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図書紹介: 『ユービック』 フィリップ・K・ディック著 (早川文庫)
原題は「UBIK」。1966年の発刊であり、同年にはあの「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」(ハリソン・フォード主演映画「ブレード・ランナー」の原作)も書かれており、フィリップ・K・ディックが長編を矢継ぎ早に書いていた時期にあたります。私はこの頃の作品群が一番好きですねぇ。

今、ちょっと必要があって、ディックの作品群の再読を始めています。何から読もうかなぁと思って最初に手にとったのが、この「ユービック」です。「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」「火星のタイムスリップ」「パーマー・エルドリッチの3つの聖痕」「宇宙の眼」あたりで悩みましたが。

ということで、休日なのでたまには趣味のSF本からの紹介です。

「必要があって」というのは、ある雑誌の書評を頼まれたのですが、自分に影響を与えた好きな本を選択していいとのこと。その雑誌の専門分野(人事労務)の書籍ではつまらないから何にしようかなぁと、思っていて、そうだディックにしよう、と思いついたということです。ただ、その雑誌のテイストにあうような書き方ができるかなぁと思案しましたが、「すべての現実が疑わしい…」というディックの作品のモチーフ自体が、今の世の中で仕事をする我々に非常に共通しており、「疑う」という恐ろしくも健全な態度の重要性を再認識しようといった、わかったようなわからないような話になりそうな気がします。

さて、本書ですが、ストーリー自体も非常にわかりやすく面白い本です。「超能力者」とその超能力を無効化させることができる「不活性者」が企業に雇われて対峙している世界。超能力者狩りのために月面に集まった不活性者の集団は、相手の罠にはまり爆破事件に巻き込まれる。辛くも地球に逃げ戻ったものの、不思議な退行現象に直面し、仲間が1人ひとり急速な老化により命を失っていく。そして、この退行現象を止めるのは「ユービック」というスプレー缶。でも、実はこの世界自体が……、そしてどちらが現実なのか…。うーん、何だかわかりませんね、これだけ読んでも。やっぱり書評は苦手だな。でも、面白いですよ。ディックの入門書としてもいいかもしれません。各章の最初に「ユービック商品(?)」の宣伝が入っているのがお茶目です。

こんな小説が40年も前に書かれているんですね。この小説の舞台は当時からみれば遠い未来であった1992年。現実社会では、バブルが終わらんとしていた頃ですね。

ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)
(1978/10)
フィリップ・K・ディック浅倉 久志

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※《2008年6月7日》 本日は東武東上線のふじみ野にある文京学院大学で開催された「S-HRM」にて、我々のグループCDCで昨年のキャリアデザイン学会で発表されていただいた研究内容を発表させていただく機会を頂戴し、都合のつけられたメンバー4名で行って参りました。素晴らしい人ばかりいらっしゃって、懇親会の最後までお邪魔させていただきました。何と13年間も続いている会だとのこと、いろいろと歴史を伺いましたが、やはりいろいろなところに素敵な方がたくさんいらっしゃるものです。ちょっと帰りは遠かったですけど。久しぶりに社員研修所(上福岡)で懇親会に出てきた気分です。

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【2008/06/07 23:28】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
こんばんは!

なかなか面白そうなストーリーですね♪
チョット興味あるなぁ…。

応援ぽちっと!
【2008/06/08 01:17】 URL | アナタを180倍ハッピーにするぱぱ☆きんぐ #-[ 編集] | page top↑
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