マネージャーの2つの責任と、介入の難しさ
メンバーにどこまで仕事を任せるかが難しいのは、マネージャーには2つの責任があるからですね。

1つは業務達成責任、もう1つは人材育成責任とでもいうべきものでしょうか。

ここはメンバーの成長のために任せて進めたいと思っても、業務が遅々として進まず、デッドラインは近付く。アウトプットの品実もぶれており、自分としてはまだまだ納得がいかない。こういう状況になると、人材育成責任はひとまず置いておいて、業務達成責任を重視せざるを得なくなります。

で、ここでの介入のやり方がまた難しいのですが、答え的なことをいってしまうと(仕事に答えなどないのですが)、それに引き摺られ、縛られ、下手をすると当てに行きという事態になります。曖昧な介入だと、何度、企画書を提出してもやり直しと言わざるを得なくなり、効率性は下がるは、メンバーは疲弊するはということになります。いっそのこと、巻き取って全部やってしまえ、と思うのですが、そうすると自分がつぶれかねません。

こういう悩みの連続の日々もまんざらではないと思いながら、あれこれ思案して前に進もうとする意志を持てる人だと、マネージャーというのも悪くはないビジネスです。

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【2014/10/26 23:55】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
面接学が語るもの
部屋の中が資料だらけです。
しかも、整理がされていないので、なかなか見つかりません。
たまに整理をして、大量に資料を捨てるのですが、たいてい捨てた資料に限って、捨てた2週間後くらいに必要になります。今回もまさにそうでした。7年も捨てずに持っていた資料をもういらねえなと捨てたら、必要になりました。因果なものです。で、捨てる前に、必要なエッセンスだけ、ここに残しておけば後悔しないんじゃないかと思い、ためしに1つ書いてみます。

もう10年ちょっと前に、ある採用ベンダーからいただいた資料です。資料には「面接学が語るもの」とあります。面接学というと、臨床心理っぽい感じを受けますが、ここでは採用面接のお話が書かれていました。

◆ウエブスターの研究

面接される人の言動は、非常に大きく面接する人の言動によって左右される。面接する人が「ネガティブな心象」を持つと、面接態度が消極的になり、冷たくなり、批判的になる。その結果、面接を受ける側は、怯えや不安に陥り、答えがしどろもどろになる。この責任は誰にあるのだろうか。

◆キーナンの提言

カウンセリングの領域で開発された多くの技法がある。その技法はすべてよい面接にとっても欠かせないものであり、面接される人のベストなものがあらわれる。
 (1)あたたかいマナー
 (2)目をまっすぐ見る
 (3)しばしばうなずく
 (4)真剣に聞き、真剣に話す
 (5)批判を控え、共感を捜す
 (6)リラックスし、愉しむ

◆難しいことをやさしくわかりやすく言える人は賢い

◆充実した楽しい会話ができる人は対人能力が高い

◆選考プロセス全体の考え方
 Ⅰ.落とす …キーワードは後味
 Ⅱ.見極める …キーワードは客観的
 Ⅲ.採りにゆく …キーワードは好き嫌い

読んでいて、「面接官ハンドブック」を作りたくなりました。年末年始にでもつくるかなぁ。

採用といえば、ダイヤモンドオンラインでの連載「採用は愛とマーケティング」の2回目がリリースされています。
たまたまですが、テーマは面接です。書いてみると、これでいいのかなぁと思うことがたくさんあります。書くこと自体がリフレクションになっているということです。

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【2014/10/25 22:39】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
第6回お好み焼き検定」は、11月16日(日)に開催されます
さて、あらためて告知です。

にっぽんお好み焼き協会が主催する「第6回お好み焼き検定」は、11月16日(日)に開催されます。
ただいま、絶賛お申し込み受付中です。
興味のある方は、こちらのサイトをご確認ください。検定には、初級と上級がありますが、今年度実施されるのは初級のみです。マークシート式の試験で、申し込みをいただいた方がサイトからダウンロードできる「要点集」をしっかり予習すれば、十分合格できるものです。是非、この機会にお好み焼きのうんちくが語れるお好み焼き博士にチャレンジしてみませんか。

