えつつ聴いてましたが、一番の違いは、話をすることを講師自身が愉しんでいるかどうかじゃないかと感じました。

免許センターの講師になるキャリアパスがどうなっているのかは、まったく知りませんが、おそらく免許センターの講師をめざして夢がかなって今の仕事をしていますという人はあまりいないのではないかと思います。ですから、この与えられた役割にどう対峙するかというスタンスの問題で、話し方が大きく変わってくるのでしょう。

特に前前回の講師は多少脱線しながら飽きさせない話をしてました。私は免停で受講していたので、時間も今回よりもだいぶ長かったと思います。もしかすると、あまり脱線するのは規定的にはまずいのかもしれません。今回の講師は、60分の講義のうち、20分を手続き的などうでもいい話を丁寧に(これ3分あれば余裕で終わる説明を牛歩戦術のようにゆっくりとやります)、次の20分を最近の法改正についての説明をテキスト棒読みに近く、最後の20分はビデオ、終わった瞬間に一番安堵していたのは講師のようにさえ感じられました。多分、講師も愉しくはないでしょうね。

少しでいい話をするには、話す人自身が愉しむ必要があるんだなぁと、ある意味、当たり前のことを実感した東陽町の夏の日でした。

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【2013/08/16 23:19】 | モチベーション | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
日本の次世代リーダー養成塾
日本の次世代リーダー養成塾というのに、人事のメンバーがクラス担任(?)として参加してきました。全国から優秀な高校生が集い、2週間の合宿をします。経済界・アカデミアから一流の講師陣が彼ら彼女らに刺激を与えます。また、彼ら彼女らだけで、ハイスクール国会なるものを運営します。クラス担任はこれらの活動に関わり支援します。というものらしいですが、私は現地に行っていないので詳しくはよくわかりません。ただ、集まった高校生たちの向学心は素晴らしく、各企業から派遣されたクラス担任(?)も結構、たじたじ(?)らしいです。夜中まで対応にあけくれるそうです。

何が大変って、高校生は阿吽の予定調和をしてくれないそうです。企業人であれば「そんな当たり前のこと聴くなよ」「そのくらい慮れよ」「自分で類推しろよ」「雰囲気つかめよ」「恥ずかしいこと聴くなよ、俺もわからないじゃないか」といった感じで、何となくふわっと逃げ切れるものが、彼ら彼女らに対しては逃げ切れないらしいです。純粋で素朴な質問って、「当たり前だろ」とは思うものの、意外ときちんと説明をするのが難しいんですよね。そして、企業人同士だとそれを暗黙のうちに求めないような空気感が自然とあるんですよね。これ、楽です。

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たまたま東京大学の中原淳先生に頼まれたイベントで話すことを考えていた時に、これを聞いたからかもしれませんが、この話を聞いて中原先生のインタビューや、呑みながらのお話を思い出しました。

中原先生もとても当たり前のことをサクッと質問してくるのです。「そんなこと常識でしょ」とか「それ語らないけど、わかってよ」「えっそれ語らせますか」とか。中原先生とお話ししていて、ちょっと苦しくなる瞬間がしばしばありました。
これがナチュラルな探究心とでもいうものでしょうか。学者の素敵さをまさに感じさせられる時でもあります。
また、異なる大陸プレートに足を置くもの同志のせめぎあいでしょうか。正直、とても新鮮であり、たぶん自分自身の内省も進んだところもかなりあると思います。そして、真摯に学ぶというのは、知ったかぶりをしないということかもしれません。

ただ、そういうと最近、中原先生とお話ししていて、あまりそういう息苦しさを感じなくなったような気がします。私の方がお付き合いの中から「間合い」を会得したのか、中原先生が研究の果てに結構、こっち側に渡ってこられているのか、これは何ともわかりません。でも、こんな感じで実務家とアカデミアが交流できるこのHRという世界、とっても素敵だと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
【2013/08/15 23:49】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「職場と人生の常識を疑う、女性のための歴史講座」 ~経営学習研究所
昨日に引き続き、2日連続で経営学習研究所(MALL)のイベント告知です。

