ここのところ続けている研修ベンダーさんとの1時間ディスカッション。いずれも大変に刺激になります。先日は「丸投げ」の話を書きましたが、ちょっとその関連で今日も書いてみます。
能力開発担当者の対現場意識というのは、どうやら見事に二極分化しつつあるようです。 現場に踏み込みたくないという態度が明確な人事部、能力開発担当というのがあるそうです。特に規模の大きい会社の方に多いそうです。まあ、現場に踏み込んでも、協力してくれないだろうし、そんなマンパワーもないし、そもそも別に踏み込みたくもないし、というないないづくしが理由でしょうか。 となると、何のために仕事をやっているのでしょうか。仮に研修を実施したとしたら、その結果、現場はどうなったのかに興味がわかないというのはなかなか不思議です。サーベイやアセスメントの空爆によって、現場を把握しているのかもしれませんが。 方や、目茶目茶、現場に入る込む担当者というのもまた少なからずいるようで、これも増えているようです。とにかく自分が現場に対して何か貢献をしたい支援をしたいという思いが強く、始終現場のマネージャーとあれやこれやとやっているような人です。こういったタイプの人は、圧倒的に女性が多いようです。ただ、これを個人でやり過ぎると担当が交代した際のギャップの問題が出ます。ですから、そんな中でもさらに聡明な人は、その思いを仕組みに落とそうとするわけです。そうすると、やや思いは薄れても、後任は嫌でも似たようなアプローチをすることになります。大切ですね、そんな考え方。 《2012年1月10日》 先週末に思いついて東京大学の佐藤博樹先生のところに当社のビジネス上の相談にお邪魔しました。思えば、企業と大学の先生の距離というのはずいぶんと近くなったものです。これはお互いにとって、すごくいいことだと思います。と勝手に思っています。
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