試験直前大復習~SV講座:初回面談
11月3日文化の日はキャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー認定試験です。

実技試験と筆記試験がありますが、スーパービジョン場面(ゼロ次面談)のロープレ30分+口頭試問、というのが実技試験になります。30分という極めて短いロープレはかなり厳しいですね。どんなスーパーバイジーがいらっしゃるのでしょうか。

で、試験対策ではないですが、今日はゼロ次面談について整理してみます。

キャリアカウンセリング協会の実施するスーパービジョンは、キャリアカウンセラーを対象に行うものですが、基本形は全5回となっています。そしてゼロ次面談とは、その5回の面談を実施する前に行うもので、スーパーバイザーとスーパーバイジー(キャリアカウンセラー)が初めて会う場でもあります。

ゼロ次面談の目的
○関係構築
○スーパーバイジーの評価(理解)
○目標設定
○契約の合意

流れはパターンにもよりますが、以下のように進むのがよいように考えます。

①自己紹介〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ここはスーパーバイザーとスーパーバイジーの関係構築の始まりの部分ですから重要です。信頼関係を構築するということは、自分の一部を相手に委ねるということです。役割関係が人間関係に置換されることでもあります。人間関係はとは他には代替できない役割関係のことです。最初のうちは、スーパーバイザーとスーパーバイジーという役割関係であるものが、関係構築が進むことによって、この人という固有名詞を伴った人間関係に変わります。この人にかけてみようという気持ちをもってもらえるような関係構築が必要です。
自己紹介自体は時間的な問題もありますから、簡潔である必要がありますが、スーパーバイジーが安心できるような内容である必要もあります。定型パターンを持っておきながらも、相手の属性や雰囲気に合わせてアレンジした方がいいですかね。

②スーパービジョンの目的・流れの説明〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
これは③のあとにやってもいいようにも思いますが、③で目標を説明してもらった流れでケースに進んだ方がスムーズだと思うので、ここで自己紹介に引き続いて説明します。スーパービジョンの大目的は、キャリアカウンセラーとしての成長そのものですが、個別の目的はスーパーバイジーによって異なります。スーパーバイザーは教育的・評価的・支援的にこれに相対します。今回のゼロ次面談では、これからの5回にわたる目標を設定していきます。ただし、目標は途中で修正を必要とする場合があります。こういったことを簡潔に説明し、必要があれば質問を受けます。

③スーパーバイジーの情報を得る〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
自己紹介を終えたら、スーパーバイジーについての情報を得る段階です。漠然と自己紹介をしていただくよりも、スーパーバイザーから質問をするかたちの方がよさそうです。ただ、やや自由に話してもらえるような余地はあった方がいいと思います。いうまでもありませんが、このステップでも関係構築については意識して進める必要があります。ですから、雰囲気の作りやすい聞き方が求められますが、少なくとも、次のようなことは、ここで確認しておく必要があります。

・スーパービジョンの経験があるかどうか
・カウンセラーとしてどこでどんなことを学んできたのか
・カウンセラーとしての経験(日常的にどんなクライアントを対象に、どのくらいの頻度でキャリアカウンセリングの経験を積んでいるのか、クライアントが抱える問題にはどのようなテーマが多いのか)
・今回のスーパービジョンの目的は(動機につながる)

このステップでスーパーバイジーの全体像をざくっとつかんでおく必要があります。必要があれば補足質問も行います。ただし、あまり強固な仮説をここで創り過ぎるとあとで引っ張られる可能性があるので注意が必要です。スーパービジョンの目的・動機は確認しますが、これが必ずしも問題点とは限らないことにも留意が必要です。スーパーバイザーは、スーパーバイジーが「これが課題です」といって持ってきた課題については、基本的にはひっくり返して真の課題を探した方がいいというくらいの感覚でいいようです。

④ケース記録をあたる〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
スーパーバイジーとして感じているスーパーピジョンの目的、自らの課題を確認した上で、持参したケース記録の確認に入ります。

ケース記録はその場でみせられるので、じっくりと読みこんでいる時間がありません。まず最初に背景や概要を説明してもらった方が頭に入りやすいでしょう。その上で、ケース記録にそって簡潔に説明を求めます。気になったところは、ケース記録に書き込みながら話を聞きますが、とにかく忙しいです。
次にシート2の方を確認します。「クライアント自身が問題と思っているクライアントの問題」「カウンセラーがとらえたクライアントの問題」から順に入ります。

ケース記録を確認する中で、スーパーバイジーが目標・課題として掲げていることと、実際のカウンセリングの場でやっていることにズレがないのかをチェックします。スーパーバイジーができるといっていることと、実際にカウンセリングの場でできていないことの差がないかをチェックします。これらがわかればしめたものです。また、スーバイジーの思い込みがないかもよくチェックします。

さらには、持参したケースはいつもの典型的なケースなのか、それとも特異的なケースなのかも確認をする必要があります。特異的だという場合は、具体的にどこがどう特異的なのか、いつもはどうなのかも確認します。

このステップで何よりも重要なのは、スーパービジョンに入らないことです。あくまでもゼロ次面談は、目標を定めるまでが目的です。スーパービジョンには入ってはいけません。

⑤目標の設定・合意〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
当初にスーパーバイジーが言っていた目標にそのままなる場合もあるでしょうが、修正される場合も多いかと思います。目標については合意が大切ですが、スーパーバイザー側から投げかける必要がありすま。その際に、役割関係から相手が腹落ちしていなくても「ok」といってしまう可能性があることをよく理解しなければなりません。願わくばこの段階までに、不承不承でもok出しをしてしまう関係ではなく、違うと思ったら違うといえる関係ににまで、関係構築が進んでいるといいのですが…。

「関係構築はできているのですが、そこから先がうまく進まなくて」といってくるスーパーバイジー、しかし一緒にケース記録をあたっていくと、実は関係構築がうまくできていないことに問題があるというケースもあります。この場合、そこのズレは指摘する必要があるわけです。

《良くない目標》○やることが具体的に絞れない目標。例:「誰にでも完璧なカウンセリングができるカウンセラーになりたい」
○カウンセリングになってしまう目標。例:「自分の性格を変えたいんです」
○特定の理論を学ぶ目標

《良い目標》○スーパーバイジーの状況にあったもの
○具体的であるもの
○コンピテンシーに当てはまるもの

《コンピテンシー》………【基盤としてのコンピテンシー】
①セルフアウエアネス
②分析的思考
③ケースマネジメント
④専門性の向上
………【カウンセリング場面におけるコンピテンシー】
⑤関係構築力
⑥プロセス構築
⑦クライアント評価
⑧意思決定
⑨介入行動
………【特定場面】
⑩臨床的判断
⑪組織・人的資源管理からの観点・判断・対応
⑫グループダイナミクスの活用

⑥契約を交わす〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

てな感じでしょうか。
で、30分の実技試験のあと、口頭試問があります。何となく流れでやってしまっていると、口頭試問でしっかりとした話ができません。常に自分はパイジーに対して、何のために何をしようとしているのか、意識をしたいと思います。

《2010年11月1日》 障害者雇用のための特例子会社を作ることにしました。しかも超スピードで。理想的なものはできないですが、最善を尽くさなきゃです。担当も頑張っています。


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