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にっぽんお好み焼き協会主催第6回「お好み焼き検定(初級)」
~お好み焼きに関する様々な問題に答えて“お好み焼き博士”を目指そう!~

お好み焼き検定と

「お好み焼き検定」は、お好み焼きを生活に密着した日本の食文化としてより定着させることを目的として、にっぽんお好み焼き協会が実施している一般の方を対象とした検定試験です。
お好み焼きに関する雑学や、材料である小麦粉・ソース、お好み焼きの焼き方や素材など、様々な設問に回答いただき、一定基準を満たした方に合格認定証が発行されます。
設問は、2010年から2011年にかけて放映された NHKの朝の連続テレビ小説「てっぱん」で、お好み焼き技術指導担当を務めた、にっぽんお好み焼き協会の佐竹会長が監修します。今回実施する初級検定に合格すると、より難易度の高い上級検定(今回は実施せず)の受験資格を取得できます。
《日清製粉グループ本社のプレスリリースより》

にっぽんお好み焼き協会とは

にっぽんお好み焼き協会は、お好み焼きの普及・啓蒙を図るとともに、お好み焼き業界のレベルアップを支援することを目的とする組織です。お好み焼き店を営業されている方々を対象とした技術講習会・講演会等のイベントや、お好み焼きを含む“粉食”の調査・研究等を通じて、お好み焼き業界全体の発展に寄与しています。
《日清製粉グループ本社のプレスリリースより》

■ 第6回「お好み焼き検定(初級)」実施概要

・実施日時:2014年11月16日(日)
  <東京会場> ①9:30~、②11:30~、③14:30~(各回定員120名)
  <大阪会場> ①9:30~、②13:30~(各回定員50名)
 ※所要時間は約1時間です。
・試験会場:
  <東京会場> 日清製粉株式会社 神田錦町ビル(東京都千代田区神田錦町1-25)
  <大阪会場> 日清製粉株式会社 大阪営業部 (大阪府大阪市淀川区宮原3‐5‐36 新大阪トラストタワー)
・回答方式:マークシート方式(1問2点×50問、60点以上で合格)
・受験料:3,240円(税込)
・申込み方法:お好み焼き検定WEBサイト「申込みフォーム」からお申込みください
http://www.okonomiyaki-kentei.jp
・受付期間:2014年11月5日(水)まで
・主催:にっぽんお好み焼き協会 http://www.okonomiyaki.to/
・協力:日清製粉株式会社、ブルドックソース株式会社、株式会社ぐるなび、ホッピービバレッジ株式会社、正田醤油株式会社(順不同)

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お好み焼き検定 合格証 裏
【2014/10/20 23:24】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
アトリエモール・プロジェクト、進行中!!
経営学習研究所の新しいチャレンジ、アトリエモールが進行しています。

といっても、本当にチャレンジしているのは、13名の学びの場の作り手です。いずれも、アンダー35の、自ら手をあげて参加している志のあるメンバーです。
13名は、2つのチームに分かれて、それぞれが11月に学びの場を創り上げます。そして、その学びの場には、下記のような条件付けられています。

・参加者数:30〜50名程度
・参加費:3,000 〜 5,000円
・参加対象者:「人材育成」に関心のあるビジネスパーソン
・プログラム:2〜3時間のプログラムで、「参加型」の要素を部分的に組込む
・主催者:アトリエ・メンバーを「主催者」、 MALLを「協力者」とする。
・費用&収益:イベント開催の費用と収益に関しても「自主開催」とする。

全メンバーが所属組織の枠を超えて、それぞれが持ちうる知見を持ち寄り、そこからまた新しい何かを生み出そうとしています。22日(水)には最終審査会が開催され、実施の可否が確定します。MALL理事は、その両チームに対して、担任・副担任として支援をしたり、各ミーティングの際にはガチで意見を伝えたりしています。

