GCDFのクラスについて
昨日、たまたまお2人の方から10月からGCDFのクラスに通われると伺いました。
お2人ともとてもパワフルで学びにもどん欲なラーニングイノベーターの方々ですので、仲間に加わっていただけることは、とっても嬉しいです。何となく、そのお2人向けに半分なりますが、改めてGCDFについてです。

ある期間通うタイプの研修的なものに過去に参加されたことがある方であれば、研修の最終的な価値はそのコンテンツだけではなく、クラスで実は決まる、ということにお気づきだと思います。もちろん、魅力的なコンテンツも大事ですが、コンテンツだけであれば、極端なお話、本を読んでもなんとかなります。

で、GCDFのクラスもまさにその通りです。

私は2003年度Aコース卒業ですが、非常に素敵なクラスに恵まれ、いまだに定期的に自主勉強会を続けています。次回は12月とちょっと先になってしまいますが、毎回、誰かがアレンジしてコンテンツを決めて、メンバーの仲間も呼んで大勢で週末に終日ワイワイと進めています。もちろん飲み会付きです。でも、卒業して1年もしないうちに疎遠になってしまうクラスもあるようです。

しばらく前から、クラス・クライアント役をやらせていただいており、たまにですが現役クラスにお邪魔することがあります。そこで感じるのは、本当にクラスそれぞれだということです。このクラスはすっごい活性化しているな、このクラスはなんかまだちょっと盛り上がりにかけるな、というのがそれなりにはあります。ただ、心配になるようなレベルのクラスには、まだ幸いなことに出会っていません。

クラス・パワーというのは抽象的ですが、要素分解的に整理すると、《コンテンツ×講師&事務局×参加者》の掛け算で構成されるものでしょう。どんなにコンテンツや講師が良くても、事務局が頑張っても、参加者の意欲が低ければ、クラス・パワーはあがりません。しかし、参加者は私たちには選べません。初回に参加して初めて「こんな人たちとこれから120時間の学びを共有するんだ」と実感するものです。どきどきしますね。

GCDFのクラスは、そのコンテンツ自体に、メンバーの交流が深まり、自然と盛り上がりやすい要素が織り込まれています。

実はキャリアについて学ぶにあたっての最大の教材は、高名な学者の理論などではなく、まさに「自分」自身なのです。ですから、学習期間中、自分と対峙する時間が相当にあります。そして、一人で対峙していても発展性がありませんから、メンバーとのやり取りの中でそれを行います。
といっても、何も講師(トレーナーと呼びます)が「自分と対峙してください」というわけではありません。キャリアについての課題を考える中で、普通の人であれば、自分を題材に考えることが一番、楽でリアルで有効だから、自然とそうなるわけです。メンバーとカウンセリング場面のロープレも数多くやりますが、創作クライアントをいくつも作れるわけではないので、過去の自分を題材にすることが普通にあります。ある意味、これは自己開示に他なりませんから、当然にメンバーとの距離は縮まります。メンバーを深く知ることもできます。

また、クラス終了後には資格認定という共通の目標があります。例外なく、試験対策目的でどのクラスも自主的に集まって勉強会を開催しています。過去問題や想定問題というのも流通します。そういったものまで含めて、GCDFのクラスなんだと思います。異なる立場の仲間が、共通の目的のために自主的に集まるというのは、なかなか貴重なことです。このクラスは絶対に全員合格しようねという思いを皆で持ちます。こんなことも、クラス・パワーを上げられる背景の1つでしょう。

メンバーにはいろいろな方がいます。会社派遣の人・自費参加の人、企業人事の人・人材ビジネスの人・フリーの・大学関係の人・たまに主婦の人・まったく関係のないビジネスの人、学びなれた人・ういういしい人、……、でも、共通しているのは、キャリアについて学びたいという思いです(ごく一部、企業派遣でさめた人が交じるケースがありますが、そういう人を巻き込んでいくのも快感ですね)。

