フェイスブックではいろいろな人がいろいろな引用をしてくださるので、マイ・キュレーターが何人もいるような感じで、とても助かります。今回、山口さんの引用で「させていただきます症候群」の話があり、これ私も日頃から気になっていた話で、なるほどなぁと思いましたので、書き残しておきます。
引用元は「NHK解説委員室 視点・論点 させていただきます症候群」です。 私も日常、「させていただきます」という言葉を頻発する人が結構、周囲にもいろいろといて、かなり気になっていました。これを上手に整理してくれています。 「させていただきます」とは、明鏡国語辞典には「自分の行為が相手の許容の範囲にあるという、へりくだった遠慮がちな気持ちを表す。しばしば相手に配慮しながら、自分の一方的な行動や意向を伝えるのに使われる」とあるそうです。たぶん、気になるのは、意識的・無意識には別として「一方的な行動や意向を伝える」という使われ方にあるのかなと思います。 で、ここでは5つの「させいてただきます症候群」に整理されています。 1.すっり話そうよ型 2.誰を立てているの?型、 3.だれに許可をもらったの?型 4.自分勝手すぎるよ型、 5.「さ」はいらないよ型 それぞれ、せっかくなので引用します。NHKのサイトも時間とともになくなるといけないので。 《1.すっり話そうよ型》 「お送りさせていただきます」「報告させていただきます」「意見を言わせていただきます」はそれぞれ、「お送りいたします」「報告いたします」「意見を申し上げます」と言い換えればすっきりします。長くする意味がありません。 《2.誰を立てているの?型》 自分の上司であっても、社外の人に対して話すときには、上司を立てては話しません。これは敬語の常識です。「させていただく」は、「させてくれる人」を立てる敬語ですから、次のような表現をすると、社外の人の前で自分の上司を立ててしまうことになります。 社外の人に対して言うときには、 「経理を担当させていただいています」ではなく、「経理を担当しております」 「○○は、休ませていただいています」ではなく、「○○は休んでおります」 「課長をさせていただいています○○です」ではなく「課長の○○と申します」 と言えばいいわけです。シンプルです。 《3.だれに許可をもらったの?型》 「させていただく」は、だれかの許可を得て行動するときに使う言葉ですから、次のような言い方は違和感を与えます。 「公園で走らせていただいています」「合格のために努力させていただきました」「土曜日は高原でくつろがせていただきました」。 これらは、「走っております」「努力いたしました」「くつろいでまいりました」とシンプルに言い換えれば、違和感を与えません。 《4.自分勝手すぎるよ型》 相手に迷惑をかける行為と「させていただきます」という言葉は本当でしたら合いません。自分勝手で一方的な印象を与えます。次の用例は、飲食店の店長から聞いた例だそうです。 「突然ですが、今日でバイトを辞めさせていただきます」 「店長、バイトの時間を変更させていただきます」 「用ができたので、帰らせていただきます」 突然、きっぱり宣言するように言われ、大変驚き、困まったということでした。この例は、言葉の問題と同時に仕事に対する姿勢や態度、一緒に働く人への配慮に問題があることはいうまでもありません。日数の上でも十分な余裕をもって、理由や事情を述べたあとに、「よろしいでしょうか」「お願いできますでしょうか」と許可を求める姿勢がほしいところです。「させていただきます症候群」の中でも、もっともイラツとするやつかもしれません。 《5.「さ」はいらないよ型》 文化庁の調査にあった例です。「あしたは休まさせていただきます」という表現について気になるかどうか質問したところ、「気になる」人が54.5%で、「気にならない」人が39.8%でした。 「休まさせていただきます」という表現は、不要な「さ」が入った「さ入れ言葉」とも呼ばれています。 よく使われているのは、「休まさせていただきます」のほか、「読まさせていただきます」「歌わさせていただきます」「作らさせていただきます」などです。 さて、いかがでしょうか。 私の自分の経験からいえば、ストレートな表現を使えないときというのは、自分の考えがまとまっていないとき、自分に自信がないときです。 GCDFのロープレなんかやっていると、カウンセラー役がついついだらだらと意味のないことを話し続けてしまうときがありますが、そういうときなんかが典型的です。場をマネジメントできていれば、短い言葉で流れをつくることができます。 会議で突然、指名されて、だらだらと話してしまうのも同様です。報告の最中に想定外の質問があって、だらだらと語るのも同様です。そんなとにき「させていただきます」なんてフレーズは出がちです。 日本語は実に深いです……。 ![]() |
昨日、経営学習研究所(Mall)の新規企画であるアトリエ・モールのファーストイベントがありました。
アトリエモール・プロジェクトについては10月19日のブログ「アトリエモール・プロジェクト、進行中!!」をご覧いただければと思いますが、公募による集まった各企業の35歳以下の初めて出会うメンバーがいくつかの定められた制約条件をクリアする学びの場をつくりあげるという難易度の高い企画です。全体を2チームに分け、昨日と26日にそれぞれが企画するラーニング・イベントを開催します。その初回が昨日だったというわけです。 両企画のリリース内容は11月8日のブログ「アトリエモール企画、S-park & ほしぐみ。リリース開始しました!」をご覧ください。今回は「あなたの仕事を旅行に変える ~仕事に対する新たな視点をみつけよう!~」。旅行というメタファーで自らの仕事を見つめ直す場です。 自らにとっては果てしない日常である「仕事」を一旦、非日常に置き換えてみることにより、自らの仕事に新たな気づきと、輝きが得られるプロセスは見ていてなかなかの醍醐味でした。 今日はその内容を細かく振り返るということではなく、イベントづくりのプロセスとイベント自体についての勝手な振り返りを忘れないうちにしておきたいと思います。私もこういう立ち位置でイベントに関与することはあまりないので、逆にいろいろな気づきがありました。ちょっと長くなりますが、勝手なリフレクションです。主催者のS-parkの皆さんには、思いを理解せずに書いている部分があったらごめんなさい。 ■《「仕事のコリ」をほぐすために、「仕事を旅行に変える」というワークショップを行う》というシンプルなコンセプトが、実に伝わりやすかったです。今回、登壇いただいた仕事旅行社は、お話しを聞いている限りでは、私たちにとっては非日常の、実際には自分がなかなか携われない仕事を対象にされているのかなと思いましたが、今回のイベントは、その逆でコテコテの日常である私たちの仕事を取り上げるということにしたのが、この企画を企画として成り立たせたポイントだったのかなぁと感じました。 ■最初、話を聞いていて、ほんとうにそんなことで「仕事のコリ」がときほぐれるのかな、つまらない企画しかつくれない人がいないかななどといらぬ心配をしましたが、心配は無用でした。ここで効果を発揮したのは、旅行企画のターゲットを決めて、そのターゲットが求める企画をつくる、自分が伝えたいことを書くのではないという視点の転換のように感じました。視点の転換が自然にできると、非日常的な思考が可能になります。大きな仕掛けなく、これが自然にできたように感じます。まさに企画のなせる技です。 ■それを支えたのが、場つくりです。今回の場つくりは、2つの点で秀逸でした。1つは徹底して「旅」というモチーフにこだわったところ。参加者は受付で参加費用3000円の支払いと交換に、自分の名前の入ったパスポートと、搭乗券を渡されます。会場の入り口には「搭乗口」の表示があり、会場案内すべてに空の旅への旅出をイメージさせるつくりがされています。手作りパスポートの制作は夜なべだったと聞きますが、このこだわりと作り込みがイベントの真髄です。参加者の山根君が思わず「作り込みがすごい」とツイートしてしまうほどです。 ■もう1つは、来場者をいかにリラックスした場に置くかの気配りです。普段と違った発想は、リラックスした場でこそ生まれます。会場は素敵な場所でしたが、けして広くはありません。入場時から食べ物とアルコールを含めたドリンクが提供されます。それも機内食を意識したトレーを添えて。フード&ドリンクをサーブする場所にアクセスがしにくいこと、時間がタイトなので飲食に集中する時間がとれないことから、スタッフがかなりきめ細やかにフードとドリンクの提供や、追加、食べたあとのゴミの回収をやっていました。そんな地道な努力のおかげで、参加者はおなかを満たし、ほろ酔い気分でワークに集中できています。もちろん、スタッフ数が多いからこそ、できることですが…。 ■ワークの時間が120分というスケジュール表をみて、少し不安になったのですが、その120分の中も仔細にデザインされており、120分の長さに感じられない内容になっていました。