対話から始まる2011年
昨日、元旦の朝日新聞の朝刊1面トップの記事の大見出しは「答えは対話の中に」。サブ見出しは「子どもや若者のあしたへ。希望の橋をかけたい。まず、小さな白熱教室から」。

対話を重視した小学校の授業の紹介が続きます。

『まず、スピーチを採り入れ、考えを持つ大切さと、伝える手法を教えた。次は、ディベート。賛否の立場を決め、意見をぶつけあう訓練だ。だが、「社会で生きていくためには何か足りない」と思い始めた。言いっぱなしのスピーチでも、言い合いのディベートでもない。相手の意見に耳を傾け、自分のなかで消化し、新たな意見を投げかける。その繰り返しが、みんなを高め、よい人間関係につながる……』。

単なるおしゃべりではなく、議論でもなく、合理的な合意形成を目的するのでもなく、一人称的な視座で語り合う「対話」(ダイアローグ)は、東京大学の中原先生や、産業能率大学の長岡先生らのパワーで、ここ1~2年の企業内人材育成の世界ではキーワードの1つになっています。

日本の教育は、いかに早くいかに正確に答えを出すか、いかに多くの知識を習得するか、に偏重していたともいえます。しかし、これは目指すべき方向が明確であり、求めべき解が明確であった世界でのお話です。今や、あらゆる企業が答えのない原野で苦悩しています。対話(ダイアローグ)をする組織、そしてダイアローグの中から学習する組織が、それを救う可能性があります。昨年、マイケル・サンデル教授の「白熱教室」があれだけの人気を集めたのも、うなずけることです。

「対話」(ダイアローグ)をするためには、何とはなしの安心感というか信頼感が存在している必要があるように感じます。そんな安心感というか、信頼感を組織に作るのが、リーダーの新しい役割の1つのようにも感じます。

方や、日本経済新聞の元旦朝刊のトップ記事は「3度目の奇跡」です。日本が成し遂げた過去2回の奇跡。すなわち、幕末・明治維新から列強と伍して戦うだけの日本に育てあげた明治期の日本の奇跡、そして戦後の見事なまでの復興を果たした昭和の日本の奇跡、そんな奇跡を起こした日本だから、3度目の奇跡は起こせるはずです。日本経済新聞の元旦の紙面は、冷静ながらも非常にオープンで前向きな記事が並んでいます。私は日本の閉塞感を作っている責任の相当の部分はマスコミにある、という感覚を持っていますが、この日本経済新聞の取り組みには、非常に好感が持てます。

いずれにしても、「対話」(ダイアローグ)がキーワードで始まった、2011年。
少し日本が変わるように思います。近未来からみて、2011年は日本にとって1つの節目だったよね、あのままいってたらヤバかったよね、といわれるような年にしたいですね。その土壌は草の根的にできてきているように感じています。もちろん、自分も自分の分野で多少は空回りもしながらも精一杯頑張ります。

《2011年1月2日》 大学時代のサークルの仲間が私の実家に集まり、昼間っから新年会。素晴らしい日でした。


ビジネスブログ100選
blogram投票ボタン  
↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
関連記事
スポンサーサイト
【2011/01/02 12:50】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<リデンプション(超回復)する日本 | ホーム | あけましておめでとうございます>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://jqut.blog98.fc2.com/tb.php/1104-ee88e139
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |