うつ病リワーク研究会 2014年度 第3回講演会 「企業における有効なメンタル不全対策」
告知です。ご縁があって、登壇させていただく講演会の企画です。仕事上で大変お世話になっている方からのご依頼であったため、ありがたくお受けさせていただくこととしました。

ちょっと前まで一般の来場はNGの会なのかと思っていたのですが、そうではないそうです。しかも、厚生労働省「医療機関と連携した精神障害者の就労支援モデル事業」により実施される講演会であり、参加は無料になります。企業の人事・労務・総務・産業医・産業保健スタッフ向けの講演会でした。ちゃんと聞いておかないといけませんねぇ。

案内文を引用します。お申し込みをされる方は、コチラまで。申し込みの埋まり具合とか、まったくわからないのですが、〆切は3日(金)だそうです。

とってもアウエー感、ただよう企画なのですが、ちょっくら頑張ってきます。内容的には、中央大学MBAの野口先生の講座でお話したものをベースにすることになりそうです。

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うつ病リワーク研究会 2014年度 第3回講演会
「企業における有効なメンタル不全対策~経験豊富な産業医・精神科医・人事担当者が語る適切な対処法とは~」

精神疾患を有する社員の職場復帰時、採用時、就労時のポイント等について様々な立場の専門家からお話しいただきます。本プログラムは厚生労働省「医療機関と連携した精神障害者の就労支援モデル事業」により実施しています。

■日 時: 2014年10月9日(木) 開場16:00 開演16:30 終了予定18:30
■会 場: 日経カンファレンスルーム
        千代田区大手町1-3-7
        日経ビル(東京メトロ千代田線大手町駅より徒歩2分)
■対象者: 経営者、人事労務担当者、産業医、産業保健スタッフ 1社2名まで
■参加費用: 無料
■お申し込み方法: サイトから申込用紙を取得し、FAXにてお送りください。
■お申し込み・お問い合わせ: うつ病リワーク研究会事務局
電話 03-5512-1161/FAX 03-5512-1161

■講演者
廣尚典(産業医科大学産業生態科学研究所精神保健学教授)
  ~精神疾患を有する社員に対する就労支援のポイント
森田哲也(株式会社リコー総括産業医)
  ~精神疾患をもつ社員への企業内支援体制 …雇用拡大も視野に入れて
田中潤(株式会社ぐるなび管理本部人事部門長執行役員、株式会社ぐるなびサポートアソシエ代表取締役社長)
  ~”復職支援”と、”障害者雇用”。2つの現場から。
五十嵐良雄(メディカルケア虎ノ門院長、うつ病リワーク研究会代表世話人)
  ~医療リワークにおける企業・障害者職業センターとの連携について

■スケジュール
16:00 受付開始
16:30 開会
16:30~16:35 五十嵐代表世話人挨拶 5分
16:35~17:00 廣尚典先生発表(産業医科大学産業生態科学研究所精神保健学)25分……精神疾患を有する社員に対する就労支援のポイント
17:00~17:25 森田哲也先生発表(株式会社リコー総括産業医) 25分…… 具体的な企業の取り組みについて
17:25~17:50 田中潤氏発表(株式会社ぐるなび管理本部人事部門長執行役員、株式会社ぐるなびサポートアソシエ代表取締役社長) 25分…… ”復職支援”と、”障害者雇用”。2つの現場から。
17:50~18:15 五十嵐良雄(メディカルケア虎ノ門院長、うつ病リワーク研究会代表世話人25分…… 医療リワークにおける企業・障害者職業センターとの連携について
18:15~18:30 質疑応答15分

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【2014/09/29 23:54】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「仕組み・システム」から入るグローバル化……
先日の先日のCHO研究会での花田先生のお話から1つ。

またまたグローバル化がばたついていますが、20年前からいわれているのにやっていないツケが回ってきているだけ。なぜやれなかったかは、日本企業の体質の問題であり、日本の企業運営の仕組みの問題にある。それを変えないと、何度グローバル化に取り組んでも、また同じことになる……。

グローバル化を進めるにあたって、3つのいじらなければならないものがあるといいます。

  ①仕組み、システム
  ②プロセス
  ③文化、風土

日本企業はいずれも①から入りたがります。確かにそういう感じはします。コンピタンシーの整備、グローバルな評価基準、グローバルなグレーディング、これらはいずれも①の仕組み、システムです。であるから、失敗する。GEにしても、エマソンにしても、成功しているグローバル企業は、徹底的にプロセスにおけるグローバル標準をつくった、日本企業もここから入ると今までと違ってくる、そんなお話でした。

今一つ、このあたりの実感がわかないのですが、何でも「仕組み・システム」から入りたがるという指摘は、何もグローバル化への対応に限らないことでしょう。たぶん、人事部が人事部だけで検討できるのが、この「仕組み・システム」です。人事部が検討して、経営幹部に提案して認められればできてしまうのが、「仕組み・システム」ですが、②と③はそうはいきませんね。もっともっと汗をかかないと、もっともっと現場との対話をしないとできません。