また、この企画の面白いところは、同時進行で様々なことが行われているところです。

日本の人事部」では、この取り組みを同時進行でレポートをしてくださっています。しかも、レポートするのは、参加者たち。非常にリアルです。

ここまですでに2回のレポートがされていますので、ご紹介しましょう。

【特別企画】新たな学びの場つくりのユニット『アトリエMALLプロジェクト』を密着取材
第1回 企画の立案からキックオフミーティングまでのレポートです。
第2回 各チームの活動から企画審査会までのレポートです。

第2回のレポートにある「本気過ぎるイベント企画審査会」という言葉、まさにそのとおりでした。前回の審査会では、両チームともにそのままの形では開催のOKが出ずに、次回10月22日にそれは持ち越されました。

さて、両チームの活動は、FBのグループで共有されます。FBのグループには、メンバーだけではなく、それぞれの担任1人と共通の副担任が2人、MALL理事から加わります。他の4名の理事は日常のチームの活動は、直接にはウォッチしませんが、週末毎にメールで理事達のやりとりがあります。

そして、タイミングを見計らって、書かれる中原代表理事の絶妙なブログ。

10月14日 イベントをつくるとは「問いを決めること」である!?

何気なく、一般向けに書かれているようにも見えますが、アトリエモール参加者からみれば「ドキッ」とさせられる内容ですし、また心温かいエールでもあります。

9月18日の中原代表理事のフェイスブックでは、唐突に以下のような書き込みがありますが、企画審査会の直前の時期であることを考えると、参加者だけにはわかる宣戦布告(?)です。

『来週、アクションラーニングで、僕に第一案を発表なさるみなさまへ。まさかとは思いますが、最初の発表だし、とりあえず「当て」てみようと思ってらっしゃいませんか(笑)? 巷のアクションラーニングで「当てるプレゼン」はよく見受けられますね。今まで3万6000回くらい見てきました(笑)。僕は「ガチモード」で臨みます。素敵な週末を!素敵な発表を愉しみにしてます!』

こんな様々な伏線も抱えながら進むアトリエモール・プロジェクト。イベントが決まりましたら、主催メンバーの許可が得られれば、こちらでも告知します。ご期待くださいい。

※経営学習研究所の過去の活動をまとめた「まとめブログ」を創っています。興味の方はご参照ください。

アトリエモール集合社員
※全メンバー集結です。意図的に違う方向をみている人がいるのが、いいところ……。さて、何人いるでしょうか。
【2014/10/19 17:12】 | 経営学習研究所(MALL) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Pizza Summit 2014 10/30-11/2開催です!!
ここのところ呑気なブログを続けていますが、今日も呑気に告知いきます。

もはや恒例の汐留の秋のイベントになったといってもいい「Pizza Summit 2014」がいよいよ今月末に開催されます。

期間は10月30日(木)~11時2日(日)の4日間。リリーさんデザインの「会場かんたんMAP」貼っておきます。今年は「緑のイスキア号」も登場ですね。

私は協会のお仕事をおりて1年半くらいになりますが、それでもピッツァ好きは変わりませんので、もちろん元気にお邪魔する予定です。たぶん31日(金)の夜と、週末のどっちかかの2日かな。
皆さんも是非、どうぞ。

新規



【2014/10/15 23:52】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ウルトラソニック・バス
先日のCHO協会の研究会合宿にて、あまりに多忙な某社人事部の某女史が、入っただけですべてが自動ですべてが終わる全自動の風呂が欲しいといっていましたが、大阪万博博覧会で今はなき三洋電機が、試作品を展示していました。これが万博記念公園の「EXPO70パビリオン」で今でも見れます。

ニーズが明確に(ごく少数かもしれませんが)顕在化していながら、未だに実用化されていないんですね。でも、約半世紀近くを経ても、人は同じような欲求を持ち続けるものなんですね。確かに、ぼーっとしているとすべてが終わるのはいいですね。

