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10月のブログから…
今月は、珍しく毎日ブログを書いてみました。

以前、4年半近く、毎日ブログを書くということを続けていたのですが、ある日、一念発起して、それを辞めました。日々の更新をやめて、よかったこと、よくなかったこと、両方あります。
続けていたメリットは明白です。日々、何かを発信するという習慣をつけることは、日々何かを吸収しようとする習慣がつきます。そして、発信を意識しながら吸収をすると吸収の質が変わってきます。指されるとわかっていると授業を真剣に聴くということや、発表者になることがわかっていると自分ごとでグループディスカッションに参加するということと似たようなもんです。

で、毎日書いていると、何を書いたかがだんだんわからなくなります。その日のことをそのまま順番に書いているのではないので。それを整理するためと、自分自身のその月の振り返りのために、月に2回、半月単位で自分のブログのタイトル一覧を作っていました。ということで、今回も昔にならって、今月のブログ一覧を作成してみました。1カ月前がはるかな彼方のようです。

キャリアデザイン学会のキャリアデザインライブ、キャリアラボのスーパービジョン、採用研究会、多様性キャリア研究会、LIN論、食品SS連絡会、などなど参加させていただいた多くの会が学びになっています。ヤクルトの優勝、お好み焼き検定も何度か登場していますし、「お水でいいです」に憤っていたこともありました。また、写真はハワイ島と呑み屋の写真が大半ですね。すべて頑張って、リンク貼ってみましたので、興味がありましたらどうぞ。

来月は毎日はぼちぼちやるんじゃないかと思います。

10月01日 「情熱は磁石だ」~キャリアデザイン・ライブの荒井監督の語りから
10月02日 VACATIONとは、自分をVACANT(空っぽ)にすること
10月03日 ヤクルトスワローズ、優勝!
10月04日 監督が選手に状態を聞いたとしても「大丈夫です」と言うだけだし…
10月05日 逃げない・やり抜く・責任をとる
10月06日 キャリアコンサルタントを取り巻く環境が大きく変わります
10月07日 報酬主義をこえて
10月08日 ナビゲーションは思考停止を招く ~就活にもナビゲーション強化の流れが
10月09日 知識よりもセンスと常識 ~新任マネージャーの労務問題への対処
10月10日 いい世の中になったらいいなぁ ~企業から大学に何を語るか…採用研究会①
10月11日 素直 × 何か ~企業から大学に何を語るか…採用研究会②
10月12日 企業から大学に伝えたいこと ~企業から大学に何を語るか…採用研究会③
10月13日 第7回お好み焼き検定、申し込みが始まっています~今年は上級検定もやりますよ
10月14日 「お水でいいです」が酒場文化を壊す!
10月15日 「お水でいいです」は日本の酒場文化を滅ぼすの続きがありました。
10月16日 部下の労働時間も管理できない人が、事業の管理なんかできるわけがない
10月17日 「東日本大震災被災地の小中学生とご家族にミュージカルを届けたい」―音楽座ミュージカル
10月18日 途中下車2回
10月19日 特例子会社のマネジメントが、ダイバーシティ推進に活きる
10月20日 頑張る上司の下でメンバーは無気力を学習する
10月21日 思考はハンドル、感情はエンジン
10月22日 4つの質問のタイプ 答えが自分に/相手にあるか・ないか
10月23日 ダイバーシティ推進、3タイプの施策
10月24日 どこでも、いつでも、誰でもが学べ 、やり直しのできる社会の実現
10月25日 またまた勃発している就活時期論について
10月26日 11月15日のお好み焼き検定が近づいています
10月27日 今後のキャリアコンサルタントに求められるもの
10月28日 取引先・ベンダーの皆様とお付き合いする際に意識する5カ条
10月29日 楽しそうな研修事務局は最高!
10月30日 昔話をして元気になる

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【2015/10/31 22:21】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
昔話をして元気になる
ほとんどが現役を引退されている大先輩の皆様の会に参加しました。
65歳くらいだと、まだ若いという感じの年齢構成で、久しぶりに超若手の気分を味わいました。

いろいろと心に沁み入る話があったのですが、今日は1つだけ。

現役を引退するくらいになると、同窓会やら何やら、昔の仲間が集まる機会が増えます。確かにすでに私も結構、そうです。もちろん時間があいて集まりやすくなるなんてのも大きな理由ですが、これはとっても大切なことでもあるようです。

昔の仲間が集まると、たいていは当時の馬鹿話になります。今回も30年前の話でたくさん笑いました。気をあまりつかわないですむ仲間と笑うこと自体が、健康にはとてもいいでしょう。でも、昔話から、あの頃の話から元気をたくさんもらえるんだそうです。

若い頃は自然と未来から元気をもらえます。来年のゴールデンウイークはどこにいこうなんて身近な未来から、昇進や転職、新たな仕事のチャレンジ、子どもの成長、などなどです。以前のように右肩上がり一辺倒の時代ではありませんが、でも、時間があるということ時代が元気の可能性になります。ただ、ある時期から、未来には限りがあるということが現実的にみえてきます。そうすると、未来から元気をもらうというのが難しくなります。でも、そんなとき、自分が歩んできた過去から元気がもらえるということに気づいたんだというお話です。

こういう老年期を過ごすためには、やはり元気を老後の自分に供給できるだけの日々を過ごさないといけないのかもしれません。ただ、何かを共有した仲間がいれば、そこそこの元気はもらえるような気もします。このあたり、もう少したつと実感するのでしょうか。

でも、今回お会いした皆様は、一通りの山登りを終えて、怪我なく下山をされつつある皆様です。そもそも若いころから未来から元気なんてもらえなかったという人が、今はいるのかもしれませんし、これから増えるのかもしれません。自分の買った不動産が値上げをして、しばらくするとそれを売ってもっと良い不動産を買えるなんてことがあったのが、昔の日本にはありました。成長期待はおのずと人を元気にさせます。

でも、昔話をして元気になるというのは、年寄り臭い感じはしますが、案外素敵なことかもしれません。昔話ばかりでなく、仲間と共通の話題・共通の体験で盛り上がるということで元気になるのは、素敵なことです。逆に、簡単に右肩あがりの生き方ができない時代にこそ、こういう元気になり方が大切なのかなぁという気もします。

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※1週間、呑んでない…。




【2015/10/30 23:31】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
楽しそうな研修事務局は最高!
木曜日、食品業界SS連絡会の定例会に参加しました。
代替わりが大きく進んで、どっちかというとAWAY的な気分です。

この連絡会、会員同士のもちつもたれつでやっている食品各社のシェアードサービス組織の連絡会なのですが、目玉として給与担当者研修というのを毎年お手製でやっています。各社の給与担当者の初期教育と、リーダー教育を共通でやってしまおうという企画で、ベーシックコースとアドバンスコースというのがあります。私が発起人の1人で、もう何年続いていることでしょうか。

今回の定例会では、今期の研修の振り返りがありました。受講者へのアンケート結果をもとに、事務局の皆さんが振り返りをされます。とても、受講者の反応はよかったようです。そんな中で、「何といっても事務局が楽しそうだったよね」という声がありました。

これ、実はとても大切なことだと思います。給与担当者研修は、ベーシックコースもアドバンスコースも3回シリーズです。事務局は参加会社数社から1人ずつ出て混成チームでこれにあたります。シリーズものの研修では、事務局の役割が単発もの以上に大切です。

事務局が楽しそうであれば、きっと事務局の中でのチームワークも良く、いろいろな議論ができています。こんな企画もいれちゃおうかとか、せっかくだからここはこうしちゃおうか、そういう新企画はそんなチームから生まれます。去年と同様に粛々とやっていては、楽しそうな事務局は生まれません。きっと、たぶん、間違いなく、そうです。楽しそうな雰囲気は、受講生にも伝染するでしょう。
講師にだって伝染します。とにかく細部にこだわり、もっとよくするために、深夜まで時間を忘れて酒場で議論します。そして、当然に仲の良い事務局たちは、カリキュラムの中に懇親会も折り込みます。

数回シリーズものの研修事務局をやるなら、やる方がまずは愉しくやりましょう。
そうすれば、病みつきになります。これぞ、研修企画の醍醐味です。

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【2015/10/29 22:51】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
取引先・ベンダーの皆様とお付き合いする際に意識する5カ条
私達、人事のお仕事は、多くの取引先、ベンダーの皆様のおかげで成り立っていますが、私なりの取引先・ベンダーの皆様とお取り引きをする際の原則です。20代の頃から、これを意識していました。自分が営業をやっていて、こういうお客様には力を入れたよなというのの裏返しかもしれません。逆に一担当ではなくなると、こういうのがなかなかできなくて、寂しい限りです。

原則1 当たり前ですが、業者扱いせずにパートナー扱いをすること

呼びつけて、愛のないコンペをさせるのなんかは最低ですね。こちらの気持ちは相手にはも伝わります。

原則2 できるだけ先方のトップと会うこと、難しくても可能な限り上位者と会う

会社対会社の取引をしなければなりません。担当同士の取引に終わっては、大きな取引にはなりません。相手のトップを引き出すためには、こちらも上を引き出します。会社ですから、上位者の方が権限を当然にもっています。上位者に認識される取引先にならなければ、本当によい取引条件は引き出せません。また、上位者が好感をもってくれれば、担当者もやりやすくなります。

