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ユーコープ事業連合のキャリア開発制度のお話から
4月23日に開催されたキャリアデザイン学会の研究会に参加してきましたので、ごくごく簡単に報告をします。今回で3回目の参加になりますが、何度かこれに参加すると確実に学会費の元がとれますよ。各回ともに、それなりに魅力のある内容です。

今回はユーコープ事業連合の人事能力開発責任者の方が、同社のキャリア開発制度について実に細部にまで渡って丁寧なご説明をしてくださいました。本気で取り組んでいる会社がまだまだあるんだなぁというのが実感です。ちなみにユーコープ事業連合とは、神奈川・静岡・山梨の3県の生活協同組合(COOP)の連合会です。

この会社がキャリア開発制度を導入したのは何と1987年です。いまのようにキャリアなんていうことばが一般に使われてはいない頃ですから、すごいことです。ただし、当時は同社もキャリアという言葉は使用せずに、「人材開発制度」という名前でいろいろなキャリアプログラムを導入していたとのことです。

制度の詳細はここではご説明しませんが、次の3つの姿勢が明確に徹底して貫かれている制度構築と制度運用になっていると感じました。

  ①仕組みの主体を現場のライン長に置き、人事はその下支えに徹する姿勢
  ②面談とフィードバックをとにかく重視する姿勢
  ③個人ニーズと組織ニーズの調和により、組織を活性化させていこうとする姿勢

これだけの期間にわたって続いているのは歴代の担当者の努力の賜物であることは間違いありませんが、制度導入時に思想的な部分を明確にし、それを原理原則として堅持しながら、少しずつ制度を充実させていったやり方によるところも大きいと感じました。極めてオーソドックスな手法ですが、意外とできないことです。

20年も続くと、役員の大半も研修を受講済ですし、研修に部下を送り出す上司も受講済なのできちんとした説明や動機付けが可能になります。こういった状態を本当の意味で「定着」というのでしょうね。一般的に人事担当者は目新しい仕組みや制度を導入することによって自分の立場を高めようとする傾向があるように思いますが、めまぐるしく変わる制度に社員がついて来れていないのが多くの会社での実情です。世代を超えて粘り強く制度を運用し、その結果として共通言語にできることは素晴らしいことです。

同社では「個人と組織の共生」がキャッチフレーズになっています。そしてここでいう「組織」というのは、「会社」指すのではなく「他者」すべてを指しています。つまり、会社もそうだし家族もそうだし地域もそうだということです。おそらく生協自体の企業理念ともつながるところがあるのでしょう。

まだまだご紹介したい話がたくさんありましたが、このくらいにしておきますね。


※《2008年5月4日》 今一はっきりしない天気でしたが、亀戸天神の藤祭に行ったら、もうちょっと早く来いよという藤の状況、明るいうちからホルモン青木でホッピーにしました。

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【2008/05/04 21:24】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
おはようございます♪

ユーコープでキャリア開発制度が
あるとは知りませんでした♪

COOPが行っているというところが
すごく興味ありますね!

応援ぽちっと!
【2008/05/05 07:12】 URL | アナタを180倍ハッピーにするぱぱ☆きんぐ #-[ 編集] | page top↑
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