それこそ数分刻み進行があり、自然の旅程を前に進めて行くような場つくりでした。 ■時間のことでいえば、驚くほど進行表とおりに進みました。最終的には5分押したようですが、最後の森さんのアナウンスではそれをネタに使う余裕でした。平日19時開催のイベントは、どうしても定刻に全員集まることはありません。主催者として、何分遅らせてスタートするかと、遅れた人をどう取り込むかという2点の備えが必要です。今回は10分遅れでしたが、最初の橋本さんのコーナーで早くもその10分の遅れを取り戻し、あとはほぼスケジュールとおりでした。要は、橋本さんのコーナーで、その日の集まり具合によって10分までの遅れを吸収できような仕掛けになっていたということです。これは結構、大切なことです。 ■今回はすべてがグループワークでした。グループは入口で渡される搭乗券で指定されます。こういうスタイルだと遅刻者がいると実にやっかいです。ただ、ワークスすべてグループワークでペアワークを作っていなかったため、1人少ないグループがあっても、さしたる問題もなく進めることができました。遅れた人は、グループのメンバーによって、キャッチアップすることができていました。 ■このチームの仕事の進め方は面白く、誰かが「指示」を出したりすることはありません。誰もが誰もに「依頼」というかたちをすることによって仕事が進んできました。つまり、リーダーのいないチームです。皆が自律的に持ち場を守り、その持ち場をよくするために、他者にも協力を依頼するといったことが自然にできていました。もちろん、多くの葛藤があったからのことです。一度、内部での葛藤があると、強いチームになるというのは、その通りなんですね。 ■最後にアンケートがありました。私がこの日、一番、いいなと思ったのはこれです。アンケートはどうしても主催者目線で主催者が聞きたいことで構成されがちです。しかし、ここにまで、参加者目線、参加者に何を得てほしいかという思いを込めていました。つまり、アンケートを単なるアンケートではなく、アンケートを回答することによって、その日のリフレクションを参加者ができるようにという仕掛けと思いが込められているのです。これには脱帽です。リフレクションシートのようないやらしい作りではなく、アンケートでリフレクションをしてもらうというのは、使えるやり方だなぁと思いました。 そして、その狙いがすぐに反応になって返ってきます。これはイベントをやっていて本当にうれしいことです。 ある方から終了後に寄せられたメールに、アンケートの際に「仕事のコリ」について書けずにプランクで出して来てしまったことを詫びるとともに、なぜ自分の「コリ」が出てこないのかということをそのあとも考え続け、『コリがわからないくらい、「仕事だから」と割り切っていたことがコリだったのかもしれない』と感じたとのこと。そしてこのイベントについて『煮詰まったときこそ、遊び心って必要だ』と感じたということを書き連ねてくださっていたそうです。たぶん、あのアンケートがなければ、この気づきには届かなかったかもしれません。 相手に何を持ち帰って欲しいか、どんな温度感で家路について欲しいか。そしてそのためには、細部にいたるまでどのようにデザインをするかを真剣に考えることは大切ですね。 自分たちが伝えたいものを伝えるのではなく、来場者を意識して場づくりをするができており、またそれが「仕事旅行」の他ターゲットを決めて自分が伝えたいことではなくターゲットが求めることで旅行をデザインするというコンセプトと重なっているのがとても印象的でした。 ■1つ、気になったのは、仕事旅行社に出会わなければ、今日のイベントはどうなったんだろうということです。「遊び」を徹底的に学習すると意気込んだことに対して、テーマを「旅」に置き換えたことによって、得られたものと失ったものは何かなということです。 ■仕事旅行社を連れてきたこと以外のこのチームのバリューはなんだったのか、という目線で考えると面白いです(某先生提供のスパイシーな目線ですが…)。私はバリューは「あった」と肯定的です。ある意味、仕事旅行社の裏返しをやったんだと思います。仕事旅行社がやるように、雑誌から面白そうな仕事を取材して仕事旅行をつくるというワークをやってしまってはこのチームのバリューは確かにゼロでした。 『私たち”S-park”は、「なにかを変えたい人」を支援したいという想いから、このラーニングイベントを企画しました』というこの思いを貫きとおせたのが、何よりもよかったんだと思います。