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経験学習論と大学生の学びについて
東京大学教養学部冬季授業「組織学習論」での「経験学習論と大学生の学びについて」の続きです。

まずは、ざっくりと昔の研究内容を語りました。経験と内省が大事という単純な骨子ですが、学会発表の内容(主に2008年のキャリアデザイン学会発表内容)を書いた過去のブログを引っ張ってきたので、ご興味のある方はご覧ください。今よりもさらにつたないブログですが…。

2008年02月02日 活動は「どう取り組むか」が重要~大学生の社会人基礎力調査から
2008年09月28日 日本キャリアデザイン学会第5回研究大会
2008年10月05日 大学生活で社会人基礎力は伸びている
2008年10月06日 学生の成長に影響を与える人のタイプ
2008年10月07日 経験の印象から…
2008年10月08日 大学時代の経験と学習の因果関係
2008年10月09日 経験学習モデルから
2008年10月10日 好奇心がキーワード

で、凄く乱暴にポイントをまとめてみると、以下のようなことになるんじゃないかと思います。

・学生時代に間違いなく社会人基礎力は向上する
・経験の量よりも、質・タイプ・中身が大切
・「ゼミ・研究会」は良質の経験の宝庫
・楽しさ、仲間は良質の経験のキーワード
・他者とのかかわりあいも、またキーワード
・ロールモデルとしての他者の影響は大きい
・経験をありありと語ることができるか
・「好奇心」は良質の経験を呼ぶキーワード
・いかにものごとをポジティブにみることができるか

そして、中原淳先生の示す経験学習モデルは、とても活用しやすいです。

「業務」(Active Experimentation)
⇒「経験」(Concreta Experiences)
⇒「内省」(Refrective Observation)
⇒「持論化」(Abstract Conceptualization)
⇒「業務」   のサイクルです。

大学生活でいえば、まずは「経験」をしないことにはサイクルは周り始めません。しかも、その経験がどんな経験であるかが大切です。ここでも「ストレッチ・フィードバック・エンジョイメント」の良質な経験の3要素は成り立ちます。

そして、周囲とのかかわりの中で「内省」をします。それが「持論化」されることによって、一段階成長していくのではないでしょうか。

これは企業でも、大学でもあまり変わらないことだと思います。

《2010年12月15日》 ①今日も別れあり、出会いありの1日。別れは出会いの前哨戦、未来に向かって関係が作れれば別れもまた良いもの。②キャリアインテグレート何とか会。諏訪先生の会です。とても魅力的な先生ですよね。キャリアインテグレートという概念も素敵ですし。そしてメンバーも素敵。改めて次代の日本に向けてやる気になりました。③COMPANY関西ユーザー会。ほんとに素敵な仲間です。夕方にお問い合わせをしたら、驚愕の即レスですし、深夜にはお電話をしたら、なぜか忘年会の2日前にプレ忘年会をされていました。ワークスのTさんも東京であまり飲めていませんが、こんど行きましょう。


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