例えば、「人事企画」といういやらしい言葉があります。できる限り使いたくない言葉です。この言葉は何となく「仕組み・システム」を創るのが仕事だという匂いがあります。

人事以外でも、何となく「仕組み・システム」から入りたがる人はたくさんいますね。公的事業・公共投資などもどうもその範疇に入っているように感じます。まあ、目に見えるものを取り扱うのはある程度の計算がつきますし、そもそも簡単です。また、人の感情に関わらない仕事は気楽ですから、とっても気持ちはわかります。意識はしていても、自分もしばしば陥ることがあります。

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※一番、直近の海外出張が、去年の上海……、って程度です。
【2014/09/28 23:27】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
役職定年制はやっぱり駄目だよね
役職定年制って、一時期、導入する企業が増えて少し流行っていましたよね。今も、それなりには続けている企業、新規に導入する企業がありますから、一定のプレゼンスは得たようです。

しかし、定年延長と役職定年が同時期にくるって、非常に難しいですね。
また、実力主義、成果主義の時代、ダイバーシティの時代だといいながら、個をみないで客観的な個人属性だけで配置を決めるというのも矛盾があります。

先日のCHO研究会の合宿で、ある企業の方が役職定年制の新規導入を検討しているという話をして、他のメンバーから暖かくも徹底的なご意見を受けていました。

導入側の気持ちもとてもわかりますが、ある年齢で十分なパフォーマンスを出していない人を役職からはずすことは、日常の運用で十分にできることですので、これを制度でやろうというのはどうなんでしょうか、というのが以前からの私の感覚です。また、ある年齢になったからといって、高いパフォーマンスを上げている人を役職から無条件にはずすというのも、考え方としてどうなんだろうと感じます。

ほかの反対論としては、モチベーションに関するものも多くありました。
該当年齢に近くなった人がモチベーションを下げる、優秀な中堅が早めに辞めていくというのはわかりますが、過去に導入した企業の経験者の皆さんは、中堅だけでなく若手も辞めていく要因に間違いなくなると指摘します。要は、会社は本当の実力主義を貫く腹づもりはない、実力で人をみないで一律で処遇を考える会社だとみてしまう、ということのようです。まずいことに、意識の低い若手には受けがいい制度で、志と力のある優秀な若手ほど、会社を見切る原因となる制度だというのです。

となると例外規定を認めるというやり方がありますが、これだと制度はいつの間にかなし崩しになり、そんなことであれば物議をもたらしてまで導入する意味がなくなってしまいそうです。

確かに、役職定年制度導入の成功事例というのは、具体的に聞いたことがないように思います。厳格な相対評価、安易な機械的ローテーションルールもそうですが、運用でできないため、制度でやるというのは、どうしても考えとしてはあるのですが、もう少し踏みとどまって頑張りたいところです。もちろんある目的のために腹をくくってやるというのはあるのですが。

いずれにしても、こういうことをやっちゃうと個をみる人事管理とは、真逆の話になることだけはどうしても否定できません。

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※卵からかえったカマキリのようにヨットが出ていきます。CHO研究会の会場からの写真。

【2014/09/23 23:28】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
日本SF展 ~ ユーモア、自らも愉しむ、センスオブワンダー
ようやく日本SF展に行けました。

京王線の芦花公園駅近くの世田谷文学館の企画展として、この夏一杯開催されています。28日までやっていますのでご興味のある方は是非。

まずはHPの案内を引用します。

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今夏、特別開校、SFの国の学び舎「日本SF大学校」へようこそ!
豪華な教材!! 充実のプログラム!!

かつて、日本にSFを育てようと集った若き作家たちがいました。
星新一、小松左京、手塚治虫、筒井康隆、真鍋博ら、日本SFの第一世代と呼ばれる作家たちです。彼らは、日本ではまだ認知度が低かったSFをどう表現するか、読者に届けるために奮闘しました。やがて彼らの作品は、子どもや若者を中心に熱狂的に受け入れられ、今や世界を席巻する日本のアニメーションや特撮映像作品とともに大きな発展を遂げます。また、「日本SF」に親しんで育ったかつての読者たちが、現在では文化芸術や科学技術分野のほか、多方面で活躍しています。
作家たちは、未来を語るために「想像力」を磨き、それぞれの表現を追求しました。彼らの作品は、俯瞰的にものを見る大人の知力に支えられ、ひとりの人間としてあらゆる事象に立ち向かうためのヒントに溢れています。
作家たちがSFという表現を信じ、私たちになにを、どのように伝えようとしたのか、本展では時代背景や多彩な資料から読み解いていきます。

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何となく自分自身の原風景を感じるような展示でした。

文学館での企画展ですから、ビジュアル的に目をみはるようなものがあるわけではありません。日本SF黎明期の貴重な書籍や書簡などが展示されており、SF第一世代に属する各作家のコーナーもあります。好きな人にとっては、ぜんぶ読みふけってしまうようなものが膨大に展示されています。