それにしても、いかにも1970年からみた未来的なデザインがいい感じです。最後の説明の写真が少しぼけてしまい、すみません。

ただ、コンセプトが「洗濯機」なのがいただけません。あくまでも同じ機能であっても、コンセプトは「お風呂」でないといけないのです。
週休2日制の実現ははるか未来という、ワークライフバランスという言葉が生まれる30年前の話ですから、仕方がないのかもしれませんが。

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【2014/10/14 23:52】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
まんざらでない僕たちの44年間と「太陽の塔」
連休でちょっと関西に行ってきました。

まあ、出張でも毎月のようにいっているのですが、いつもどこかに立ち寄る時間もなく、前泊で深夜にお好み焼きを食べているか、帰りの新幹線の時間まで新梅田食堂街で短時間リフレクションしているくらいで、実は大阪のことをほとんど知りません。

でも、今回も一番のお目当ては、自分にとってのパワースポットである「太陽の塔」です。

岡本太郎も好きなのですが、やはりあの頃の空気感が好きなんでしょう。大阪万博と安保闘争は自分が実体験できなかったリアルです。つかこうへいの「初級革命講座飛龍伝」を学校帰りに高田馬場東芸劇場見に行っていた、そんな郷愁に結びつく感覚のようにも思います。

今回は時間があったので、初めて「EXPO70パビリオン」も見てきました。たまたま「時代が求めた1970デザイン展」をやっていたのでラッキーと思いましたが、こちらは今一つ。そのかわり常設展はなかなかの興奮ものでした。

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誰もが未来を見据えていた時代です。
たぶん明日は今日よりも素晴らしいはずだと確信していた時代です。

オーウェルの「1984年」のようなディストピアものももちろん古くから多くありましたが、「ブレードランナー」の頃から私たちが想う未来は変わってきてしまったように思います。

オーウェルの1984年を軽々と超え、クラークの2001年ももはや一昔前です。でも、まだ恒星間飛行は実現されていませんし、エアカーもありませんし、タイムマシンもまだまだはるか未来でしょう。その代わり、インナースペースは予想以上に開拓されました。サイバースペースは陸海空・宇宙に次ぐ戦場であるとまでいわれています。そして、人間の精神世界の究明も進んでいますし、精神社会の悩みも複雑になっています。民族や宗教が国家概念を凌駕しようとする世相も含め、人類自体が内向き思想にとらわれているような感覚があります。もちろんそれがいいとか悪いとかいうことではありません。SF的に整理すると、人類が進化の隘路に入り込んでしまったのかもしれない、ということなのかもしれません。

ただ、月の石はロマンでもなんでもなくなりました。

なんて思いつつ、そびえ立つ、実にバカでかい「太陽の塔」をみると、たぶん僕たちの生きてきた44年間はまんざらじゃなかったんだうと思います。日本は何を言われても、日本ですし。たぶん、これからも、です。太陽の塔の3つの顔のように、顔をそむけずにいれば。

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【2014/10/13 22:35】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
サードプレイスも疲れる!…… 「4thプレイス」の薦め
スターバックスでは、店舗をお客様にとっての「サードプレイス」と位置付けています。

「ファーストプレイス」である「家庭」、「セカンドプレイス」である「学校や職場」の間にある場所として、日常から少し離れたこの「サードプレイス」でお客様に元気になってもらうことを目指しているといいます。

ですから、店舗は単にコーヒーを売る場所、飲む場所ではなく、お客様の心を満たすために、心に活力と栄養を与える場であると考えています。確かにこの夏はフラペチーノが売れたのかもしれませんが、彼らが失速しない理由の1つは、おそらくこれを貫いていることにあります。ここがぶれ始めると心配です。

さて、「サードプレイス」という言葉はよく聞くようになりました。人生を豊かにするためにも、ファースプレイスやセカンドプレイスを充実させるためにも、またサードプレイスは大切だという言い方もみますし、「学びのサードプレイス」を標榜する場つくりも多くなりました。「越境学習」とからめて語られることもあります。

