告知です。ご縁があって、登壇させていただく講演会の企画です。仕事上で大変お世話になっている方からのご依頼であったため、ありがたくお受けさせていただくこととしました。
ちょっと前まで一般の来場はNGの会なのかと思っていたのですが、そうではないそうです。しかも、厚生労働省「医療機関と連携した精神障害者の就労支援モデル事業」により実施される講演会であり、参加は無料になります。企業の人事・労務・総務・産業医・産業保健スタッフ向けの講演会でした。ちゃんと聞いておかないといけませんねぇ。 案内文を引用します。お申し込みをされる方は、コチラまで。申し込みの埋まり具合とか、まったくわからないのですが、〆切は3日(金)だそうです。 とってもアウエー感、ただよう企画なのですが、ちょっくら頑張ってきます。内容的には、中央大学MBAの野口先生の講座でお話したものをベースにすることになりそうです。 ****************************************************** うつ病リワーク研究会 2014年度 第3回講演会 「企業における有効なメンタル不全対策~経験豊富な産業医・精神科医・人事担当者が語る適切な対処法とは~」 精神疾患を有する社員の職場復帰時、採用時、就労時のポイント等について様々な立場の専門家からお話しいただきます。本プログラムは厚生労働省「医療機関と連携した精神障害者の就労支援モデル事業」により実施しています。 ■日 時: 2014年10月9日(木) 開場16:00 開演16:30 終了予定18:30 ■会 場: 日経カンファレンスルーム 千代田区大手町1-3-7 日経ビル(東京メトロ千代田線大手町駅より徒歩2分) ■対象者: 経営者、人事労務担当者、産業医、産業保健スタッフ 1社2名まで ■参加費用: 無料 ■お申し込み方法: サイトから申込用紙を取得し、FAXにてお送りください。 ■お申し込み・お問い合わせ: うつ病リワーク研究会事務局 電話 03-5512-1161/FAX 03-5512-1161 ■講演者 廣尚典(産業医科大学産業生態科学研究所精神保健学教授) ~精神疾患を有する社員に対する就労支援のポイント 森田哲也(株式会社リコー総括産業医) ~精神疾患をもつ社員への企業内支援体制 …雇用拡大も視野に入れて 田中潤(株式会社ぐるなび管理本部人事部門長執行役員、株式会社ぐるなびサポートアソシエ代表取締役社長) ~”復職支援”と、”障害者雇用”。2つの現場から。 五十嵐良雄(メディカルケア虎ノ門院長、うつ病リワーク研究会代表世話人) ~医療リワークにおける企業・障害者職業センターとの連携について ■スケジュール 16:00 受付開始 16:30 開会 16:30~16:35 五十嵐代表世話人挨拶 5分 16:35~17:00 廣尚典先生発表(産業医科大学産業生態科学研究所精神保健学)25分……精神疾患を有する社員に対する就労支援のポイント 17:00~17:25 森田哲也先生発表(株式会社リコー総括産業医) 25分…… 具体的な企業の取り組みについて 17:25~17:50 田中潤氏発表(株式会社ぐるなび管理本部人事部門長執行役員、株式会社ぐるなびサポートアソシエ代表取締役社長) 25分…… ”復職支援”と、”障害者雇用”。2つの現場から。 17:50~18:15 五十嵐良雄(メディカルケア虎ノ門院長、うつ病リワーク研究会代表世話人25分…… 医療リワークにおける企業・障害者職業センターとの連携について 18:15~18:30 質疑応答15分 ![]() スポンサーサイト
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9月12日のお話です。香川大学の授業にお呼びいただいた翌朝。ホテルのある瓦町から高松駅まで「ことでん」に乗りました。しみじみした素敵な電車です。正式な社名は「高松琴平電気鉄道株式会社なんですね」。