早川書房のSFマガジンが創刊したのは私が生まれるよりも少し前の1959年。祖父の蔵書にこの創刊号を見つけた時の興奮は大きかったです。日本SF作家クラブの誕生は私が生まれた後の1963年、当初は「SF」という言葉が認知されておらず、SF作家クラブの温泉旅行を迎えた旅館では「SFサッカークラブ御一行様」という看板を掲げたというのは有名な逸話ですが、その写真も展示されていました。
小学校の図書館で「宇宙戦争」や「トリフィド時代」などのジュブナイルに出会い、図書館のあらゆるSFを読みつくし、小学生のうちからジュブナイルを卒業して、日本SF第一世代の作品を読みふけりました。そして1970年の万博博覧会の影響はやはり大きかったと思います(行けませんでした……)。

1973年に刊行された小松左京のカッパノペルス版「日本沈没」を小学校の長期休暇で北海道に帰省する寝台列車と青函連絡船で読んでいたのを妙に記憶しています。

その後、中学・高校では徐々に50年代SF黄金期の欧米SFを読み漁るようになるのですが、私の場合、SFとの出会いは日本SF第一世代の作家の皆様でした。

ちなみに私の社会学士としての卒論は「日本SF史」でした。

当時の世相もあるのだと思いますが、この頃のSFは確固たる未来感のようなものを持っていた、持とうとしていたように感じられます。

あんまり書きとってこれませんでしたが、「未来は占ってはいけない。創るべきものだ」 という真鍋博の言葉や、「私たちが過去から受け継ぐべきものはペーソスで、未来に目指すべきものはユーモア。情報なんかくそくらえと言うつもりはないが、ユーモアとペーソスがなくて、なにが情報、なにが人間だである」 という星新一の言葉を始め、展示の中でも未来観を語る言葉が多くみられました。

もう1つ感じたのは、黎明期のSF第一世代の皆さんは、ブラックユーモアも含めた果てしない遊び心、そしていかなる場合であろうと自分も楽しもうという心、それから言うまでもなくセンスオブワンダーに溢れていたなぁということです。

すでに1960年代の後半時点で、筒井康隆がSFのSはサイエンスを意味するのではない、SFのFはフィクションを意味するのではない、SFはSFなのだといったようなことを発言していたというのもまた凄いです。SFという文学ジャンルは今や書店にはありません。SFが浸透と拡散をしていく中で、その外郭はとろけきってしまっていますが、それでも小説を読んでいて「これって実にSFらしいなぁ」と感じる奴ってあります。それを分けるのはやっぱりセンスオブワンダーでしょうか。

文学界からは色者扱いされてきたSFですが、これを日本に持ってくる、日本で始める、日本に根付かせるという取り組みはとても高揚感のあるものである反面、大変なことも多かったのだと思います。第一世代は非常に仲良く、常時つるんでいたような感じられますが、メインロードでないところで新たなことを始める人達独特の連帯感のようなものが自然に生まれるのかもしれません(シェアードサービスの黎明期なんか、そんな雰囲気でした)。

ユーモア、自らも愉しむ、センスオブワンダー、というのは、何か新たな価値を創る時に必要な要素かもしれません。

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※お土産はなぜかマシュマロ。

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※この安易さがまた素敵。



【2014/09/21 23:58】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
大学におけるキャリア教育~キャリアデザイン学会研究発表から
先週、移動が多く飛び回っていた関係上、こちらに書くのが遅れている話がまたたまってきました。今日はこの週末に参加したキャリアデザイン学会の話からです。現在、私が唯一参加している学会になりました。

「第11回キャリアデザイン学会 第11回研究大会」です。第11回なので10周年記念大会になります。なぜここに1つずれがあるのかが分からない方は、小学校の時の植木算を思い出してください。

今年は初日しか参加できなかったのですが、午前中の研究発表セッション、午後は自分も登壇する学会主催シンポジウム、そして懇親会に参加してきました。

午前中のセッションはどこに参加しようか非常に悩んだのですが、やはり盟友の高橋さんの発表がある「大学におけるキャリア教育」にしました。今回はシンポジウムの担当があるので、研究セッションの進行やコメンテーターの役割はなかったので、気軽に参加できます。

最初の2つの発表は、PBLに関してです。最初の登壇者の方が、熱く「PBLやインターンシップと、大学の学びとの関連性の薄さ」を指摘されていましたが、これにはまさに同感です。ただし、ご発表の内容からは、なかなかそれへの克服が実現できているとの実感を得られるには至りませんでした。そりゃそうです、簡単にはいきません。

インターンシップでもPBLでもそうですが、最大の限界はそこでの気づきが「非日常での気づき」であることではないかと思っています。非日常での気づきが大きければ大きいほど、日常が軽視されるリスクがあります。インターンシップのホッピングをするような学生や、学業そっちのけでNPOの手伝いに精を出すような学生が出てきます。もちん、悪いことではないのですが、大学生として何となく本末転倒な感じます。