ただし、こちらは女性限定。板谷理事が主宰する「働く女性ラボ<Lカレッジ>」の企画になります。
Lカレッジとしては、初の男性講師登場だそうです。
理事の特権で、私は葉山合宿から行く予定です。葉山に行く方もご一緒にいかがでしょうか。

MALLのwebページからお申し込みができます(昨日、案内した平野理事のが1番上に来ているので、2番目の奴です)。
それにしても、いつもいつも松浦研究員がテーマに合わせた素敵なレゴブロックを作ってくれています。

案内文を全文下記に引用します。この案内文を読んだだけでも、板谷理事の力の入り方が伝わってきます。当日のワインも愉しみです。

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職場と人生の常識を疑う、女性のための歴史講座    
−21世紀・低成長型「しなやかでしぶとい女の幸福論」−
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MALL:働く女性ラボ<Lカレッジ> × 日立ソリューションズダイバシティ推進センタ 
                    
職場と人生の常識を疑う、女性のための歴史講座
−21世紀・低成長型「しなやかでしぶとい女の幸福論」−
2013年9月8日(日)午後2時30分 - 午後5時30分
株式会社日立ソリューションズ 本社別館20F 
==================================================

遊び友達はいる。悩みを話せる友達もいる。
でも、働く自分の成長や夢を真剣に語り合ったこと、
・・・あったかな?
仕事で輝く自分を実現するために情報収集、意見交換、
人脈づくりの場を提供することで、一人ひとりの
成長支援をしたい。
それが働く女性のための「Lカレッジ」です。
参加した皆さまが、あったかで、ぽわ〜ん気分になりつつも、
「明日から、もう少し頑張ってみよう!」という気持ちになっているような、
まるで温泉帰りのようにほっこり、つるん、ぷるん状態で会場をあとにしていただける。
そんな場づくりをめざしています。

経営学習研究所 (Management Learning Laboratory : MALL)は、9月8日(日)に「働く女性ラボ<Lカレッジ>」を日立ソリューションズ ダイバシティ推進センタとコラボ開催いたします。

<男性がゲストスピーカーとして登壇>
今回は、「会計人奨励賞2010−Accounting Encouragement Award−」を受賞している公認会計士 田中靖浩氏にお越しいただきます。え、公認会計士?なんで?!そりゃ、経営学習の場だからなぁ、でも会計、苦手だし・・・と腰が引けてるそこのあなた。大丈夫!!働く女性ラボだからこそ、という御仁の登場なのです。会計という世界に留まらず、「元・公認会計士」を敢えて名乗り、落語家とのコラボ講演や、会計×マーケティング、会計×戦略(孫子の兵法)といった、キャリア・アダプタビリティの高い女性たちをわくわくさせる活動を繰り広げていらっしゃる田中さん。著書「40歳からの“名刺をすてられる”生き方−疲れた職場で生き残る8つの法則−」(講談社プラスアルファ新書)では、現実逃避や、社内人脈だけに頼る男性諸氏=ダチョウオヤジが目につくことを危惧し、一方で、ダチョウオヤジと闘いながら働く女性にはエールを贈ってくださっているのです。ちなみに、ダチョウって、身の危険が迫ったとき、頭だけ砂に隠して危機は見なかったことにするそうです(笑)

働く女性ラボ<Lカレッジ>では、『職場と人生の常識を疑う、女性のための歴史講座−21世紀・低成長型「しなやかでしぶとい女の幸福論」−』と題して、田中さんに語っていただきます。

     ☆    ☆  田中さんからのメッセージ  ☆    ☆
アベノミクスにすがる政治家たち、閉塞感漂う大企業の男性サラリーマンたち、草食化する若手男性たち。「大企業中心・男性中心」の社会・企業・家族構造が崩壊しつつあります。そして男も女もスキルアップやモチベーションの向上に一生懸命になっています。
 「私たちはこのままでいいのか?」
 当たり前の常識を疑う力を付けるため、歴史を学びましょう。
 いま私たちは2つの歴史的転換点を迎えています。ひとつは「戦後日本成長経済の終わり」そしてもうひとつが「産業革命以来の工業社会の終わり」です。そんな歴史を学ぶことで、これからやってくる「かつてない社会」がおぼろげに見えてきます。
         ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

歴史を学び、視野を広げ、しなやかでしぶとい21世紀型・女の生き方について、スパークリングワインを片手に、学び、考え、語って、元気いっぱいになっちゃいましょう!

