「決断経験値」と就職活動
一昨日「可処分時間」という言葉を紹介しましたが、もう1つ、人材発達支援塾にお出でになったサイバーエージェントの曽山さんが使っていた言葉を残しておきます。

それは、「決断経験値」。

真のリーダー育成には、この「決断経験値」を積み重ねる仕掛けを作っていくしかないでしょう。サイバーエージェントが多くの子会社をあえて作り、若手に真のマネジメント経験(会社経営経験)をさせているのも、まさにこれが目的でしょう。極めてサラリーマン的な曖昧な合意形成の上にたった非主体的判断による決定しか経験できずに出世してしまった大企業の取締役クラスには、この「決断経験値」が致命的に欠けているといえます。そのような方に経営をゆだねるのは、呑気な時代でしたら問題ないですが、変化の時代には相当にリスキーなことです。

「決断」というのは、やまカンや、やぶれかぶれではもちろんいけませんが、常に合理的な判断に基づいても十分ではありません。文字通り「答えがない」ものですから、徹底的に分析もした上で、単なる合理性を超えたところで全「脳」力を振り絞って、結論を見出します。ですから、時にそれを人に上手に伝えられない場合もあります。これがまた難しい。

多くの学生にとって、就職活動というのはまさに「決断経験値」を積むことができる初めての場かもしれません。高校の選択、大学の選択には、偏差値という極めてわかりやすい目安があり、比較的合理的判断レベルで進学する学校を決めやすい環境にありました。しかし、企業選びは違います。もちろん就職人気ランキングであるとか、知名度であるとか、そんな一見合理的に見える判断基準に飛びついてしまう人や、親に判断をゆだねてしまう人もいるでしょう。でも、自分の目で企業をみて、真剣に自分のことを考えることができる人は、きっと小さいながらも就職活動のプロセスで「決断」を積み重ねていくはずです。そして「決断経験値」も少しだけかもしれませんが、そうでない人より自然と積み上がるはずです。そんな人は企業に入っても「決断」ができる人になるんじゃないかと、ちょっと期待できますね。

《2011年9月10日》 2011年の人事高尾山ツアーは70人の大所帯になりました。ビアマウントにも固まって入ることができ、何よりも幹事の皆様に感謝です。


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