まあるいお好み焼きを焼けるようになるまでの長ぁい長ぁいお話~「てっぱん」最終回
NHK連続テレビ小説「てっぱん」の最終回でした。

最終週のテーマは「必ず朝は来る」。

あかりちゃんを除いた下宿人が皆、田中荘を出る別れと旅立ちのストーリーの後、最後の10分間は季節がめぐり春になって皆が集まり……。しかも、お好み焼き「おのみっちゃん」の逆サイドにはお食事処「田中荘」が……。この店舗設計も秀逸ですね。入口は別々で、2店舗のカウンターが向かい合って、厨房は共有で、相互のメニューもオーダー可能。とにかくこれにはびっくり、やられたというエンディングでした。

連続テレビ私小説なんかみたことなかったですが、「てっぱん」とのご縁はお好み焼き。私も理事をさせていただいている「にっぽんお好み焼き協会」の佐竹会長がお好み焼き指導を担当されていることもあり、またこれを機会にさらにお好み焼きの(特に関東での)認知度アップを図りたく、いろいろな期待を込めてみていました。

でも、そんなこと抜きで本当によいドラマでした。

また、葉加瀬太郎のテーマ曲「てっぱん」とタイトルバックでそれに合わせて繰り広げられる「てっぱんダンス」。さらには番組途中では視聴者からの応募による「てっばんダンス」の放映といったあたりも実に魅力的でした。以前にも書きましたが、今の日本の復興ソングとして推薦したいです。

最後の最後はテーマ曲の「ひまわり」を出演者が様々な場面で踊ります。その1シーンには、しっかりと佐竹さんも登場していました。半年間で何千枚のお好み焼きをNHKのスタジオで焼かれたことでしょうか。本当にお疲れまでしたと申し上げたいと思います。

「てっぱん」の最終収録は2月18日。実は幸運なことに、その場にいあわせることができました。最終収録は尾道の村上家の鉄板ガレージ。みんなで集まって鉄板を囲むシーンでした。まるちゃんの名前が円(まどか)と発表されたシーンです。ほんの数分を撮影するだけで、2時間くらいはかかったでしょうか。主要登場人物の皆がとてもにぎやかに鉄板を囲むという「てっぱん」ならではのシーンです。ただ、現場でみたイメージと放映のイメージは微妙に違うものですね。放映の方がしっくりときます。

クランクアップ。明りを落としたスタジオで皆がモニターで最終収録の映像を確認します。そして、「てっばん撮り切りです」の声を合図にクランクアップセレモニーに。用意していたくす玉をあかりちゃんとおばあちゃんで割った瞬間にスタジオ中に紙吹雪が飛び散ります。
そうして明るくなったスタジオでは、プレスの皆様を交えての取材会に移ります。あかりちゃんは泣きながらの挨拶(スマートフォンの待ち受けになっていますが出演者全員が入ったいい写真ですよ)。プレスの皆様が退席された後のスタジオ内打ち上げにまで参加させていただき、まるで関係者気分でNHK大阪を後にしました。

まあるいお好み焼きと、皆で囲むてっぱん。今の日本で大切にしたいものの象徴のようにも感じられました。お好み焼きもそうですが、おばあちゃん役の富司純子さんが作る料理の数々。美味しい食事と、それを囲む仲間がこのドラマの大切なモチーフです。食とは単に生存に必要なカロリーをとるためのものではないのです、私たち人間にとっては。

中村珠代の最後のナレーション。

この子がまあるいお好み焼きを焼けるようになるまでの長ぁい長ぁいお話でした」。

《2011年4月2日》 葛西から移転した南行徳の「まがり」。レバー刺しが実に美味しいラーメン屋でした。


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