私もありがたいことにサードプレスをたくさん持っています。
で、今日は少し逆説的にサードプレイスについて語りたいと思います。

そう、サードプレイスも疲れるのです。

役割が明示されているファーストプレイス、セカンドプレイスと違って、サードプレイスは自由です。この自由が曲者で、誰も次の会の声かけないからやらないといけないかなぁと慮ったり、いろいろと誘われるけど忙しくていけないときの断り方に悩んだり、同じ日に2つのサードプレイスに誘われて、片方に行くとFBでタグづけされて他方を選ばなかったことがわかっちゃうと嫌だなとか、前回いってつまらなかったからもう辞めようと思ってもまたお誘いがきたりとか、セカンドプレイスで煮詰まっている時に限って、義理のあるサードプレイスがあったりとか、ファーストプレイスでお悩み中のときでもサードプレイスでは笑って過ごさないとまずいよなとか、サードプレイスで一度名刺交換しただけの人から営業受けたり、紹介したい人がいるといわれて時間をとられたりとか……。

こんなこと、皆さん、ありませんか。

でも、私はサードプレイスは大切にしたいので、できる限りのことをやりながらも、できないことは無理!ということにしています。そして、もう1つの対応策は……。

そう、これからはいよいよ「4thプレイス」の時代なのです。ファーストプレイスでもセカンドプレイスでも、そしてサードプレイスでもない、日常からも非日常からも離れた自分が元気になれる場所、すべてのプレイスをリフレクションできる場所、それが「4thプレイス」です。なぜかカタカナで書きません。

それはいうまでもないのですが、「4thプレイス」とはひとり呑み古典酒場です。
バーでもいいんでしょうが、私の場合、ちょっとテイストが違います。コの字カウンターで、ひとり客中心の店。倉嶋さんが普通に泥酔していそうな店です。

昨今の密やかな古典酒場ブームの陰には、サードプレイスを超えた世界を求めている人がいるということがあるに違いありません。先週のある会のあとで、ひとりで呑んでてそう確信しました。だから、サードプレイスが終わったあとには、短時間でもいいから酒場でひとり呑みをすることはとても意味深いのです。

「4thプレイス」のこの概念を世の中に拡げていきたいと思います。

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【2014/10/08 23:58】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
もっと自由に ~カウンセリング心理学講座から③
昨日のブログは先週の木曜日の「カウンセリング心理学」講座からの話の途中で終わりましたが、毎週講座があるので、すべてのリフレクションが終わるまでに次の講座(木曜日)を迎えることになりそうです。

昨日の終りは、こんな話でした。

GCDFの講座では問題解決よりも、関係構築を重視し、それがあまりにカウンセラーは自由に話すことがはばかられ、傾聴に専念したり、質問を控えたりという態度をとるように意識してしまったりしていませんか。

クライアント役を以前は頻繁につとめていたのですが、頑張っている人ほどこの苦しみに陥っている傾向はあるように感じます。

先週の講座では「もっと自由に」というお話しをいただきました。

あれをしてはいけないといわれてばかりで、カウンセリングを誤解してしまうと、とても不自由になってしまいます。とりあえず聞いてみようと、本当はもっと楽な世界のはずです。どうしてか、カウンセリングを学ぶとみんな苦しくなる…。聞いてみると、クライアントだってもっと話しやすいところから話してくれたりする。ある意味では簡単な話。誤解によってカウンセラーが苦しめられている姿をみていて、もっと自由になって欲しいと思って語ってくださった言葉だと思います。

でも、なぜGCDFの講座では、多くの人が苦しくなるのか。これには大切な意味があるんだと思います。

イタリア人と日本人が一緒のクラスにいるとします。イタリア人(別にメキシコ人でもいいんですが)は陽気にはしゃぎ立てます。日本人は慎重に寡黙です。この場合、目に余るイタリア人の行為に対して、先生がクラス全体にもっと大人しくしなさいというと、ますます日本人はしゃべらなくなります。心配な日本人の状態に対して、先生がクラス全体にもっと思ったことはすぐに口にしなさいというと、イタリア人は止まらなくなります。とてもステレオタイプ的な見方にあふれた話ですが、あくまでも例示としてご容赦ください。

