採用活動をはじめるにあたっての雑感
来週から、採用関連のセミナーで話をするので、今日はPPTの原稿をつくったり、あれこれと思いをはせたりとして半日くらいを過ごしました。採用セミナーで話をするといっても、私の場合は会社の説明をするわけではありません(そういうことをするタイプのセミナーもありますが)。どちらかというと、仕事について、また仕事を選択することについて、といったような広い話をさせていただきます。また、再来週に大学で1コマ講義させていただく(経営学概論の中の一コマ)ので、その構成もふわふわと考えたりしましたが、そこでも学生に何を伝えたいかということを改めて考えたりしました。

私たちは幸せなことに、数合わせの採用をするつもりはまったくありません。採用充足数で採用担当者を評価するつもりも毛頭ありません。もちろん自社の魅力を適正に学生に伝えて欲しいと思いますし、きちんとアトラクトすることが自分達の大事な役割だと担当には理解してほしいと思います。ただ、何よりも社会人として魅力的な人であって欲しいと思います。学生たちが社会に出る入口としての就職活動、そこで出会う社会人が生き生きとしているか、ボヤキばかりの連続か、これは彼ら彼女らの「働く」というイメージに大きな差をつけます。また、意地悪な面接や、必要のない拘束や、高飛車な態度は、やって欲しくありません。もちろん仕事の中ではダークなこともありますし、結果的に相手を傷つけることになることもでて来ます。でも、採用活動でそんなことをやる必要はありません。

優秀な人材を採用することは、企業にとって実に大切なことです。ですから採用は大切な仕事です。ただ、経験者採用と新卒採用では少し違います。私たちは社会人代表として彼らと対峙するのですから、社会人としての誇りとプライドを持つ必要があります。彼ら彼女らに働くということにまず前向きになってもらい、働く壁をきちんと乗り越えさせてあげる役割があるともいえます。そんなことがまったく必要のないような突き抜けた学生もたくさんいますが、大多数の学生は迷い悩んでいますから。

10年くらい前から、他社の人事の仲間と学生支援のチームを回しています。昨年は、少ない人数ながらも直接、学生と接しながら彼ら彼女らの成長を実感しました。また、こちらもずいぶんと長くなりますが、友人が立ち上げた学生に対して社会人がメンタリングをする世界を作ろうというグループに入り、こちらでも昨年は直接学生と接点が持っていました。同じようなことを考える人がとても増えているような気がします。いろいろなご案内もいただきます。就職支援を前面に出しながらも、きちんとメンタリングをしているような取り組みも増えています。逆にテクニックに終始する支援を延々としている取り組みもあります。

採用活動の場面の中でも、学生の成長を支援しようという態度の人事担当者は非常に多くなっています。また、成長を実感できてこちらが嬉しくなるような場面にも多く遭遇します。不合格を出す学生に対しても、後につながるようなフィードバックをしてあげる人事担当者も多いです。ただ、もちろんそうでない人事担当者もいます。また、フィードバックが面接テクニックだけになってしまうような人事担当者もいます。

毎年、学生との年齢差が開いていきます。ただ、自分にはどうもそれがきちんと実感できないのですが。私よりもずいぶんと若い採用担当者の多くに、ここまで書いてきたポジティブな方向での変化がここ1~2年、富に感じられます。そういったタイプの人が外に出て集まっているという傾向があるのかもしれませんが、少なくとも小さなうねりにはなっているような気がします。

大学の先生方、大学のキャリアセンターの方々、採用ベンダーの皆様と企業がさらによく連携して、また採用活動の場以外での学生との接点をさらに多くもって、新しい何かができる素地ができてきています。

書き始めるときに思っていたこととまるで違う方向の話をだらだらと書きましたが、学生を力づけ、学生に力づけられるシーズンが本格的に始まります。

《2011年1月8日》 今年の目標としてとにかく1日1万歩は歩き、年間で400万歩は歩こうといっています。今のところはクリアなんですけど。





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【2012/01/08 23:58】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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