日常での気づきは、授業の中で得られます。もしくは大学生のもう一つの日常であるアルバイトの中でも得られます。授業にしても、アルバイトにしても、膨大な時間を投入しているわけですから、そこから気付きを得て、学びを得なければ実にもったいないことになります。ここできっちりと経験学習のサイクルがまわるだけでも、4年間の成長度合いは大きく変わってくるはずです。

たまたま金曜日に、亜細亜大学の2年生の皆様が20数名、授業の一環で会社を訪ねてくれて、最後に少しだけ時間をいただけましたので、そんな話をしました。授業やアルバイトをもっと学びにあふれるものにデザインするのは大切なことです。そして、これは私たち大人の側の仕事でもあります。企業側としては、採用目的のいやらしいインターンシップをたくさんやるよりも、大学1年生や2年生のアルバイト生に学び溢れる働く場を提供する工夫をしていきたいと思います。単に労働力としての学生アルパイトではなく、次の世代を育てるという目線を少しでも入れていきたいと思います。日常から切り離されたインターンシップやPBLに精を出さなくても、普通の生活をしていて普通に成長ができ、普通に問題意識が芽生えるという社会ですね。

そしてそういったチャレンジを企業側や大学側もやってみると、やっている企業側や大学側のメンバーにも間違いなく様々な気付きと、学びがあるはずです。どっちにもいいことですね。

学生にとっては、大学を4年間過ごすという同じ経験をしているのに、成長している人とそうでない人がいるという現実に気づき、自分はどちらの側だろうという認識をすることが、まず大切なように感じます。そして、そこでのポイントは2つです。1つは当たり前ですが、経験の量と質でしょう。そしてもう1つは、やはり経験をやりっぱなしにしない、単なるひと夏の思い出にしないということです。適切なリフレクションによって、経験は血となり肉となり、自らを少し変えてみる原動力になります。つまり経験学習のサイクルを回せるかどうかです。

なんかお話が少しいったり来たりとなりましたが、10年くらい前から綿々とこの思いは変わりません。


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※十条は素敵な街です。
【2014/09/17 23:48】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
乗車マナー向上の取り組み ~さぬき弁のマナー講座~
9月12日のお話です。香川大学の授業にお呼びいただいた翌朝。ホテルのある瓦町から高松駅まで「ことでん」に乗りました。しみじみした素敵な電車です。正式な社名は「高松琴平電気鉄道株式会社なんですね」。
で、駅の階段に目立つポスターが並んでいるので、ついつい見いってしまうと、電車内や駅でのマナー違反を「さぬき弁」で注意をするというもので、いくつかシリーズになっています。これがなかなかいいんです。

モノトーンに赤が入り、結構、見た目にもインパクトがあります。

「せっとるけん。こんもにして!」 = 「混んでいるので、小さくしてください」

混んでいる車両で新聞を大きく拡げて読んでいる人ですね。新聞を細長く畳んで読むのに慣れると、別に不便に感じないものです。家で読むときもやっちゃったりします。

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「どせこむで!!」 = 「転落しますよ」

これは危険そうな人に「転落しますよ」と注意するよりも響きそうな言葉ですね。

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で、こんなのが4枚ならんでいるわけです。あとの2枚は説明は省略しますね。そういうと、前日に到着した際に反対のホームからくる階段にもあったような気がします。

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で、ことでんのホームページをみていたら、ちゃんとすべて載っていました。こちらのページ「乗車マナー向上の取り組み ~さぬき弁のマナー講座~」になります。やっぱり全部で倍の8つあります。地元の人が観るとどう感じるのかはわかりませんが、標準語でポスターに書かれるよりも、アピールはありますし、ソフトに伝わるような気がします。

よく関西出身の研修講師などは、講義の中で上手に標準語と関西弁を使い分けたりします。それによって、ソフトな感じが伝えられたりするわけです。地方出身で何か1つ、方言を語れる人は、それだけ選択肢があるということになります。
【2014/09/16 23:08】 | コミュニケーション | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
楽器で笑顔基金~Pescado de Oro 気仙沼ライブ2014.09 第2日目
さて、「楽器で笑顔基金」のライブ2日目は、気仙沼市立面瀬中学校です。その前に、朝は新サンマです。昨晩はたっぷりと刺身で喰いましたが、朝食はこれです。美しいです。焼く人、だいこんを下す人、お皿ならべる人、合宿のようなノリは続きますが、22歳から食に関する仕事にいながら、調理めいたことは何もやらないので私はあまり役に立ちません。

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で、実に新鮮で美味しいので、誰しもが綺麗に骨と頭としっぽ以外は何も残さないレントゲン写真のような姿になるまで食べられます。本当に美味しいものに接すると、魚嫌いって生まれないような気がします。

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このあと、わずかな待ち時間で、温泉に立ち寄るなど、いつも真剣に楽しもうとするメンバーです。
そして、面瀬中学校到着。昨日はお寺の境内にセッティングされていた楽器たちが、今日は中学校の体育館で息を吹き返します。

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上からみるとこんな感じ。ここでも私が手を出せることは限られます……。

