「複雑さへの対処」vs「変革の推進」
昨日のSHRM研究会では最後に谷内先生自らが、リーダーシップの今日的課題についての問題提起をされました。

今や街中、リーダーシップのテーマであふれています。書店な平積みもメルマガも専門誌の特集もベンダーからのDMも、リーダーシップとグローバルで埋め尽くされている感じですね。

まさにリーダーシップが求められている時代なのですね。日本はマネジメントの力で成長してきた国だといえるのではないでしょうか。ここでのパラダイム・シフトについていけていないのが、失われた20年なのかもしれません。

昨日も引用がありましたが、リーダーシップとマネジメントの相違を説明する「古典的」整理はやっぱりジョン・P. コッターの奴ですね。

マネジメントの本質「複雑さへの対処」

リーダーシップの本質「変革の推進」

マネジメントが課題達成のために用いる手法
「計画立案と予算策定」⇒「組織化と人員配置」⇒「コントロールと問題解決」

リーダーシップが課題達成のために用いる手法
「針路の設定」⇒「人の心の統合」⇒「動機付けと啓蒙」

本質の対比だけで、その差異が際立ちます。マネジメントの肝はコントロールです。粛々ときちんとやっていれば勝てるのです。しかし、リーダーシップの世界は違います。強烈なエネルギーが求められるのです。変革を成功に導く原動力はマネジメントにはありません、リーダーシップにあります。困難ではあるもののわくわくするようなビジョンを提示して、それに向けて人の気持ちを一つにして、どんな困難に出くわしても人をモチベートし続けることによって初めて、そんなエネルギーは生まれてくるですね。

ただ、コッターはマネジメントとリーダーシップはまったく別のものではあるけれども、相互補完的な要素もあるといっています。優れたリーダーは、リーダーシップを発揮して人の思いを駆り立てて変革に向けてまい進していきますが、当然マネジメントの手法を随所に活用しています。

谷内先生はリーダーシップはすべての組織に必要かという問いを投げかけました。どちらの回答もできそうな気がします。マネジメントはすべての組織に必要ではあるが、必ずしもリーダーシップが存在しなくても存続できる機能の組織はあるように思います。しかし、あらゆる組織というものが、結局のところは変革なしで生きながらえないのだと定義すれば、そうでもないように思えます。


《2011年12月4日》 喪中葉書をつくりました。あとは切手をはって投函するだけ。
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【2011/12/04 23:33】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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