負の熟達化
人は誰しも職業経験とともに熟達化していきます。その成果は一般的には「成長」といわれますが、負の熟達化というのもどうやらありそうに思います。そして、サラリーマン最大の負の熟達化は、「出来ない理由を探す能力が高まる」ことだと思っています。

ほんとうにこの能力にたけている人をみかけることがあります。また、この能力にたけている人が多い企業というのも感じることがあります。ロジックを駆使して豊富な例示で「なぜできないか」を迫力満点にプレゼンができる人もいます。その労力を「できそうにないけどやってみようか」とか、「前例はないけどトライしてみようか」という方向に少しでも注ぐことができれば、その企業にとっても、その人の人生にとってもすごく素敵なのになぁと、しばしば思います。

でも、この能力は明らかに熟達化の果てに獲得してものなのです。たぶん、この能力なくしては容易に生き残れない組織生活を送ってこられたのでしょう。一種の自己防衛反応でもあり、本人は既に自らの奥深いところでこれを得てしまっているので、自分がどんな言動をしているのかも気づかないのでしょう。個人だけの責に帰してはいけません。

個人が自己防衛反応で得てしまった負の熟達化の果ての能力というのは、やっぱり組織の負の側面の副産物です。できるだけ、そういう組織に入らないことが最大の自己防衛ですが、表からの見栄えがいい組織にこそ、こういった傾向がありそうです。そういう企業はけして世の中からは「ブラック企業」扱いはされていませんが、実は人材育成上の「ブラック企業」なのかもしれません。

《2011年11月6日》 今年のプロ野球も終わりました。ここのところ5月頃に終わる年もあったので、随分と長く楽しめたシーズンでした。しかし、悔しさが残ります。来年は日本シリーズに行きましょう。
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