社会に出て経験する第二段階の壁
昨日は【社会に出て経験する第一段階の壁】について改めて整理しました。毎年、新入社員研修で話していることです。で、今度はその壁を少し乗り越えつつあるところでまた出会う【社会に出て経験する第二段階の壁】について整理します。こちらも過去にこのブログでも取り扱ったものです。

【社会に出て経験する第二段階の壁】

① 要領の良さが通用しなくなる
② 自分からの発信ができない
③ PDCAのサイクルがまわせない

第一の壁は、多かれ少なかれ必ず全員が社会に出る際に感じるといっていいでしょうが、第二の壁はそうではありません。早い人は配属してすぐに感じることもありますが、遅い人は30歳になっても感じることがありません。この第二の壁はある意味では「成長プロセス」の一里塚です。ちゃんと真正面から仕事をしていたら、いずれはぶつかるものです。しかし、残念ながらこれらの壁にぶつかるレベルまでもなかなか成長できない人もいるのです。30歳を過ぎてやっと第二の壁にぶつかる人、一生、ぶつからない人、いろいろな人がいます。

①要領の良さが通用しなくなる

立ち上がりの早い新入社員というのはいます。新入社員研修でリーダー的に動ける人もいます。ただ、これらの新入社員の全員が見事に成長するかといえば、そうでもありません。ここで注意したいのが「要領」です。実は新入社員研修や入社初期の頃であれば、多少は「要領」でこなせるところがあります。そして、学生時代にリーダー的に動いていた人には、ある程度の比率で「要領」でこなしてきた人がいます。そんな「要領」のいい人は最初のうちこそ、いい動きができますが、しょせん学生レベルの「要領」です。本格的な仕事になってくるとそんなレベルの「要領」では通じないことを痛感するはずです。新入社員研修も、できる限り「要領」でそつなくこなしていればいいという態度では駄目だということを体感させてあげられるように設計されています。そつない人は、何でも80点レベルをとっていきます。でも必死で100点まで狙おうとはしません。ここの意識変革ができるかできないかが、新入社員研修時の1つのポイントです。

②自分からの発信ができない

素直な新入社員はとても歓迎されます。そして、柔軟に吸収力高く適応していきます。今年の新入社員はいいね、とまわりの良い評判も立ちます。でも、そんな新入社員のうち、しばらくすると自らの発信ができずに苦労し始める人が出てきます。最初は先輩の指示通りに素直に動いていたものの、ある時、先輩はこう聞きます。「で、お前はどう思うの?」。いままで素直に先輩のいうことを聞いて評価されてきた新入社員は押し黙ります。そして、先輩が「よし」といってくれる答えを探そうとします。ビジネスの世界には絶対の答えがないということも認識できずに。
素直に吸収することはとても大切なことです。でも、それだけでは価値をもたらすことはできません。吸収したものをベースに自分が発信しなければいけません。発信する際に、答えを探そうとする態度は発信を鈍らせます。そもそも答えなんかないのです。新入社員研修でも、答えを探そうとする傾向には強いものがあります。ビジネス世界に答えなどないことと、自分の考えを発信するためには常に考えること、常に勉強することが必要であること、などなどは新入社員研修で理解しておいて欲しいことです。

③ PDCAのサイクルがまわせない

あらゆる企業の新入社員研修でPDCAについては学ぶでしょう。でも、新入社員はどれだけ真剣に会得しようとしていることやら。これが何気なく自然に回せるまで身体にしみこませる必要があります。PDCAは仕事を回す基本であるとともに、経験学習理論を引き出すまでもなく、成長のためにも必須のプロセスです。


《2012年4月30日》 黄金週間前半三連休(中日に出社しましたが)も今日まで。明日と明後日は、目茶目茶濃厚な仕事の日がまっています。一週間5日分の仕事を2日でやる週ですから当たり前ですね。


関連記事
スポンサーサイト
【2012/04/30 22:32】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<新人のときの教え | ホーム | 社会に出て経験する第一段階の壁>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://jqut.blog98.fc2.com/tb.php/1607-c408f454
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |