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人を動かすための2つの方法
コーチングなんか知らないという経営者に対して、これだけ読めばすぐにエクゼクティブ・コーチを検討しようと思わせるような魔法のプレゼン資料ない?ってとある方に聞いたところ、やはりありませんでした。

でも、代わりにいろいろな意見とアイデアをいただきました。そして、あわせて一冊の書籍をいただきました。たまたま土曜日は移動時間が長かったため、移動の車中で読了することができました。なかなか面白く一気に読めました。

エクゼクティブ・コーチの概要を説明した上で、実際のコーチングのセッションの連続をドラマ仕立てに紹介しています。たぶん天邪鬼な人は、こんなにうまくいくわけないじゃん、というのでしょう。私もそう思います。案件毎にさまざまな苦悩とぶつかり合いがあるはずですから、いつもこうは行かないのは当然です。

改めて紐解いてみると、いろいろと「なるほど」が書かれているのですが、今日は1つだけ「人の動かし方には2種類ある」というのを紹介しましょう。

人を動かすためには、相手の何かのエネルギーに火をつけなければなりません。

1つ目は、相手の中に不安をつくり出して、相手がその不安を解消させようとするときに生まれるエネルギーを利用する方法です。成績が悪いと怒鳴り、叱り、相手を不安に陥れ、その状況から抜け出したいというエネルギーを活用するというのが代表的なパターンですね。普段はろくに言葉もかけず、良い成績をあげたときだけ「よくやった」と褒めます。どんな行為に対してどんなタイミングで褒めるかというのが、ことのほか重要になります。軽々しくちょっとした成功に褒めるのではなく、まさに伝家の宝刀のごとく「褒める」を使うのです。

もう1つは、不安ではなく安心感を与えるアプローチです。その安心感を拠り所として、相手が行動を起こすことができるように関わっていくという方法です。そのためには相手の存在自体に対する認知を与えていきます。頻繁に声をかけ、名前を呼び、ともに仕事ができることの素晴らしさを伝えていき、相手のためにまず居場所を十分に確保し、その中で相手が自由に創造的に動けるように支援していきます。ここでは、単にほめるのではなく「アクノリッジメント(存在承認)」という行為が重要視されます。声をかける、挨拶をする、話を聞いてあげる、名前を呼ぶ、その人の過去の肯定的な言動を覚えていてそのことを話題に出す……。

本書では、前者のアプローチから後者のアプローチに会社全体を変えることにより、業績回復を果たすという結果になっています。まっただ、どちらが正解ということではありません。双方を知っていることが大切であり、前者に傾斜しがちな人は、後者を折々に意識するといいのかもしれません。

私は個人的にいまでもコーチングを少しうさんくさいものと思っています。特に電話でやるというのが何となくしっくりときません。まずは自分のこの感覚を覆すことかと思っています。

《2011年10月24日》 ここのところいろいろな方のお話を聞き、やりたいこと、やらなければまずいなぁと思うことが行列を作っています。徹底的に前向きな仕事をしたいのですが、片や降ってくるものも雨あられで、そうは問屋が簡単には許さないのがビジネスの面白いところです。
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【2011/10/24 23:52】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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