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タイムシステムとの出会い
入社3年目の頃でしょうか。

もの凄く仕事に追い立てられている感じがして苦しんでいました。事実追い立てられていました。業務用の小麦粉の営業をしていたのですが、営業という仕事には終わりはありません。もちろん今月の目標数値はありますが、仮にそれをクリアしても確実にすぐに間違いなく翌月がやってきます。終わらないのです。それ以前にメーカーの営業というのは、他社を駆逐してシェアが100%になるまでは少なくとも続きます。
入社して毎年、自分の目線は上がっていきますから、年を追うことにやらなければならないと感じる仕事は増えてきます。また、入社して毎年、お客様や社内からの期待感も上がっていきますから、年をおうごとに求められる仕事も増えてきます。

そんな時期が私にとっての3年目でした。

何とか打開しなければならない、仕事のやり方に工夫をしなければならない、そんな焦燥感に駆られている時に出会ったのが「タイム・システム」です。出会いの瞬間は明確には覚えていないのですが、しばらく購入するかどうか悩んだ末に、とある日の営業からの帰途、日本橋の丸善にてフルキットを購入した記憶があります。数万円の投資でした。購入した日に先輩と後輩と飲みに行ったのをよく覚えています。

「タイムシステム」とはデンマーク生まれのいわゆるシステム手帳です。様々なリフィルが提供されるのですが、単なる手帳ということではなく、生産性向上ツールとして魅力的でした。私が感じる最大の特徴の1つは他のシステム手帳とは異なりA5版であること。良くも悪くも大きいのです。ただ、A5版というのはA4版の資料を縮小コピーしてとんどんファイルして持ち歩けるのでこれは非常に便利です。そして何といっても「タイムシステム」は格好いいのです。周りの人が持っているものと一味違うのです。これはツールとしてとても大切なことです。

いずれにしても、この手帳を手にして、3年目の私は業務効率化と仕事のやり方の改善に取り組みました。

細かいことははぶきますが、仕事のすべてをこの手帳に集約しました。落としたら大変です。いわゆるTO-DOリストの考え方も初めてここで知りました。

仕事に追い立てられる感を感じる時は、おうおうにしていつも仕事のことを考えてしまいがちです。私は24時間仕事のことを考えることには賛成ですが、そこでいう「考える」というのは、創造的に考えることであり、追い立てられて考えることではありません。24時間、追い立てられると人は、病気になりかねません。

システム手帳にすべてを押し込めることによって、この追い立てられ感をなくそうとしました。つまり、ある時間に仕事をやめて、タイムシステムをパチンと(音をたてることがとても大切です)閉めると、次に開けるまでは仕事は封殺されます。こうやって、果てしなく追いかけてくる仕事をタイムシステムの中に封じ込めました。封じ込めることに成功すれば、あとはこちらの自由です。休日に仕事を考えるにしても自分が考えたいことだけを考えることができます。

日曜日の夜にタイムシステムをまた開きます。これは月曜日の朝では絶対に駄目です。日曜日の夜にスケジュールをチェックして、TO-DOリストをメンテナンスします。タイムシステムこそ使用しなくなりましたが、今でもこの習慣は続いています(今はエクセルを用いた極めてシンプルな手法でやっています)。

その数年後、全社的な知的生産性向上プロジェクトの事務局となり、DIPSを推進することになりました。日本LCAが提供していたDIPSは一世を風靡しましたが、今でも多くのエッセンスは錆ついてはいません。私の仕事の中にも着実にいくつかは生きています。このDIPS手帳もA5版のシステム手帳でした。シャープのザウルスはあったものの、電子ツールがこれほどまでに便利になる前の時代のお話です。

ツールから入いってはいますが、入社3年目で自分なりの仕事のやり方はかなり確立されたと思っています。それだけこの頃は大切なのです。

《2011年6月26日》 朝から自宅で封入作業。ちょっと飽きたので合間にブログを書きました。ついつい思いをはせたのは効率性について。明らかに封入作業というのは習熟曲線がありますが、疲労曲線も出てきました。肉体的疲労というよりも精神的疲労ですが。午後は、来月の納骨を前に墓石選定、子供と電気屋、郵便局で料金別納で発送、もう一人の子供が香港から帰るので成田、どう家庭内で分担するかです。


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