11月も毎日、ブログ書いてみたので、月末日の本日はその振り返り。
11月22日以降は太陽の塔縛りで写真が進んでいますので、是非、ご覧ください。 11月01日 とある4日間のインターンシップ的企画、一言メッセージのメモから 11月02日 大阪万博で活躍したピクトグラムたち 11月03日 Made in EXPO'70 ~すべては万国博から 11月04日 本気になった経験 ~就職活動ごときで学生が成長するなんて… 11月05日 在宅勤務、テレワーク 11月06日 引継書 11月07日 パーソナルオーダー 11月08日 社会人経験と会社人経験 11月09日 精神障がい者のいる職場マネジメント 11月10日 8月とか、6月とか… 11月11日 タレントマネジメント、始めの一歩 11月12日 すべての人の力を自分のやりたいことのために借りる 11月13日 「ペンギン・ハイウェイ」 森見登美彦著 11月14日 浦安の復興、液状化対策事業 11月15日 お好み焼き検定の合格証が名刺大の理由 11月16日 言葉にしてもらう、文字にしてもらう、行動してもらう 11月17日 就任スピーチ 11月18日 「縁」とか… 11月19日 「タレントマネジメント」と「日本的人材マネジメント」の比較 11月20日 自分探しと、どうも違うなぁ 連歌ブログ 11月21日 大過なく…… 11月22日 学び続けることは人生最大のセーフティネット 11月23日 大阪万博の未来観からブレードランナーの未来観へ 11月24日 移行の問題として採用・就職をとらえる 11月25日 はじめること、やめること 11月26日 医者もいろいろ… 11月27日 学習の5つのステップ 11月28日 「学習の定着のしやすさ」を示す「Learning Pyramid」 11月29日 外資系アプローチ? ![]() スポンサーサイト
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私は大阪万博に子どもの頃、あこがれていたのですが、東京在住であり、一度もいけませんでした。
1970年のことです。 公式ガイドブック(?)を買ってもらってぼろぼろになるくらい読んでました。 ちょうど小学校の図書館で、少年少女世界SF全集みたいな奴に出会い、SFの世界に魅了され始めた頃です。 大阪万博も実は舞台裏では、日本のSF作家たちがさまざまな形で協力をしていたそうです。 大阪万博の何が魅了したかというと、やっぱり圧倒的な未来への期待感なんだと思います。 さまざまなかたちの未来社会へのあこがれがそこにありました。 しかし、その後、世の中の未来観は変わります。 1982年に公開された映画「ブレードランナー」で描かれる未来は、環境汚染にまみれた退廃的近未来都市であり、超過密的人口の中での猥雑で退廃的、そして電脳的な未来です。そして、この「ブレードランナー」の描く未来を転機に、その後のSF映画の描く未来のほとんどがこれに似た世界になっているともいえます。ちなみにブレードランナーは、1968年に書かれたフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」が原作です。 この未来観の違いは大きいです。1970年当時の小学生は、三波春夫が能天気な「世界の国からこんにちわ」の声に押されるように、今よりも発展した未来、今よりも素晴らしい未来を確信して、その世界の発展とともに自らも学齢を重ねていったわけです。でも、わずか12年で「ブレードランナー」の未来観に変わります。「ブレードランナー」が描いた世界は2019年だそうですから、世界の退廃は映画家のイマジネーションよりは進んでいませんが、方向性は哀しいかなまったくずれているとはいえないように感じられます。 1970年に小学生だった私たちの世代と、今の世代とでは、どうしても未来肯定感(なんて言葉ないですかね)、社会肯定感といった感覚は持ちにくくなっていると思います。 大学から社会への移行という視点でみると、社会に出たい、社会に出るのが楽しみだという感覚が持ちにくくなっているかもしれません。高校の次が大学だったのと同じように大学が終わるから次は社会に出るのが普通だからそうする、といった感覚が中心かもしれません。しかも、私達、社会に向かい入れる側は、社会に関してのネガティブ・キャンペーンをたくさんしてしまっています。社会のつらさ、厳しさ、理不尽さを伝えるのが大好きな人が多く、面白さ、愉しさを十分に伝えきれていません。とてももったいないし、馬鹿げたことです。大変なことはきちんと伝えながらも、一緒に働くということの面白みと醍醐味をきちんと伝えていくのも、私たちの大切な役割のはずです。 ![]() |
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