原則3 ここぞと思う相手とは個人的にもお付き合いを

呑みに行くのが一番です。個人的な付き合いは、いずれかが転職してからも続きます。何かあったときに本当に力になってくれるのは、こういう仲になった人です。自分自身のブレーンのようにいざというときに助けてくれます。

原則4 徹底的に商売には厳しく、でもクレーマーになってはいけない


質、納期、価格ともに、いうべきことはいい、妥協せずに徹底的によいものを創り上げることに相手を巻き込みます。申し訳ないですが、コストにも徹底的にこだわります。必要があれば夜でも携帯に電話します。でも、さすがに超えてはいけない一線があり、それを超えるとクレーマーとして敬遠される顧客になります。これは絶対に避けます。そうなるかならないかは、原則1・原則3なんかが果たせているかにもよります。とにかく、切磋琢磨です。いうだけではなく、相手に指摘されたことも、真摯に受け止めます。

原則5 相手の商売に徹底的に協力する

相手がいいものを供給していると思えば、それを広めるお手伝いをします。HPに社名を載せるなんて軽いものから始まり、セミナーで導入事例として話すとか、できる協力は何でもします。ブログでも紹介します。講演なんかで事例紹介などをやると、自然に原則2も果たせるようになります。一番いいのは紹介です。いいものはどんどんいろんな会社に紹介します。そっちで儲けてもらうかわり、自分のところは一番安くしてね、としっかりいったりもします。あと、新サービスのファーストユーザーになるなんてのもとてもいいことです。独立した方がご挨拶にみえたら、小さくてもいいから最初の顧客になるのもいいことです。一生、つながる仲になります。

これらの原則は、私が小麦粉の営業時代に、多くのお客様に鍛えられる中で身に沁みたことを、購買をする立場になってから実践しただけのことです。最初にも書きましたが、この醍醐味を満喫できるのは、一担当者の頃です。役職者になる前に、是非皆さん、醍醐味を感じ、ネットワーク型の仕事を志してください。

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※これがすべてジャン酎モヒートになります。
【2015/10/28 21:32】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
今後のキャリアコンサルタントに求められるもの
土曜日の多様性キャリア研究所の企画、82歳になる木村周先生をお迎えしての半日なのですが、なかなかいろいろと学びのある場でした。ここのところ企業人ばかりとの付き合いが結果的に多くなってしまっているなぁとあらためて感じもしました。

キャリアコンサルタント資格の国家資格化が決まりましたが、そんな今、木村先生は「今後のキャリアコンサルタントに求められるもの」を語ってくださりました。
私なりにいくつかに整理してみます。

①.これからのキャリアコンサルタントは、個人の支援だけではなく、「環境」を変える力を持たなければならない。

私たちは、GCDFにしてもCDAにしても、個によりそうことをまずは学びました。そして、傾聴のスキルとマインドを学びました。これらが大切なのは不変ですが、それと同時に、その個人を囲む、家族・組織・社会等が個人のキャリア形成にどう関わるのかを考え、「環境に介入」することも私たちに課せられた重要な役割なのだということです。企業人事にいる立場としては、これは実にしっくりとくる話であり、これなくして支援はないと思いますが、立ち位置によってはなかなか容易ではないことかと思います。また、キャリアコンサルんタントが学ぶべき領域もまた大きく拡大されてくることかと思います。

②.これからのキャリアコンサルタントは、その知識とスキルにおいて、厚さと拡がりをもたなければならない。

キャリアコンサルタントには実に広範囲な学問分野に渡る知識が求められます。また、私たちが必要とする基本的なスキル・知識である、受容的態度、共感的理解といったカウンセリングの知識・スキルにとどまらず、キャリアガイダンスを成し遂げられる知識・スキルがますます必要になります。さらには、個々人が求められる役割、足を踏み入れている領域をよく認識した上で、自分の知識とスキルの双方について、厚みをもたせていく責任があり、また同時に拡がりも意識していく必要があるといいます。そのためにも、自分自身がどこに重点を置き、どんな知識とスキルをもって対応するのかを真摯に考える必要が出てきます。

③.企業内におけるキャリアコンサルティングを進めていかなければならない。

現在のキャリアコンサルタントの活動分野のうち、企業内は20%に過ぎないといいます。ましてや、中堅規模以下の企業においては、皆無に近い実態があります。社長と従業員の距離が近い中堅企業にこそ、キャリアコンサルティングが浸透する余地があり、「キャリアコンサルティングの原点は中小企業と地域にこそある」と木村先生は語ります。キャリアコンサルタントの基本は、「働く人の予防・衛生に関与し、異常傾向や問題を持つ人でさえもその正常性に注目し、その個人が複雑な世界で遭遇する事態に効果的に対処し、自分の道を見いだしていく」ことを支援することだという立場に立てば、その支援領域は多岐にわたり、キャリアコンサルタント1人の手腕ですべてに対処するには限界があり、健全なネットワークの構築が必要になってきます。

なかなか文面ではうまく伝えられないのですが、まさにキャリアバトンではないですが、想いを私達、あとに続くものに伝えようという気持ちが言葉のはしはしから伝わってきました。

今回の半日の中で、②の厚さと拡がりについて、それぞれ自分を考える時間があったのですが、これはとても貴重な15分間でした。

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【2015/10/27 20:03】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
11月15日のお好み焼き検定が近づいています
さて、10月もあとわずかになりました。
まだ、逡巡している皆様、11月15日のお好み焼き検定が近づいています。

普通の読解力を持つ方でしたら、申し込み後にデータで取得できる「要点集」を1週間ほど学んでいただければ、初級のホルダーにはほぼ間違いなくなれるはずです。あとは、チャレンジしようとする意志だけです。

もう、迷っている時期ではありません。すぐに、申込サイトに行きましょう

受講料は3240円、消費税込みです。消費税が10%になったら、3300円に値上げせざるをえません。扱うのが食品ではありますが、検定にまで軽減税制をかけろとはさすがに公明党も主張してくれませんから、消費税値上げ前がチャンスです。

過去問が気になる方、特別にこちらで少し公開しています。

例年のようにお土産がつきます。帰りにキャベツと豚バラとかつお節買えば、ブタ玉がその夜につくれます(お好みによって天かすと、青のりと、紅ショウガもお買い求めください。卵は家にありますよね。)。粉ものと水ものばかりで、ちょっと思いですが、ホッピーもつきます(下記はイメージ写真ですので、持ち帰りの都合上、もう少しアイテムは絞ります)。

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合格者には、こんなかっこいい合格証が発行されます。上級検定合格者はさらにかっこいい黒の合格証です。

認定証 表

そして、合格証の裏には、「お好み焼き憲章10ヵ条」が記載されています。友だちや同僚、彼氏彼女と一緒にお好み焼き屋にいったときに、ごの合格証をスマートに取りだし、裏の10ヵ条をさも詳しげに語ることができれば、あなたの株は急騰すること間違いなしです。

お好み焼き検定 合格証 裏

そして、上級検定合格者には特典として、佐竹会長によるお好み焼き実践実技教室と、おこば(お好み焼きパーティ)へのご招待があります。
仕込みからふくめて実践的な講習会で、ご家庭のホットプレートでも、自分焼きスタイルのお好み焼き屋さんでも、上手にお好み焼きが焼け、あたなはきっとヒーローになることができます。

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そして、自分で焼いた美味しいお好み焼きを食べながら、3冷ホッピーのジョッキを交わします。前回は、カレラさんの美味しいホッピーの作り方教室もつきました。

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こんな検定、他にはありません。大学のゼミ単位で受検されるケースも出てきています。
食はうんちんです。人間は、脳でも食べ物を味わえる唯一の生物です。うんちんを知り、語ることができることにより、食生活と食文化は飛躍的に充実します。美味しいものがますます美味しく感じます。

11月15日は是非、お好み焼き検定へ。
そして、逡巡せずに、躊躇せずに、申込サイトからお申し込みを。にっぽんお好み焼き協会の理事・事務局一同、当日に皆様にお逢いできますことを愉しみにしています。



【2015/10/26 06:22】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
またまた勃発している就活時期論について
いよいよ、とある経済団体が、次年度の新卒採用の選考開始時期を6月にしようと言い始めたそうですね。くしくも、札幌では例年よりも3日早い、初雪が観測されたそうです。関係ない話ですね。

8月という設定が間違っていたので、より適切な設定に是正するというのが、趣旨でしょうが、わずかに変更1年で是正するのですから、よっぽど間違っていたという認識はあるんでしょう。