■ゲストスピーカー 田中靖浩(たなかやすひろ)氏
田中公認会計士事務所所長、東京都立産業技術大学院大学客員教授。
1963年生まれ、三重県四日市市出身、早稲田大学商学部卒業。
外資系コンサルティング会社などを経て独立。
経営コンサルティング、会計セミナーといった堅めの仕事(A-side)から、落語家・講談師との公演など柔らかい仕事(B-side)まで幅広く活動中。経営・会計の基本から最新動向を真面目にポップに、ときには笑いを交え変幻自在に解説する。
書籍執筆、新聞・雑誌連載、ラジオ・テレビ出演など多数。
飲み屋、雀荘、競馬場、映画館、ラスベガスなどに神出鬼没。
不得意はうなぎと穴子、早起き。得意は締め切り直前の爆発力。

■コラボ開催
一般社団法人経営学習研究所 働く女性ラボ
株式会社日立ソリューションズ ダイバシティ推進センタ

■日時
2013年9月8日(日)午後2時30分 - 午後5時30分まで
開場は午後2時(ぜひ、早めにいらして参加者同士の交流をお楽しみください)

■募集
女性限定で70名さま

■会場
株式会社日立ソリューションズ 本社別館20F
http://www.hitachi-solutions.co.jp/company/access/map_kounan.html
〒108-8250
東京都港区港南2-18-1 JR品川イーストビル(JR品川駅直結)
※当日の入館方法は、参加のご案内に記載いたします

■参加費
お一人様2,500円を申し受けます
 ※釣銭のないようご用意いただきますようお願いいたします
会場には、スパークリングワイン、ワイン、ソフトドリンクと軽食をご用意しております

■スケジュール(予定)
14:00 会場
14:30 経営学習研究所とは
14:35 株式会社日立ソリューションズ ダイバシティ推進センタよりご挨拶
14:40 田中靖浩氏による講演
16:00 休憩
16:20 ダイアローグ 前向き宣言と相互支援
17:20 ラップアップ
17:30 終了(予定)

■参加条件
下記の諸条件をよくお読みの上、参加申し込みください。
申し込みと同時に、諸条件についてはご承諾いただいているとみなします。

1.本ワークショップの様子は、予告・許諾なく、写真・ビデオ撮影・ストリーミング配信する可能性があります。
写真・動画は、経営学習研究所、ないしは、経営学習研究所の企画担当理事が関与するWebサイト等の広報手段、講演資料、書籍等に許諾なく用いられる場合があります。マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供することがあります。
参加に際しては、上記をご了承いただける方に限ります。

2.欠席の際には、お手数でもその旨、info@mallweb.jp まで(松浦)ご連絡下さい。
応募者多数の場合には、繰り上げで他の方に席をお譲りいたします。

3.応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。
8月22日までにお申し込みをいただき、23日には抽選結果を送信させていただきますので、ご了承ください。

以上、ご了承いただいた方は、下記のフォームよりお申し込みくださいますようお願いいたします。それでは、皆様とお会いできますこと愉しみにしております!

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企画:経営学習研究所 理事 板谷和代
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ちなみに、こちらは前回の「働く女性ラボ<Lカレッジ>」の企画です。素敵な空気感でした。

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【2013/08/05 23:09】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ロジカルに聴くとチームが変わる 〜どこからそう思う? そこからどう思う?〜」~経営学習研究所
経営学習研究所(MALL)はこの秋に矢継ぎ早にイベントを用意しています。今の予定ですと、特に9月~11月は大変なペースになりそうです。

その1つの募集がすでに始まっています。この企画は平野理事が講師の1人を担当し、MALLは共催というポジションで関与します。主催は、京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センターです。場所はちょっと遠く、京都です。特に関西圏の方、ご興味があれば是非、お申し込みください。私は残念ながらお邪魔できないのですが…。

扱うテーマは「対話型鑑賞」。今年1月に経営学習研究所で『〈対話型鑑賞〉を人材育成に活かす』というイベントを開催しましたが、この際にメインゲストとして登壇された福のり子先生がメイン講師をつとめられるようです。