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体育館から外を眺めると、窓の外には仮設住宅。校庭を舗装して、15、6棟の仮設住宅がびっしりと立ち並びます。左の奥の方に見えるバックネットが、ここが昔は中学校の校庭だったことを思い出させます。校庭を舗装して住宅を立てて……、ここの生徒は体育の時間、どうしているのかな。あれから3年半、でも仮設住宅住まいはまだ当分、続くそうです。その意味では「仮設」という言葉があてはまらなくなっています。

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さて、第1部が始まりました。生徒の皆さんは体育座りです。まずは日本シンセサイザー・プログラマー協会の代表でもある松武秀樹さんのシンセサイザー教室。プロジェクターを使って、シンセサイザーが音をすくる仕組みをします。ノコギリ波とかsin波とか、かなりレベルの高いお話の内容ですが、多くの中学生が引き込まれて真剣に聞いています。小さい頃から一流に触れて、仕組みを学ぶことは大切です。ここで感化を受けて、数年後に新たなキーボード奏者が輩出されるのかもしれません。わかりやすく工夫をしながらも、いたずらに語るレベルは下げ過ぎないという姿勢で説明をされている姿が素敵でした。

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そして、第2部はペッカーさんたちのライブです。松武さんからペッカーさんへバトンタッチ。2年生、3年生は去年も体験しているそうなので、ワクワク感が拡がっています。

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ペッカーさん一流の盛り上げで、生徒たちのボルテージもあがります。先生たちも乗ってきます。すごくリズム感がいいです。最初のうちは体育館座りですが、後半は全員が立ち上がり、最後の最後には体育館中の全員が輪になって1つになります。
終了後、代表の生徒から御礼の挨拶。そして、今回は持参してきたトロンボーン2つと、キーボード1つをお送りしました。私たちが搬出を終え、タクシーに乗り込む際も、既に部活中の中学生たちが表に出て来てくれて、手拍子をして見送ってくれました。きっといろいろなものが彼ら彼女らには残ったことと思います。

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終了後、汽車の時間ギリギリまで、復興屋台村にて気仙沼ホルモンとビール。時間を無駄にせずに愉しむ人達です。大切なことです。気仙沼ホルモンは知りませんでしたが、味噌ニンニクダレに漬け込んだホルモンを焼いて、キャベツの千切りにウスターソースをかけたものをお供にして食べます。街のいたるところで食べることができるそうです。そういうと、ここにお好み焼き店を作ろうかというのが、ペッカーさんと佐竹さんを引きあわせたきっかけでした。

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被災地に対する思いはあらためていろいろとわいてきましたが、うまくは書けません。ただ、風化させないという思いを胸に、取り組み続けているペッカーさんたちのように、自分たちのフィールドで自分たちにできることを続けている人がたくさんいることには素直に敬意を表しますし、ちょっとでも自分もできること何かを一緒にやりたいと思います。別に特別なことをやっているという感じではなく、自分たちもやりながら愉しむ姿勢をわすれないのも大切だと感じました(でも、続けるのは大変なはずです)。

食べ物もおいしいですし、今回は観光めいたことをする時間はありませんでしたが良いところもたくさんあります。そして、何よりも素敵な人達がたくさんいらっしゃるお土地柄です。

「楽器で笑顔基金」は現地でのライブと、都内でのライブを年に数回実施しています。都内でのライブでは、ささやかですが来場者から寄付を募り、現地行きや楽器提供の資金としています。いずれのライブも、実に楽しい時間が過ごせます。過去の写真を1つご紹介しておきます。確か、原宿クロコダイルでの「NO!風化 東北支援ライブ#3」のものだったと思います。

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こちらのブログでもご案内をしていきますので、是非、興味のある方はご一緒しましょう。

※第1日目のお寺のライブにも興味のある方は、昨日のブログへ。






【2014/09/15 11:12】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
楽器で笑顔基金~Pescado de Oro 気仙沼ライブ2014.09 第1日目
9月7日の分のお話です。

「楽器で笑顔基金」の気仙沼でのライブに同行させていただきました。震災以降、毎年やられているのに、同行させていただいたのは初めてです。東京での復興支援ライブは欠かさず行くようにしていますが…。今回行ってみて、もっと早くから行きたかったなぁとあらためて感じました。でも、今回、いってとにかくよかったです。ペッカーさんの「楽器で笑顔基金」の設立に寄せる想いについては、是非、ホームページをご覧ください。私もささやかではありますが設立に立ち会いました。なのに一度も現地でのライブに足を運べていませんでした。その頃に書いたブログです。「楽器で笑顔基金!」(2011年10月21日)

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気仙沼はなかなか遠いです。東北新幹線で一ノ関まで、そこから大船渡線で1時間20分。在来線にこれだけの時間の乗り続けたのは久しぶりです。

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早く着いたので、港を少しふらつきます。寒かった東京に比べて、とってもいい天気、暖かい東北。なんか旅紀行のブログのような慣れないトーンで書いております…。

