デジタルネイティブ世代の7つの価値観・能力
日本人材マネジメント協会の機関誌に「JSHARM INSIGHTS」というのがあります。私も今年から編集委員にはいっているのですが、ぜんぜん打ち合わせにでられず、何の貢献もできていません。本当に申し訳ありません(ここで誤ってどうするんだ、という話もありますが)。

最新号にて6月30日実施の「HR cafe」(同協会が定期的に開催しているCAFE的な講演会・ワークショップ)で語られたデータセクション株式会社の橋本会長の講演記録がありました。

テーマは「デジタルネイティブ」。

生まれたとき、もしくは幼少期からパソコンやインターネットがあたり前のようにあり、それを当たり前のように使っている世代を「デジタルネイティブ世代」と呼びます。橋本氏はデジタルハリウッド大学の教授もされておられるのですが、今年の卒業生の場合、小学校1年生の時にWindows95が発売され、高校1年生の時にmixiのサービスが始まり、大学1年生の時にWindows Vistaが世に出ています。まさにデジタルネイティブですね。

そんなデジタルネイティブ世代には、7つの新しい価値観・能力がみてとれるといいます。これは実に素敵な整理だと思いますので、ここに記録させておかせてください。

①「うろおぼえ力」ぼんやりとでも広範囲に把握しておき、あとはネットで検索をするという習慣が染み付いています。常にデジタルデバイドを持ち歩くことにより、ネットワークにある「知」をあたかも自分の知識として語ることができます。われわれもかなりそうなっていますよね。

②「愛嬌力」
ネットワークでの情報収集では、単に検索をするだけでなく、ソーシャルメディア上で「人に聞く」ということも大切になります。ここでは「人を助ける能力」ではなく、「人に助けてもらう能力」が求められます。平素はぶっきらぼうな人でも、ネットワークの中では「人に助けてもらえる」愛嬌力を発揮します。

③「弱い紐帯力」おー、玄田先生の顔が浮かびます。毎日一緒にいるような強いつながりではなく、日頃は滅多に会わないような、ちょっと異なる世界に住む知り合いのことです。Facebookなんかまさに弱い紐帯の維持が効率的にできるツールですね。となるとキャリアとも関係してきますね。

④「包容力」
ネットワークの最大の可能性は、多様性のある人たちが助け合い、1つのまとまりを作って行くことだと橋本氏はいいます。助ける人も、助けられる人も、同じ目線でいられる、そんな世界がネットワークでは可能になります。

⑤「芋づる工作力」
Googleでキーワード検索をすると、関連するリンクをあたることによって、芋づる的に知識を得ることが可能です。ここからいろんなことが生まれますね。

⑥「読みかえ力」
ウェブ上では様々な引用がされます。時に書いた人の意図と異なる引用もされることがあります。引用する側は自分がいいたいことを補強するために我田引水的に他者のブログを引っ張ってきたりしますから。書いた人の意図とは異なる解釈がされることにより、新しい何かが生まれることもあります。意図しない引用に眉をひそめるよりも、ウェブ上では普通の仕方がないことだとポジティブに思う必要があるのかもしれません。

⑦「進歩を妨げない唯一の原理はanything goes」ウェブ上では何でも起こります。それらを頭ごなしに否定して「けしからん」ということに何の意味もありません。ただ、新しい流れに取り残されるだけです。

いかがですが、やや荒削りかもしれませんが、なかなか面白い観点での整理ですよね。

でも、今年大学を出た人間が全員こういう感じかと思うと大間違いです。「デジタルネイティブ世代」というのは、この世代でもある限られた層に限定されます。ですから、これらの能力を保持・発揮できている層と、まったく縁がない層がいます。例えば好きな言葉ではないですが「ゆとり世代」のように世代すべてを包括する概念とは違うのです。ここに一番大きな問題(と期待)があるように思います。


《2011年9月3日》お昼に通院。病院の近所でラーメンでもと思い、何店かをイメージしながら歩きはじめると、ちょっとした路地に新店が…。入ろうか、入るまいか…。この周辺には行きたいラーメン屋が山ほどあります。でも、たまたま出会った縁を重視してその新店に…。これがなかなか良かったんですよ。迷ったらリスクのある方に進むと美味しいラーメンが食べられます。キャリア論ですね。


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