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決断するミドル
ミドル(中間管理者)の再位置付けと再強化が今の日本企業の大きなテーマの1つ化なぁと思っています。それも単なる中間でのつなぎ役という昔の機能ではなく……、ということを最近、考えていますが、そんな中でちょっと思ったことです。

集団決定を好み、組織が階層化しており、ことなかれ主義が横行し、権限規定が明確でない。どうでしょうか、何だかんだいっても多くの歴史ある日本企業では、未だに共通して残っている話ではないでしょうか。これでは残念ながらビジネスに勝てるわけがありません。このような組織が、フレキシブルに機動的にスピーディに機能するためには、「ミドルが決断すること」以外には残念ながらありません。

《シーン①》
社長~常務~本部長~部長~課長、という長ぁーい階層があったとします。課長にある案件が上がり、諾否を検討しているとします。課長はあらゆる情報を集めて、知恵を絞り、メンバーともディスカッションをして、ある決断をしてGOサインを出します。テーマとしては小さくない案件ですので、GOサインを出した上で、すぐに本部長・部長にはきちんと報告を入れます。もちろん案件が発生した段階で部長には連絡をしていますし、いくつかの事項については検討プロセスで相談もしました。

《シーン②》
社長~常務~本部長~部長~課長、という長ぁーい階層があったとします。課長にある案件が上がり、諾否を検討しているとします。課長はあらゆる情報を集めて、知恵を絞り、メンバーともディスカッションをして、ある決断をしてGOサインを出そうと考えましたが、念のために部長に諾否の最終判断を確認しようとすることにしました。部長はGOサインを出しても大丈夫そうではあるものの、何となく不安で本部長に諾否の最終判断の確認をすることとしました。本部長はGOサインを出しても大丈夫そうではあるものの、何となく不安で常務に諾否の最終判断の確認をすることとしました。常務はGOサインを出しても大丈夫そうではあるものの、何となく不安で社長に諾否の最終判断の確認をすることとしました。
というわけで、この案件は誰も決断をしないうちに、4週間後にようやく社長がGOサインを出します。

真面目に現場では結構、似た話があるものです(私も何度も経験をしました)。この案件を最も深く理解しているのは、課長であるからこそ、課長は必死に決断をしようとしています。ただ、②のケースでは決断をするというリスクがとれない風土があるわけですね。それでも、知らん顔をして決断をできミドルがいる会社は強いのでしょう。もちろん、報告・連絡・相談をきっちりと機能させて、一匹狼にならないでやるわけですから、手間はかかります。


※《2008年5月25日》 雨の休日。出向帰任1カ月前になったので引継書を書いたり、新たに開設する企業HPの原稿書いたりしてました。HPは置き土産です。一昨年に社内で開催した営業研修で、社外講師が債権管理の話をした際に、「こんな企業との取引は気をつけよう」というポイントを10項目くらい話してくれたのですが、そのうちの7番目くらいに「企業ホームページももっていない会社」というのがありました。皆で顔を見合わせて、「ウチの会社ってやばいのかな」と笑った覚えがあります。これからは大丈夫です。

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