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日本人留学生が減少している実態
日本人の内向き志向が強まっており、学生の海外留学も減少しているという話がありますが、1つデータが出ています。

アメリカ国際教育研究所が11月に発表した「米国の大学・大学院の外国人留学生数」のデータです。

直近の国別留学生人数ランキングは以下のとおりです。

①中国………………12.8万人(前年比30%増)
②インド……………10.5万人(前年比02%増)
③韓国…………………7.2万人(前年比04%減)
④カナダ………………2.8万人(前年比05%減)
⑤台湾…………………2.7万人(前年比05%減)
⑥日本…………………2.5万人(前年比15%減)
⑦サウジアラビア……1.6万人(前年比25%増)
⑧メキシコ……………1.3万人(前年比09%減)
⑨ベトナム……………1.3万人(前年比02%増)
⑩トルコ………………1.2万人(前年比02%増)

日本は第6位、人口が半分にも満たない韓国の1/3程度しか留学生を出していません。実は日本は94年から98年までは、アメリカへの留学生人数世界一を誇っていたとのこと。ピーク時は4.7万人だったそうですから、半減ですね。

この「留学」には、学部や大学院で単位を取得できるものだけではなく、単位認定されない語学留学等も入っているようです。日本人の大学院留学率が21.7なのに対して、中国の大学院留学率は52.1%にのぼるそうです。また、2位のインドは65.1%です。つまり、中国・インドは6万人以上が大学院への留学をしており、これは日本の10数倍になるということです。まぁ、この2カ国は人口の分母が違いますが、大学進学率なども考え合わせれば人口比以上のものがあります。いずれにしても、人口が半分もいない韓国との差はちょっと震えが来るものがあります。

留学の減少に関しては、若者の内向き志向もあるのでしょうが、就職活動の実態も影響を与えているように感じます。少なくとも、多くの大学が単位交換を認めている学部時代の1年間の留学なんかは、3年の冬から始まる就職活動ともろに時期がバッティングするために、二の足を踏む学生はものすごく多いかと思います。留年もしくは就職浪人を覚悟しなければ、なかなかいけるものではありません。

今の就職活動の進め方を変えなければならない理由はこんなところにもあります。

《2010年12月28日》 眠い…、でも今日も繰り出す、そんな年の瀬。西麻布の夜でした。


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