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メモ: 「自分の中に毒を持て」岡本太郎著
今年は岡本太郎生誕100年。改めて紐解いてみましょう。
と思って読んだのですが、そのパワーに圧倒されました。解釈、コメントは別の機会に譲るとして、「うっ」ときたところをいくつかメモしました。

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人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。僕は逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれかわって運命をひらくのだ。それには心身ともに無一物でなければならない。捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。今までの自分なんか、蹴トバシてやる。そのつもりで、ちょうどいい。(P11)

自分に忠実に行きたいなんて考えるのは、むしろいけない。そんな生き方は安易で、甘えがある。ほんとうに生きていくためには自分自身と闘わなければだめだ。自分らしくある必要はない。むしろ「人間らしく」生きる道を考えてほしい。(P12)

俗に人生の十字路というが、それは正確ではない。人間は本当は、いつでも二つの道の分岐点に立たされているのだ。この道をとるべきか、あの方か。どちらかを選ばなければならない、迷う。一方はいわばすでに馴れた、見通しのついた道だ。安全だ。一方は何か危険を感じる。もしその方に行けば、自分はいったいどうなってしまうか。不安なのだ。しかし惹かれる。本当はそちらの方が情熱を覚える本当の道なのだが、迷う。まことに悲劇の岐路。こんな風にいうと、大げさに思われるかもしれないが、人間本来、自分では気づかずに、毎日ささやかではあってもこの分かれ道のポイントに立たされているはずなんだ。(P14)

何をすればよいのか、それがわからない、と言うかもしれない。それが、ごく一般的なのだ。誰もが何かをしなきゃいけないと思っている。ところがその「何か」とは、いったい何なのか。よく考えてみると、てんでわからない。こういう悩みは誰もがもっている。多くの人がそうだ。では、どうしたらいいのか。ひとに相談したって仕様がない。まず、どんなことでもいいからちょっとでも情熱を感じること、惹かれそうなことを無条件にやってみるしかない。情熱から生きがいがわき起こってくるんだ。情熱というものは、「何を」なんて条件つきで出てくるもんじゃない。無条件なんだ。何かすごい決定的なことをやらなきゃ、なんて思わないで、そんなに力まずに、チッポケなことでもいいから、心の動く方向にまっすぐに行くのだ。失敗してもいいから。何を試みても、現実ではおそらく、うまくいかないことのほうが多いだろう。でも、失敗したらなお面白いと、逆に思って、平気でやってみればいい。とにかく無条件に生きるということを前提として、生きてみることをすすめる。無条件に生きけぱ、何かが見つかる。だが、必ず見つけようとガンバル必要もない。見つかってもいいし、見つからなくてもいい、と思えば目の前に何かが浮き上がってくるに違いない。見つからないというのは、自分がそう思っているだけなのだ。自由になれば、ほんとうはそこから何かが見つかるんだ。(P36~P37)

「いまはまだ駄目だけど、いずれ」と絶対に言わないこと。「いずれ」なんていうヤツに限って、現在の自分に責任をもっていないからだ。生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、現在に充実することだ。過去にこだわったり、未来でごまかすなんて根性では、現在を本当に生きることはできない。(P51~P52)

ほんとうに生きるということは、いつも自分は未熟なんだという前提のもとに平気で生きることだ。それを忘れちゃいけないと思う。(P72)

ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。ぼくは幸福という言葉は大嫌いだ。ぼくはその代わりに「歓喜」という言葉を使う。危険なこと、辛いこと、つまり死と対面し対決するとき、人間は燃えあがる。それは生きがいであり、そのときわきおこるのがしあわせでなくて「歓喜」なんだ。しかし、自分は幸福だと思っている人でも、なにか自身のなかに、心の底のほうには、逆の面-つまりなにかを求めている、ほんとうにしあわせじゃない部分がある。つまり、これでしあわせなんだと自分を納得させているが、一方にほんとうにしあわせなんだろうかというマイナスの面をあわせ持っている。人間として当然だ。(P74)

自分は内向的な性格で、うまく話も出来ないし、友人もできないと悩んでいる人が多い。だが、内向的であることは決して悪いことではない。そう思いこんでこだわっているから暗くなり、余計、内向的にしているんじゃないだろうか。内向的ということをマイナスと考えたり、恥じちゃいけない。生きるということを真剣に考えれば、人間は内向的にならざるを得ないのだ。(P80)

よく、あなたは才能があるから、岡本太郎だからやれるので、凡人には難しいという人がいる。そんなことはウソだ。やろうとしないから、やれないんだ。それだけのことだ。もう1つ、うまくやろう、成功しようとするから、逆にうまくいかない。人生うまくやろうなんて、利口ぶった考えは、誰でも考えることで、それは大変いやしい根性だと思う。繰り返して言う。世の中うまくやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。一応世間体もよく、うまくはいくかもしれないが、本当に生きているのではない。流されたままで生きているにすぎない。(P120)

自由に、明朗に、あたりを気にしないで、のびのび発言し、行動する。それは確かにむずかしい。苦痛だが、苦痛であればあるほど、たくましく挑み、乗りこえ、自己をうち出さなければならない。若い時こそそれが大切だ。この時代に決意しなければ、一生、生命はひらかないだろう。(P124)

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)
(1993/08)
岡本 太郎

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《2011年8月25日》 ちょっと重い日中でした。それが仕事ですし、職場ですし、生きるということなのでしょうけど。時に楽なのもいいなぁと思ってしまいますが、仕事を真剣にやっていると、どうしても楽でない方の選択肢を選んでしまいます。


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【2011/08/25 23:58】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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