学生生活に何をやっていたかって質問はなぜ面接でされるのか
採用面接でよく学生生活に何をやっていたかって聞きますよね。
あれはなぜでしょうか。

実は面接官は学生時代にはなばなしい活躍をしたい人を採用したくて聞いているわけではありません。面接官というのは、過去を評価するのが役割ではなく、未来を推察するのが役割です。すなわち、応募者が自社に入って活躍してくれるだろうかを判断する立場なのです。ですから、過去にいかに華々しい活躍をしていたからといって、それを鵜呑みにして評価するわけにはいきません。

しかし、面接官は占い師ではありません。ですから、未来のことを占うことも予知することも霊視することもできません。で、どうするか。

過去から類推するしかないのです。ですから、大学生活に何をしてきたのかを聞くのです。その過去から類推して、未来に自社で活躍ができる人材であるのかどうかを判断します。未来とは過去から類推するしかないのです。そのために過去について聞いているのであって、けして過去にやったこと自体を評価しようとしているのではありません。見極めるべきは「これから入社して何をやってくれる人か」です。

過去について聞く時に必ず注意することが3点あります。

①たまたま、できちゃった事実ではないのか
②他人がやった事実を語ってはいないか
③限られた同質的な人間関係の中のドラマではないか

いずれも再現性を問うものです。つまり、似たようなことが仮に自社に入って起きた場合、この人は同じような成果をあげることができるのかを問うものです。これは経験学習のサイクルを意識しながら質問をしていくことによって明確化されます。

①は「たまたま」であれば再現性があるとは限りません。同じことが起こっても間違いなく再現することができるか。経験学習のサイクルをきちんと回した上で「持論化」ができていれば安心できます。「持論化」ができている場合は軸がしっかりとしており、再現性への期待度は高まります。

②は結構、学生の場合にあります。とうとうと語っていた内容が実は友人の部長が主体になってやっていたことであったりします。この場合、持論以前に経験学習のサイクルがきちんとまわっていないことから途中でわかることが結構あります。事実はしゃべれるのですが、どう内省したかでおかしくなります。

③の場合は経験学習のサイクルはまわっているのですが、学生のサークルという狭い限られた世界の中でのサイクルであり、社会の多様性の中ではまったく通用しないと感じる場合が多くあります。ここは丁寧に聞かないと難しいところです。

大学生と飲みながら面接について話をしていた中で語ったことを改めて整理しました。

《2011年8月19日》 二冷一凍スケーティングホッピーを飲みながら新卒採用を語る会。途中からは酢味噌が主役になりました。


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