子供が家庭で聞く話で、職業意識に与える影響が特に大きいもの
先週の土曜日の慶應義塾大学SFC研究所キャリアリソース・ラボラトリーのスーパービジョンは、いつもにもまして非常に心にしみることが多い回でした。備忘録的にツイッターでつぶやいておいたので、それを1つ1つブログに落としてみたいなんて思います。

当日にうかがった労働政策研究・研修機構の下村英雄氏のお話から。

職業につくことが怖い、社会に出ていくことが怖い、という心がフリーター、ニート問題の背景にあるとします。そう考えると、そこから前向きに一歩踏み出すための教育が「キャリア教育」なのだともいえます。

そこで「職業意識の高い子どもが、家庭で聞く話」。

クイズです。以下の9つの項目のうち、職業意識に与える影響が特に大きいものはどれでしょうか。職業意識とは、ある意味では社会に向けて前向きに踏み出す力だともいえます。

①お年寄りの世話は、できるだけした方がいい。
②結婚はした方がいい。
③子どもがいてよかった。
④毎日を大切に生きることが大事である。
⑤先のことを今考えても仕方がない。
⑥努力することは大事である。
⑦人が見ていなくても、悪いことをしてはいけない。
⑧約束の時間は、守らなければならない。
⑨女の人は、ずっと続けられる仕事をもった方がいい。

さて、すぐに解答になりますが、職業意識に与える影響がもっとも大きいのは③と④なのだそうです。

「子どもがいてよかった」は、一般化せずにいえば「あなたがいて良かった」「お前がいて嬉しいよ」です。
この言葉により、子どもは肯定的な自己意識を芽生えさせることができます。肯定感は前に踏み出すためには実に大切です。肯定感を持てなければ、なかなか前に踏み出すことができません。

「毎日を大切に生きることが大事である」は、勤労観につながります。また、人生観そのものでもあります。

「お年寄りの世話は、できるだけした方がいい」「努力することは大事である」「人が見ていなくても、悪いことをしてはいけない」「約束の時間は、守らなければならない」のような二宮尊徳的道徳的倫理観を訴えるよりも、この2項目が重要なのだそうです。
それにしても、非常にベーシックな部分の話ですね。

日本の勤労観は、二宮尊徳的道徳的倫理観が幅をきかせてきました。道徳的倫理観はもちろん大切なものですが、それだけでは人は前に踏み出すことは難しいのです。

まさにここに低年齢層のキャリア教育のポイントがあると思いませんか。

《2011年2月1日》 寒い。そして眠い。ほんとに眠い。そういうと毎月第一火曜日はいっつも眠い。


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