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そして、目的地に到着です。荒涼感、でしょうか……。

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ライブ会場の地福寺。何と今日ははお寺でライブをやります。是非、地福寺のホームページご覧ください。すごい思いと行動力があり、ユニークなご住職です。こういう人が地域を支えています。

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地福寺にあった津波被害図です。赤いところは流されてなんもなくなってしまったところです。ライブのあと、呑みながら、その日どう逃げたのかといったお話も伺いました。近くの鉄筋コンクリート4階建ての向洋高校は全壊状態でまだそのまま残っています。

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お寺の時計の上には、ここまで津波がきたという表示がありました。

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すでに境内はライブ会場に姿を変えています。準備をお手伝いせずに反省。右側に少し見えるのが、ご本尊様。ラテンで陽気なお寺に変身しています。

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そして、ライブはじまります。今日のグループ名は「Pescado de Oro」。
金の魚という意味だそうです。ペッカーさんが中心となった、ここ気仙沼の復興支援ライブでだけ生まれるチームです。今回の案内ではこう説明されています。

「ペスカ・デ・オロは、気仙沼の復興を応援するためにペッカーの呼びかけでプロのミュージシャン達が作った気仙沼応援バンドです。2011年9月の気仙沼西高校でのライブを皮切りに、毎年気仙沼の学校でライブをやっています」

これを事実上プロデュースされている市毛さん、これがまた凄い人です。

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で、あっという間に2時間のライブは尾張、終了後の笑顔の数々です。とっても素敵なお客様でした。そして、このあとの撤収作業が素早い(この写真は楽器で笑顔基金のFBページから拝借しています)。

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ほぼ片付きつつあるところです。ステージも撤収され、赤いじゅうたんも撤収され、最後には畳敷きの部屋になります。普通のお寺です。

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地福寺、ご住職。とってもユーモア溢れるというか、おやじギャグ(ダジャレ)溢れる方、指笛もすぐ鳴らせるし、陽気にリズムも刻む方。 そして、「めげない、にげない、くじけない」は重い言葉です。

お寺で打ち上げをした上で、吉田さんのご自宅にお邪魔して、サンマとカツオとアワビとツブで晩餐。そのまま、泊めていただきました。おとなの遅めの夏合宿みたいです。

2日目の様子はまた明日。明日は中学校です。
【2014/09/14 21:11】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
普通じゃない、というのが最高の褒め言葉になる社会
結婚式でした。

経営学習研究所(Mall)の若手メンバーである、牧村さんの結婚式でした。

奇をてらわないけど、随所に普通じゃないものが散りばめられている素敵な「場」でした。

最後に新婦が挨拶していたこと、少し厳密にはメモできていないかもしれませんが、書き残しておきます。

「似ているところは、うんうんと、共感。違うところは、へえーと、発見」。

この言葉の素敵さが伝わるでしょうか。

今日の式を通じて、改めて感じたことは、普通じゃないことが素敵だという社会になって欲しいなぁということです。いろいろな人がいます。普通な人も、それはそれで立派です。でも、普通じゃない人、それって大切だなあということです。普通じゃないことをやっているということ、それって大切だなぁということです。そして、みんなが普通じゃないことをやらないと、世界は面白くならないということです。

「普通じゃない」というのが、最高の褒め言葉になる社会、その実現のために少しでも何ができるかなぁ、自分の役割の1つだと思っています。

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【2014/09/06 21:59】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
二分論的職業選択意識を超えて ~関西インターンシップから
関西でも大学実施のインターンシップを受け入れています。

今年は京都産業大学と同志社女子大学から1人ずつが来てくれ、同じ期間で受け入れました。本日が最終日で、夕方に成果発表会がありました。当社のインターンシップは、リアルな仕事に触れることが目的であり、学生だけで何か企画をつくるといった時間はなく、すべて社員と一緒に何らかの仕事をするような仕掛けになっています。成果発表会は、事前に立てたインターンシップ期間中の目標に対して成果はどうであったかとともに、何を感じ、何を成長したと思うか、これからどのように学生生活を送っていきたいかといったことを、自由な形式で発表してもらう場です。これをテレビ中継をで結んで、東京の人事も聞くことができます。

2人とも、実に沁み入る発表をしました。多くの社会人が肝に銘じた方がいいようなことがきちんと整理されて語られています。今日はその中から、1つだけ。仕事観に関する話を紹介します。

来たのは3年生です。当然、就職活動が意識の中にはあるわけです。

インターンシップに来る前は、職業選択の極端な二分法的に考えていたといいます。つまり、
  好き/嫌い
  向いている / 向いていない 
  楽しい/つまらない
といった基準に基づいて、自己分析と企業研究の中で志望企業を決めていくという発想です。これは、今の多くの大学のキャリア教育の成果としてはしごく妥当な行きつき先だともいえます。
でも、多くの働く先輩たちと話していると、そんなことではないということに気づいたというのです。

