何に対して寄り添ってラポールを形成するのか
昨日のキャリア・ラボのスーパービジョンの最後はロープレでした。

私がキャリアアドバイザー役で、相手はケースを演じます。
定年(この企業では63歳)まで5年を余して58歳でポストオフになり、本来であれば他部署に異動して担当職を務めるところが、会社の都合でポストオフ以前の部署にそのまま残り、今までの部下が上司や同僚になったというクライアントです。
周囲にどう対処してよいのかわからないながらも、変わらなきゃという気持ちは持っている、そんに方です。

ここで、ラポールの取り方について。

日常の面談系と、心の問題系ではラポールの取り方も違ってくるという話です。
GCDFのようなキャリアカウンセラーの勉強をすると、ラポールを形成する、つまり関係構築の段階では、相手の気持ちに寄り添うものだと意識します。相手の不満や悩みに寄り添って、信頼関係を得るというのが基本的な考え方です。しかし、不安や悩みにどこまで寄り添うのがいいのか。いたずらに不安や悩みに寄り添うことによって、面談が進まなくなった苦しみを感じたことはありませんか。

不安や悩みに寄り添うことにより、甘えや怒りを誘発する可能性もあります。
しかし、私たちが本当にやらなければならないことは、クライアント自身が「このキャリア・アドバイザーだったら本当に相談できる」と感じるだけのラポールを形成し、結果、自分の力で一歩前に踏み出せるようになることです。安易に不安に寄り添うことだけでは、実は解決に結びつきません。下手をすると共感ではなく、同情に陥ります。

では、何に寄り添うのか。
このクライアントであれば、変わらなければならない、でも変われない、変わりたい…、そんな気持ちに寄り添ってラポール形成をするということです。変わることは必要だと本人はよくわかっているのです。

会社に残るとしたら残り5年間。悔いのないキャリアを送るために、このアドバイザーは真剣に支援してくれようとしている、そんな評価をクライアントから得られるかどうかが勝負です。あなたにとって最善の方法は何であるのかを一緒に考えていこう、という姿勢が伝わるかどうかです。

相手が不安を感じてる場合、もちろん不安に寄り添うことは大切です。しかし、不安にだけべったりと寄り添っていては面談は前に向かって続きません。不安を理解してもらっても、解決には近づきません。

何に対して寄り添ってラポールを形成するかということは、面談を建設的に進めるために非常に重要なポイントなのです。クライアントを傷つけないようにしながらラポールを形成しようとひたすら思うのではなく、何に寄り添うことにより、本当に必要なラポールを形成できるのかを考えることは、特に日常系の面談では必要になります。

今回の演習を終えて、日頃の相談対応を振り返りつつ、ものすごく腑に落ちた話です。
私たちの仕事は、クライアントが悔いのない人生を送るためにクライアントにとって最善な方法を一緒に考え探すことなのです。

《2011年1月30日》 沖縄で買ってきた「砂肝ジャーキー」なるものが目茶目茶うまいです。食感も味も最高です。お酒のつまみにこの上ありません。これ一つでビールがジョッキ1杯いけちゃいそうな。有楽町で売っているでしょうか。ちなみに祐食品という会社の製品でした。



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