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今の私たちとマズローの欲求五段階説
水曜日は慶応義塾大学丸の内シティキャンパスのラーニングイノベーション論の2009年度、2010年度合同での企画。中原淳先生と精神科医の野口海先生によるトークセッション。テーマは『災害時の「こころのケア」』。当初は気軽なお花見企画のみだったのですが、素敵な企画とのダブルヘッダーになりました。幹事の皆様、本当にありがとうございます。

中原先生は今回の被災について「目に見えない不条理な危機に襲われている」と冒頭で語られ、私たちが「戦後」といっているのと同様に、今後「災後」と語られるレベルでの何かを私たちにもたらしていると話されました。そして、引き合いに出されたのがマズローの欲求5段階説。

この理論は人材育成担当者などであれば説明するまでもないですが、生理的欲求⇒安全欲求⇒帰属欲求⇒自我の欲求⇒自己実現の欲求という按配に欲求は階層化されており、1つの欲求が満たさせてはじめて次の欲求が生まれてくるという考え方です。

人材育成の世界では、というかこれまでの日本では、生理的欲求⇒安全欲求という部分には何一つ心を配る必要がありませんでした。これらは既定の事実であり、広くあまねく空気のように与えられていると信じ込んでいました。これを変えたのが今回の震災だともいえます。

たまたまですが私はこのトークセッションの翌日から仙台に入っており、震度6なる地震に遭遇しましたが、いまだに続く余震はやはり人々の安全欲求を脅かしています。また、放射能に対する不安も同様です。生理的欲求・安全欲求は当然に満たされていたものという前提が今の日本では微妙に崩れています。しかし、私たちの生活ではこれらが脅かされても、帰属欲求以上の欲求を今のところは失わせてはいません。このアンバランスさが人々が危機を乗り越える原動力にもなり、また逆に危険な気もします。仙台の皆さんと話していると、大変な力強さを感じることが多いです。ある意味、東京の方がひよっている感じがします。その力強さは、とても頼もしくもあり、逆に何か心配でもあります。そこでどんな支援ができるのかは、まだ見えていません。

《2011年4月8日》 今日も仙台です。今晩は古巣の先輩と飲みました…。ありがたいですね、本当に。


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【2011/04/08 23:58】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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