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あなたは第三者から短期的処方箋によって元気にされたいと願うのか
日本の人事部主催の「HRカンファレンス」での東京大学中原淳先生の基調講演「組織活性化って何だろう?」からの話を2日間続けましたが、今日はその中で中原先生が語った言葉のうち、とてもインパクトのあった言葉を2つ書き残しておきます。

組織活性化を考えるとき、元気でない組織をどうするかというテーマがあります。これへの処方箋は2通りあり、1つは短期的処方箋によって元気にしたいと考える方法、もう1つは真因に向き合って内省することにより「次の元気」をつくろうという方法。

そして、中原先生からの問は「あなた自身は、第三者から短期的処方箋によって元気にされたいと願うのか」、です。

答えはおそらく誰だって否でしょう。

体調がすこぶる悪い、でも明日大事なプレゼンがある、こんなときに少しでも元気になるために自ら病院で点滴を打ってプレゼンに臨むことはあります。こういう自らが求める短期的処方箋はOKなのだと思います。とにかく自らの意志で選択をしています。

これに対して、体調がすこぶる悪い、でも明日大事なプレゼンがある、でもどう考えてももうだめなのでリスケをしようとか考えているところに上司が医師を伴って現れる。そして無理やりに点滴をさせられプレゼン会場というリンクに立たされる、これって当人にとって喜ばしいことでしょうか。

でも、そんなことを結構、会社ってやってるんですよね。その瞬間はよい判断だと思って、良かれと思ってやっていることも多いと思います。

自分がやられたら嫌なことは他人にするのはやめようというのは生きていく上での基本的な倫理ですが、実はこのとおりにできていない人事制度なんかも多いようにも思います。

さて、そしてもう1つの言葉は「魚を飼うということは、水を飼うということである」です。この出所は糸井重里さんのコラムか何かです。これって、まさに職場論であり、組織論です。

わかりやすい例としては新入社員の育成です。新入社員を育てるためには、新入社員が属する組織をも合わせて育てなければならいなのです。新入社員の育成ばかりにどれだけ注力しても、新入社員が研修を終えて解き放たれる組織が腐っていては新入社員はたいていは成長できません。OJT担当者の研修を実施するのは、実は職場を育てている行為でもあるのです。

人事の世界がますます「組織」について考える必要が出てきているのは当然のことです。

《2011年2月21日》 久しぶりにCDC(キャリア・ディベロップ・コミュニテイ)に参加。常にメンバーが流動化しているのがこの会の魅力。大学生に対しての支援を追及する路線はそのまま。ただし、類似の取り組みを志す人が増える中で、私たちの役割とは何か。単に支援だけでなく、それを理論化してわかりやすく広く伝えることができれば一番。終了後、当然のように飲み会。3月末で会社を辞めて独立する仲間に乾杯。


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【2011/02/21 23:48】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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