要は、これと同じことがあるんだと解釈します。

GCDFでは「キャリアカウンセラー」と呼びますが、厚生労働省は「キャリアコンサルタント」と称します(ちなみにアメリカでは、修士取得前にインターン的に動いている人をキャリウコンサルタントと呼んだりしているそうです)。日本には海外のように高度専門職の資格としての「キャリアカウンセラー」は存在しません。日本で「キャリアカウンセラー」を名乗る人のほとんどは海外のそれのような高度で専門的な教育を受けてきているわけではありません。

いかにGCDFの試験が厳しかろうと、それなりに頑張れば合格します。かくして、さまざまなキャリアカウンセラーが世の中には登場します。これはある意味、とても危険なことです。

そんな人、全員にカウンセリングは「もっと自由に」なんていったら、どこに飛んで行ってしまうかわからないわけです。その結果、クライアントがずたずたにされるリスクもあるわけです。

先週の木曜日の講座には、その場にいる私たちを信頼して「もっと自由に」といってくださったのだと感じました。私たちはそれに応えて頑張っていく、使命があります。

協会のカウンセリング心理学講座は、キャリアコンサルティングの基礎となる、フレームワークをつくるカウンセリング心理学を理解して整理していくことによって、キャリアコンサルティングをするときにも自信をもってできるように設けていただいたものだと伺いました。GCDFを取得して、さらに自らいろいろな経験を積んで、そして現状ではまだまだいけないと認識して(かといって、大学院で学ぶほどの時間と勇気はもてずに)、そんな思いをもって受講者は集まっているわけです。

たぶん。

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【2014/10/07 23:55】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
カウンセリングはコミュニケーションではなくダイアローグ ~カウンセリング心理学講座②
先週の木曜日に受講したキャリアカウンセリング協会が主催する渡辺三枝子先生の「カウンセリング心理学講座」からです。

ほんとに刺激になりますし、三枝子先生のキャリアカウンセラーに対する期待と思いの激しさが伝わってきます。期待と思いは大切ですねぇ。

さて、よく私たちは「問題を解決するのはクライアント自身だ」という言葉を安易に使いますが、これも危険であり、キャリアカウンセリングに誤解を招いていることの1つだという指摘をいただきました。

仮に実の親であっても、子どもにかわって問題を解決してあげることはできないのですから、他人であるキャリアカウンセラーにそれができるわけがありません。その人の人生はその人にしか歩めないのです。ですから、ことさら「問題を解決するのはクライアント自身だ」なんてことを言うのはナンセンスなわけです。

この言葉、あたかも寄り添うだけでもキャリアカウンセラーはいいんだという捉え方を招きかねませんが、職業としてキャリアカウンセラーをするのであれば寄り添うだけでお金をとるなんてことがあっていいわけがありません。もちろん、危機的状況で呆然としている人に対しては、ただひたする寄り添うという瞬間が大切だったりします。でも、自らの足で訪れたクライアント、会社が払っているのか個人が払っているのか税金が負担しているかは別として、お金をいただいて行うキャリアカウンセリングでは、問題解決を明確に目指さないとおかしいわけです。

どうしても決められないクライアントの場合、時にキャリアカウンセラーは指示を出すこともあるともいいます。でも、その指示に従うかどうかはその人が決めるのです。そして「今の自分の忠告を聞いて、あなたはどう思った?」と聞いてみます。そう、聞くことによって、また考えてもらえるのです。

渡辺三枝子先生とセッションをすると、本当にいろいろと問いを投げかけられます。GCDFの橋本先生もそうです。何かの振り返りをする際もほとんどが質問で会話が続き、それによってこちらがいろいろと考えさせられます。

