課長、イキイキ働いていますか~NHKクローズアップ現代
いきなりタイトルバックは夜の新橋でした。

11月22日(月)のNHK「クローズアップ現代」のタイトルは「課長、イキイキ働いていますか」、東京大学の中原先生がなんとスーツ姿で出演されていました。特にお役には立てなかったのですが、私も何回かディレクターの方からお電話をいただき勝手なことを話させていただきましたが、それにしてもテレビ番組を1つ創るのにどれだけのスタッフの労力がかかっているのかは、常々感心します。

で、課長の話なのですが、本当に古くて新しい課題です。これだけ繰り返し繰り返し、時代を超えて何度も課長がテーマになるということは、やはりこれが日本企業の強みの源泉の1つであることは間違いないのでしょう。

私にとっても「課長」は非常に思い入れのあるテーマです。
このあたりの経緯を過去に書いたブログから引用します。

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私は1994年に1年間、当時の社会経済生産性本部の経営アカデミー人事労務コースに1年間通わせていただきました。まったくこの1年間が私の仕事人生を変えたといまえす。私は1992年に営業から人事に異動、2年間採用と若手教育を担当したところで、営業への配転希望を上司に伝えたのですが、当時の上司が「採用だけをやって人事経験者ですなんて顔をした奴をつくるわけにはいかない」といって、さわやかにこれを拒否。その時に経営アカデミーに通うように合わせて指示をいただきました。経営アカデミーでは第一級の講師陣から人事全般の極めて広範囲にわたる講義を聴き、メンバーによるグループ研究が1年間にわたって毎週行われます。当時のノートは大事にとってあります。合宿、自主合宿なども盛んで、とにかく考えに考える1年間でした。私たちのグループが選んだ研究課題は「課長の機能と実態~飛び出せ課長」でした。中間管理職不要論が活発になる中、直感的に課長は必要、ミドルは大切と感じていたのが、テーマ選定の理由です。まだまだミドルというよりも課長というのがしっくりときた時代です。

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今回の番組では、あえて「ミドル」とはいわずに「課長」といっていましたが、これによって情緒度が増してきます。
今の課長を取り巻く典型的な問題は、冒頭の2人のサラリーマンへの街頭インタビューで語りつくされていたともいえます。すなわち、次の2つの問題です。

①課長は上と下の板挟み
②自分のこともやりつつ下も束ねなければならない(課長のプレマネ化)

このことが課長にプレッシャーだけでなく、精神的な孤独をもたらします。課長のプレーイングマネージャー化について、たまたま「人材教育」の最新号にデータがありますが、1985年にはプレマネ課長が16.8%しかいなかったのが、2005年には91.3%とか。でも、個人的にはプレマネだから、面白いというのもあるようには思うんですけどね。

経営が掲げた課題を自分の職場にあったように解釈し、自らが大きなビジョンを描いて、メンバーに腹落ちさせて行動させる、これが課長の役割であり、これが機能していたからこそ、日本の組織は強固でいられた、中原先生はそんな整理をされていましたが、そのとおりだと思います。で、これをプレマネでやるのが素敵なように思うのですが…。ただ、いずれにしても闇雲で一方通行的な会社から課長への期待感では、中原先生のいう「課長オチ」をもたらすだけで、何も解決にはなりません。。

実はこのプレッシャーと孤独感、本質的には部長になっても、執行役員になっても、常務取締役になっても、基本的には組織で雇われ人としてのサラリーマンをやっている限りは変わらず続きます。でも、いつもテーマにあがるのは課長です。島耕作も「課長」の時が一番面白かったですし。これは適度な現場感がリアルな情感を招いているからでしょうか。それもプレマネだからのように思うのですか。

2010年05月21日 人事の書棚から 037-039

《2010年11月24日》 風邪にはとても良い生姜のホットカクテルでした。ありがとうございます。


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