明日はいよいよキャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー認定試験の当日です。まぁ、GCDFでさえ1回落ちているので、容易にはいかないと思っていますが、直前に気になる点を整理します。時間不足のため、あくまでもざくっとですが。
*********************************************************** 「自分はカウンセラーのときとは違ったことができる自分だ」と明確に意識すること大切。私ならこのクライアントに××する、というカウンセラー目線だけに陥ってしまってはいけない。スーパーバイジーにかわって、カウンセラーの役割をしない。それではスーパーバイザー自身の小型版を作るだけ。私の考え方のとおりに考えてみてくれというのは、自分流の押し付けでしかない。スーパーバイジーは、違った視点をもらった喜びは得られるが、その人らしい自律したキャリアカウンセラーにはなれない。 *********************************************************** 最終的にはスーパーバイジーを一人の人間として成長させる。依存的にしてはいけない、最後は一人で解決できるようにする。スーパーバイザーはけして後見人ではない。 *********************************************************** 3つの視点で確認すること(内田先生より)。 ①クライアントは具体的に何を言ったのか ②カウンセラーはクライアントの話を聞いたときにどう思ったのか ③そしてカウンセラーはどう応答したのか *********************************************************** 橋本先生が提示された【スーパービジョンで取り扱う課題】の6つについて。 【スーパービジョンでとりあつかう課題】 A:バイジーがいう課題 B:バイザーがとらえたバイジーの課題 C:バイザーがとらえた「クライアントがとらえているであろうクライアントの課題」 D:バイザーがとらえたクライアントの問題 E:(カウンセラーがとらえた)クライアントがとらえたクライアントの問題 F:カウンセラーがとらえたクライアントの問題 *********************************************************** 意見は事実と論拠(=なぜならば)からなる。事実と論拠が成立していないと意見は生まれない。スーパービジョンの中でも必ずこれを意識する。スーパーバイジーが語っていることは、事実なのか意見なのか。まずはこれを意識する。 事実を抑え、その論拠を抑える。事実と意見がつながる論拠はしっかりとあるか。「なぜあなたはそう思ったのか」「それはなぜなのか」。 コンサルタントがよく使うフレームワーク。「空・雨・傘のフレームワーク」。 西の方から黒い雲が近づいている…事実 夕方くらいには雨が降りそうだ…意見 だから傘を持っていた方がいい…対処 すぐに対処に入らない。まずは事実があっているかどうかの精査が大切。次に事実から意見につながる論拠があるのかを精査する。いわば事実と意見の間の「理論」のチェック。 その上で、他の対処はないのかを考える。これは意見と対処の間の「理論」のチェック。カウンセリングの中でも、構造論的なアプローチでいこう、いや発達論的なアプローチだというように、変に理論に振り回されると先に対処(=各カウンセリング理論)が出てしまって、進め方が逆になるケースが多々ある。 それは本当に事実なのか。例外的な事実ではないか。その事実から発せられている意見は論理的か。その意見をもとに考えられた対処は論理的か。事実⇒意見⇒対処の間の論理性に徹底的に着目する。 *********************************************************** スーパーバイジー:「泣いてしまったクライアントをなぐさめてしまったのですが、これはいけないことですよね」 スーパーバイザー:「あなたはなぜそれがいけないことだと思うのですか?」 考えさせる力をつける。慰めていけないと思っていたら、それは間違い。正してあげる必要がある。でも、答えをいうのではない。どうして、慰めるのがよくないのかを改めて考えさせることが何よりも大切。 《2010年11月2日》 アメリカにいる息子の誕生日。メールやスカイプのなかった時代はさぞかし大変だっただろう。ただ、今は別の「大変」がたくさんある。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
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