カウンセリングはコミュニケーションではなく、ダイアローグだと渡辺三枝子先生は語ります。

なるほど、そうです。話しながら何か新たなものを創り出していくプロセスなのです。単なる情報の交換としてのコミュニケーションではないのです。「~はどう思う?」。話させるような機会を作るのです。今、自分がどんな状態にいるかを語れるようにするために、問いかけるのです。ダイアローグ、対話です。

問題解決という場面を利用して、クライアントが自律的に社会の中で生きていくことができる人間になることを支援する、その目的にむかっていくプロセスがまさにカウンセリングです。自分で解決していくために他者の力を利用する、そしてそのプロセスの大半が対話を通して行われるわけです。

言葉というのは常に曖昧だから、対話が大切になります。

曖昧ではあっても、やっばり言葉が一番便利なのです。もしも、わからなければその場で聞けばいいのです。だから対話が大切なのです。人によって言葉の意味は違うので、具体的に聞くことによって、その人の経験がみえてきます。相互に話すことにより、新しい何かがみえてきます。それが対話。

ですから、結果的にカウンセラーはよくしゃべります。ただ、あくまでも対話をするのです。話すことはクライアントには刺激になり、クライアントも自分に目を向けながら、自分が話したいことを話すようになり、問題解決にむかっていくことができます。問題解決にとり組むことは、何よりも自律への第一歩です。自分で問題を解決していく方法や態度を獲得することをキャリアカウンセラーは支援します。

ただ元気にするのであれば、初対面のキャリアカウンセラーよりも仲の良い友達の方がよっぽど元気にできます。カウンセリングはあくまでも問題解決をするためにつくる関係です。だから、親子では、夫婦ではカウンセリングはできないのです。

でもどうでしょうか。
GCDFの講座では問題解決よりも、関係構築を重視し、それがあまりにカウンセラーは自由に話すことがはばかられ、傾聴に専念したり、質問を控えたりという態度をとるように意識してしまったりしていませんか。

このあたりについては、また日を変えて書きます。

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【2014/10/06 23:55】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
私たち企業人は安易に学生に就職活動を論じてはしないか
昨日MCCであった花田先生のスーパービジョンの中で、大学内でキャリア支援をされている方がされていたお話です。

最近、大学に対して、企業の人事担当者からキャリア支援や就職活動支援をしたいという売込みがかなりあるそうです。多くが比較的若手の担当者であり、いずれも熱い情熱のある人だといいます。

ただ、これがなかなか困ったアプローチなのだそうです。

就職活動、大変だよねという同情的な視線から入るケース。自分はこうやってやってきたという自分の経験を押し付ける上から目線的なアドバイス、自らが経営のレイヤーでもないのに最終面接の対応ノウハウを語るこっけいさ、そんなことがいろいろとあるそうですが、でも学生はキラキラした目をして一生懸命にメモをして聞き入っているんだろうなぁと思います。どうせ語るなら、経験談やノウハウ話ではなく、日々のリアルな仕事について語ってくれるといいんですが…。

企業人が大学に入りこんで学生と交流をすることはとてもいいことです。人生の後輩に何かをつたえたいという思いも大切です。でも、自分が語ることが相手に影響を与えているということに対しては、敏感で慎重になる必要があります。仮に無意識であっても、自分が語って気持ちよくなることや、充実感を得ることが目的になってしまっては絶対にいけません。

私も大学で話をする機会が少なからずありますので、自らのスタンスと、する話の内容にはあらためて注意をしなければならないとあらためて感じさせるお話でした。また、責任をまっとうするためには、より自らの学びを深めることが最低限必要なことだとも感じます。

という文脈で紹介するのはどうかとも思いますが、ダイヤモンドオンラインで「採用」についての連載を書かせていただけることになりました。コーナーのタイトルが「採用は愛とマーケティング」。29歳の時に新卒採用の責任者になった際に掲げたスローガンです。実に青臭いのですが、これがいいといってくださる人がいました。

