今年の3月、多くの大学・高校・中学校・小学校で、卒業式が中止にされました。学校関係者としては苦渋の決断だったと思いますが、2011年卒業生は、卒業式がなかった世代として記憶に刻まれます。
多くの学校で卒業生に向けてのトップからのメッセージが発信されました。その中で最も有名になったのは、立教新座中学校高等学校の校長である渡辺憲司さんのものであることに誰も異論はないでしょう。あの頃、いくつもの悲惨でつらいニュースとともに、多くの勇気づけられる勘当的なニュースも流れました。そして、それらの大半はテレビや新聞という媒体を通じてではなく、インターネットという媒体を通じて、またたくまに広がりました。 「時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。自分の夢が何であるか。海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな」 私もこのメッセージを3月28日のブログで引用していました。素直に感動できたとともに、まさに大学に入ろうとしている人たちへのメッセージとしては、本当に的を得ていると感じました。 本書は、出版社に勤務する昔の教え子からの投げかけによって出版が決まったそうです。渡辺先生は「海を見よ」と語られました。そして、渡辺先生は本書で自分自身が海を見た日のことを語ります。そうしなければ正当に教え子の背中を押すことはできないという思いからでしょう。読者と一緒に、自分を改めて見直そうとされたわけでしょう。そんな正直さが、読む人の胸を打ちます。
《2011年9月18日》 汐留イタリア街にて3日間に渡って開催されたナポリピッツァ・フェスタですが、今夕、無事に終了いたしました。最終日の今日は、日本で初めてのピッツァ職人コンテストが開催され、初代チャンピオンが生まれました。日本中の人気ピッツァヨーロがあれだけ集まるのもすごいことです。今回は本業が忙しく準備作業はほとんどおまかせでしたが、素敵な機会に立ち会えたことを本当に嬉しく思います。今朝は4時過ぎまで飲んでいたので、かなり体力的にはきつかったですけど。
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