探しているのは仕事?職?就職先?
ここのところ、障害者特例子会社、中国人留学生と、ちょっと特殊な採用面接が続きました。もうじき新卒採用面接の時期になり大量の大学生と会うことになりますが、新卒採用面接に比較して、障害者特例子会社、中国人留学生の面接は実にエキサイティングな(?)ものでした。

うまく表現できないのですが、とてもリアルなのです。

新卒採用面接では、一生懸命に準備してきてくれてはいるのですが、面接のための受け答え、面接のための質問が中心になり、その学生がリアルに出てきません。自分のための受け答え、自分のための質問があまりないわけです。準備してくる内容も、面接の準備といわゆる企業研究、企業研究にしてもかなり表面的なものが多く、なんとなく「自分」との剥離が感じられます。

中国事業の責任者と一緒に中国人留学生の面接をやりましたが、企業研究の視点が少し違うようです。それなりに戦略よりの目線があり、そこで自分が何ができるか、得られるかという視点があります。また、彼らの宿命として、どちらで働くかという選択があるからかもしれませんが、いつリーダーになりたい、そしていつ起業したいという話をシンプルに語ります。今回は、採用フローにかなり工夫をこらしており、優秀な留学生にたまたま多く会えているのかもしれませんが。

ただ、マスコミで歌われているように日本人は皆駄目、中国人は皆すごいという単純なことではありません。中国現地の採用では、ろくに企業研究もせずに募集要項だけをみて職探しにくる若者が多いと現地では嘆いています。中国で多く採用をしている人間からみると、今回会った日本にいる中国人留学生はまた特殊ということかもしれません。その特殊な中でも、かなり特殊な人を集められているのかもしれません。

こんな話を140字でつぶやいたら、それぞれのスタンスの違いは何かという素朴な質問をいただきました。よくよく整理すると以下のとおりなのだと思います。

ここに出てくる中国人留学生……「仕事」を探している。
ここに出てくる現地中国人若者……「職」を探している。
私が感じる日本の新卒就職活動をしている学生……「就職先」を探している。

このニュアンスの違いが伝わるでしょうか。「職」を探すというのは、お金をかせぐ手段を探しているという意味に近いです。「仕事」を探すというのは、自分がやることを探すということですが、「就職先」を探すというのは自分がいる場所を探すということです。

「仕事」を探すのと「就職先」を探すのとでは、大違いです。今の就職活動という仕組みがどうしても、「仕事」を探すのではなく「就職先」を探すことになっているという構造的な問題もありますが、大学生が「仕事」を探す勝負ができるほど成熟していないという問題もあります。その意味では、まずは「就職先」を探して、数年は「就職先」で鍛錬して、その中から様々な思いを得て、その上で改めて「仕事」を探すなんていう流れがいいのかもしれません。

いろいろと思いはめぐりますが、いよいよ就職活動は本番を迎えます。

《2011年3月1日》 人材紹介会社とぶつかる。どう考えても納得いかない。まぁ入れるまでが仕事の人達と、入れてからが仕事の人達との真剣度合いの違いかな。


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