モチーフが「遊び」から「旅」に変わっても、そこはぶれませんでした。また、仕事旅行社側の登壇時間は長すぎず、全体の構成の中で上手に取り込んだのは構成デザインの妙です。 ■構成は細かくデザインされていながら予定調和的な感じもなく、自然に乗れましたが、最後のところはいろいろなやり方があったようにも思います。最後の30分のアフターのところが、切り離されてしまったように感じましたが、あれももつと中にいれて他者の仕事旅行を観賞しながらリフレクションをやったらどうなったかなぁと感じました。 ■旅にお土産はつきものです。最後にJALの機内で提供される「うどんでSKY」などが提供されたのは、これもさすがです。おとなのイベント作りは、細部にまでこだわる遊びの場です。来場者がどう反応するかをイメージしながら、ニヤニヤしながら準備をする愉しみがイベントつくりの真髄の1つです。これを徹底的にこだわるから、イベントのあとの充実感といったものがあるのです。 いい会でしたので、プラスのフィードバックが多くなりましたが、12月8日はどうなりますか。また、メンバー全員にお会いできるのを愉しみにしています。 ![]() ※搭乗口表示、細部にわたってデザインされています。また、各表示に26日開催の「よるのほいくえん」の告知を入れてくれているのもチームワークと気配りとして嬉しいです。 ![]() ※最後のメンバーの紹介。あくまでも控えめで、来場者目線。 ![]() ※仕事旅行の作り方 ![]() ※できあがった仕事旅行の数々。 |
どうしてもgcdfのセッションをまじめにやると、関係構築に力が入りますよね。
でも、関係構築は関係構築をやろうと思うんじゃなくて、援助しようと思っていればできていくし、だんだん深まっていくはずのものだと三枝子先生は語ります。昨日に続けて「カウンセリング心理学講座」からです。 gcdfのカウンセリング・ステップとしては、関係構築と問題解決は別ものになりますが、これは訓練の都合上、分けているだけであり、実際はそれではうくまいきません。訓練を深めていくためには、何かに焦点を絞らないと難しいので、今日は関係構築を学びましょうとカリキュラムがなっているだけのことです。そして、関係構築は非常に重要なので、講座の最初に扱われているのです。こんなことから、面談セッションの最初に関係構築をしなくちゃ、質問なんかしちゃダメ、という勘違いが起こりやすいです。積極的傾聴はもちろん大切ですが、わざわざ相談に訪れた人に対して、うなずいたり、オウム返しばかりしたりしてたら、いらつかれるかもしれませんよね。 もちろん導入のアイスブレーク的なものはあるでしようが、関係構築が自己目的化することは、どうにもこうにも変なわけですから、本来はクライアントが抱えている問題の話をしながら関係構築をしていくものなんでしょう。カウンセリングプロセスを説明する図でも、関係構築はすべてのプロセスにわたって細く引かれていたと思います。 すべてが関係構築につながるわけですし、その意識が大切です。そしていうまでもありませんが、前提として本気で援助しようという思いがなければ、テクニックだけの関係構築では見透かされます。 いよいよ今度の木曜日でカウンセリング心理学講座も最終回です。思ったようなリフレクションがブログ上では十分にできませんでしたが、これまで記録に残したものを整理しておきます。 カウンセリングと相談の違い ~カウンセリング心理学講座から① カウンセリングはコミュニケーションではなくダイアローグ ~カウンセリング心理学講座② もっと自由に ~カウンセリング心理学講座から③ VPI職業興味検査 ~カウンセリング心理学講座から④ VPI職業興味検査、分化しない因子 ~カウンセリング心理学講座から⑤ 沈黙への対応の仕方 ~カウンセリング心理学講座から⑥ ![]() |
一時期、出会った名言をメモにしたためていた時期があります。
