希望、自粛、就職活動…私たちが身近でできる間接的復興支援
震災の影響は様々なところに出ています。

超氷河期といわれる就職戦線、この行方にも明らかに影響が出てきます。既に多くの企業が就職活動の一時凍結して、5月もしくは6月以降に再開の予定とのリリースを出しています。被災地の学生に配慮するとともに、首都圏の交通機関の混乱が決定の背景にありますが、もう1つの要素として、現状では採用予定数をどう仕切ればいいのか判断がつかないという切実な事情もあると思われます。

今、一番怖いのは、震災後の経済の停滞です。自粛ムードが強まることにより消費が低迷し、リーマンショック以上の経済の停滞を招く可能性は否定できません。私たちは日本人として何としてもこれだけは回避しなければなりません。それが就職氷河期をさらに悪化させないための唯一の方法です。

911のあとでジュリアーニNY市長がされたというスピーチを今回の震災後には多くの人が引用しています。原文がみつからなかったのですが、~救援・復興活動が最優先だが、それに直接携わらない残りの人達は、今までとおりに(いや今まで以上に)消費活動を続けて欲しい。安易な自粛ムードはNY経済の低下を招き、テロの二次災害を招く。普通に出勤前に珈琲を飲み、楽しく仕事をして、仕事が終わったら食事や酒を楽しみ、遊んで欲しい。経済活動や商業活動を維持することが卑劣なテロに対する最も有効な対応手段だ。~という感じの内容のようです。その通りだと思いますし、これを発言された勇気と使命感は大変なものかと思います。

もちろんテロと震災は違います。ただ、経済が受けるインパクトと、そのあとにくるかもしれない別の意味での社会不安には同じようなものがあります。ですから、今の私たちにも同じことがいえます。

村上龍は「希望の国のエクソダス」の中で「この国には何でもある。だが、希望だけがない」と語りました。そして、今回の震災後には次のように語っています。

「全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。だから私は信じていく」。

何て熱い言葉でしょう。私たちが従来のゲームのルールを変えて、新しい日本を作る作業に着手しなければ震災の犠牲者は浮かばれません。いろいろなところでいろいろな動きが出てくるはずです。「自粛」はこれまでの日本人的には美徳だったのでしょうが、今、それだけが正しい行動だとは思いません。もちろん震災に直接会われた皆様、今なお避難所にいる多くの皆様、そしてそんな人を支援されている皆様、そして何よりも福島原発で戦っている皆様及びその家族・関係者の皆様、こういった皆様への配慮を欠いてはいけません。そして、電力消費削減には最大の配慮が必要です。(その意味ではセリーグは許せません。ヤクルトの宮本前選手会長の「復興が見えた時に野球で勇気づけることはいいと思うが、今勇気づけられると思っているなら思い上がりだと思う」との発言には重みがありますが、議論のポイントの第一はあくまでも電力に置いてほしいと思います。消費電力がピークになる夏場のナイターなんか絶対に駄目です、デーゲームです)。

今晩は家族で西葛西に飲みに行きます。今、次男とあれこれ検索してお店を決めました。日中は桑田さんの新アルバムをBGMにして自宅で仕事を進めます。来週は仕事の都合もあるので毎晩とまで行かないかもしれませんが、存じ上げている都内のお店に繰り出したいと思います。これも身近な間接的な復興支援だと思っています。誰かジュリアーニ市長のようにお墨付きをくれると社会全体が動きやすいのではないかと思うのですが…。でも、誰もやらなきゃ、自分たちでできるところからやるまでです。

龍さんのいう「希望」を次世代につなげるため。そして、全国の就職活動生のためにも。



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