でも、多くの加盟企業がすでに来年の会社説明会の会場などを抑えていることはさすがに知っていると思うので、採用広報の開始時期は3月から前倒しできないんじゃないかと思います。となると、それなりの短期決戦ですね。今年は例年以上に採用選考開始日というのが、事実上の内定出しの日で、実質的な選考はそれまでに水面下でやっておくという大手企業が多くなっているのではないかと思います。体力と知名度のある大手企業にとってはこれは倫理的な話をはずせば有利な手法ですから、次年度もいわゆる上位校といわれる大学の学生に対しては少なくとも踏襲されそうな気がします。

でも、今年、私たちが学んだことはこんなことではありません。

それは、新卒採用の問題点を「時期論」で解決しようという旧態依然の取り組みが、いかに「むなしく」いかに「やるせない」かということです。

今年度の活動を踏まえて、ころころと変わる経済団体の決定を意識せずに、自分たちの意志で採用活動を行う企業も増えるでしょう。今年度の採用活動でお人よしを貫いたために必要数を確保できなかった企業群などもそうでしょうが、そもそも時期であれこれいわれることの無意味さをあらためて理解した良識のある企業群も多くあらわれてくると思います。

失敗は成功の母といいますが、今年度の失敗は、時期論を超えたあらたな採用活動・就職活動のイノベーションを生み出す、よい契機になると思います。

果たしてどのような総括で時期の変更を公式にリリースするかはとても愉しみですが、1つだけ置き去りにされそうな事項があります。今回の時期論の変更の理由の1つに、「就職活動の早期化・長期化による学業への悪影響」がありました。でも、そもそも就職活動の時期が変わると、自然の学生が学業にいそしむようになるのでしょうか。また、仮に授業への出席率が高まったからといって、それで学生が学業に精を出したといっていいのでしょうか。

学ぶことは生きることです。そして、学び続ける力を持つことは、人生の最大のセーフティネットになります。教室での学びと社会での学びはその本質の部分で大きく異なります。大学とは、本来そういった異なる質の学びの「移行」を成し遂げる場でもあるんじゃないかと思います。そういったことが、就職活動の時期を変えるだけで変えられるとはとても思えません。例えが適切ではないかとは思いますが、地上戦を避けて空爆だけで、勝利を勝ち取ろうとしている図式と何か似ています。

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【2015/10/25 15:34】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
どこでも、いつでも、誰でもが学べ 、やり直しのできる社会の実現
今日は午後から、学びの場に。

小島貴子先生が立ち上げた「多様性キャリア研究所」による「キャリア・バトン」に参加しました。

キャリアという言葉自体が多様性を内在している存在であることは、100も承知の上で、「多様性キャリア研究所」と名付けるあたりに想いが伝わってきます。そして、伝えたいバトン、伝えてほしいバトン。

本日はメイン・スピーカーは、木村周先生。御年82歳になられるそうです。でも、若い。それは肉体的にとか、元気ですねとかいう意味ではなく、生き方としてとてもお若く感じられました。小島先生と木村先生の出会い話も素敵です。私は、木村先生のお話を伺うのは初めてであり、これまで半端な先入観を抱いていたのですが、初対面ですっかりその魅力を理解できました。

多様性キャリア研究所のコピーにもなっている木村周先生の言葉、

   どこでも、いつでも、誰でもが学べ
   やり直しのできる社会の実現

というのは、自分自身の思いとまったく同じです。大人げなく、お願いしてこの言葉をサイン本に書いていただいてしまいました。

ここのところ、キャリアコンサルタント(国家資格にもなるので、もうこの言葉を使いましょう)としての自分を考える時間をとれなかったのですが、今日は15分間、これと対峙する個人作業がありました。とても貴重な時間でした。そして、普段はなかなか合わない皆さんとも会い、語り、呑むことができました。ちょっと初心に戻った感じです。

本日の学びは、また日をあらためてしたためます。

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※科学特捜隊の本部のような大学、ここで学びました。
【2015/10/24 22:58】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ダイバーシティ推進、3タイプの施策
ダイバーシティ推進の施策には、3つの視点かあるというお話を聞きました。
わかりやすい区分です。

①.ケア施策
……マイノリティや制約のある人への配慮の施策。最初はまずここですね。でもこれで、終りと思っちゃ駄目ですね。

②.フェア施策
……マイノリティや制約のある人の特性を加味した上で、機会を均等に与える施策。 女性活躍法案などで求められるのは、このレベルまでいたりますね。

③.アップ施策
……多様性を強みに変える組織能力自体の向上のための施策。いったい何をやればという悩ましいところです。   

女性活躍法案の事業主行動指針のパブリックコメントが出てましたが、意味のある行動指針をつくりたいですね。結果として、企業の競争力を高めるためにプラスになるものを作りたいですね。

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※はるばる小田原です。駅からも歩きますよ。
【2015/10/23 23:59】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
4つの質問のタイプ 答えが自分に/相手にあるか・ないか
今日は質問について、書きます。
ある研修会社と打ち合わせている中で、質問の分類の話が出ました。

ちょっとジョハリの窓っぽいのですが、
質問の答えのある・なし、
  縦軸に質問の答えが自分にある・自分にない
  横軸に質問の答えが相手にある・相手にない
で2×2のマトリクスをつくって分類します。

質問の答えが、自分にある×相手にある
  《確認・共感》
  答えが自分にも相手にもある場合は、質問は確認作業になる。

質問の答えが、自分にある×相手にない
  《指導・教育》
  答えが自分にあるが相手にはない場合は、教育的な質問をする必要がある。

質問の答えが、自分にない×相手にある
  《情報収集》
  答えが自分にないが相手にある場合は、純粋な情報収集になる   
   (一般的な質問は、ここに該当する)

質問の答えが、自分にない×相手にない
  《共に考える》
  答えが自分にも相手にもない場合は、共に考えるスタンスが重要となる。

「正確な質問をすれば、正確な答えが返ってくる。あいまいな質問からは、あいまいな答えしか返ってこない」 
カルロス・ゴーンの名言の1つですが、これなどは3番目のケースですね。
いずれにしても、どう問うかは大切です。

もつとも意味のない質問は、仕事ができなかったり、目標を達成できなかった部下に対する
「なんでできなかったんだ?」という上司の質問です。

これは質問の体裁はとっているものの、質問ではなく、単なる叱責です。
たいていの部下は、何でできなかったかわからないからできていないわけです。
答えが相手にないわけですから、これは2番目か4番目のはずです。
であれば、教育的なスタンスか、共に考えるスタンスが求められまが、
叱責調でこれをやっている限りは、どちらのスタンスにもいたりません。

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※せかいえ

【2015/10/22 23:21】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
思考はハンドル、感情はエンジン
独立して株式会社コンサルティングZEROを立ち上げられた松本さんのメルマガが好きです。

今日のメルマガでは、こんなお話がありました。
管理職研修を何年も続けている中で、自分の気持ちの本音を語れない管理職にしばしば出会うというのです。
気持ち、思い、感情を問われても、答えに窮する人が多いというのです。

ちょっと引用してみます。

*******************************************************
私の考えでは、
思考はハンドル、感情はエンジン。

思考は「正しさ」を導くために必要ですが、
馬力がないのが欠点。

自分で半期の目標を掲げたとする。
そこには「正しさ」はあるが「感情」が伴っていない。
そのため未達が続きます。
未達どころか、アクションすら起こさない人も…。

リーダーの役割を演じる上で、自分の感情をどこかに置いてきた。
捨てることを繰り返すうちに、自分の気持ち・感情にさえ、
気づけなくなっているような気がします。

他人の気持ち・感情に気づくには、まずは
自分の気持ち・感情に気づくことから。

他人の気持ちを動かす対話スキルばかりに目が行きがちです。
自分の気持ちに気づけない人が果たしてそれができるか。

自分の感情・気持ちとも対話をしてあげてください。
あなたが対話をしないと、誰も話し相手がいません。
きっとグレてしまい、存在すら消してしまうでしょう。
*******************************************************

確かに「感情」は、エンジンになります。
「思い」といいかえてもいいでしょう。
これが健全に育たないと、よい仕事をできる人にはなれません。
そして、「思考」だけで動いていると、疲れます。
ときに「感情」のわかない仕事をやらないといけないこともあります。
でも、もっと「感情」のわく仕事をやる時間を確保したいという「思い」が
そんな「感情」のわかない仕事を早くこなす動力源になります。

「感情」をどう抱くようにするか、「感情」にどう気づくようにするか、
これはアクティブな組織をつくるために、必要なことですね。

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※今日も飲んだ。


【2015/10/21 23:59】 | モチベーション | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
頑張る上司の下でメンバーは無気力を学習する
会議は難しいです。私も日々、会議の連続です。
会議の回数、時間、参加者をそれぞれ半分にすると、組織として会議に費やす時間が8分の1まで減ります。

今日の中原先生のブログは会議について取り扱っていました。

会議が活性化しない、会議で意見がでないと嘆くマネージャーは多いですが、実はその理由は無気力でモチベーションの低い(とマネージャーが感じている)部下ではなく、マネージャーの態度にあるというお話です。