4年くらい毎日ブログを書くことを自らに課していたので、そのためかもしれません。ただ、名言の引用は、研修やイベントの際に結構、活用できます。 自分の意見を名言という形を借りて伝えるわけですが、これには3つの効果があると感じています。 1つは、伝え方がソフトになるということ。自分が直接的に言うよりも、ややいい意味での間がつくりやすいところがあります。 2つ目は、権威性といいますが、名言を語った人の権威を借りること。自分が思いつきでいっているだけではなく、過去にこんな素晴らしいことも同様のことをいってるんだよ、なるほどね、という効果です。 そして、3つ目は情緒性があること。1つ目に近いのですが、名言というものを引用するだけで、論理的な説得に情緒的な色がにじみ出てきます。論理を叩きこむ存在ではないのですが、妙にぐっと説得力が増します。 てなことで、名言のメモを時折していたのですが、いろんなところにメモするので、必要な時に出てきません。これは他のことでもよくあることです。あと、最近はメモをすることする怠ってしまっています。 で、思いついたのが、ツイッターの利用です。 LIN論2期生のお導きで、私も人並みにツイッターを使った時期がありますが、今、完全に死んでいます。これを名言メモツールとしてとりあえず再生させことにしました。少し前から始めていたのですが、あまり書き込みも増えず、昨日たまたま名言のメモの塊を久しぶりに見て、自宅で呑みながら、ツイッターに過去連ねていました。うるさくてご迷惑だった方もいるかもしれません。 ということで、私のツイッターは、名言メモの場となりましたので、ご報告いたします。 ![]() |
経営学習研究所(MALL)の新企画アトリエモール。
すでに実施フェーズに突入しつつあり、2つの企画がリリースされました。ともに、メンバーが練りに練った企画です。 アトリエモールの詳細については、10月19日のブログ「アトリエモール・プロジェクト、進行中!!」をご覧いただければと思いますが、アンダー35の各企業で活躍するビジネスパーソンが、企業の枠を超えてイノベーティブでオープンなコラボレーションにチャレンジしています。 こんな条件でラーニング・イベントを実施するのが、課せられたミッションです。 ・参加者数:30〜50名程度 ・参加費:3,000 〜 5,000円 ・参加対象者:「人材育成」に関心のあるビジネスパーソン ・実施日:11月21日、11月26日 ・プログラム:2〜3時間のプログラムで、「参加型」の要素を部分的に組込む ・主催者:アトリエ・メンバーを「主催者」、 MALLを「協力者」とする。 ・費用&収益:イベント開催の費用と収益に関しても「自主開催」とする。 何といっても日程が決まっているのが厳しいです。これによって、会場やゲストにどうしても制約が出てきます。でも、両チームともに見事な粘り腰で、予定とおりの開催にこぎつけました。 異なる組織で働く、しかもそれぞれが第一線のビジネスプレーヤーであるわけですから、打合せの時間調整だけでも大変です。となると中心となるのは、SNSによるやり取り…。多面的なやりとりによって、少しずつ企画が紡ぎあげられていく様は、ちょっと感動的でもあります。これから開催までの間に、さらに詳細なやりとりと準備がなされ、当日を迎えます。場づくりの醍醐味です。 いずれもモールのHPから申し込みができますが、簡単にご紹介します。いずれも、参加可能人数が限られていますので、お早めのお申し込みを。ただし、抽選必須となるかと思います。 11月21日開催 主催:アトリエモールS-park**************************************** 「あなたの仕事を旅行に変える ~仕事に対する新たな視点をみつけよう!~」 皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 本日は、皆さんにちょっぴり愉快な、でも「至って真面目な」ラーニングイベントのご案内です。 私たちは「仕事」と聞くと、 ・真面目に、一生懸命取り組むもの ・自己実現の手段 ・労働により対価を得るもの と考える傾向はありませんか? それを私達は「仕事のコリ」と表現しております。 今回はその「仕事のコリ」をほぐすために、「仕事を旅行に変える」というワークショップを行うことで、仕事に対する見方を変えるちょっとしたヒントを見つけていただこうと思います。 当日は、「見たことない仕事、見に行こう」をコンセプトに、大人の職業体験を提供している株式会社仕事旅行社の田中様、内田様をゲストに迎え、私達にとっては日常の仕事を、“非日常の旅行”に変えるエッセンスを教えていただきます。 そして、そのエッセンスを元に、参加者の皆さん同士でお互いの仕事を「取材」していただき、ご自身の仕事を、旅行プランナーになったつもりで「仕事旅行」に仕立てて頂きたいと思います。 私たち”S-park”は、「なにかを変えたい人」を支援したいという想いから、このラーニングイベントを企画しました。