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【INHOUSE】!!!!③
【INHOUSE】続きです。

仲間の木村さんが、「内製化でぶつかりそうな壁って何だろう?」という整理をしてくれました。

①コンテンツ
②ネゴシエーション
③デリバリー
④アフターフォロー
⑤後継者育成

ときます。それぞれについて時間の都合もあり、実に簡潔に整理を語ってくれましたが、いずれも「なるほど」ものでした。

グループディスカッションは、各社がやっている【INHOUSE】を「○○系」という感じで分類してみよう、というテーマでした。私たちのグループは最初はまじめにやっていたのですが、途中から「どんな【INHOUSE】はやりやすいか、逆にどんな【INHOUSE】はやりにくいか」という議論に勝手に移っていきました。

・対象の年齢が若い方がやりやすい
・特に新人研修、入社○年目研修というのはやりやすい
・学ぶ姿勢がある人がいるとやりやすい
・技術者や研究者はちょっと難しいかな
・慣れている人がいるけど、すれている人ばかりではない
・社内のしがらみがない奴がやりやすい

などなどと出ましたが、研修ベンダーの方がこれをみてあっさりと「私たちもこれはまったく同じです」。なるほど。これも大事な観点です。

ただ、最後の奴はやっぱり【INHOUSE】ならではですね。若手の研修がやりやすいのは、相手の対応の問題もありますが、社内のしがらみが少ないといった要素もあるでしょう。特に新入社員研修というのは、人事からみると自分たちの部下も同然のメンバーですから、究極にしがらみがない状態です。若手研修担当者の練習にもうってつけですよね。

木村さんもいっていますが、【INHOUSE】の命の1つはアフターフォローにあるように感じます。担当した人間自身が社内にいるのですから、フォロー環境は整っています。あとは気持ちだけです。アフターフォローの副次的な効果は、新たな見込み客の開拓です。そして大切な支援者・ファン作りです。この地道な活動により、新しいコンテンツは定着していきます。小さく産んで暖かく徐々に育てるのがいいんでしょうね。

どうも参加メンバーのほとんどは、もともと外部に委託していたものを内製化する【INHOUSE】ではなく、新しい価値を組織にもたらす【INHOUSE】をイメージしているような感じです。これはこのメンバーの特性なのか、ほとんどの人材開発担当者が同様に感じるのか、果たして経営者はどうなのか、興味がありますね。中に入ってしまうと、もうそのあたりがよく見えません。

典型的なのは【ちゑや】的な奴で、ダイアローグを伴うものです。さらには、【INHOUSE】というタイトルに【】がついているということは…………。

そういうと企業にはもう1つの【INHOUSE】の大きな流れがあります。それはほとんどのメーカーがやっているような技術伝承型のものです。私の以前いたメーカーでも、人事とは別に技術研究所という組織があって、現場経験が豊富な皆さんが集まり、年間で何十コマも【INHOUSE】の研修を実施していました。たぶん物量的にはこの手のタイプの奴が【INHOUSE】のマジョリティかもしれません。サービス系の企業にもありますね。

【INHOUSE】は採用ベンダーを追い込むか、という議論もあります。もともと採用ベンダーを評価できる力量が人材開発担当者には求められますが、自らが採用ベンダーと同等、もしくはそれ以上の同分野での力量を持つ必要があるかというとそれは疑問です。なんかシェアード・サービスのなれの果てのようなものを想起するのですが、そんな力量を持ってしまうと、とたんに外販しようなどという経営者が出てきます。そして、それに面白みを感じるメンバーすら出てきてしまいます。当初の人材開発担当者の「デリバラブルな人事部に」という思いは横に置かれてしまいます。あげくの果てには、優秀な担当者は銭を稼げる外販を中心にアサインされて、二線級が社内を担当します。これはシェアードサービスの外販へのチャレンジで実際に生じた話です。

何事も中庸、【INHOUSE】とベンダー活用のよい折り合いが必要です。そして【INHOUSE】もコンテンツの面でベンダーの力を借ります。優良なコンテンツがあれば、講師を抱えなくても【INHOUSE】にコンテンツを提供するという形で、人材育成ベンチャーを立ち上げることが容易になってきます。

多くの人材開発担当者向けの講座では、ベンダーははじかれます。仮にそう案内パンフレットには書いていなくても、申込をしてもことごとくはずれるといいます。中原先生はここでも常識を破っています。慶應義塾大学丸の内シティキャンパスのラーニングイノベーション論には、何社もベンダーが参加していますし、Learning Barもそうでした。これが魅力です。今回の【INHOUSE】の議論に、教育ベンダーの皆様も多数参加しているって、目茶目茶シュールじゃないですか、ある意味。

《2011年12月11日》 豊洲のスーパーあおきが大好きです。とっても静岡から来たお店という品ぞろえです。




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【2011/12/11 23:23】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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