で、駅の階段に目立つポスターが並んでいるので、ついつい見いってしまうと、電車内や駅でのマナー違反を「さぬき弁」で注意をするというもので、いくつかシリーズになっています。これがなかなかいいんです。 モノトーンに赤が入り、結構、見た目にもインパクトがあります。 「せっとるけん。こんもにして!」 = 「混んでいるので、小さくしてください」 混んでいる車両で新聞を大きく拡げて読んでいる人ですね。新聞を細長く畳んで読むのに慣れると、別に不便に感じないものです。家で読むときもやっちゃったりします。 ![]() 「どせこむで!!」 = 「転落しますよ」 これは危険そうな人に「転落しますよ」と注意するよりも響きそうな言葉ですね。 ![]() で、こんなのが4枚ならんでいるわけです。あとの2枚は説明は省略しますね。そういうと、前日に到着した際に反対のホームからくる階段にもあったような気がします。 ![]() ![]() で、ことでんのホームページをみていたら、ちゃんとすべて載っていました。こちらのページ「乗車マナー向上の取り組み ~さぬき弁のマナー講座~」になります。やっぱり全部で倍の8つあります。地元の人が観るとどう感じるのかはわかりませんが、標準語でポスターに書かれるよりも、アピールはありますし、ソフトに伝わるような気がします。 よく関西出身の研修講師などは、講義の中で上手に標準語と関西弁を使い分けたりします。それによって、ソフトな感じが伝えられたりするわけです。地方出身で何か1つ、方言を語れる人は、それだけ選択肢があるということになります。 |
さて、「楽器で笑顔基金」のライブ2日目は、気仙沼市立面瀬中学校です。その前に、朝は新サンマです。昨晩はたっぷりと刺身で喰いましたが、朝食はこれです。美しいです。焼く人、だいこんを下す人、お皿ならべる人、合宿のようなノリは続きますが、22歳から食に関する仕事にいながら、調理めいたことは何もやらないので私はあまり役に立ちません。
![]() で、実に新鮮で美味しいので、誰しもが綺麗に骨と頭としっぽ以外は何も残さないレントゲン写真のような姿になるまで食べられます。本当に美味しいものに接すると、魚嫌いって生まれないような気がします。 ![]() このあと、わずかな待ち時間で、温泉に立ち寄るなど、いつも真剣に楽しもうとするメンバーです。 そして、面瀬中学校到着。昨日はお寺の境内にセッティングされていた楽器たちが、今日は中学校の体育館で息を吹き返します。 ![]() 上からみるとこんな感じ。ここでも私が手を出せることは限られます……。 ![]() 体育館から外を眺めると、窓の外には仮設住宅。校庭を舗装して、15、6棟の仮設住宅がびっしりと立ち並びます。左の奥の方に見えるバックネットが、ここが昔は中学校の校庭だったことを思い出させます。校庭を舗装して住宅を立てて……、ここの生徒は体育の時間、どうしているのかな。あれから3年半、でも仮設住宅住まいはまだ当分、続くそうです。その意味では「仮設」という言葉があてはまらなくなっています。 ![]() さて、第1部が始まりました。生徒の皆さんは体育座りです。まずは日本シンセサイザー・プログラマー協会の代表でもある松武秀樹さんのシンセサイザー教室。プロジェクターを使って、シンセサイザーが音をすくる仕組みをします。ノコギリ波とかsin波とか、かなりレベルの高いお話の内容ですが、多くの中学生が引き込まれて真剣に聞いています。小さい頃から一流に触れて、仕組みを学ぶことは大切です。ここで感化を受けて、数年後に新たなキーボード奏者が輩出されるのかもしれません。わかりやすく工夫をしながらも、いたずらに語るレベルは下げ過ぎないという姿勢で説明をされている姿が素敵でした。 ![]() そして、第2部はペッカーさんたちのライブです。松武さんからペッカーさんへバトンタッチ。2年生、3年生は去年も体験しているそうなので、ワクワク感が拡がっています。 ![]() ペッカーさん一流の盛り上げで、生徒たちのボルテージもあがります。先生たちも乗ってきます。すごくリズム感がいいです。最初のうちは体育館座りですが、後半は全員が立ち上がり、最後の最後には体育館中の全員が輪になって1つになります。 終了後、代表の生徒から御礼の挨拶。そして、今回は持参してきたトロンボーン2つと、キーボード1つをお送りしました。私たちが搬出を終え、タクシーに乗り込む際も、既に部活中の中学生たちが表に出て来てくれて、手拍子をして見送ってくれました。きっといろいろなものが彼ら彼女らには残ったことと思います。 ![]() 終了後、汽車の時間ギリギリまで、復興屋台村にて気仙沼ホルモンとビール。時間を無駄にせずに愉しむ人達です。大切なことです。気仙沼ホルモンは知りませんでしたが、味噌ニンニクダレに漬け込んだホルモンを焼いて、キャベツの千切りにウスターソースをかけたものをお供にして食べます。街のいたるところで食べることができるそうです。そういうと、ここにお好み焼き店を作ろうかというのが、ペッカーさんと佐竹さんを引きあわせたきっかけでした。 ![]() 被災地に対する思いはあらためていろいろとわいてきましたが、うまくは書けません。ただ、風化させないという思いを胸に、取り組み続けているペッカーさんたちのように、自分たちのフィールドで自分たちにできることを続けている人がたくさんいることには素直に敬意を表しますし、ちょっとでも自分もできること何かを一緒にやりたいと思います。