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管理と支援、審判とコーチ
もう少し「支援塾」から続けます。

人事の役割についての2分法的見地からの問題提起を2つです。

Ⅰ.人事の役割は「管理」か「支援」か

明確に「管理」に振れている会社も少なくないでしょう。支援塾の話を聞くと、一気に「支援」に振れてしまう人も多いでしょう。昨日のグリーン人事体系、ブルー人事体系のように、当社はどっちかなという議論にいってしまいがちなところもありますが、これは実は二分法の世界ではありません。

人事が管理間接部門である限り、「管理」の仕事を果たすことは必要条件だと思います。いかなる「支援」もよい「管理」をベースにしか成り立たないというのが私の感じるところです。絵を描くのであれば、「管理」は地面であり、「支援」はその上に建てられる家のようなものです。そして、この両面があってこそサーバント・リーダーシップも成り立つのだと思っています。

余談になりますが、「支援」という言葉はキャリアカウンセリングの世界でもよく出てきます。「支援」というのは基本的には主体は相手であり、実際に動くのは相手です。また、そもそも何かをやろうという意図のない人に対しては「支援」をすることは困難です。ですから、「支援」をすべての社員に対して等しく行うというのはなかなか難しいものであり、幻想でしかありません。

Ⅱ.人事は審判(ジャッジ)かコーチか

金井壽宏先生によれば、ダグラス・マクレガーは1960年の書籍で、人事部にいる人たちは、審判でもコーチでもある点を自覚しないといけないと言っているそうです。これは、管理と支援を考える上でのメタファーになりそうな気もしますが、金井先生が指摘されたように『野球で「ストライクバッターアウト!」と叫ぶ審判が、まさか「次は内角のシュートを狙え、おまえはいいバッターだ、次の打席も頑張れ」などとはいわないだろう』という難しさがあります。

人事の中でジャッジ役と、コーチ役を明確に担当として区別する考え方もありえます。キャリアアドバイザーを人事に所属させずに独立組織にすることと似たような感じがします。コーチとジャッジをどちらを主でどちらを従で考えるかといった問題もあります。実はこの問題って、人事が抱える最も深い問題なのではないかと日頃思っています。

いずれもう少し整理して書けるようになりたいと思います。

《2010年10月28日》 急にテーマが追加になったり、土壇場で精査を求められたりしつつも、メンバーが頑張ってくれています。ありがたい。そんなメンバーに明日は取材が来ますよ。


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【2010/10/28 23:45】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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