部下側の言い分は、以下のとおりです(Aさんがマネージャー)。ちょっと長く引用しますね。

***************************************************

「だってAさん、会議で、私たちが何か言うと「ていうかさー」てすぐに言うじゃないですか?」

「Aさん、「絶対、答えはもってる」じゃないですか。会議で何かわたしたちが発言すると、すぐに「いい線いってるじゃん」ていいますよね。答えをもってるなら、Aさんが最初からやればいいじゃないですか?」

「Aさん、すぐに、「要するにさ」っていって、自分の意見を通しますよね。Aさんの「要するに」は、「要するに」じゃないんですよ。全部、意見捨ててるじゃないですか」

要するに、メンバーは、リーダーの管理職の何気ない一言の蓄積をとおして「無気力」を学習していたのです。いにしえの研究で、心理学者マーティン・セリグマンが明らかにしたのは、学習性無気力という新たな学習対象の次元でした。
人は、どんなに努力をしても反応が得られないとき、何をやっても浮かばれないとき、やってもやらなくても結果が同じとき、「無気力」を学習してしまいます。そして、いったん学習された無気力は、解除するために恐ろしいほどの労力がかかるものです。

日々繰り返される「ていうかさ」「いい線いってるじゃん」「要するに」の果てに生まれた地平は、

「どうせ、わたしたちが何を言っても、意味がない」
「わたしたちは会議でどんな発言をしても、すでに答えはでている」
「会議での発言はポーズであり、リーダーは、すでに結論を決めている」

ということです。

***************************************************
よく使うフレーズは違えど、似たようなことは、滅茶苦茶身に覚えがあります。

私たちマネージャーが、真剣に頑張れば頑張るほど、メンバーには学習性無気力が生まれがちです。
「責任量一定の法則」という話を聞いたことがあります。縦ライン(上司と部下)の責任量は一定であり、しゃかりきになって責任感強く仕事をする部下は、自分で責任を負おうとすることがなくなくということです。まさに、学習性無気力につながります。そして、その逆の責任感のない上司の下にいると、嫌でもメンバーには責任感が宿る、なので縦ラインの責任量は一定だというのです。まあ、後者はまずいですけどね。

で、会議の話に戻ると、結構、最初は我慢して、聞き役にまわっているのですが、ある時に我慢の限界がきます。そして、一言だけでも話し始めるともう駄目ですね。あとは、しゃべり続けちゃったりします。

これを回避する方法は、もう物理的な方法しかありません。
1つは、ファシリテーターに徹することです。ちょっと疲れますが、結構、いけます。
そして、もう1つは究極の方法ですが、会議に出ないこと。これも、なかなかいいです。自分の時間もできるし一石二鳥。

会議にはいくつかのカテゴリーがあります。
基本的には、①意思決定、②進捗管理、③周知徹底、④アイデア創出、の4つでしょうか。
②と③は、意図的に会議でやる必要があることもありますが、基本はメールベースでもいけます。

①はさすがに責任者は欠席してはいけませんし、何もしゃべらないわけにはいきません。どちらかというと、かなり質問をします。この質問が 「詰め」 になっちゃうことがあるのも、いけないのですが……。

中原先生のブログは主に④の会議についてになるでしょうか。確かに、マネージャーが結論をもっているのでしたら、アイデア創出にのタイプの会議に出るのは、単にむなしい時間つぶしにしかなりませんね。

ということで、日々、注意したいと思います。

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【2015/10/20 23:58】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
特例子会社のマネジメントが、ダイバーシティ推進に活きる
先日、ダイバーシティ推進の勉強会に出ていて、講師の方が「自分の取り扱い説明書」を作成して組織内で周知することをすすめておられました。ダイバーシテイの推進の中で、育児期に代表される何らかの制約のある「制約社員」を上手に組織で活かしていくための知恵として、自分の制約は何か、どうすればスムースに仕事ができるかといったことを自分自身で整理して、まわりに丁寧に伝えるということです。

聞いていて、あれ、これと同じことをやっているぞ。と思いました。私の担当する特例子会社のことです。全メンバーが、自分の自分のの特性、自分のキャラクター、自分の得意なこと、苦手なことなどを整理して、共有しています。特に精神障害者比率の高い特例子会社ですので、見た目だけでは障害の内容や配慮すべきことがわかりません。一部の外部支援者からは、自己開示を徹底することへの危惧はあったのですが、やってみたらそれが普通になり、企業文化にもなりました。

よくよく考えると障害者は皆、何らかの制約をもった「制約社員」に他なりません。特例子会社のマネジメントの多くが、ダイバーシティ推進に活かせることができるはずと、あらためて確信しました。

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【2015/10/19 23:59】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
お好み焼き検定、過去問を少しだけ公開しますね
絶賛、申込受付中の「お好み焼き検定」ですが、どんなものだか知りたいというお声にこたえて、過去問を数問だけ、限定公開します。

いずれも、申込をするとネットからダウンロードできる検定テキストである「要点集」をチェックすれば回答できます。是非、チャレンジしてください。

【例 歴史に関する問題】
問: お好み焼きのルーツと呼ばれる「麩の焼き」について、間違っているものはどれでしょうか?
    ① お菓子のようなもの
    ② 千利休が茶会で出した
    ③ 江戸時代のもの
    ④ 味噌や醤油を塗る

【例 マーケットに関する問題】
問: 日本で一番人口あたりのお好み焼きの多い都道府県はどこでしょうか?
    ① 広島県
    ② 岡山県
    ③ 徳島県
    ④ 愛知県

【例 作り方に関する問題】
問: 切ったキャベツの処理で間違っているのはどれでしょうか?
    ① 乾燥させない
    ② 冷蔵庫で保管する
    ③ 水で洗う
    ④ 濡れぞうきんをかけて保存する

【例 材料に関する問題】
問: お好み焼きにかける削り節は茶色と白色がありますが、その違いは何でしょうか?
    ① 血合いの有無
    ② 水揚げした場所
    ③ 魚の種類
    ④ 加工してからの年数

【例 地域性の問題】
問: お好み焼きの中に沢庵を入れて薄く焼く「遠州焼き」は、どの地区のB級グルメでしょうか
    ① 福岡県大牟田市
    ② 東京都練馬区
    ③ 和歌山県海南市
    ④ 静岡県浜松市

いかがでしょうか。チャレンジしてみたくなりますね。このブログでもご案内していますが、お申し込みはこちらまで。

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※上級検定合格者の皆様は、お好み焼き実技研修会&オコパ(お好み焼きパーティ)にご紹介しています。前回は協賛いただいているホッピー様が美味しい3冷ホッピーを提供いただきました。佐竹会長もたくさんホッピーを呑み続けました。



     

【2015/10/19 08:25】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
途中下車2回
熱海で外部の研修を受講させていただいていました。
で、その後、東京戻る途中で2度ほど、途中下車。珍しく飲食レポート、簡単にしてみます。

湯河原の飯田商店が未訪だったので行こうとしたのですが、直前にネットで調べたら、なんと「つけ麺博」参加のため本日からお休みだと。いたしかたないので、懐かしの「味の大西」に。当時はそんないい方はなかった「小田原系」といわけるラーメンジャンルの誕生店です。ここの麺と同じのを作りたいというお客様がいて、ずいぶんと研究をしたことがあります。20年以上も前ですね。ぴろぴろの特徴のある平打ち麺。昔よりも幅が狭くなったような気もしますが、気のせいのような気もします。ここのメインメニューは「チャーシューワンタン麺」。以前よりもあきらかにチャーシューの盛りがよくなっています。食べ始めてもワンタンがないので、あれ入れ忘れているよと思うと、実は麺の下にワンタンがごろごろしています。チャーシューとワンタンで大量の肉分を吸収でき、二郎とは違う意味で、ずっしりと腹に来ます。20歳代の思い出店の1つの10年ぶりくらいに来れたのは感謝です。団体客でも入れるオオバコですが、月曜日がお休みなのでご注意を。

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飯田商店とともに湯河原の未訪店は、「ブレッド&サーカス」。言わずと知れた行列のベーカリーです。「味の大西」のあとに立ち寄ると、行列は約10名。店内が狭いこともあり、一度に5名のお客様しか入れません。お一人が出ると、並んでいた先頭の人が入ります。仮に夫婦で来ていても、入るのは1人ずつです。店内はバラエティ極まりないパンに溢れています。入場制限をしている成果でしょうか、豊富な品ぞろえが維持できているのが嬉しいです。週に4日しかやっていないのでご注意を。「味の大西」から、これも懐かしい「ちぼり」の工場を横にみながら少し歩いたところにあります。いきなり不自然な行列があるので、わかりやすいです。パンの大人買いをしてしまいました。

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そして、また小田原で途中下車。倉嶋さんの「古典酒場」最終号でもホッピーテーマで登場していた「ホルモン柳屋」です。駅から20分近くあります。小田原も毎月、営業で訪れていた街であり、街中を歩くだけで懐かしさのあまりテンションがあがります。昔よくいったのにすっかり忘れていた熊本ラーメンの店をばったりみつけたり、いつかいきたいと思っていた「ラッコ・アメーノ」の前も偶然通ったりとしつつも、まだかなり明るいうちに到着。まだ、腹にチャーシューが残っているので、ハラミ焼きとナンコツ焼きのみオーダーしてホッピーを呑みます。3時半ですが店、空いてました。お願いすると焼き台に火を入れてくれました。ハラミ焼きもナンコツ焼きも串焼きではなく、皿料理です。4名くらいで行かないと食べたいだけ食べられないので、今度、誰か行きましょう。