ただ、性格はそれぞれですし、こういった場での学びの経験もそれぞれです。

ですから、すぐにクラスが活性化するとは限りません。そのためには、触媒役になる人がクラスに出てくると早いです。別の言い方だと、幹事役、ムードメーカー……かもしれません。自然発生的にたいていのクラスではそういう人が生まれます。複数いる場合もありますし、その支援役であるとか、自然とクラスのチームができてきます。触媒役になる方をみていると、不思議と2つのパターンが多いです。1つは、ちょっとおじ様という年齢にたどり着いた男性、もう1つは比較的若い女性。先日にお邪魔したクラスは、妙に高年齢男性比率が高く、大丈夫かなこれ、と最初は思ったのですが、なかなかどうしていい味の出たクラスでした。おじ様達主導で、飲み屋でしょっちゅうリフレクションしているみたいでした。

クラスは与えられるものではなく、あくまでも自分たちで作るものです。これは、クラスが終了する頃にはほとんどのメンバーが実感しているのですが、初回からそういった思いを持っている方がいると、早期に活性化します。テストクライアント役というのは、3回目と8回目にお邪魔するのですが、3回目のクラスではまだ固いクラスと、そうでないクラスがあります。活性化のスピードなのでしょう。

クラスのチームができれば、あとは安心です。ラーニングイノベーション論(慶應義塾大学丸の内シティキャンパス)のクラスなんかでも、知識としての吸収ではなく、すべてを「自分ごと」として考えて吸収しようと自然にしていることと思います。自分はどう考えるか、自分は企業に戻って何をやるか、ですね。
GCDFでは、より「自分ごと」として考えます。繰り返しになりますが、キャリアを学ぶ上での最大の教材は自分です。受講を終えた方の多くは、何よりも自分自身にプラスになったとおっしゃります。ですから、斜に構えて話を聞いているだけという人は、普通出てきません。皆が真剣です。

何でもそうですが、せっかく自己投資するのですから、いかに前のめりにやれるかが大切だと思います。それから、投資を最大限に活かす気持を持つことです。GCDFを受講して、数百人単位で仲間が増えました。協会の皆さまとも仲良くさせていただいています。単に一受講生としての立場を超えていけると、プラスもさらに広がります。

キャリアカウンセラーという役割は、世の中に絶対に必要だといわれながら、有資格者の数だけが増えて浸透はしてきているものの、輪郭が完全にぼけて概念が拡散してしまっています。そんな中でクライアントの自立を支援なんかまったくしていないようなキャリアカウンセラーも大勢いる状況です。大学のキャリアセンターなんかでは、キャリアカウンセリングの有資格者がやっている酷い話を未だに聞きます。
また、少なくともこれが職業として認知されることは日本ではなさそうにも感じます。そうであっても、キャリアカウンセラーという役割が正しく認知され、それが明日の日本に何かのかたちで役に立つために、協会の皆さんと何かができるといいなと思います。今回、スーパーバイザー養成・認定講座を終えて、その思いはさらに強くなりました。

なんて大きな話は抜きにしても、ここで学ぶことは、日常の中でも非常に役に立ちます。あらゆるコミュニケーションの場、あらゆる他者理解の場で応用が利くといってもいいでしょう。先日、ヘルピング役でご一緒だったお母さんGCDFホルダーが、GCDFのクラスに来てしばらくは小さい子供に本当にやさしくなれる……、とお話されていました。受容と共感は、世界を動かします。

と、GCDFベタ褒めの日曜日ですが、お一人お一人の参加者が「自分がクラスを創る」との思いで参加されると、何倍ものお得感が得られることと思います。

一緒に継続学習を受けられる日が早くくるといいなぁと願っています。楽しんで学ばれてください。

《2010年9月26日》 キャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座が先週で終了したので、神保町にもいかず超久しぶりにオフの日曜日でした。運転免許が失効してしまっているので、でかけるのもままならず、あまり生産性の高くはない1日を送りましたが、ある意味、とっても贅沢な話です。最近、ホッピーの広報誌に近くなっている「古典酒場」が出たので、さっそく買いましたが、おかげてホルモンが食べたくなり、これから出かけます。


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【2010/09/26 17:15】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
ありがとうございます
「古典酒場」をご購読くださいまして
本当にありがとうございます!
古典酒場でもブログをやっておりますので、
ぜひのぞいてやってくださいませ。
http://ameblo.jp/kotensakaba/
今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。
【2010/09/27 08:30】 URL | 古典酒場編集長 #-[ 編集] | page top↑
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