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絶望の反対はユーモア
慶應丸の内シティキャンパスで6月6日に聴いた東京大学の玄田先生による「希望について考える」からのメモを昨日残し始めたら、結構、ボリュームがあったのでその続きです。

■「絶望の反対は…」

ある著名な歌手の言葉だそうです。「絶望の反対はユーモアだと思う」というのだそうです。ユーモアを広辞苑でひくと「上品な洒落」と極めて淡白で味気のない解説があるそうですが、新明解国語辞典には「社会生活(人間関係)における不要な緊迫をやわらげるのに役に立つえん曲表現によるおかしみ」とあります。すごく素敵で洒脱な表現ですね。
「不要な緊迫をやわらげる」存在は大切です。ここのところの日本は「不要な緊迫」を高めるやからが非常に多いですね。心配をあおることが自分たちの役割だと勘違いしているマスコミがまさにその筆頭です。「ユーモア」を失った社会は、自然と「希望」も失ってしまいそうな気がしました。
特に人事担当者にとって「ユーモア」は非常に大事だと思います。

■若い人の強みは「時間」を持っていること

若い人が誰しも絶対的に持っている強みがあります。それは「時間」を持っていること。それをうまく伝えることが大切です。このあたりも難しいと思いますが、伝え方を間違えると何事も押しつけになります。逆にいえば、年齢を経ることにより、この強みは失われますから、自然と「希望」も持ちにくくなります。「時間」にかわる何かを得る必要があります。

■被災地で喜ばれた贈り物

被災地で喜ばれた意外な贈り物の1つに「カレンダー」があるそうです。3月11日後、東京にいる私たちでさえ、今日が何曜日で何日なのかわからない感覚に陥っていたように思います。被災地ではなおのことでしょう。そんな時にカレンダーで日付を刻むことが、小さな励みになったのでしょうか。

■2つのバランスよりも3つのバランス

ワーク・ライフ・バランスという言葉がありますが、ワークとライフのバランスをとろうなんて発想でこれに取り組むとつらい思いにぶちあたります。2つではバランスがとりにいくのです。2つだとバランスをとるのではなく、シーソーのようにどっちかが重くなるとどっちかが軽くなるという関係になります。それに対して、3つというのは実にバランスをとりやすい存在。家庭、仕事、に加えてそれ以外の何かがあるのは大切なことです。サードプレイス論につながります。

■与えられた「希望」には気をつけろ

「希望」はやはり自分たちでつくるものです。「希望」を与えようとする人達には注意が必要です。何か意図がありえます。「希望」は自分たちでつくるから難しいのです。でも、「希望」は人から人に伝播します。「希望」を持った人と一緒にいることも大切です。戦略性の強い人、損得勘定の強い人は「希望」を持ちにくいといいます。何かを学んだ人は希望を持ちやすいといいます。学ぶ内容はもちろん学問とは限りません。

■どっちつかずの大切さ

以前にも書きましたが、最後に「どっちつかずの大切さ」について。白黒つかないのが私たちの人生です。それを明確に割り切って白黒つけさせようという風潮が少しあるようです。でも、どっちつかずで白黒つかずに歩いているからこその「希望」かもしれません。そして、今日を振り返って「まんざらでもない」と感じられれば、それは素敵な1日だったのではないでしょうか。


2日間にわたって玄田さんの話からメモを整理してみましたが、いろいろと考えるものがありました。「希望」というのは、ほんとうにわかりにくいものだというのが改めての実感です。わかりにくいということを大切にしていくのが、自分たちらしい生き方になるという感じもします。ただ、それがとてもしにくい世の中になってきています。一つには求められるスピードとの相関もあるように感じます。いずれ考えを深めてまた整理したいと思います。

《2011年6月12日》 今日もお昼にブログアップ。今日は朝からキャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座2期生のコースにお邪魔して、スーパーバイジー役のロープレをしてます。こちらも緊張します。橋本先生、内田先生の贅沢な指導体制です。


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