仕事はスピードが命というのは…
出先の仙台からメンバーにちょっとした仕事を依頼しました。

来週ぐらいの仕事戻りになるかなと思ったのですが、ちゃんとメンバー同士で相談もして、まだ仙台にいる間にたたき台が送られてきました。内容的には100点満点をつけられるようなものでは、まだまだなかったのですが、仕事の進め方としてはかなりの高得点です。

仕事はスピードが命です。
そして、これにはいろいろな意味があります。

ある仕事を与えられて、例えば60点くらいのレベルのアウトプットをしたとします。この60点の仕事が翌日に提出されるのと、1週間もたってから提出されるのとでは、評価は根本から異なります。

翌日に提出された場合、
「いやあ早いねぇ。どれどれ、うーんまだまだ内容的には今一だなぁ。ここのところなんか言った意味を取り違えてるよ。まあでも、昨日の今日だから仕方がないか。じゃあ、ここのところを直して明日また提出してよ」。
といった塩梅ですが、これが1週間後だと、
「おう、よくやく出てきたか。どれどれ、なんだ内容的には今一だな。1週間もかかってこのレベルだと問題だぞ。しかも、ここのところなんか言った意味を取り違えているじゃないか。ちゃんと確認もせずに1週間を無駄に過ごしてたんじゃ、給料泥棒といわれてもしょうがないぞ」。
となりかねません。

仕事の品質はまったく同じでも、スピードでこれだけ評価が変わるのです。これが仕事はスピードが命といわれる1つの理由です。

もう少し分析してみましょう。

上記の例をみてわかるとおり、スピードが早いことにより相手の「期待水準」が明らかに下がっています。これだけ時間をかけたら当然このレベル、こんなに早いのならまあこのレベル、という具合に人は自然にレベル感を変えるものです。相手のあるタイプの仕事で成果をあげるためには、自分の仕事の絶対水準を上げる方法以外に、相手の「期待水準」を下げるという方法があります。これが上手な人は効率的に仕事ができる人だともいえます。また、優秀な営業マンもこの技術にたけています。
そして、スピードは相手の「期待水準」を下げる効果があります。

もう1つ、早くやればやり直しがききます。翌日で間違いが分かれば3日目には訂正ができます。5日間かけて完成度の高いものを目指すよりは、翌日に60点レベルのもので一度打診した方が、5日目の仕事の水準は間違いなく高くなります。実はこれは「報告」技術の応用形です。

このさらなる応用形がDIPSのいうところの「タスクブレイクダウン」です。

DIPSというのはずいぶんと前に一世を風靡した知的生産性向上技術ですが、その中心概念の1つに「タスクブレイクダウン」というのがあります。仕事の指示をもらったら、まずそれまでにやっていた仕事を一旦止めて、もらった仕事についての業務のブレイクダウン(TB)を行うのです。つまり、その業務を完遂するためのタクスをすべてもれなく洗い出すわけです。そしてそのブレイクダウンした内容を上司に報告し、確認してもらうのです。こうすれば、勘違いは起きずに効率は高ますはずですね。

実はこの方法の最大の効果は別のところにあります。指示をする側の上司も曖昧に考えていたりすることは実に多いものです。部下はそれに振り回されるとことにより時間を浪費します。上司の考えがTBのチェックによって明確化・具体化されることにより、部下としては上司としっかりとした握りができるわけですから、心変わりの多い上司に振り回されることもなくなるわけです。

はるか昔にTBについてブログに書いていました。興味のある方はご参考にどうぞ。

知的生産性向上システムDIPS、懐かしいなぁ~DIPSから①
業務のブレイクダウン(TB)①~DIPSから②
業務のブレイクダウン(TB)②~DIPSから③
業務のブレイクダウン(TB)③~DIPSから④

《2011年4月9日》 山崎製パンが春のパン祭りを一時中断させていたのをはじめて知りました。まだまだキャッチアップできていないものがあります。テレビも時折は見た方がいいですね。


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