研修アンケート
私の若い友人の@tsuka_0814さんは、ちょっと変わったそうめんの食べ方をするのが微妙ではあるものの、ある教育機関につとめているとっても素敵な若者なのですが、彼が昨日ツイッターでつぶやいていました(無断掲載です)。

「先週実施した新規の研修で、受講者のアンケート結果が全員(22名)満点の5だったとのこと。担当者からは、まずありえないことと喜んでもらえたけど、なぜか素直に喜べなかった・・。なぜかな~。ようわからん。」

なんかありますよね、こういうのって。
で、私は酔っ払って帰宅途中の東西線で「毒が乏しい寂しさじゃないかい、研修に」といい加減なリプライをしたのですが、人事が実施するアンケートって難しいですね。

新卒採用セミナーでも終了後に学生にアンケートをとります。「セミナーの結果、志望度が高まりました」。なんて回答が100%であったら、それは駄目なセミナーです。セミナーではリアルな自社を見せるのであり、それによってアトラクトもしなければなりませんが、逆に間違ったイメージを持った学生にセルフ・スクリーニングをしてもらい、以降の選考の場には来ないという選択をしていただく場でもあります。ですから、「セミナーの結果、志望度が高まりました」が7割くらい、「イメージしていたものと違いました」が30%くらいというのがいい採用セミナーではないでしょうか。もちろんこれは企業によって違います。

研修のアンケートはさらに難しいです。
何かの知識を正しく伝えて理解していただくことが目的である導管教育的な研修の場合、全員が満点をつけるのは、ある意味ではゴールといっていいでしょう。誰しもが同じく知識を身につけて帰って欲しいわけですから。このタイプの研修で評価が低いのはちょっと問題です。

しかし、そういう導管型ではない研修が世の中では主流になっています(導管型のものはe-learningで事足りる時代です)。そういった研修の場合は、研修が終了した時点が完了ではなく、終了してからが苦闘が始まるものです。ですから、研修終了時にとるアンケートの点数に意味を求めること自体がどうかという感じがします(もちろんアドミ的な部分、テクニカルな部分の評価はもらう必要があると思います)。丸の内用語である「もやもや」が心にあふれている状態でアンケートをつけることになるのですが、そうなるとなかなか綺麗に「5」が並ぶわけにもいきませんでしょうし、「5」点満点なのに「8」点をつけるわけのわからない人も出で来るかもしれません。なかには「てんで馬鹿らしかったよ」「なんだよ、あの結論のない半端な講師」「わけがわからない」なんてコメントもあるかもしれません。

かくして、研修評価はさらに難しいものになってきています。そうなると大切なのは、アンケートに書かれた定性的な言葉と、あとは自己評価です。アンケートに書かれた定性的な言葉の中に、しっかりと毒が伝わったことを確認してほくそ笑むというのが、育成担当者の姿でもいいんじゃないでしょうか。

とはいっても、客観的な指標は欲しいものです。@tsuka_0814さんのおられる組織で何か開発されないでしょうか。

《2011年8月26日》 Company User Committeeでした。関西ユーザー会主宰の三次会まで終了。まだまだ行ったんだろうな奴ら。


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