理不尽な就職活動 ~学生へのお話⑦
採用活動の中や、大学にお邪魔してキャリア関連のお話をする際にしゃべっていることを先週末から整理しています。今日は「理不尽」についてです。

慶應義塾大学キャリアリソースラボラトリーでお世話になっている花田光世先生は、ことあるごとに学生に対して世の中の理不尽さを語られています。

学生からみると本当に就職活動は曖昧さと理不尽さに満ち満ちています。

・エントリーシートに何を書けばいいのかわからない。
・どうして面接で落とされたのかがわからない。
・そもそも採用スケジュール自体が明示されない。

大学ではきちんと時間割が明確にあり、シラバスが授業の内容を説明してくれ、試験の範囲が公開され、レポートの〆切は当然通知されます。どちらかというと、年々曖昧さが少なくなり、人工的に整理されてきている感じがします。それが大学までのルールです。

でも、社会の常識は違います。見積書にいくらと書けば他社に勝てるかは誰も教えてくれません。どうすればこの社長は当社の商品を買ってくれるかの基準は明示されません。それどころか誰が決定権を持っているキーマンなのかもわかりません。お客様の機嫌が悪いと怒られますし、せっかく売り込んだ新規顧客が倒産して焦げ付きが出て、膨大な努力の果てに上司に叱られることだってあります。何もかもが曖昧で理不尽なのですが、それを1つひとつ自分の頭で考えて乗り越えていくのが仕事です。

過去のこのブログでも何度か書きましたが、就職活動が曖昧で理不尽な要素があるのは、これが大学の論理ではなく、普通の社会の論理でできている世界だからです。そう思うのがよいのではないでしょうか。社会というのは卒業方式ではなく、入学方式で人を向かい入れます。大学を優秀な成績で卒業しても、社会で貢献ができない人は受け入れることができません。社会で貢献をできる1つの条件が、曖昧さと理不尽と共存できるということなのだといえるのかもしれません。

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