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【2015/10/18 13:01】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「東日本大震災被災地の小中学生とご家族にミュージカルを届けたい」―音楽座ミュージカル
企業研修への取り組みで何度かご紹介してきた「音楽座ミュージカル」さんについてです。

詳細はサイトからほぼ全文を引用しましたので、ご確認いただければと思いますが、「東日本大震災被災地の小中学生とご家族にミュージカルを届けたい―音楽座ミュージカル」として、クラウドファンディングを展開されています。

この秋に、3.11の被災地である気仙沼市立鹿折中学校と南三陸町立戸倉小学校で、小中学生とご家族を無料ご招待する音楽座ミュージカル・ラボシアター「リトルプリンスⅡ」を上演するためのクラウドファンディングです。ご興味があれば、是非、ご協力ください。

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星の王子さまを元にしたミュージカル「リトルプリンスⅡ」を
気仙沼市の鹿折中学校と南三陸町の戸倉小学校で無料上演したい!


はじめまして、音楽座ミュージカルです。私たちは1988年よりオリジナルミュージカルを創作・上演してきました。2011年の東日本大震災後、最初に公演したのが「リトルプリンス」でした。このミュージカルはサン=テグジュペリ著『星の王子さま』を原作に創作したものです。

東京公演では広く義捐金を募るとともに、家を失い避難してきた被災者の方を公演に無料ご招待いたしました。ご観劇いただいた皆様からは「明日への希望が見えた」「作品を通して勇気を得られた」などのお声をいただいたものの、当時、被災地に赴いての公演はできませんでした。

そこで今年の10月26日・27日の2日間、震災で被災した気仙沼市立鹿折中学校と南三陸町立戸倉小学校の2校で、生徒とご家族、周辺地域にお住まいの方を対象に「リトルプリンスⅡ」の無料上演を実施することにしました。

企業やパートナーの皆様に呼びかけ、無料上演まであと少しのところまで来たもののキャストとスタッフの交通費、宿泊費が不足しています。どうか応援をお願いします。

震災で大きな被害にあった 気仙沼と南三陸での無料上演実現へ

2011年3月11日、卒業式を翌日に控えていた気仙沼市立鹿折中学校では紅白幕が張られたままの体育館が避難所となりました。一方、南三陸町立戸倉小学校は、校舎だけでなく当時建てたばかりの体育館も津波で崩壊してしまい、今年になってやっと新校舎が完成しました。

両校は地域における被災と復興の象徴でもあります。今回はこのような背景を持つ両校でミュージカル「リトルプリンスⅡ」の無料上演を行うことになりました。

舞台と客席の仕切りを取り払い、物語に入り込めるように

「リトルプリンスⅡ」は、物語の誕生から70年以上の時を経た今も人々を惹きつけてやまない永遠のベストセラー『星の王子さま』を原作に創作したオリジナルミュージカルです。

星の王子さまは砂漠に不時着した飛行士が、小さな星から来たという少年と出会い、自然の猛威に直面する中で再び生きる意味を見いだしていく物語です。作品は子どもから大人まで年齢に関係なく感動していただける内容となっています。

さらに今回は舞台と客席の仕切りを取り払い、共通の空間でミュージカルを演じます。観る人も物語に入り込んで作品の世界を体感し、実際に触れ合い、ともに作品を創りあげていきます。

震災直後、被災地域出身のメンバーは夢を追うことに迷っていました。
そんなとき勇気づけてくれたのが、この「リトルプリンス」でした


震災当時、音楽座ミュージカルのメンバーの一人である飯田良太の実家は宮城県の海沿いの町にありました。家が高台にあったので家族は無事だったものの、しばらくの間ライフラインは停止。海岸沿いや、被害の大きかった地域に住んでいた友人やそのご家族の中には津波で流された方もいました。

彼がカンパニーに入団したのは震災直後だったこともあり、この現状で自分の夢を追うことは正しい選択かずっと迷っていたといいます。そのとき上演していたのが「リトルプリンス2011」でした。

心のケアを目指し、復興への希望を届けるミュージカルを!

彼はこの作品に関わったことにより、言葉では表せない「何か」を感じ、そのときの迷いが希望へと変わったと語っています。それ以来、彼は自身が感じた想いを東北の方に伝え、復興への希望を届けたいという思いで毎日を過ごしてきました。

東日本大震災から4年半が過ぎた今でも、復興への道のりもまだまだ先の見えない状況です。しかし、そんな中でも被災地では日々の暮らしが少しずつ戻り始めており、この時期だからこそ、将来を担う小中学生たちへの心のケアとして、「生きる勇気と希望」が湧くミュージカルをお届けしたいと思います。どうか応援をお願いします。

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ご関心のある方は、是非、コチラのページを

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※経営学習研究所のワークショップから、「リトルプリンス」の1シーンをイメージして。

【2015/10/17 21:13】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
部下の労働時間も管理できない人が、事業の管理なんかできるわけがな
長時間残業体質を克服したある企業のお話を聞きました。
なるほどなぁと思ったことはたくさんありますが、特に印象的なのは3つです。

1.社長が各本部長にいったこと。「部下の労働時間も管理できない人が、事業の管理なんかできるわけがない」。そして、社長は所属員の労働時間管理を本部長の評価要素に入れたそうです。

2.誰かが忙しくなると、課長の判断で同じ課の誰かがそれを手伝い繁閑調整をすることはありました。ちょっとセンスのいい部長がいる部だと部の中で繁閑調整をすることくらいはありました。でも、本部の単位でそれをすることはありませんでした。でも、部下の労働時間管理が評価に直結するようになると本部長も必死です。かくして、本部内で繁閑調整を徹底的に行うようになったそうです。

3.最初はどちらかというと強制的に行われていた残業規制。社員の方からもいろいろと不満の声はあったそうです。でも、毎日のように終電まじかに退社していた社員が、強制的とはいえ早く帰らざるをえなくなります。たまには家族で夕餉を囲みます。会社帰り買い物をしたり、セミナーに出たり……。少しずつ生活が変わります。そうして、1年くらいたつと会社のムードが変わってきます。早く帰るっていいもんだね、早く帰ると自分の人生が豊かになるね、早く帰ると家族の絆が強くなるね、そんな実感を社員が持つようになります。早く帰るメリットを身体で覚えた社員は、こんどは早く帰るために自ら仕事を効率的に切り上げる努力をするようになります。

素敵なストーリーですね。

はじまりの日
※やろうと思った日が、はじまりの日。






【2015/10/16 23:55】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「お水でいいです」は日本の酒場文化を滅ぼすの続きがありました。
昨日の「お水でいいです」批判のようなブログ、続きがありました。

新世界ジャジャン横丁で行列の絶えない串カツ屋「八重勝」でも、つい先日、「お水でいいです」攻撃に遭遇しました。
TDLの人気アトラクションなみの行列の店で、しかもいい年したカップルです。

このお2人、私の次にお店に入り、私の左側に並んで座ったのですが、オーダーはすべて女性が出します。
2人とも30代半ば過ぎかなぁ。そして、いきなり「お水でいいです」のオーダーです。
ひょっとしたら、お金があまりないのだけれども、記念の日に思い出のお店で串カツを食べたいといった哀しくもいじらしいストーリーがあるのかななどと思っていると、次のオーダーは「海老」です。この店の「海老」は、串カツ屋としては許し難いプライシングで450円もするんですよ。そのお金で生ビール呑めます。そして、さらに次のオーダーがなんと「牡蠣」。なんとこれは400円です。お金は十分にあるじゃないですか。
さらに彼女は、串カツの大人買いを続けます。爆買状態です。そして、お水のおかわりまでします。お酒を呑めないのならコーラでもサイダーでも頼もうよ、と思うのですがお店の人は、こういうお客が多いのか、嫌な顔はされずにお水を注ぎます。でも、わたしは大人げなくちょっと隣でいらつきます。といいつつ、爆買いのおとなりが食べている海老と牡蠣があまりに美味しそうなので、ついつい私もオーダーします。こっちも大人買いです。この機会をいただけたのには感謝ですが、やはり許せません。そして、さらにはほぼ食べ終わっても、だらだらとしゃべってカウンターを2席占拠し続けます。並び客が外から窓に顔をつけてゾンビのように「まだかよ」と目線を送っているにも関わらず…。

