ちょっと前ですが、HRmicsレビューという素敵な会に初めてお邪魔したのですが、そこで海老原さんが「間違いだらけの新卒一括採用批判を斬る!」というタイトルでお話をされました。かねてから主張されている内容ではありますが、どうも新卒採用批判が変な方向に流れている状況ですので、よい整理になりました。確かに今の新卒一括採用は完ぺきなシステムではないのは間違いないのですが、じゃあそれを壊せば解決かというとそういうことでもありません。日本の新卒一括採用が守り育ててきた良い面もあるわけで、これは日本型人事制度を壊して成果主義っぽい制度をコピーすりゃいいじゃんいう乗りで多くの日本企業がやってきた過ちと似たようメンタリズムを感じます。ただ、新卒採用の現場にいる人たちはこのようないい加減さを持ち合わせておらず、非常に健全です。今の新卒一括採用の意味をよく理解した上で、不具合点の改善に奔走しています。比較的、批判論をぶつ人は現場の外からが多いようにも思えます。まあ、中にいると天地をひっくり返すような発想は出でこないものだといわれるとそれまでですが。
さて、海老原さんが整理された新卒一括採用批判の主な論点です。 ①学業阻害 …新卒一括採用があるゆえに就職活動が学業を阻害している。 ②一時期に集中するのが問題。通年採用にするべきだ ③採用活動が早すぎる。もっと後ろ倒しするべきだ ④総合職採用一辺倒であり大学の専門が活かせる仕組みになっていない ⑤正社員就職の機会が新卒の際の1回だけになってしまっている ⑥新卒だけではなく、既卒にもチャンスを与えるべきだ ⑦とにかく日本型はもう古い、欧米型を見習え 確かにこんな感じでしょうか。あとはエントリーシート等のマス採用ツールに対する批判などもあるでしょう。海老原さんはこれらの批判に1つ1つ闘っていきます。 で、続きはまた明日。 《2011年11月11日》 夜中に救急病院に行くほど激しい腹痛。朝になって一番から外来へ。ただ、原因が特定できずに、また木曜日に検査です。しかも、ハードな奴。
スポンサーサイト
|
|
| ホーム |
|