本人のシートの言葉をそのまま使うと
  大切なのはどのように働くのか?
  仕事を楽しむための工夫は自分次第
ということに気づいたといいます。就職活動がゴールであるかのごとき就職活動ではなく、その先を意識しながら経過点としての就職活動にしたい、なりたい自分になれる場所はたくさんあり、大切なのはどの場所に入るかよりも、その場所でどう働くかだと感じたといいます。多くの先輩たちや、お客様に話をきいたようですが、今の会社に入ったり、起業したりしたことがゴールだった人は1人もいないという、当たり前のことに気づいたということです。

これは実に貴重な気づきであり、たぶん就職活動観が変わります。自己分析の結果、何に向いているかなどというやってみなければわからないことに翻弄されるのに待ったをかけ、選択の幅が一気に広がります。そして、まだ言葉になってはいませんが、自分なりの選択軸が少しできているはずですし、それを会社説明会や面接の中で感じ取れるはずです。

私たちも実に多くのことを学ばせていただけるインターンシップ。このやり方では、ごくごく少数しか受け入れられないので、大学の正課のものしか受けないことにしていますが、受け入れ側にも毎回毎回大きな学びがあります。

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※社会と大学のかけ橋?
【2014/09/05 23:59】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「それ、新しいの?」「それ、面白いの?」
株式会社リバネスの丸さんの著書「世界を変えるビジネスはたった1人の熱から生まれる」 からのお話をずっと書き連ねていますが、さすがにこのくらいにします。

この本を読んで、すぐに打ち合わせで使わせていただいたフレーズです。

新しいビジネス上のアイデアを出してきた社員に対して、リバネスで投げかける3つのフレーズです。

「それ、新しいの?」
「それ、面白いの?」
「それ、やり続けられるの?」


で、2016年度新卒採用の打ち合わせで、さっそく投げかけてみました。3番目は、ものによっては、「それ、本当に○月に実現できるの」になるのかもしれません。

とにかく、短い人生、こういう仕事をやりたいじゃないですか。

でも、仕事って難しくて、基礎力がない人には絶対にこういう仕事はできません。ですから、社会に入ってすぐにこういう仕事ができない場合があります。きちっとPDCAサイクルをまわすことばかりが求められることがあります。でも、どんな仕事でも、企画をするチャンスはあります。学生って、企画担当者じゃないと企画はしないと思い込んでいるんでよね。そんな綺麗な分業ができている組織なんかありません。あらゆる仕事で、企画は求められるし、できるのです。もちろんやらずに逃げられることもありますが、そんなにまでして仕事をして何か楽しいのでしょうね。

そして、いざ企画を考えるときでも、自らにこういった問を投げかけ続けることは大切です。

「それ、新しいの?」
「それ、面白いの?」
「それ、やり続けられるの?」

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【2014/09/04 23:59】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
リバネス人15か条
株式会社リバネスの丸さんの著書「世界を変えるビジネスはたった1人の熱から生まれる」 から、もう1日だけ引用をします。自分の備忘録を兼ねてのメモですが、同社の「リバネス15条」です。いろいろなレイヤーの言葉が並んでいるのですが、1つひとつ味があり、思いがあります。こういうのつくるの大好きです。

リバネス人15か条

1.すべての行動に理念を持ちましょう
2.失敗を恐れずに挑戦しましょう
3.仕事を面白くするのは自分自身です
4.基本は全部自分の責任です。人のせいにはしない姿勢を持ちましょう。
5.どんな仕事でも自分の成長とチームメンバーの成長を考えましょう。
6.「言われたとおりにやる」は不正解です。自分なりの+αを持ちましょう。
7.あなたがプロジェクトのリーダーでなくても、あなたがリーダーシップをとるべき仕事があります。
8.どんなときもプレゼンテーション。雑談以外はプレゼンをする気持ちで臨みましょう。
9.人によって、また時によっては言うことや判断が違います。でも、本質は一緒です。
10.面白ければ認められるときが多々あります。アイデアの精度よりは、どのくらい皆を巻き込めるかが重要です。
11.社会人としての常識は自分自身で責任を持って学びましょう。
12.何度でもチャンスをもらえる会社です。その代わり、できないことはできないと認めましょう。
13.メールを送っただけでは伝えたことにはなりません。大切なことは直接もしくは電話でコミュニケーションを取ることです。
14.やりたいことだけをやるのではなく、やりたいことを達成するために積み上げるべきものがあることを知りましょう。
15.常に世界を変えることを考え続け、学び続けましょう。

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※意味はなくとも、上海。
【2014/09/03 23:01】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
QPMIサイクル
あるところにPDCAサイクルについての連載をさせていただいています。PDCAについて書いてはいるのですが、そこから派生して「仕事のやり方」そのものについて幅広く書くような流れになっており、10回を超える連載になっています。

ただ、書きながらPDCA的な発想の限界について、とても感じるようになってきました。ご承知のとおり、PDCAは品質管理の世界から生まれた業務改善手法です。業務改善としては王道ですし、経験の浅い社員が仕事を覚えて行くプロセスでもとても役にたつ考え方です。