今日聞いた話を肝に銘じながら、書き続けることにします。

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【2014/10/05 21:47】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
カウンセリングと相談の違い ~カウンセリング心理学講座から①
キャリアカウンセリング協会主催の渡辺三枝子先生「カウンセリング心理学」講座7回シリーズに毎週木曜日、通い始めました。このブログにて、毎回できる限りの復習をしていきたいと思います。

渡辺三枝子先生には、4年前に受講したキャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座で数コマ、ご指導をいただいたことがあります。先日、このスーパーバイザーの更新試験があったのですが、実技試験と口頭試問で大苦戦。さぼっていたことが完全に露呈します。ぎりぎりだと思いますが、更新試験自体はなんとか合格となりましたが、かなりの「できなさ感」に打ちのめされました。

そんなタイミングで協会からこの講座の案内があったので、一も二もなく手を挙げたという次第です。で、やっぱりなかなか厳しいものがあるなあというのが初回の実感です。どうしても、すべてにおいて、ふわぁとしているんですね。これが修正できない…。

初回で情けなかったのは、自分がカウンセリングという言葉の定義をきちんと自分のものにできていないこと。ほんとにこれもふわぁとした把握で、クラスメンバーの皆さんにシンプルに的確に語ることができないのです。冗長な説明になる。人は説明が冗長になるときは、基本的に自信がないときです。自信があればあるほど、クリアで明確で端的な説明ができるはずです。これ、メンバーからの報告とか聞いていると、すごく実感ができますし、自分が報告するときもやっぱり同じです。

さて、第1回のクラスの内容はこまごまと書きませんが、カウンセリングの定義の話から派生して出てきた「相談とカウンセリングの違い」について今日は少し整理をしてみます。この2つ明らかに違うとは思いますが、皆さんはクリアに端的に短くこれを語れるでしょうか。

相談とカウンセリングは、日本では昔は同じように使われていた時期もあるそうです。「相談心理学」という書籍もあったとのことです。相談というのがカウンセリングの訳語だった時代もあったということでしょうか。

親子の相談、友達の相談…。プロセスや結果については相談とカウンセリングが同じこともあるかもしれないですが、友達同士で話したのは果たしてカウンセリングになるのでしょうか。なんか違いますよね。その「なんか」をきちんと言語化しないといけません。

「相談」とはもともと良好な関係がある中で行われるものです。嫌いな友達には普通は相談はしませんよね。信頼できる人、わかってくれる人、安心できる人に相談をするわけです。ですから、相談というのは、相談よりも先に人間関係があります。この人は自分の味方、この人にならわかってもらえる、そういう人に自分のことを相談するわけです。土台としての人間関係がもともとあるわけです。そして、相談がうまく解決しても、しなくてもその人間関係はさらに続いていきます。

それに対して、「カウンセリング」は、問題を解決するために始まる人間関係です。基本的にはカウンセリングを始める時点では人間関係はまだありません。ある問題が起きたときに、「カウンセラー」という専門家に出会い、問題解決から始まる人間関係がカウンセリングの関係です。そして、問題が解決したとき、もしくは解決できなかったときにその関係は終了します。だから、冒頭の部分でしっかりと人間関係をつくること(関係構築)が大切だといわれるわけです。しかし、いうまでもありませんが、いかに良好な人間関係をつくれても、問題解決ができない意味がありません。目的は関係構築ではなく、問題解決にあるわけですから。

「カウンセリング」には必ず目標があります。関係構築が目標であるわけがありません。1人ひとりが自律的な個人になれることを援助していくのが究極の目的です。自分で問題を解決できるようになる、カウンセリングの前よりも自律的に歩いて行けるようになるというための援助のプロセスです。

ちょろっと書いただけで、ずいぶんと長くなりました。続きはまたいずれか。

あらためて「カウンセリング」とは何か、自分の解釈と言葉で説明をしてみましょう。

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【2014/10/04 21:43】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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