カードが揃うということ 
最近の毎朝の楽しみに1つに脳科学者の茂木健一郎さんの「連続ツイート」を読むことがあります。

毎朝、テーマを決めて即興でツイートをされているようですが、ポンと手を叩いて賛同したいことも多いです。いろいろと批判の声が寄せられることがあるのも、また一興です。

例えばということで、昨日(8月6日)の連続ツイートをご紹介します。

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かそ(1)何かをしたくて一生懸命やっていても、なかなかできないことがある。努力してもダメだと、自分には能力がないのではないかとか、無駄なのではないかと思ってしまう。しかし、待って欲しい。あなたの脳の中では、着実に変化が進行しているのかもしれない。

かそ(2)ある課題を遂行するのに、脳回路の要素が「5つ」そろわないといけないとする。できない、という時には、本当は5つのうち3つは揃っているのかもしれない。一年前は2つしか揃っていなかったのに、1つ増えたのかもしれない。ところが、それが見えない。

かそ(3)不導体の中に導体を混ぜていくと、ある密度のところで「相転移」が起こって突然電気が通るように(パーコレーション転移)、何かを成し遂げようとして努力している時に、うまくいかない時にも脳の中では徐々に必要なことが揃い始めているかもしれないのだ。

かそ(4)たとえば、良い小説を書く、というタスクは、ボキャブラリだけでなく、人生経験、文章をつむぐ音楽的リズム、共感能力など、さまざまな要素に依存している。だから、小説を書こうとしている人の脳の中では、必要なカードがなかなか揃わない。

かそ(5)芸事で、突然「化ける」ということがある。それまでヘタだった人が、急にうまくなる。外から見ていると予告なしに一皮むけたように見えるけれども、実際には、準備は徐々に進んでいた。カードが少しずつ揃ってきていたのだ。

かそ(6)子どもは、ずっと大人たちの会話を聞いている。大人は、「この子は2歳だから、今日は300単語だけで話そう」などと気を使ってはくれない。聴いているうちに、徐々にカードが揃ってくる。そして、ある時突然、子どもはひらめいたように流暢に話し始めるのだ。

かそ(7)一人の人間にせよ、国家にせよ、なかなかうまくいかない時に、私たちは「もうダメだ」などと絶望してしまいがちである。しかし、実際には、努力を続けている限り、少しずつカードは揃い始めている。やがて、ある日、カードが揃って「ロイヤルストレートフラッシュ」になる。

かそ(8)時には、「最後のカード」が、偶然の幸運(セレンディピティ)を通して、他者からもたらされることもある。自分の中に4枚のカードをそろえていさえすれば、あとの1枚は思わぬ出会いを通して補われるかもしれないのだ。

かそ(9)大切なこと。カードが揃わない、長い年月を、それでも我慢して、信じて、努力し続けること。表面的な結果がでなくても、投げ出したり、絶望するのはもったいない。もうだめだ、とやめてしまった時、脳内では5枚のうち4枚のカードが揃っていたかもしれないのだから。

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まさに「前に進む力」に結びつきます。自分の脳内に何枚のカードが揃っているのかが視覚化されていないため、人は苦しむのでしょうね。

@kenichiromogiをツイッターでフォローするだけで、毎朝自動的にこのようなお話を読めるというのは素晴らしい時代に私たちは生きています。




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