「ズレ」の可視化 ~TEATRO FORUM より
昨日に続いて「TEATRO FORUM(テアトロフォーラム) 人材育成の未来をactする― 最新の人材育成研究を愉しむ!『職場学習の探求』出版記念―"」からもう1つ。

第二部はインプロです。まずは、頭でわかっているということと、実際にやるということは、かくも違うものだということを簡単なワークで体験します。

それから、いよいよ即興劇です。第一部でのポスターセッションの題材がモチーフになります。例えば、OJT。会社の上司が部下に新入社員のOJT指導員をやるように指示します。でも、部下は自分の仕事をこなすことで精一杯、できるかどうか不安になります。関根さんによると、初めてOJT指導員になる人の最大の不安は、時間的制約なのだそうです。なるほど。

そこで上司は人事部から聞いたネットワーク型のOJTの話をします。今のOJTは自分でやらない、周りがみんなでやってくれるから、何もやらなくていいんだ。だから安心してやりなさい、的な感じで。

何となく納得しきれない表情で帰宅する部下、カレーを作る妻から「何もやらないといっても指導員だから責任はあるんじゃないの」と素朴な切り返しがきます。で、部下はますます不安に。

と、ここまでが設定。ここで登場するのは会場から選出されたツッチーです。見事に役者にチャレンジします。部下と上司に対して、正しくOJTを理解させる人事担当者の劇を演じます。ツッチーの演技は身ぶり手ぶりでなかなかダイナミックです。後ろに背後霊のように関根さんついて入れ智慧をしたりもします。大変に楽しい時間だったのですが、あまり文字上での実況中継は上手にできません。残念です。

こんな感じで合計3つの即興劇が続きます。たまたま会場から選ばれた3名の役者は皆さん友達だったので、本当に身を乗り出してみていました。

3つの即興劇が表しているのは「ズレ」です。OJTの考え方を人事部が現場マネージャーに説明をしても、前出のような理解で部下を指導してしまうということが当たり前のように起こるわけです。今回は「ズレ」をかなりデフォルメして見せましたが、現実社会では「ズレ」が可視化されていなかったり、「ズレ」を人事部が見に行かなかったりということで、「ズレ」が放置されてしまっているケースが多々あります。すべての関係者が一生懸命に努力をしているのですが、「ズレ」が解消されていないのでパワーには何1つならないどころか、マイナスや副作用する発生するなんてことが起こっています。

この即興劇から何を学ぶかは人それぞれですが、「ズレ」を可視化させる機会を作ることも上司の大切な役割だなと思いました。これは人事と現場だけではなく、営業担当と顧客であるとか、さまざまな関係性の中で同様のことがいえるはずです。「ズレ」が可視化、顕在化しないと、担当者は正しいと思って違う道に突っ走ってしまうかもしれません。一生懸命やればやるほどマイナスをもたらすかもしれません。でも、意外と「ズレ」は自分では気づかないものです。

自分への戒めもこめて。

《2012年3月21日》ミニミニ【やゑくら】。来月のキャリアデザイン学会の悪だくみをするつもりが、ただの飲み会に……。想定とおりです。
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