別に特別なことをやっているという感じではなく、自分たちもやりながら愉しむ姿勢をわすれないのも大切だと感じました(でも、続けるのは大変なはずです)。 食べ物もおいしいですし、今回は観光めいたことをする時間はありませんでしたが良いところもたくさんあります。そして、何よりも素敵な人達がたくさんいらっしゃるお土地柄です。 「楽器で笑顔基金」は現地でのライブと、都内でのライブを年に数回実施しています。都内でのライブでは、ささやかですが来場者から寄付を募り、現地行きや楽器提供の資金としています。いずれのライブも、実に楽しい時間が過ごせます。過去の写真を1つご紹介しておきます。確か、原宿クロコダイルでの「NO!風化 東北支援ライブ#3」のものだったと思います。 ![]() こちらのブログでもご案内をしていきますので、是非、興味のある方はご一緒しましょう。 ※第1日目のお寺のライブにも興味のある方は、昨日のブログへ。 |
9月7日の分のお話です。
「楽器で笑顔基金」の気仙沼でのライブに同行させていただきました。震災以降、毎年やられているのに、同行させていただいたのは初めてです。東京での復興支援ライブは欠かさず行くようにしていますが…。今回行ってみて、もっと早くから行きたかったなぁとあらためて感じました。でも、今回、いってとにかくよかったです。ペッカーさんの「楽器で笑顔基金」の設立に寄せる想いについては、是非、ホームページをご覧ください。私もささやかではありますが設立に立ち会いました。なのに一度も現地でのライブに足を運べていませんでした。その頃に書いたブログです。「楽器で笑顔基金!」(2011年10月21日)。 ![]() 気仙沼はなかなか遠いです。東北新幹線で一ノ関まで、そこから大船渡線で1時間20分。在来線にこれだけの時間の乗り続けたのは久しぶりです。 ![]() 早く着いたので、港を少しふらつきます。寒かった東京に比べて、とってもいい天気、暖かい東北。なんか旅紀行のブログのような慣れないトーンで書いております…。 ![]() そして、目的地に到着です。荒涼感、でしょうか……。 ![]() ライブ会場の地福寺。何と今日ははお寺でライブをやります。是非、地福寺のホームページご覧ください。すごい思いと行動力があり、ユニークなご住職です。こういう人が地域を支えています。 ![]() 地福寺にあった津波被害図です。赤いところは流されてなんもなくなってしまったところです。ライブのあと、呑みながら、その日どう逃げたのかといったお話も伺いました。近くの鉄筋コンクリート4階建ての向洋高校は全壊状態でまだそのまま残っています。 ![]() お寺の時計の上には、ここまで津波がきたという表示がありました。 ![]() すでに境内はライブ会場に姿を変えています。準備をお手伝いせずに反省。右側に少し見えるのが、ご本尊様。ラテンで陽気なお寺に変身しています。 ![]() そして、ライブはじまります。今日のグループ名は「Pescado de Oro」。 金の魚という意味だそうです。ペッカーさんが中心となった、ここ気仙沼の復興支援ライブでだけ生まれるチームです。今回の案内ではこう説明されています。 「ペスカ・デ・オロは、気仙沼の復興を応援するためにペッカーの呼びかけでプロのミュージシャン達が作った気仙沼応援バンドです。2011年9月の気仙沼西高校でのライブを皮切りに、毎年気仙沼の学校でライブをやっています」 これを事実上プロデュースされている市毛さん、これがまた凄い人です。 ![]() で、あっという間に2時間のライブは尾張、終了後の笑顔の数々です。とっても素敵なお客様でした。そして、このあとの撤収作業が素早い(この写真は楽器で笑顔基金のFBページから拝借しています)。 ![]() ほぼ片付きつつあるところです。ステージも撤収され、赤いじゅうたんも撤収され、最後には畳敷きの部屋になります。普通のお寺です。 ![]() 地福寺、ご住職。とってもユーモア溢れるというか、おやじギャグ(ダジャレ)溢れる方、指笛もすぐ鳴らせるし、陽気にリズムも刻む方。 そして、「めげない、にげない、くじけない」は重い言葉です。 お寺で打ち上げをした上で、吉田さんのご自宅にお邪魔して、サンマとカツオとアワビとツブで晩餐。そのまま、泊めていただきました。おとなの遅めの夏合宿みたいです。 2日目の様子はまた明日。明日は中学校です。 |
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