京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センターのホームページにある募集告知を引用します。

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「ロジカルに聴くとチームが変わる 〜どこからそう思う? そこからどう思う?〜」

アート・コミュニケーション研究センターでは、2012年度から、対話型鑑賞を企業内での人材育成プログラムへ応用するプロジェクトをスタートしました。このたび、ビジネスパーソンを対象として、広く一般に公募するかたちでセミナー「ロジカルに聴くとチームが変わる 〜どこからそう思う? そこからどう思う?〜」を開講いたします。

本セミナーは、対話のトレーニング・メソッドとしてACOP/エイコップ(Art Communication Project)を用いて、職場内での「チーム・ビルディング」に不可欠な「ロジカルに聴く力」を実践の中から体得することを目的としています。多くの方々のご参加をお待ちしております。

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●セミナー概要

日 時:
2013年9月29日(日) 9:30~18:00(休憩 1 時間)

会 場:
京都造形芸術大学(京都市左京区)
 ※ 京都駅よりバス50分 / 阪急河原町駅よりバス30分 / 京阪出町柳駅よりバス15分

受講対象:
職場での人材育成、人事管理に携わっている方
同僚や上司・部下などの仕事仲間のことをさらに理解したいと思っている方
組織のマネジメントやチーム力の向上にコミュニケーション・スキルを活かしたい方

受講人数:
25名

受講料金:
20,000円(税込) ※受講に必要な教材費および昼食交流会参加費込み

講 師:
福 のり子(京都造形芸術大学教授/美術教育学,アート・コミュニケーション)
伊達 隆洋(京都造形芸術大学准教授/臨床心理学)
岡崎 大輔(関西私鉄グループ人材育成・採用担当, 連続セミナーVTS修了生)
平野 智紀(内田洋行教育総合研究所研究員,一般社団法人経営学習研究所理事)
北野 諒 (京都造形芸術大学講師/美術教育学)

主 催:
京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター

共 :催
一般社団法人経営学習研究所(MALL)

●お申し込み
コチラの募集要項を確認のうえ、メールにてお申し込みください。

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【2013/08/04 21:21】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「任せる」と「押し付ける」
マネージャーの典型的な愚痴の1つに「あいつらにはいろいろと仕事を任せているんだけど、ぜんぜん自分ごととしてやらないんだよな」というのがあります。期待しているのに自主的に動いてくれないメンバーに対する不満ですね。

仕事を任せるというのは実に難しいことです。

「任せる」と「押し付ける」は正反対の言葉といってもいいですが、実はこの区分は微妙です。上司に仕事を与えられたときに、任せてもらったと思えば、メンバーは自主的にやる気をもって仕事にあたるでしょう。でも、押し付けられたと思えば、いやいや仕事に取り組みます。やる気がうせるわけです。往々にしてあるのが、上司自身は任せたつもりでも、メンバーは押し付けられたというパターンです。

「任せる」と「押し付ける」の分岐点は一概にはいえません。ただ、1つのポイントは「全体像をみせているかどうか」ではないかと思います。

仕事全体の姿をみせずに、ここだけ責任を持ってやれといっても、これはメンバーからみると任せられたとは思えません。単に押し付けられただけだと感じてしまいます。ここでまた難しいのは、上司が仕事全体をみせていない場合の大半は、実は意識的にそうやっているわけではないのです。気づかずにそうしてしまうのです。

ここには情報の持つ特性の問題があります。

つまり「情報を持っている人は、情報を持っていない人の気持ちがわからない」という特性です。メンバーから全体像を伝えてもらえなかったと不満をもらって、驚く上司も少なくないのではないでしょうか。逆に、そんなことは自分から聞きにくればいつでも説明したのにと開き直る上司もいます。ここでまた「メンバーが上司に話しかけるのには実は勇気がいる」という特性がこれを邪魔していることを上司はなかなか気づきません。

任せたと思っていたメンバーが仕事を期待とおりにやらなかった場合、まずは相手が任せられたとは認識しておらず、押し付けられたと認識していると上司は考える必要がありそうです。

ここ1~2週間の自分の仕事を振り返っても、反省がいくつも浮かびます。

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【2013/08/03 21:23】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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