これに対して、私の右隣の親子4人連れは実に粋でした。
子どもはまだ2人とも小学校に上がる前の年です。正直いって並んでいるときに見て、こんなちっちゃいこ連れて来てまったくもう、と思ったのですが、いやいや素敵。
子どもにはまずサイダーをさわやかにオーダーします。身体にいいのかどうかは知りませんが。
そして、両親は生ビールです。さらには手際よく、串カツを頼み、手際良く子どもに食べさせ、手際良く自分も呑み物をおかわりして、流れるようなタイミングでお父さんがすかさずお勘定を頼みます。奥様と下の子どもがまだ食べ終わっていないのに、待っている人が大勢いるから先に2人で出てるねといって、上の子どもを連れて外にでます。数分後、奥様と下の子どももそれに続きます。あの小さな子供をつれてあの滞在時間でさわやかに店を出るなんて、本当に粋です。子どもも騒がすに串カツをほおばっていました。

そして、その家族が店を出たとき。まだ左の2人はだらだらとやっていました。

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【2015/10/15 23:58】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「お水でいいです」が酒場文化を壊す!
新大阪駅に、「松葉」と「だるま」が新店を出していますが、相次いで同じような場面に遭遇しました。

4名ほどの集団で来客して、「お飲み物は?」というお店の人の投げかけに対して、全員が「お水でいいです」と悪びれずに答えるのです。子どもじゃないですよ。まあ、新大阪駅だから仕方がないのかなぁとも思えますが、新梅田食道街の松葉総本店では考えられない事態です。

そもそも飲食店の利益は、相当部分をアルコール飲料から得ています。居酒屋、酒場がリーズナブルな金額で美味しいつまみを提供できるのも、飲料から得られる利益あってこそです。もちろん、アルコール類が駄目という人もいますが、せめてウーロン茶を頼むとか、何というか、それが居酒屋、酒場で食をとる礼儀だと思うのです。「お水でいいです」の「で」がそもそも気に入りません。仮に言うにしても、まだ「どうしてもお水を飲ませてください」でしょ。「で」は駄目です。

目黒に素晴らしい料理を出すお店があります。
極めてリーズナブルな価格でコースの和食を提供します。あまりに美味しいので、目茶目茶日本酒が進みます。でも、あまりに美味しいので評判を聞いて、食事だけ目的で訪れる人も出てきて、そういった人がやはり「お水でいいです」攻撃をするのだそうです。あの美味しい料理は実にお酒も進みます。いつも、大将お任せの日本酒をたらふくいただくことになります。日本酒からの利益があって、あのコースの料金は成り立ちます。あまりに「お水でいいです」攻撃が多いので、このお店、お酒を呑まない人からは席料をいただきますという仕組みを入れました。お通しの逆のようなシステムです。お酒を呑まない人からみるとひどい仕打ちにみえますが、店のクオリティを守るためなのです。お酒を呑まない人が、せめてウーロン茶をオーダーしてくれれば、このようなことにはなりません。「お水でいいです」攻撃への防御です。

東十条の趙有名焼トン屋の大将も同様のことをいっていました。
こちらの大将の方は、うちは酒場だから酒を呑まない人は返っていただく、くらいのことをおっしゃります。そんな会話をしているときに、常連さんの下戸の連れが「ウーロンハイの焼酎ぬき」(だったと思う)なんて飲み物をオーダーされていました。なんて粋なんでしょう。

「水でいいです」が横行すると、居酒屋や酒場の利益構造が壊れます。あの価格であのクオリティを維持することが難しくなります。ひいては、日本の居酒屋文化、酒場文化を破壊することにつながりかねません。「水でいいです」は礼儀としてやめましょう。特に「水で」の「で」がとっても傲慢な言葉であることを理解しましょう。子供であっても、最低限ファーストドリンクはオーダーしましょう。もちろん、ファミリー向けに「水でいいです」を歓迎している居酒屋もあります。行くのであれば、そういうお店に行きましょう。けして、コの字カウンターの店で「お水でいいです」はしないようにしましょう。

つい、熱くなって一方的な主張をしてしまいました……。

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※松葉の写真がすぐに出てこなかったので岸田屋。




【2015/10/14 23:04】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
第7回お好み焼き検定、申し込みが始まっています~今年は上級検定もやりますよ
「第7回お好み焼き検定」の申し込みを開始いたしまた。あらためてこちらでも告知をいたします。詳細は下記をご確認ください。

今回は初級と、上級があります。上級は初級合格者のみに受験資格があり、2年に1度しか実施されません。今回もお土産満載です。私は東京会場にて終日働いています。知り合いで受験いただける場合は、事前に受験時間をお教えいただけますと、ご挨拶に漏れが亡くなりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

1.主催  にっぽんお好み焼き協会

2.試験日程  2015年11月15日(日)   ※お好きな会時間帯をお選びください。

  ◇東京会場(日清製粉 神田錦町本社)
   【初級】
   (1)   9:30~10:30
   (2)  11:30~12:30
   (3)  14:30~15:30
   【上級】
   (1)  10:00~11:00
   (2)  14:30~15:30

  ◇大阪会場(日清製粉 大阪営業部)
   【初級】
   (1)   9:30~10:30
   (2)  14:00~15:00
   【上級】
   (1)  11:30~12:30

3.検定料(税込)   初級 3,240円(税込) 上級 5,400円(税込)

4.実施会場
   ・東京会場: 日清製粉グループ神田錦町本社ビル
   ・大阪会場: 日清製粉大阪営業部(新大阪トラストタワー)

5.受験資格
   お好み焼きが好きな方ならどなたでも受験可能です。
     ※ただし、「上級」はお好み焼き検定初級合格者の方に限ります。

6.出題範囲
   ・初級:主に要点集より出題。
   ・上級:主に要点集より出題。また、下記ページの動画からも出題があります。
            ブルドックソースHP 【おこナビ お好み焼をつくる!動画

7.要点集について
   お申し込み時に登録されたアドレスに宛てて、ダウンロードURLを記載したメールをお送りいたします。
   (2015年10月中旬過ぎに送付開始予定。)
   ご利用のメールソフトによっては「迷惑メール」と判定される場合があります。
   「kentei-uketsuke.com」及び「nippan.co.jp」からのメールを許可するように設定の変更をお願いします。

8.申し込み方法
   ① インターネットからのお申し込み 
      受験料の決済方法はクレジットカード決済、もしくはコンビニ決済をお選びいただけます。
      コチラのエントリーサイトから申込ください。
   ②コンビニ決済 コチラをご確認ください
   ③クレジットカードからの申込 コチラをご確認ください。

9.出題形式
   初級:マークシート50問(4者択一形式)
   上級:マークシート(4者択一形式) + 記述式

10.合格ライン
   初級: 100点満点中60点以上で合格
   上級: 100点満点中80点以上で合格

11.申込締切日   2015年11月4日(水)

12.受験票メール発送予定日  2015年11月11日(水)にメールにて送付いたします

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※去年のお土産群です。去年はちょっと頑張ってオリジナルホッピーまで作りました。
【2015/10/13 23:50】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
企業から大学に伝えたいこと ~企業から大学に何を語るか…採用研究会③
さる、9月29日に「企業から大学に何を語るか~採用研究会」というワークショップ(?)の3回目です。

3つ目、そして最後でもあるダイアローグは、企業から大学に伝えたいことです。ちょっと日がたってしまったので、記憶がおぼろげなのですが、当日のアウトプット(A4の用紙)をたよりに当日の意見をちょっと記録に残しておきたいと思います。今回の企画の肝の部分になります。

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痛い目にあわせてください
   バイト、インターンシップ~社会の厳しさを感じる場を多く経験させてください
   失敗の先に反省があり、素直さが得られるものです
   痛い目に会うと他人の気持ちがわかってきます
   学生が痛い目に会うのを大学は邪魔しないでください
   学外に出る機会が多いほど痛い目にもあえるはずです
   でも本当はゼミでもちゃんとやればできることです

プラスもマイナスも評価してあげてください
   具体的なフィードバックをしてあげてください

それぞれの学問の社会における位置づけ・意味を伝えてください
   学ぶことに意味がある実感をもたせてください
   学問が世の中の役に立つことを伝えてください

学びの習慣化を促進させてください
   学校は教育機関です
   学ぶことの意味を知り、面白みを感じさせてあげてください

シチズンシップを伝えてください
   働きたいなぁと思う人を育ててください
   道徳によって素直さを体得できることもあります

広い世界を見せてあげてください
   1人ひとり先生の英知を学生にぶつけてあげてください
   海外留学も増えていますが、行くだけになっていませんか

実は私たちが大学にいいたいことなんてありません
   すべては本人次第です
   その学生のことを一番わかっているのは先生のはずです 

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さて、皆さんが「伝えたいこと」は何でしょうか。
改めて感じるのですが、大学を1つの存在として語るのは難しいです。また、もはやそれには意味がないのかもしれません。いろいろな大学があり、いろいろな教育方針があり、いろいろな学生がいて、いろいろな先生たちがいます。そして、1つ1つの違いはますます拡大しつつあります。

で、その日の社会人達は、22時になろうとする時間であったにも関わらず、有楽町のガード下に繰り出しました。

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【2015/10/12 23:21】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
素直 × 何か ~企業から大学に何を語るか…採用研究会②
昨日書きました9月29日のワークショップ(?)「企業から大学に何を語るか~採用研究会」について、続きを今日も記録に残しておきます。

