新入社員研修の最後、つまり配属通知の直前に何を語ろうか考えています。
いろいろな話がありますが、2つの楽観主義について。誰の話をきいて整理した話なのが、オリジナルは失念していますが、たぶん金井壽宏先生のレジリアンスの話あたりからだったんじゃないかと思います。すみません、不正確で。 ある種の楽観主義は、社会で生きていくためにはとても大切なのだと思います。でも、楽観主義には2つあります。 「何とかなるさの楽観主義」 「何とかするさの楽観主義」 たった一文字違うだけで大きな違いですね。「何とかなるさの楽観主義」は社会では通用しません。それ以前に自分を運とか天とかに任せてしまっており、極めてリスクの高い発想です。楽観というよりも、能天気といえます。本当に運の強い人はこれでもいけるのかもしれません。でも、これで乗り決めている人は、実は「何とかなるさの楽観主義」でやっていると思っているものの「何とかする」行動をとっているのかもしれません。 大事なのは、「何とかするさの楽観主義」。どんな事態に陥っても、たいていのことは「何とかするさ」と思って立ち向かえば「何とかなる」のです。特に新入社員が出会う「大変なこと」なんて、あとから思えばそんなものです。「何とかするさの楽観主義」はとても「しなやかさ」を感じます。しなやかさを兼ね備えれば、人はそうそう簡単にポッキリとは折れません。 「何とかなるさの楽観主義」ではなく、「何とかするさの楽観主義」を貫けるようであれば、安心です。 《2012年4月28日》 季節はずれのお花見。八重桜の木の下で、バーベキューでした。お呼びいただいてありがとうございます。
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