ただし、できることはあくまでも「改善」であり、数%の向上であり、爆発的な数倍という向上を図れるものではなかなかありません。そう、違う観点でいえば、PDCAサイクルを回すことに腐心している限りは、イノベーションは起こらないのです。連載の最終回は、ちゃぶ台返し的にこんな展開にしようかなぁと漠然と考えていたのですが、一昨日から紹介させていただいている株式会社リバネスの丸さんの著書「世界を変えるビジネスはたった1人の熱から生まれる」 では、まったく同様の指摘がされていました。そして、さすが丸さん、指摘をするだけにとどまらず、イノベーションを起こすための新しい仕組みとして「QPMIサイクル」なるものを提唱しています。

具体的には以下のとおりです。

Q=Question
P=Passion
M=Mission
I=Innovation

質(Quality)の高い問題(Question)に対して、個人(Personal)が崇高なまでの情熱(Passion)を傾け、信頼できる仲間たち(Member)と共有できる目的(Mission)に変え、解決する。そして、あきらめずに試行錯誤を続けていけば、革新(Innovation)や発明(Invention)を起こすことができる。

Q=Question…様々な事象から課題を見出す
P=Passion…課題解決に対して情熱を抱く
M=Mission…課題をミッションと捉え、チームを作り取り組む
I=Innovation…チームの推進力により新たな価値の創出を目指す

この中で一番、大切なのは、P=Passionです。どんなイノベーションをみても、誰かのパッションが必ずそこにあるはずです。そして、丸さんは巷にはびこる「モチベーション・コントロール」ではなく、「パッション・コントロール」の必要性を主張します。誰しもモチベーションは上がり下がりします。しかし、もともと持っているパッションは絶対に消えない、これが丸さんの信念です。適切なQ=Questionがあれば、きっとそれを取り戻してくれるはずと、自らの経験や知見のすべてを注いで道筋をたててあげるのが、リーダーの立場にある人の役割だと書いておられますが、まさに人を育てる、活かすということに対するパッションを感じさせられます。

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※パッション溢れる「にゅー盆踊り」。




【2014/09/02 23:40】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「勉強」と「学問」、「事に仕える」と「事を仕掛ける」
昨日、簡単にご紹介した株式会社リバネスの丸さんの書籍「世界を変えるビジネスはたった1人の熱から生まれる」から、とっても「にくい」くらい、合意できる話を2つご紹介します。

まず、最初は「勉強」と「学問」の違いです。

「勉強」という言葉は、「強いる、勉める」と書きます。つまり、既存の知識や情報を強制的に詰め込むことを意味している。一方、「学問」という言葉は、「問に対して学ぶ」と書きます。すなわち、自分自身で疑問や設問を見出して、その答えを求めて、自ら調べていくことなのです。

この学問や研究に求められる「自分で問を立てて、学び続ける」という姿勢こそが、イノベーションを生むために不可欠なことです。研究者にとっては当たり前の「学び続ける」姿勢を、ビジネスの世界に取り込んで、新しいことを仕掛けて行こうというのが、リバネスなのです。


以前にご紹介した伊藤穰一(MITメディアラボ所長)の「教育」と「ラーニング」の違いとも繋がりますが、「教育」と「勉強」ばかり続けていては、絶対のイノベーションが起こらないというのは、よくわかります。

日本と米国は、教育とラーニングという違いがあるんじゃないかと思う。出題者が求める答えを返すと満点になるのが教育で、出題者の意図とは違うけれど、出題者をひっくり返すほどの答えなら満点になるのがラーニング。日本はまさに教育国家でしょう。権威にいかに従うかを教えている。規格品をつくる工場労働者を育成するためには必要かもしれませんが、多様化の時代になり、オリジナリティが求められるようになると、権威に従う人材より「それはちょっと違うんじゃない」と言える人材のほうが重要です。

そしてもう1つ、「事に仕える」仕事と、「事を仕掛ける」仕事、についてです。

20世紀は「事に仕える」のが仕事でした。ある物事があって、それに対して仕える。つまり、すでにやるべき作業が見えてて、そのマンパワーが100人足りないから、そこに人をつけてやりましょう、というイメージです。(中略)物事に「従事」すること。「作業」すること。それが20世紀の仕事でした。

でも、時代は変わりました。21世紀は変化が速すぎるのです。21世紀の仕事とは、「事を仕掛ける」ことです。常に先のことを考えながら、新しい物事を仕掛けていくのが、これからの仕事なのです。そして、社員全員がそうしたことができる会社が、強くなっていく。21世紀は、考えることをしない、ただの作業は仕事とはいいません。


もちろん、自分の仕事の100%を「事を仕掛ける」仕事にするのは現実的ではなく、仕事を進める中では、「事に仕える」タイプの仕事をきちんとこなすことも必要です。ただ、一切「事を仕掛ける」仕事をやらないのであれば、何も新たな価値は創造できず、毎年じり貧が約束されてしまいます。

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※なんとなく、フィリップ・K・ディックで。
【2014/09/01 23:44】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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