昨日、紹介した自己紹介に引き続いて、3つのダイアローグをグループメンバーを変えながら行いました。最初のダイアローグのお題は、ウォーミングアップがてら「私たちはなぜ新卒採用をしているのか」。そして2つ目は、とってもベタなテーマなのですが「私たちはどんな学生が欲しいのか」。一般的な「採用したい人材像」に出てくるような「××力のある人」とかいったフレーズはもちろん出てきません。

ちょっと日がたってしまったので、記憶があいまいですが、当日のアウトプット(A4の白紙を各グループに3枚配布し、各グループの「こんな人」というのを3つに絞っていただきました)をみながら、整理してみます。

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勉強している人
   自分のために勉強ができている人
   人から与えられた勉強だけをしているようではだめ
   親からの期待、就活への備えというのも寂しい
   ちゃんと勉強すると、何かを乗り越える経験もできるもの

話せる人
   自分から自分の言葉で発信できることが大切

失敗したことのある人
   それ自体が経験値になる

続けることのできる人
   続けることさえできれば、いつか乗り越えることができる
   大学できちんと学び続けられているかどうかは大切
   社会に出ても学び続けられるかどうかも大切

可愛げのある人
   可愛げの原点は素直さかもしれない

素直な人
   何でも受け入れる人と素直な人は違う
   マニュアル的に動く人も違う
   何でもうなずいてしまうような人も違う
   でも、受け入れることができる力は大切
   ただの生意気は駄目だけど、ただの素直も駄目
   素直なだけではだめ、「素直 × 何か」があるのが大切、そこに化学反応が起こる

働きたいという気持ちのある人
   社会貢献がしたいというのではない人
   自分の満足のための社会貢献はいらない、自己目的化した社会貢献もいらない
   お金のためといわれるとそれもちょっと違う感じがする
   プライドが高いのは難しいが、プロ意識はともて大切

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一番、意見が集まったのは「素直」でしたが、この言葉、誤解されやすい言葉です。
何でもいうことを聞くようなタイプの人をいっているわけではありません。
そこで出たのが、「素直 × 何か」というフレーズ。素直というベースに、自分なりの何かを掛け合わせて、それをパワーにできる人が、ここでいう素直な人という感じだったように思います。
もう1日、続きます。

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【2015/10/11 20:41】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
いい世の中になったらいいなぁ ~企業から大学に何を語るか…採用研究会
さる、9月29日に「企業から大学に何を語るか~採用研究会」というワークショップ(?)をささやかに開催しました。

様々な企業から、何らかのかたちで新卒採用に携わる方が、12名集まっていただき、仕事後の時間をダイアローグに費やしました。来月、大学の方にお話をする比較的大きなイベントがあるのですが、何よりも企業が持っている、採用担当者がもっている「愛」とでもいうべきものをお伝えしたいと思います。とても、素敵な思いを交換できた夜でした。

冒頭に自己紹介をお願いしました。このテーマに関することを含めて1分間、話をしていただきました。そこで出た「ワード」をあえてべたで羅列します。1つひとりのワードで、1時間のダイアローグができそうですが、あえて1つだけ共通の思いを決めるとすれば、思いの先は冒頭のワード「いい世の中になったらいいなぁ」ではないかと感じました。

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いい世の中になったらいいなぁ、そんな複雑じゃないんじゃないの、愛、時間をかける、求めすぎず、1人ひとりができることを、正直な採用担当者でありたい、悪いようにしようとしている人なんてない、お互いのイメージにかい離がある、採用の目的って何だ?、仕事体験をどうやって植え付けて行くか、とにかく話合い、大学じゃ遅いんじゃないの、大学も捨てたもんじゃない、ステレオタイプ的キャリア教育への反感、実社会の中で居場所が作れる人に、ブランドハプンスタンス的教育、答えのないテーマに答えを出す勇気を学生に、幼い人・強い依存心・低い学力…企業がどこまで教育すればよいのか、就活は大学生活の一部、夢とかやりがいとかを追っていていいのか、世界の若者はまったく違う意識…日本はまずい、大学と並走してどうやって教育をやっていくか、企業は職業訓練の場じゃないぞ、インターンシップの本音の企業と大学での共有を、就職活動も教育の一環でいいんじゃない、入口で何を伝えるか、情報を出し入れするだけでなく自分の中で考えて答えを出す、採用の中でも気づきを、情報編集力、職業観、社会に出ることと会社に入ることの違い、難しく考え過ぎている、共同体の中での居場所探しができるか、シンプルに、目茶簡単なはず、仕事体験が入り口をスムーズにさせる、採用と社会の壁、学ぶ・知る…そして語る
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はい、明日に続きます。

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【2015/10/10 10:02】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
知識よりもセンスと常識 ~新任マネージャーの労務問題への対処
本日、新任マネージャー向けの研修で、テーマは労務問題への対処。

日本には幾多の労働法がありますし、社内にも規程やルールが山ほどあります。
日々の仕事に忙殺されている新任マネージャーは、それらをとても覚えきれません。
で、何か大切なのか。2つ、ご説明をしています。

1つは、知識よりもセンスと常識、という話です。

知識を覚える必要はないけど、センスと常識は磨きましょうという話になります。
センスと常識さえあれば、「このくらいならいいかなぁ」と「これってやばいんじゃない」の適切な区分けができます。この区分わけを間違えたりすると、労務問題にいたる可能性が出てくるわけです。

そして、もう1つは、知識はいらないといっても、町医者程度の知識は持とうよという話です。

町医者の方には少々失礼な例えなのですが、ちょっとした風邪はわたしたちは町医者で薬をもらって治します。でも、そこで、何か大きな病気の可能性が出てくると、町医者は専門医に紹介状を書き、私たちは専門医に行くことになります。

町医者程度の知識とは、ちょっとした風邪くらいには対処できる知識です。

なんて前置きをして、クイズとケーススタディで、センスと常識を磨き、町医者程度の知識は理解する、そんな研修になります。

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【2015/10/09 23:55】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ナビゲーションは思考停止を招く ~就活にもナビゲーション強化の流れが
就職ナビサイトを使わない採用というのが、散見されるようになりました。
となると、就職ナビサイトも、生き残りのために、いろいろと工夫をします。

とある就職ナビサイトの担当が上司を連れてくるというのであったのですが、今年(2017年度採用)の目玉は、ナビゲーション機能の強化だそうです。同社が提供する適性テストをナビに登録する学生に受けてもらって、あらかじめ顧客企業から提供してもらう企業が求める学生像とのマッチングを行い、学生の適性テストの結果と親和性の高い企業について、学生にエントリー誘導させるというのがこの機能です。

何となく合理的な感じがしますが、2つの面からこの機能は大嫌いです。

まずは、適性テストの何が高い人を欲しいというように、企業の採用観はシンプルではないのです。これが高い人は確かに欲しいけど、低くてもこんな人なら面白いよね、といったような感じて、個々の項目のみでで欲しい人材像など決められません。もちろん、一糸乱れず上司の言うことを聞いて同じ作業をすることを求めるような企業なら別ですが、いまどきそんな企業が創造性を発揮してビジネスを拡大できるとは思えません。求める人材像論議で変にエッジを立てることには、私は違和感を感じるところがあります。

そして、何より適性テストであなたにあった会社をナビゲートするという思想が好きになれません。ナビゲートというのは、結構危険な行為なのです。

カーナビが普及した結果、地図を読むことができない人が普通になりました。というか、地図というもの自体が不要になり、ドライバーはカーナビに命じられているかのごとく運転マシーンに化してしまうリスクもあります。私はそれがいやなので、カーナビはこういうけど、絶対こっちが早いといってカーナビと勝負しながらドライブするのが好きです。結構、それでも高い勝率を得られています。

ナビタイム、駅探、乗換案内などの隆盛により、いまや時刻表を読める人は絶滅の危機に瀕しています。私は中学校の頃、趣味が時刻表でした。毎月、時刻表を買って、日本全国に思いをはせていました。時刻表を意識し始めたのは、松本清張の「点と線」を読んだのが大きいです。でも、今や誰も時刻表などはみずに、ナビタイムらに命じられるままに電車を乗り換えています。

つまり、進んだナビゲーションというのは、人に思考停止をもたらすものなのです。webの世界では、自社に都合のよい方向に誘導するためのナビゲーションの提供が花盛りです。

そういったことを考える中で、就職活動を前にした大学生に対して、あなたに会う会社はここだからエントリーしましょうとナビゲーションされて、その会社にエントリーをするというのは、いったい何なのでしょうか。この危険性と弊害をこのナビ会社は理解しているのでしょうか。
2年前に、あなたの先輩のエントリー数に比べてあなたは半分しかエントリーしていないですよと、学生を不安感に陥れる手法をとって批判されたのに比較すると、まだまだ良いやりかたなのかもしれません。でも、「考える」ことを大学時代にきちんとやってほしいと思いますし、就職活動も「考える」場にきちんとして欲しいなぁと切に願います。

