中途採用者の組織「再」社会化とジョハリの窓
東京大学の中原淳先生が『中途採用者の組織「再」社会化』なるテーマに取り組まれています。

先日の先生のブログを拝見する限りでは、中途採用者(私たち中途入社者と呼びますね、そういうと)は「3つの逆境」の中で「2つの課題」を克服しなければならないことがデータ的にも明確になってきたとのことです。

で、「3つの逆境」「2つの課題」とは以下のとおりです。

3つの逆境

①周囲からの「中途採用者なんだから、即戦力になってアタリマエ、仕事がすぐできてアタリマエ」という社会的期待・ラヴェル
②「自分は中途採用で経験があるんだから、仕事はすでに覚えているんだ」という自分の中にある「思いこみ」
③非常に短期間に組織に順応し、成果をだすことが求められること

2つの課題

①その組織に特殊な、業務を回していく上で必要な知識・ノウハウ・人脈を獲得すること
②以前の組織で獲得してしまった知識・信念を必要に応じてアンラーン(学習棄却)すること

今回のデータは営業職種からとったとのことですが、なるほど納得できるものです。感覚的には営業に限った話ではなさそうです。私のいる会社では毎月大勢の中途入社者が加わります。私自身も2年前に動いています。そんな中で感じている実感に近いものがあります。実感で感じてるものをデータで検証することが研究の1つのプロセスなわけでしょうから、学者という商売もこれはなかなか大変なことですね。

ブログの締めくくりに近い部分で中原先生は『特に興味深いのは、仕事をうまく回していくために必要な「政治・人脈に関する知識」を、同僚・同期から得ていることです。この社会ネットワークが機能する場合と、そうでない場合には、大きな違いが生まれます』と語られていますが、もうこれが転職においてはほとんどすべてだともいえますね。

私のいる会社では、毎月の中途入社者を対象とした1週間の導入研修を毎月初に実施しています。この冒頭で少し話をさせていただくのですが、相互自己紹介をやってもらった上で、必ず「ジョハリの窓」の話をしています。

転職が成功するかしないかの大きな分かれ道の第一歩は、ジョハリの窓の「開かれた窓」(OPEN SELF
WINDOW)をいかにして大きくできるかどうかだと思っています。

転職初日は「開かれた窓」は近年にはなかったほど小さくなっています。これを大きくするには、「隠された窓」(HIDDEN SELF WINDOW)の側に拡大する「自己開示」、「気づかない窓」(BLIND SELF
WINDOW)の側に拡大する「フィードバックを受ける」の2つの方法があります。といいますか、この2手法しかありません。

この2つは中原先生が整理されている2つの課題、①その組織に特殊な、業務を回していく上で必要な知識・ノウハウ・人脈を獲得すること、②以前の組織で獲得してしまった知識・信念を必要に応じてアンラーン(学習棄却)すること、とちょっと意識的にはつながるようにも感じました。

おーそういうと、明日はラーニングイノベーション論2009と2010の合同お花見企画です。なんとなんと何と中原先生と昨日のブログでご紹介した野口先生のトークライブという企画です。幹事の皆様、やるな!さすが。

《2011年4月5日》 インディアンカレーってなんか無性にたまに食べたくなりませんか。といっても私は必ずスパですが。しかも、麺大盛り、ルー大盛り、生卵入りの1000円コースです。


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コメント
またお話をお聞かせください
中原です。

中途採用者のお話し、またお持ちの実感、ご経験を、お聞かせいただけると嬉しいです。
それではのちほど。

中原 淳
【2011/04/06 06:36】 URL | 中原淳 #4fh/MrmU[ 編集] | page top↑
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