さぁ皆さん、私たちと一緒に、仕事の見方を変えるラーニングイベントに出かけませんか? ※申込〆切は11月12日12時です。 11月26日開催 主催:アトリエモールほしぐみ**************************************** 「“学びの原点”から学ぶ、おとなのためのワークショップ 〜「よるのほいくえん」で見つける創造性のカケラ〜」 「米国で2011年度に入学した小学生の65%は、大学卒業時、今は存在していない職に就くだろう。」 – デューク大学 キャシー・デビットソン(2011年8月ニューヨーク・タイムズ) 今後、20年も経たない間に私たちの仕事は大きく変わると予想されています。このようにダイナミックに変化していく時代には、与えられた「答え」に従うのではなく、自ら「問い」を見つけ出す創造性を持った人材が求められるのではないでしょうか。そのような人材を育てるためには、知識やスキルを教えるというよりも、自らで何かを発見するような創造的な学びを促すことが大切であると考えます。ただ、長年、「正解を教える」教育を受け続けた私たちは、そのような発見する学びを見失いがちです。 でも、思い出してください。 私たちは、子どもの頃、外界のあらゆるものに興味・関心を示し、探求していたことを。そしてきっと、日々、何かを発見していたはずです。大人にもわからない何かを。 今回のワークショップでは、そんな、発見する学びを忘れてしまった私たちおとなが“学びの原点”に還り、学びを再発見する体験を提供します。注目したのは「幼児教育」の世界。その現場では、子どもの学びを促すための取り組みが多くなされています。まさに“学びの原点”と言えるさまざまな実践を手がかりに、改めて“学び”について考えてみたいと思います。 平日の夜、オフィスを飛び出して、目指すは「よるのほいくえん」。 子どもの頃に還って、手を動かして、自分の頭で考えて、語り合う。 “学びの原点”から、学びを再発見してみませんか。 【よるのほいくえん:何をする?】 学びとは、「これはなんだろう?」という好奇心からはじまるもの。おとなにとっても得体の知れないモノは、世の中には少なくなってしまいました。今回の学びを発見するための素材は、「廃材」です。何かを生み出す過程で生まれたカケラは不思議な形状をしていたり、さまざまな感触、色彩に富んでいます。それらの素材に出会うことからはじまり、好きな素材を見つけ、何かを発見し、対話しながら探求していくプロセスを丸ごと体験する「あそびのじかん」を経て、その発見をシェアし、これからの学びについて語り合う「たいわのじかん」を持ちます。 【よるのほいくえん:ナビゲーター】 「あそびのじかん」のナビゲーターには、北イタリアの小さな街レッジョ・エミリアの教育現場で4年間の滞在研究を行い、現在日本において子どもの感性や創造力を地域ぐるみで育てていく学びの場づくりを実践する、石井希代子氏をお招きします。 【よるのほいくえん:場】 子どもの頃の自分を思い出し、発見する学びに立ち還る場として、子どもたちの息づかいが聞こえる現在進行形の“現場”で開催します。1998年創立のインターナショナル幼稚園が今回の舞台。レッジョ・エミリア・アプローチの導入をはじめ、親・教師・スタッフによるラーニング・コミュニティによって、子どもの創造性を育んでいます。 ※「レッジョ・エミリア・アプローチ」 イタリア、レッジョ・エミリア市の幼児教育の現場において40年にわたり実践されている取り組み。子どもたちの意思を尊重し、個々に持つ感性を生かすことが最も重要であるという理念の下、表現力やコミュニケーション能力、認識力を鍛え、自分自身で考える力、物事への探究心や創造力を育むことを目指している。 【よるのほいくえん:入園条件】 ワークショップで使用する「素材」を集めて頂くこと。それが入園条件です。勤務先の企業廃材を持ってくるもよし、それが難しければ近所のお店や知り合いを辿って、魅力的な素材を探し出して来てください。全員で持ち寄った素材で、「よるのほいくえん」は動き出します。持ち寄った素材が実際の幼児教育の現場で再活用されることもあるかもしれません。 たくさんの仕掛けと余白を用意して、「よるのほいくえん」でお待ちしています。 ※申込〆切は11月14日です。 ![]() |
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