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【2015/10/08 23:57】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
報酬主義をこえて
先日のキャリアラボのスーパービジョンで花田先生が紹介された「報酬主義をこえて」(アルフィ・コーン著)からの一節です(99ページ)。読んでみようかなと思って、アマゾンでみたら、とってもお高い本だったので、やめました。「報酬による動機づけはいかに不毛であるか、どのような問題が発生するかを具体例にもどづいて明らかにし、内発的動機づけの重要性を説く」と紹介文にはあります。

こうこうすればあれをあげる」と言えば、関心は「こうする」ではなくて「あれ」に行ってしまう。従業員に給与袋の中味について考えさせたり、生徒に通知票のことを心配させたりするのは、創造性を重んじようとする場合にはほぼ最悪の戦略である。


高額の役員報酬で呼ばれた職業経営者が短期利益をおって会社を壊すのもこのロジックですね。学校教育もこのような傾向が強いと、学ぶプロセスを大切にすることなく、いかに早く正しい(?)答えにだとりつくかを求めることに一喜一憂するような優秀な(?)学生ばかりが育つことになります。最小の努力でよい結果を出すことに奔走するわけです。

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※ハワイ島は島中が溶岩で覆われているのも凄いですが、島全体が山の裾野であることに感動です。
【2015/10/07 23:58】 | モチベーション | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
キャリアコンサルタントを取り巻く環境が大きく変わります
来年の4月1日から施行される改正職業能力開発促進法では、キャリアコンサルタントを取り巻く環境が大きく変わります。キャリアコンサルタントが登録制となり、従来は民間団体が認定していたものについて、国家資格として国が独占的にこれを取り扱います。

【基本理念】 
労働者は職業生活設計を行い、その職業生活設計に即して、自発的な職業能力の開発及び向上につとめるものとすること。

【事業者の責任】
事業主が必要に応じて講ずる措置として、労働者が自ら職業能力の開発及び向上に関する目標を定めることを容易にするために、業務の遂行に必要な技能等の事項に関し、キャリアコンサルティングの機会の確保その他の援助を行うことを追加すること

ということで、労働者にも事業主にも、ちょっと余計なお世話のおせっかいてきなことが求められてきます。ちなみに、ここでいうキャリアコンサルティングの定義は、「労働者の職業選択、職業生活設計または職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいうものとす」とされています。

そして、キャリアコンサルタントの養成計画の方針も明示されており、現在は45,000人であるところを平成36年度には100,000人と現在の倍以上にしようという計画です。ただし、これにはハローワークにおけるキャリアコンサルタントの増員計画は入っていないというので、増加分の大半は企業領域で活躍するキャリアコンサルタントとなります。現状、企業領域で活躍しているキャリアコンサルタントは8,000人程度といわれているので、8倍弱の63,000人まで増やすということになります。これが実現されると、企業活動の領域にキャリアコンサルティングが明確にかたちで入り込んできます。果たして、それがどのような姿になるのか、これからがとても大切になります。

いろんな意味で利権も生まれることでしょう。私達、現場の人間は、現場を見据えていかに本質を見失わないかを意識し続けるしかありません。

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※スーパーを歩くのが好き。イオンやヨーカドーはどこも一緒で面白みがないけど、地方都市に行くとスーパーが愉しみ。海外だとさらに愉しみ。何時間でも時間をつぶせる…。
【2015/10/06 23:07】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
逃げない・やり抜く・責任をとる
先日のキャリアラボのスーパービジョンで、あらためて花田先生のコミットメントについての話を伺ったので、メモとして残しておきます。

コミットメントとは、逃げない・やり抜く・責任をとる
そのためには、3つの気が大切。それは、その気・やる気・本気

この3つの気は段階的なアプローチになる。

第1段階:その気

これは徹底的なポジティブ・アプローチ。何にしても、自信を持ち、自己肯定感を抱けなければ、やる気を持つことはできない。そのためには、褒めて育てることは大切。ただ、いたずらに褒め続けるだけでは成長はない。褒めて育てるアプローチの先に、自律への切り替えを見据える必要がある。

第2段階:やる気

成長、チャンスの拡大、世界の拡がりがキーワード。自律的に自分の世界を拡げて行く段階。ただし、関心の中心は自分の成長であり、自分の世界。ここから次の段階である無私・利他の世界への切り替えを見据える必要がある。

第3段階:本気

自分を超えた存在に向けての自分のあり方、お役に立つ、必要とされる、信頼される、ということを大切にする境地。無私、利他、そして社会への関わり。自分の成長だけに意識が向いていない。

コミットメントとは、この本気の状態まで至るわけです。

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※なかなかボルケーノは写真で雰囲気が伝わらない…。



【2015/10/05 23:10】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
監督が選手に状態を聞いたとしても「大丈夫です」と言うだけだし…
昨日に続いて、スワローズの優勝の話からです。

真中監督の過去のインタビューからです。

『監督が選手に状態を聞いたとしても「大丈夫です」と言うだけだし、アドバイスをしても『はい』としか言わない。選手と距離をおいてもコーチのフットワークが軽いから、僕の耳にストレートに情報が入ってくる』。

これ確かにそうで、決裁権限者に対しては、メンバーはどうしてもこのような対応をとりがちです。これはどちらにとっても、いたしかたないことだといえます。で、真中監督がとったのは、コーチに任せるマネジメントです。外野手出身の監督は、もともと自らが直接手を下しにくい、試合を鳥瞰しているしかない立場に慣れているので、このようなマネジメントがしやすいという話を聞きます。比較的真面目で素直なメンバーが多いヤクルトというチームに、このマネジメントスタイルはフィットしたのでしょう。

優勝のときの真中監督の第一声は、「ファンの皆さん、優勝おめでとうございます!」でした。これは、2001年のペナントレースを制したときに当時の若松監督が発した名セリフですね。普通だと「優勝ありがとうございます」となるところを「優勝おめでとうございます」とファンの視点で語った言葉ですが、北海道出身の朴訥なイメージの若松監督が語ってこそ味があると思っていたのですが、当時の一番打者をつとめていた真中監督が語ってもやはりいいものでした。ちょっと茶目っけも感じましたし。たぶん、ファンに対する実感そのものなのだと思います。

球場で行われたビールかけの発声は、「ヤクルトスタイル、ヤクルトスマイル」でした。夏場に故障者が続き、二軍で出場できる野手が足りなくなったほど層の薄いヤクルトという球団らしい戦い方が1つのスタイルとして結実した2014年度のシーズンでした。

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※記事内容とは関係なく、バケーションが続きます…。
【2015/10/04 20:30】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ヤクルトスワローズ、優勝!
マジック1となっていたスワローズが、タイガースに神宮球場でサヨナラ勝ちをして、14年ぶりのペナントレース制覇を成し遂げました。真中監督就任1年目の優勝、2年連続最下位からの優勝、完投試合が3試合しかない優勝、9連敗を喫しながらの優勝、一時は首位と8.5ゲーム差も開いた上での逆転優勝、なかなか異例だらけの優勝です。私は新宿区内に引っ越してきた小学校3年生以来のファンであり、喜びはひとしおです。

山田、畠山、川端でセリーグの打撃成績3部門と盗塁王を独占するも、打線の破壊力では昨年の方が勝っていたかもしれません。でも、バレンティン、ミレッジを欠き、勇平を含めてたたき上げの日本人だけでの主軸は効率良く点を採ります。山田が塁に出て盗塁して畠山が返すなんてのが典型です。まったくバントのサインが出ない首位打者の2番バッターというのも過去に例がないんじゃないでしょうか。

でも、なんといっても今年を支えたのは、投手力、それも救援陣です。そして、それをリードした捕手の中村の存在も忘れてはいけません。昨年もいい勝負をしながら、何せチーム防御率4.62というありさまですから、終盤で打ちこまれ逆転されるというパターンが続いたのが、今年はきちんと逃げ切る力がありました。目茶目茶、登板過多の秋吉、ロマン、オンドルセク、バーネットの4人がとにかく投げ抜きました。少々、調子が落ちたなぁというときも使い続けました。力がついたから使い続けられたのか、使い続けたから力がついたのか、わかりません。先発を早々に下げて、救援陣に試合を任せました。任せられる方もそれに応え、ヒットは打たれながらも何とかゼロ点に抑えるという心臓に悪いケースも多々ありながら、守り続けました。

やっぱり信頼して仕事を任せるというのは、大切です。でも、現実にはとても難しいです。この難しいことをやり抜いた先に優勝という成果が生まれます。任されながら自信もついてきたのは間違いないでしょう。終盤の巨人と阪神との3度の2連戦は、すべて初戦に負けてこのままずるずるいくかもと心配させながら、すべて2戦目を勝ち取りました。ハートが強くないとできないことです。2軍では一時期、出場する野手が足りなくなったというくらい層の薄いチームが優勝を勝ち取ったのですから、何事もマネジメント次第ということかもしれません。

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※写真は本文と関係なく、しばらくハワイ島が続きそうな…。



【2015/10/03 19:15】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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