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「リーダーシップでいちばん大切なこと」酒井穣著 日本能率協会マネジメントセンター刊
酒井穣さんの著書です。何となくこちらで紹介するのが遅れていました。ごめんなさい。

実は震災後にしばらく本を読む気がしない時期がありました。人生であれだけ本を読まなかった時期はありません。そして、震災後に初めて読んだのがこの本でした。ただ、本は読めるようになったのですが、それについて書くということがなかなかできずに、紹介が大変に遅れました。いろんな意味で、今は世の中は「普通」になってきたのかもしれませんが、あの頃の心持ちは時折、反芻して忘れないようにしています。風化させてはいけないものがたくさんありますし、なんかいろいろと本質的なものがみえた時期でもありました。そして、いまだに終わっていない現実が山ほどあります。

さて、本の話に戻ります。

普通「リーダーシップ」に関係する本を手に取ろうとする人はどんな人でしょうか。

多くは、自らが何らかのかたちで「リーダー」として期待され、職場なり何なりの集団の中で「リーダーシップ」を発揮することを求められ、にもかかわらずそれがどうもうまくいっていない、こういった状態の人が「リーダーシップ」に関係する本を書店で手に取るのではないかと思います。

いわゆる経営学的な見地からのリーダーシップ論、いやもっといえばハウツー的なリーダーシップ論が世の中では求められており、それに応えようとしている書籍が本屋に大量に並んでいます。しかも、次々と出たり消えたりしながら。

そんな思いで本書を開くと、素敵な裏切り感が突きつけられます。そう、本書は「リーダーシップ」の本ではけしてなく「人生」の本なのです。もっとも典型的にこれを語っているのが以下のフレーズでしょうか。

「私にとって、人間のリーダーシップとは、孤独を受け入れ、他の誰でもない、自分自身の人生を誠実に生きる力のことであり、リーダーとは、その力を持っているか、また持とうとしている人のことです」。

さらには「リーダーシップとは、自分の価値観どおりに行動すること」とまで言い切られています。

ノウハウ本的な色彩を求めた中でたまたま本書に出会った人は、どう生きるかの腹を括っていない人がいわゆるリーダーシップを発揮できるはずもないことに気づくでしょうし、それ以上に本書における「リーダーシップ」なくしてこれからの世界で生き残るのがいかに困難であるかを知り、上っ面のノウハウの取得で何かが解決できるわけではないのが今の時代だということにも気づくでしょう。この本が3月20日に発刊されたことにも、結果的には何かの意味があります。

それだけ、大切な本ですよ。

リーダーシップでいちばん大切なことリーダーシップでいちばん大切なこと
(2011/03/16)
酒井 穣

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《2011年8月16日》 今日もなつかしの札幌です。昨晩、お持ち帰りした大量のウニとイクラをホテルの朝食ビュッフェに持ち込んで朝からウニイクラ丼、昼はスープカレー、夜はジンギスカン。で、飲み過ぎです。合間にわが母校、宮の森小学校にも立ち寄りました。周囲はまったく変わっちゃっています。ていうか、小学校のときのサイズ感と今のサイズ感が違うんですよねぇ。



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