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選択理論心理学から
私のいる会社では、新しく部下をもった若手リーダー向けの研修に、2年前から選択心理学の概念を取り入れています。

選択理論心理学というのは、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が提供したもので、すべての行動は自らの選択であると考える心理学です。これに相対する考え方を外的コントロール心理学というとすれば、そちらは人間の行動は外部からの刺激に対する反応であると考え、人の動機付けは外側からされるものであり、人は変えられる存在だということになります。

これに対して、選択理論心理学では行動を選択できるのは自分だけであり、他人に自分の行動を選択されることはないのだという立場に立ちます。

選択理論心理学の中心的概念に「基本的欲求」というものがあります。 人はいつでもどこでもこの基本的欲求を満たすことを求めている存在であることが基本になります。そして、基本的欲求が満たされているときに人はモチベーションが上がり、満たされていない時にモチベーションが下がる存在です。基本的欲求は、誰でもが持つものなのですが、人によってどんな基本的欲求を持つかのかの強弱が異なってきます。

基本的欲求には5つあるとされていますが、それを整理してみましょう。

①愛・所属の欲求 ~誰かと一緒にいたい。満足な人間関係の中にいたい。
②力・価値の欲求 ~他者から認められたい。自分を認めたい。役割を果たし貢献したい。
③自由の欲求 ~自分で決めたい。自分らしさを大事にしたい。
④楽しみの欲求 ~楽しんでいたい。学習し続けたい。ユーモア・好奇心を大切にしたい
⑤生存の欲求 ~安心・安全な状態でいたい。健康でありたい。

5つの基本的欲求は、すべての人が5つそれぞれの要素を持っているものです。しかし、人によってその強弱が異なるのです。自由の欲求が極度に高い人、愛・所属の欲求が極度に高い人、様々な人がいます。しかし、愛・所属の欲求がまったくない人というのはいないと考えられます。

この強弱をきちんと理解・意識して対人関係を作ることができれば、そこでは良好な関係が必ず生まれるでしょう。特にリーダーが、基本的欲求を意識しながら、メンバーと対峙することができれば、メンバーのモチベーションを上げることができるわけです。

基本的欲求の怖いことは、人は何としてもこれを満たしたいと思うところです。どうやってでも人はこれを満たそうとするのです。仮に健全な形で満たせないという状況に置かれた場合、不健全なかたちでも満たそうとする人が出てくるのです。けして悪人ではない人が、服務規律違反や不正を起こす場合がありますが、これは押さえつけられ続けた自分の基本的欲求を満たすための行動である場合も少なくはないでしょう。

私は、自由の欲求が一番強く、楽しみの欲求がその次で、力・価値の欲求/愛・所属の欲求/生存の欲求も、人並みかそれ以上にはあるように思います。トータル欲求量というのはどう考えればいいのでしょうか。わがままなのは間違いないとは思いますが。


《2011年2月1日》 やばい風邪気味です。ずっと焼酎のお湯割りにしました。土日ともにしゃべる仕事なので、のどが痛いのがつらいです。
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【2012/02/01 23:55】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
ありがとうございます。
私自身、ウィリアム・グラッサー氏の本を読んで影響を受けたのですが、とても本質を突いた、深い内容だと感じています。記事を読みながら、改めてそのことを実感しました。
【2012/10/22 20:54】 URL | フランクリンプランナーに挑戦中 #RNLco2p6[ 編集] | page top↑
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